銀歯の下の虫歯の初期症状はどんなもの?
相談者:
はろーさん (30歳:男性)
投稿日時:2019-01-03 11:00:01
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2019-01-03 15:22:12
こんにちは。
>銀歯のインレーの下も虫歯になることが多いと聞きます。
むし歯も何もない所から突然むし歯になることはありません、もしむし歯が見つかったのなら単なる取り残しです。
>銀歯のインレーの下が虫歯になった時の初期症状について教えていただけませんでしょうか?
初期症状は何もありません、歯髄に近接するようになれば歯髄症状がでてきます、具体的にはしみてきます。
>自身の口腔内の健康管理に役立てたいと考えています。
むし歯の取り残しの管理などできません、単なる歯科医のミスです。
>銀歯のインレーの下も虫歯になることが多いと聞きます。
むし歯も何もない所から突然むし歯になることはありません、もしむし歯が見つかったのなら単なる取り残しです。
>銀歯のインレーの下が虫歯になった時の初期症状について教えていただけませんでしょうか?
初期症状は何もありません、歯髄に近接するようになれば歯髄症状がでてきます、具体的にはしみてきます。
>自身の口腔内の健康管理に役立てたいと考えています。
むし歯の取り残しの管理などできません、単なる歯科医のミスです。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-01-04 15:24:27
こんにちは。
通常銀歯は金属ですから歯とは接着しません。
そのため合着するためのセメントというものを一層介して歯の穴(虫歯をしっかり取りきった後にインレーがきちんと嵌るように外開きに形成した穴)にくっつけられています。
歯は摩耗しますが、金属は摩耗しにくく特に保険治療で使用される金銀パラジウム合金は頑丈過ぎるため長期間お口の中で機能し続けると強く当たる部位が出てきたりします。
そうするうちに合着に使用しておいたセメントが割れたり欠けたり溶けたり崩れたりしてきますから、銀歯と歯の間に隙間が生じて来ます。
生じた隙間にはお口の中から細菌の栄養になるものが入ってきますからそこで酸蝕が生じて歯のミネラルが脱灰されるようになります。
それが二次カリエスです。
もしかしたら歯髄側からも脱灰やコラーゲン線維の変性を生じるような質の悪い体液の補給が生じているかもしれませんから、甘いものが好きな人やインスリン抵抗性が高くなっている人はダブルで形態が変わりにくい修復物と劣化したセメントと変成する象牙質面との間に隙間が生じやすくなるのかもしれません。
経緯は様々なのでよくわかりませんが、合着した修復物の下には経時的に隙間と組織変性と細菌感染が認められるようになってくることが知られています。
細菌が増殖しやすい環境があると虫歯(脱灰)は進みます。
しかも外界の刺激と大きく交通するわけではないので本人が気づかないうちに進む事があります。
気づかないと症状が出たときには歯質の余力はすでにないわけですから抜髄の必要性が高くなっているという状態になっていることが多いです。
定期的にメンテナンスや検診に通院されていれば比較的早期に発見してもらえる場合もありますが、実際は銀歯の下はレントゲンでも確認しにくいのでわかりにくいということが多いです。
余計なお世話かもしれませんが歯科医院でお口の中に古そうな銀歯があると、もしかしたら虫歯になっているかもしれないから外して確認してみましょうか?と尋ねられたりする事があるのはそのせいです。
最近は金属代が非常に高騰していますから金属の代用品の樹脂で詰め直す事を勧められる事が増えてきていると思います。
レジンの場合は外開きの穴でなくてもよいですし、歯と直に接着が出来るので隙間が生じにくく二次カリエスになりにくいと言われているように思います。
エナメル質だけでなく象牙質との接着もできる良い時代になっていますから(ちょっと昔は出来ませんでしたが)銀歯から樹脂への詰替えを上手くできるうちに詰め替えておくというのを勧められやすくなってきているように思います。
通常銀歯は金属ですから歯とは接着しません。
そのため合着するためのセメントというものを一層介して歯の穴(虫歯をしっかり取りきった後にインレーがきちんと嵌るように外開きに形成した穴)にくっつけられています。
歯は摩耗しますが、金属は摩耗しにくく特に保険治療で使用される金銀パラジウム合金は頑丈過ぎるため長期間お口の中で機能し続けると強く当たる部位が出てきたりします。
そうするうちに合着に使用しておいたセメントが割れたり欠けたり溶けたり崩れたりしてきますから、銀歯と歯の間に隙間が生じて来ます。
生じた隙間にはお口の中から細菌の栄養になるものが入ってきますからそこで酸蝕が生じて歯のミネラルが脱灰されるようになります。
それが二次カリエスです。
もしかしたら歯髄側からも脱灰やコラーゲン線維の変性を生じるような質の悪い体液の補給が生じているかもしれませんから、甘いものが好きな人やインスリン抵抗性が高くなっている人はダブルで形態が変わりにくい修復物と劣化したセメントと変成する象牙質面との間に隙間が生じやすくなるのかもしれません。
経緯は様々なのでよくわかりませんが、合着した修復物の下には経時的に隙間と組織変性と細菌感染が認められるようになってくることが知られています。
細菌が増殖しやすい環境があると虫歯(脱灰)は進みます。
しかも外界の刺激と大きく交通するわけではないので本人が気づかないうちに進む事があります。
気づかないと症状が出たときには歯質の余力はすでにないわけですから抜髄の必要性が高くなっているという状態になっていることが多いです。
定期的にメンテナンスや検診に通院されていれば比較的早期に発見してもらえる場合もありますが、実際は銀歯の下はレントゲンでも確認しにくいのでわかりにくいということが多いです。
余計なお世話かもしれませんが歯科医院でお口の中に古そうな銀歯があると、もしかしたら虫歯になっているかもしれないから外して確認してみましょうか?と尋ねられたりする事があるのはそのせいです。
最近は金属代が非常に高騰していますから金属の代用品の樹脂で詰め直す事を勧められる事が増えてきていると思います。
レジンの場合は外開きの穴でなくてもよいですし、歯と直に接着が出来るので隙間が生じにくく二次カリエスになりにくいと言われているように思います。
エナメル質だけでなく象牙質との接着もできる良い時代になっていますから(ちょっと昔は出来ませんでしたが)銀歯から樹脂への詰替えを上手くできるうちに詰め替えておくというのを勧められやすくなってきているように思います。
回答3
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2019-01-04 15:35:46
>銀歯のインレーの下が虫歯になった時の初期症状について教えていただけませんでしょうか?
治療後の再発に関して初期症状という表現は使わないと思いますが、とりあえず、再発の際、はじめに出る可能性のある症状と解釈させていただきます。
基本的に、未治療の虫歯と同じです。
しみる、咬むと痛む、ものが詰まる、変色するといったところでしょうか
ただ、治療直後から上記のような症状がすでにある場合もあったりしますので、再発のほうが鑑別診断は困難なことが多いです。
治療後の再発に関して初期症状という表現は使わないと思いますが、とりあえず、再発の際、はじめに出る可能性のある症状と解釈させていただきます。
基本的に、未治療の虫歯と同じです。
しみる、咬むと痛む、ものが詰まる、変色するといったところでしょうか
ただ、治療直後から上記のような症状がすでにある場合もあったりしますので、再発のほうが鑑別診断は困難なことが多いです。
相談者からの返信
相談者:
はろーさん
返信日時:2019-01-05 19:49:50
先生方、貴重なアドバイスありがとうございます。
たいへん参考になりました。
たいへん参考になりました。
タイトル | 銀歯の下の虫歯の初期症状はどんなもの? |
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質問者 | はろーさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯、知覚過敏の痛み 詰め物の下の虫歯(二次カリエス) 二次カリエス(2次的な虫歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。