歯を失ってしまった人のための歯の再生技術
相談者:
カタさん (40歳:女性)
投稿日時:2017-07-02 18:12:44
歯がまた生えてくるというような最先端技術ってないんですか?
もし、そのような研究をされていて歯の再生(細胞レベルで歯を育て
る)実現可能になる日は来るのでしょうか??
そうすればインプラント治療、手術とか怖い思いしませんよね...
もし、そのような研究をされていて歯の再生(細胞レベルで歯を育て
る)実現可能になる日は来るのでしょうか??
そうすればインプラント治療、手術とか怖い思いしませんよね...
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-07-02 19:00:51
どうでしょうか?すでに日本や他の国で再生医療で高額な医療費を支払えば実現可能な段階まで来ているのかもしれませんが、安全性についての長期的な検討が必要でしょう。
歯の細胞を育てるとしてもそれを顎骨に植え込むためにはインプラント治療以上に大事な外科治療が必要になるように思いませんか?
例えば、大臼歯などは歯根膜を介在しての骨への定着であれば複数根の根で割と狭い骨にみっちりと生えて踏ん張っているイメージですからね。
どういったものになるのでしょうか?
外科を行う場合受け皿となる骨の形態と健康な粘膜がなければ治療結果はよくないでしょうから、まだまだ並みの歯科医にはとても考えられないレベルの夢物語に思えます。
高度先進医療が適用されたとしても初期はかなり高額な医療費が必要とするのではないかと思いますから、インプラント治療のほうが格安で可能なのではないかな?とも思います。
あまり夢のような話に期待をもたれるのではなく、今ある歯をしっかり大切にされておくのが一番の安上がりで安全性も高いのではないかと思います。
再生歯がきちんと機能でき掃除もしやすいか?といえばそうでもないのではないかと思いますし、歯を事故以外で失ってしまったような人は、再生歯にも不具合が生じ虫歯や歯周病で悩まされることになるのではないかとも思いますし、歯が歯の形態をして再生できたからといってインプラントのように永遠不滅な形態保持が出来るものではないように思いますが。。
歯を失ったならば高額な治療費を出しても再生した歯も失っていくのではないでしょうか?
再生物ならばメンテナンスやお掃除が自分の歯で上手くできていなければ駄目でしょう。
歯の細胞を育てるとしてもそれを顎骨に植え込むためにはインプラント治療以上に大事な外科治療が必要になるように思いませんか?
例えば、大臼歯などは歯根膜を介在しての骨への定着であれば複数根の根で割と狭い骨にみっちりと生えて踏ん張っているイメージですからね。
どういったものになるのでしょうか?
外科を行う場合受け皿となる骨の形態と健康な粘膜がなければ治療結果はよくないでしょうから、まだまだ並みの歯科医にはとても考えられないレベルの夢物語に思えます。
高度先進医療が適用されたとしても初期はかなり高額な医療費が必要とするのではないかと思いますから、インプラント治療のほうが格安で可能なのではないかな?とも思います。
あまり夢のような話に期待をもたれるのではなく、今ある歯をしっかり大切にされておくのが一番の安上がりで安全性も高いのではないかと思います。
再生歯がきちんと機能でき掃除もしやすいか?といえばそうでもないのではないかと思いますし、歯を事故以外で失ってしまったような人は、再生歯にも不具合が生じ虫歯や歯周病で悩まされることになるのではないかとも思いますし、歯が歯の形態をして再生できたからといってインプラントのように永遠不滅な形態保持が出来るものではないように思いますが。。
歯を失ったならば高額な治療費を出しても再生した歯も失っていくのではないでしょうか?
再生物ならばメンテナンスやお掃除が自分の歯で上手くできていなければ駄目でしょう。
回答2
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2017-07-03 00:09:40
カタさん、こんにちは。
誤解があってはならないので……
船橋先生が、
>すでに日本や他の国で再生医療で高額な医療費を支払えば実現可能な段階まで来ているのかもしれませんが
と書かれていますが、日本を含めて、いずれの国でも歯の再生医療(ここでいう「再生」とは、歯周病分野で現に行われているものではなく、あくまで“完全に失われた歯”そのものの再生)は実用段階に至っていません。
というか、実用化の目途すらついていません。
個人的には、21世紀中に現実化できれば御の字ではないか、私が存命中に可能となればいいな、と考えています。
時折、歯の再生医療について、結果のみをセンセーショナルに報じたもの(さらには、内容すら不正確なもの)が報じられることがあります。
しかし、現段階において、失われた歯の再生という意味での「歯の再生医療」は、遠い将来にはいずれ叶うかもしれない“夢の治療”の域を出ません。
歯の再生が可能となる、というのは、医学の歴史が書き換えられるレベルのインパクトをもった、未来の医療です。
以前、別の方のご質問にもコメントした内容ですが、個人的には、歯の再生が実用化するよりも前に、地球外の惑星に生命体が見つかった、という発見の方が早いだろうと考えます。
がっかりさせるコメントで申し訳ありませんが、たまに、
「歯の再生が可能となるまで、歯医者には行かない!歯科治療はしない!」
といった暴論を唱えられる方がおられるので(カタさんのことではありません)、あえてコメントしました。
ご参考にされてください。
誤解があってはならないので……
船橋先生が、
>すでに日本や他の国で再生医療で高額な医療費を支払えば実現可能な段階まで来ているのかもしれませんが
と書かれていますが、日本を含めて、いずれの国でも歯の再生医療(ここでいう「再生」とは、歯周病分野で現に行われているものではなく、あくまで“完全に失われた歯”そのものの再生)は実用段階に至っていません。
というか、実用化の目途すらついていません。
個人的には、21世紀中に現実化できれば御の字ではないか、私が存命中に可能となればいいな、と考えています。
時折、歯の再生医療について、結果のみをセンセーショナルに報じたもの(さらには、内容すら不正確なもの)が報じられることがあります。
しかし、現段階において、失われた歯の再生という意味での「歯の再生医療」は、遠い将来にはいずれ叶うかもしれない“夢の治療”の域を出ません。
歯の再生が可能となる、というのは、医学の歴史が書き換えられるレベルのインパクトをもった、未来の医療です。
以前、別の方のご質問にもコメントした内容ですが、個人的には、歯の再生が実用化するよりも前に、地球外の惑星に生命体が見つかった、という発見の方が早いだろうと考えます。
がっかりさせるコメントで申し訳ありませんが、たまに、
「歯の再生が可能となるまで、歯医者には行かない!歯科治療はしない!」
といった暴論を唱えられる方がおられるので(カタさんのことではありません)、あえてコメントしました。
ご参考にされてください。
回答3
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2017-07-03 07:11:28
カタ さん、こんにちは
再生医療は急速なスピードで進んでいますが、研究には膨大な費用がかかります。
当然ながら命に関わり分野が優先されますので、歯科の分野は後回しになります。
中本先生も言われているように、完全な歯が再生され、実用化されるのはかなり先のことでしょう。
仮に、実用化されても治療費はインプラントよりも高額になると思います。
また、
>そうすればインプラント治療、手術とか怖い思いしませんよね...
私には、再生療法の手術の方がもっと怖いと思います。
再生医療は急速なスピードで進んでいますが、研究には膨大な費用がかかります。
当然ながら命に関わり分野が優先されますので、歯科の分野は後回しになります。
中本先生も言われているように、完全な歯が再生され、実用化されるのはかなり先のことでしょう。
仮に、実用化されても治療費はインプラントよりも高額になると思います。
また、
>そうすればインプラント治療、手術とか怖い思いしませんよね...
私には、再生療法の手術の方がもっと怖いと思います。
相談者からの返信
相談者:
カタさん
返信日時:2017-07-05 21:54:28
ご回答くださった先生方ありがとうございます。
自分らが30年40年後再生歯を入れる時代がくることを夢見てました。
人工知能AIがどんどん進歩するなか、生体の先進医療、先進技術も、勢いを増して細胞から臓器を作り出すことや、3D技術を利用しコピーで同じ臓器を作ることが出来るなど、昔では考えれない様な時代ですよね...
例えば、江戸時代とか比較したら....
歯を失っても何度でも生え変わる生物のDNAを利用応用し人間の歯がまた生えてくる研究をして歯に悩む現代人を救う時代がくるといいですね。
かつてのライト兄弟のように......
いつかひとは飛べることを信じて.....
自分らが30年40年後再生歯を入れる時代がくることを夢見てました。
人工知能AIがどんどん進歩するなか、生体の先進医療、先進技術も、勢いを増して細胞から臓器を作り出すことや、3D技術を利用しコピーで同じ臓器を作ることが出来るなど、昔では考えれない様な時代ですよね...
例えば、江戸時代とか比較したら....
歯を失っても何度でも生え変わる生物のDNAを利用応用し人間の歯がまた生えてくる研究をして歯に悩む現代人を救う時代がくるといいですね。
かつてのライト兄弟のように......
いつかひとは飛べることを信じて.....
タイトル | 歯を失ってしまった人のための歯の再生技術 |
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質問者 | カタさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | その他(その他) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。