大学病院の根管治療でパーフォレーション。これは医療ミスでしょうか?

相談者: うさみみさん (51歳:女性)
投稿日時:2019-01-10 00:21:35
現在、大学病院にて嘔吐反射が強いため静脈麻酔での根管治療を行っているものです。
よろしくお願いします。

本日3回目の治療で、本来なら型取りまでして次回で終了のはずでした。

しかし、治療後今回も上手く進まなかった、また出血があって。。。と。
今回レントゲンを撮ったらしく、神経の管と管の間の部分にリーマを刺してしまい穴が開いていることがわかった、と説明されました。

そこからの出血により片側の管に流れ、もしかしたら歯の半分を取らないといけなくなるかもしれないと言われました。

当然驚愕しましたが、初回の時も出血で良く見えなくて上手く進まなかった、2回目の時もまた出血で途中までしか進まなかった、と聞いていたので、おかしいな、不安だなと思っていたのです。

おそらく初回の時に誤って穴を開けていたんだと思いました。


今回ご相談したいのは、この場合はミスにはならないのか?ということです。
仕方ないことと納得するしかないのでしょうか?

初回から強烈な痛みや腫れが続き、神経を取ったのになぜこんなに痛みが続くのか不思議でしたが、そのせいだったのだろうと思います。

万が一歯を抜かなければいけなくなった場合、本来なら確実に残せる歯だったのに納得できないです。

初回の時に確認しましたが、根に炎症など全くなく、3回で終了する予定でしたので・・・

正直、担当doctorのキャリアはまだ浅いと思われます。
上のdoctorに相談などしているようにも思えない感じです。

病院に相談窓口などないか問い合わせたところ、上のdoctorにつないでくれるそうです。
上の方に直接相談した方が良いでしょうか?

次回4回目は30日に行う予定です。

全身麻酔を何回続けることになるのかも不安です。

ご回答よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2019-01-10 09:24:06
うさみみさん、こんにちは。

>病院に相談窓口などないか問い合わせたところ、上のdoctorにつないでくれるそうです。
>上の方に直接相談した方が良いでしょうか?

パーフォレーションというものは根管治療における偶発症の一つです。
偶発症というものは交通事故のようなもので、どれだけ気を付けていても発生するときは発生してしまいます。
自ら事故を起こしたがる人間はあまりいないと思いますが、ドライバー(歯科医師)によって事故率の高さは変わってきます。

とはいえ、治療を受けた側からするとそういう問題でもないかと思いますので・・・

掛かられている大学病院のお問い合わせなどで、「現在○○先生に診察して頂いているうさみみと申しますが、治療について診療科の責任者の方とお話しさせていただきたいのですが」といった感じでお電話して頂けると、適切な部署に回していただけると思いますよ。

一応大学病院の主目的は「教育」ですので、その教育の一環として若手の歯科医師或いは学生が担当することは多々ありますので、そこはご理解いただけると幸いです。


ご参考程度にしていただければと思います。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2019-01-10 11:21:43
うさみみ さん、こんにちは

>この場合はミスにはならないのか?

三木先生も書かれているように偶発症だと思います。


>仕方ないことと納得するしかないのでしょうか?

術者が注意義務を怠っていたのなら問題です。
しかし、怠っていなければ、申し訳ありませんが納得していただくしかないでしょう。


>万が一歯を抜かなければいけなくなった場合、本来なら確実に残せる歯だったのに納得できないです。

治療をしなければいけないような状態になった時点で、医療の上では100%確実ということはあり得ません。


>初回の時に確認しましたが、根に炎症など全くなく、3回で終了する予定でしたので・・・

予定はあくまでの予定であって、医療では確実に予定どうり進まないことも多々あります。


>正直、担当doctorのキャリアはまだ浅いと思われます。
>上のdoctorに相談などしているようにも思えない感じです。

憶測だはなく、直接お尋ねになられて事実関係を確認して置かれた方が良いと思います。


>病院に相談窓口などないか問い合わせたところ、上のdoctorにつないでくれるそうです。
>上の方に直接相談した方が良いでしょうか?

ご自分のお気持ちに従われれば良いと思います。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: うさみみさん
返信日時:2019-01-10 23:46:54
早速のご回答ありがとうございます。

まずは担当doctorに再度詳しい説明を伺うために、お電話でお話しました。

半分歯を取るの意味がよくわからなかったのでお聞きすると、半分歯を抜いてブリッジをするか、歯を二つに分割して、それぞれ被せるかという方法もあると説明されました。

どうして二つに分割すると存続可能で、一つのままだと存続できないのかの理解が難しく、質問したのですが、歯の真ん中に穴が開いているので、そこから雑菌などで感染するからとの説明がイマイチよくわかりませんでした。
どういうことなのでしょうか?

doctorのお考えは、次回開けてみた時に出血がなくなっていた場合は通常の被せる治療ができると思うとのことでした。
この判断は正しいものでしょうか?

また上のdoctorには相談されてるかの確認をしたところ、出血を確認してもらったとのことでした。

お話の最初のうちは気を遣って話されている感じがしましたが、途中から開き直っているような嫌な感じをうけました。

今回のことが偶発症であったとしても、誤って穴を開けたせいで残せるはずの歯を抜かなければいけなくなるかもしれないのは事実なので、患者に対してもう少し気遣いをしてもいいのでは?と思いました。

前回、責任者の方にお話ししてみては・・・とアドバイスを受けましたが、どの時点で話すべきか悩んでいます。

この段階でお伝えした方が、治療方針などに加わっていただける可能性がありますでしょうか?


現在の歯の状態は腫れもあり、夜になると痛む状態でロキソニンも今日は効きが悪いようです。

よろしくお願いします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2019-01-11 11:25:23
>どういうことなのでしょうか?

恐らくは、根分岐部パーフォレーションを起こしてしまった為、歯根分割を検討されている・・・・という状況かと思いますが、これは一般の方では分かりづらいと思いますので、こちらのサイトを参考にされてみてください。
(参考⇒ルートセパレーション,歯根分割術,歯根分離法


>この判断は正しいものでしょうか?

どうでしょうか。
パーフォレーションの封鎖を適切に行っていれば、そういった事も可能かとは思います。


>この段階でお伝えした方が、治療方針などに加わっていただける可能性がありますでしょうか?

そうですね。
早めの方が相談される側(上司)としては楽だと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2019-01-11 15:21:48
>今回のことが偶発症であったとしても、誤って穴を開けたせいで残せるはずの歯を抜かなければいけなくなるかもしれないのは事実なので、患者に対してもう少し気遣いをしてもいいのでは?と思いました。

なんでもそうなんですが、

1.誰がやっても成功しない
2.成功することが多いがどんなに努力してもすべて成功することは不可能。(上手、下手で差が出る)
3.注意すれば誰でも成功する

といったパターンに分けられると思いますが、

パーホレーションの場合、1は結構あります。「むし歯を取り除いていたらパーホレーションしてしまった」といった場合ですね。
この場合「誤って穴を開けた」という考え自体が筋違いです

あと、3ですが、交通事故はこれになりますかね。
よほど特殊な事例でない限りどちらか一方もしくは両方の過失がありますので。
うさみみさんのケースがおそらく該当しないように思われます。

で、一番多いのが2ですね。
あとどのくらい歯質が残っているか正確にわかる方法が存在しませんので100%避けることは不可能ですし、上手ではない歯科医師だった場合はなおさらです。

ちなみに理由が「下手だったから」ということであれば医療過誤ではないです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: うさみみさん
返信日時:2019-01-12 00:04:20
三木先生、解りやすいご回答いただきまして、ありがとうございます。

いくつかの方法があるかもしれないということは理解できましたが、ベストな判断をしてもらえるかが不安です。

担当のdoctorの説明によると、穴は塞いだので、次回開けてみて出血が止まっていれば普通に被せることができると思うとのことでしたが、通常そういった判断が一般的なのでしょうか?

上の方にお電話するなら早い方がいいとは思っているのですが、それが吉と出るか凶とでるかわからない気がして悩んでいます。

夜になると痛みが強くなります。
回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-01-12 17:32:24
大学病院は研修機関でもありますから、治療の結果や経緯については歯科医の勉強にもなっていきますから、上の方に相談されたほうがよいと思います。

よい環境があっても利用しないならば持ち腐れです。

上に指導役の歯科医がいるのであればご相談されてよいと思います。

パーフォレーションしている部位はMTAセメント保険適用品でないため大学病院では無理かもしれませんが)で塞いでもらうと、予後に期待が持てるかもしれません。

歯の状態は人それぞれなのでどこに問題があったのか?は、ここではわかりませんが、複数の歯科医が考えてくれることでよい結果になるとよいですね。




タイトル 大学病院の根管治療でパーフォレーション。これは医療ミスでしょうか?
質問者 うさみみさん
地域 非公開
年齢 51歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療に関するトラブル
歯科/医療ミス
根の穴・穿孔(パーホレーション)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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