ips細胞による歯の再生について
相談者:
yshgchさん (24歳:男性)
投稿日時:2019-01-11 00:14:07
回答1
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2019-01-11 00:37:01
端的に結論として、yshgchさんがご存命中に「歯のips細胞による再生」は現実的ではないと思います。
以下の過去ログも参考にされてください。
参考⇒歯を失ってしまった人のための歯の再生技術
個人的には、現状では実用化の目処すら存在しない「歯の再生」を期待して、現状で真に必要な治療を受けられないという方が問題だと思います。
ただ……
>8番の奥歯を失っており
というのが事実であれば、放置で問題ないと思いますが……もしかして8番ではなく7番ではないですか?
以下の過去ログも参考にされてください。
参考⇒歯を失ってしまった人のための歯の再生技術
個人的には、現状では実用化の目処すら存在しない「歯の再生」を期待して、現状で真に必要な治療を受けられないという方が問題だと思います。
ただ……
>8番の奥歯を失っており
というのが事実であれば、放置で問題ないと思いますが……もしかして8番ではなく7番ではないですか?
回答2
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2019-01-11 07:26:21
yshgch さんこんにちは。
8番の奥歯を失っており、入れ歯かインプラントかで悩んでいるのですね。
8番は親知らずなので、放置あるいは対合の歯の抜歯なども両方法になると思います。
歯のips細胞による再生、再生医療により歯の再生はかなり時間がかかると思います。
理由として、歯は軟組織と硬組織で出来ており、比較的軟組織の再生は行われていますが、硬組織は難しい上にエナメル質と象牙質の2重構造までの再生、そして歯髄まで3組織構際限が難しい。
最後に歯の形の再現となると、かなりのステップがあり、現状はインプラント治療が再生医療としては続くのではないかと考えられます。
加えて、出来たとしても、直ぐに安全に臨床が出来るかどうかかなりの時間をかけて臨床治験等が待っているので一般的になるまではかなりの時間を要すると思います。
研究はされていますが、かなり近いうちにips細胞による再生が出来ることは夢物語で、インプラントを埋入するほうが現実的で良いのではないかと思われます。
8番の奥歯を失っており、入れ歯かインプラントかで悩んでいるのですね。
8番は親知らずなので、放置あるいは対合の歯の抜歯なども両方法になると思います。
歯のips細胞による再生、再生医療により歯の再生はかなり時間がかかると思います。
理由として、歯は軟組織と硬組織で出来ており、比較的軟組織の再生は行われていますが、硬組織は難しい上にエナメル質と象牙質の2重構造までの再生、そして歯髄まで3組織構際限が難しい。
最後に歯の形の再現となると、かなりのステップがあり、現状はインプラント治療が再生医療としては続くのではないかと考えられます。
加えて、出来たとしても、直ぐに安全に臨床が出来るかどうかかなりの時間をかけて臨床治験等が待っているので一般的になるまではかなりの時間を要すると思います。
研究はされていますが、かなり近いうちにips細胞による再生が出来ることは夢物語で、インプラントを埋入するほうが現実的で良いのではないかと思われます。
回答3
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2019-01-12 11:15:51
最近、ips細胞を使った再生医療ということがしばしば報道されますが、1件の手術につき数千万円のコストがかかっているといわれております。
それは、一人ひとりの細胞から新しい組織を作るということの手間隙に膨大な費用がかかるからです。
技術革新によって、費用は下がってくる可能性はありますが、10分の1になったとしても、数百万円にはなるでしょう。
工場で同一のものを大量に作るインプラントに比べて、けして同等な金額にまで下がるということはありえないからです。
まして、いまだに確立されていない組織ですので、実用化されるとしても他の先生がお書きのようにいつになるのかなど予測すらできません。
以上のことを考えて見れば、再生医療による歯の治療は、相当非現実的であり、コストに見合うまで歯がない状態を続ける不都合を考えれば、今できる現実的な治療を選択する方が賢明という事になるでしょう。
それは、一人ひとりの細胞から新しい組織を作るということの手間隙に膨大な費用がかかるからです。
技術革新によって、費用は下がってくる可能性はありますが、10分の1になったとしても、数百万円にはなるでしょう。
工場で同一のものを大量に作るインプラントに比べて、けして同等な金額にまで下がるということはありえないからです。
まして、いまだに確立されていない組織ですので、実用化されるとしても他の先生がお書きのようにいつになるのかなど予測すらできません。
以上のことを考えて見れば、再生医療による歯の治療は、相当非現実的であり、コストに見合うまで歯がない状態を続ける不都合を考えれば、今できる現実的な治療を選択する方が賢明という事になるでしょう。
回答4
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2019-01-13 16:46:06
タイトル | ips細胞による歯の再生について |
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質問者 | yshgchさん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 24歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 大学生・短大生・専門学生 |
カテゴリ |
専門的な質問その他 その他(その他) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。