[写真あり] 上前歯4本をe−max冠の予定、神経の有無で見栄えは違う?

相談者: ○れんげ○さん (39歳:女性)
投稿日時:2019-02-19 09:51:04
前歯左右1番2番の計4本にクラウン(e-max)をする予定です。
土台は自分の歯です。

歯を削ったところギリギリ神経に達しなかったため、神経を残して様子見をしている状態です。
2週間ほど経過した現在、違和感(しみる感覚)がまだあり今後の経過次第で抜髄を考えています。

違和感は各歯で差があり、恐らく違和感がなくなり神経を残せる歯と、違和感が残って抜髄する歯が出てくるんじゃないかと思っています。

ネットでe-max冠について検索したところ、透過性に優れていてとても審美性が良い利点の裏で、コアの色が透ける事もあるというような事も書いてありました。

横並びに上前歯4本ですが、神経のある歯とない歯で、見映えに違和感が出るでしょうか?

出るとすれば抜髄した歯が変色してきたらかな、と想像しているのですが、抜髄した歯は必ず変色してくるものなのでしょうか?

写真は削った歯(土台)と、本番の歯のために修正中の仮歯です。

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回答 回答1
  • 回答者
メイクスマイル歯科(東京都文京区)の森田です。
回答日時:2019-02-19 18:13:10
○れんげ○さん、こんにちは。

>違和感は各歯で差があり、恐らく違和感がなくなり神経を残せる歯と、違和感が残って抜髄する歯が出てくるんじゃないかと思っています。

抜髄する歯としない歯ができそうなのですね。

抜髄した歯は経時的にどうしても黄ばんで来ることは避けられないと思います。
しかしそれが歯の色にまで影響してくるのは、あってもかなり先のことになりますので、あまり心配はいらないと思います。

もうご存知とは思いますが、抜髄した歯には心棒(コア)が必要となりますが、コアはファイバーコアを入れてもらってください。

金属を使ってしまうと影が出てしまいます。

審美性の点では、歯茎が退縮してe-max冠と土台となるご自分の歯との境目が見えるようになってしまうと、そこが気になるようになってしまいます。

歯茎が退縮は、日ごろの丁寧な歯磨きでしか防ぐことができません。(歯周病になってしまうと退縮してしまいます。)

きれいな歯が入りましたら、歯磨きも丁寧に続けてください。

参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ○れんげ○さん
返信日時:2019-02-19 21:44:45
森田先生、初めまして。
ご回答ありがとうございます。

抜髄した歯の変色が、クラウンの色にまで影響してくるのはかなり先になるのですね。
すぐには影響しないことに少し安心しましたが、大事に大事にケアも頑張って長持ちさせても、やはりいずれはぶつかる問題となるのですね。

>金属を使ってしまうと影が出てしまいます。

アドバイスありがとうございます。
抜髄の際には必ずファイバーコアでお願いしようと思います。


この前歯は歯軸も変えているのですが、以前別の質問をした時に、
「積極的に抜髄を選択することもある意味正解」
「歯軸を変えたいのであれば諦めた方が良いこともある」
このようなアドバイスをいただいた事があるのですが、抜髄する歯が1本でもあったら、いっそ4本とも抜髄してしまうのもアリなのでしょうか。

それとも暴挙でしょうか。

大事にしっかりケアをして長持ちさせて、いずれ歯の変色の影響が表に出てくるようになっても、ある程度の時間差はあれど正面4本に影響が出るなら気にならないのかな・・・と考えてしまったのですが。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ○れんげ○さん
返信日時:2019-02-20 12:04:50
連続して申し訳ありません。

他の方の過去質問の回答を見ていて、「普段はファイバーコアを使っているが、充分なフェルールが確保出来ない場合や、歯軸を変えている場合にはメタルポストを使用している。」といった先生がいらっしゃいました。

これは一般的な対処なのでしょうか。

それとも先生方個人の経験則からの個人差が大きく現れる対処なのでしょうか。

他の質問にも添付したのですが、元の歯と現在の仮歯の横からの写真を添付します。

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回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-02-20 12:46:18
e.maxも製品として世に出た後徐々に進化してきているので、数十年単位での将来の予測はわからないという感じでしょうか。

抜髄すれば(しなくても)歯の色は徐々に変化するのですが、変化の度合いは人それぞれのように思います。(前歯4本の治療のようですから、犬歯の色や他の歯の色が異なってくるほうが、将来的に気になってこられるかもしれませんし)

透過性が高い素材を使っていると、将来的に予測がつきにくいということがあるので、できるだけ不透過のもので、特に色変わりが予測される部位は遮蔽性の高いコーピング素材でマスキングしておき、表面に向けて透過性のあるセラミックを積層してもらっておくというのがよいかもしれません。

積層ジルコニアや積層e.maxというものです(ちゃんとそれ相応の費用を出されて入ればそのようになっているものと思います)。

金属のコア審美治療では、ほとんど使われなくなっているように思います。
審美的な条件を悪くしてしまいますから、ファイバーコアになるのではないでしょうか?

そのほうが持ちもよいのではないかという期待もありますが、それさえまだ歴史が浅いので、数十年という経過は不確かではないかと思います。

素材も術式も今後もどんどん進化しますから、不具合が生じるときはいずれくるだろうけど、ご自身の歯さえ健康であれば今よりはよりよい治療選択があるだろうと考えておかれればよいのではないでしょうか?

とりあえず治療直後がまず綺麗であることが必要でしょう。

何年か経過され、不具合が生じればまたその時やり変えを考え始められてもよいのではないでしょうか?

(色の変化もご不安かもしれませんが、歯軸が変えてありバイトも深いので抜髄した歯の再根管治療が必要になったり、新たに根管治療が必要になったりします。

下の歯の突き上げが酷くなって歯が動揺してきたり、出っ歯になってきたり、破折や欠けが生じてきたり、歯茎が上に上がって繋ぎ目から下の色との差が気になって来られたり、色々な問題が生じる可能性は常に十年単位であると思います。)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ○れんげ○さん
返信日時:2019-02-20 14:11:11
船橋先生、こんにちは。
ご回答ありがとうございます。

>積層ジルコニアや積層e.maxというものです(ちゃんとそれ相応の費用を出されて入ればそのようになっているものと思います)。

自費だと患者側からは「相応」が見えません。
地域的な差や保証面での差、もちろん提供される技術差もあるでしょうし。
1本8万円ほどですが「相応」なのでしょうか。

e-maxにせよファイバーコアにせよ、長期的経過の観点ではまだまだ歴史の浅い素材なのですね。

>自身の歯さえ健康であれば、今よりはよりよい治療選択があるだろうと考えておかれればよいのではないでしょうか?

そうなのかもしれません。
初めての自費診療で4本も一気にやるため、歯医者に行って支払う金額としては今まで考えたこともない高額な支払いとなるため、貧乏心からあまりにも先のことまで考えすぎなのかもしれません。

クラウンの欠けや割れ、根管治療の心配はしていましたし、ブラックマージンへの心配からメタルフリーは考えていましたが(森田先生も指摘してくださっていましたが)、歯茎が後退すれば抜髄した歯の変色部が見えてくるのだから「メタルフリーにしたからマージンは安心☆」という問題でもないのだな、と気付きました。
(ケアをしっかりしていけば避けられうる問題ではありますが)

ましてや、出っ歯になったのにはなっただけの口腔環境というか原因があるのだから、歯軸を変えて見た目整えてもまた出てきちゃう可能性だってあるんだと、悪い意味で目からウロコです。

そう思うと、あまりにも先のことは心配してもしょうがないなと思えました。

当面の問題として抜髄に関しては引き続き悩もうと思いますが、あまりにも先のことへの心配のし過ぎはやめようと思います。
1本でも要抜髄なら4本とも抜髄なんて発想、暴挙すぎますねw



タイトル [写真あり] 上前歯4本をe−max冠の予定、神経の有無で見栄えは違う?
質問者 ○れんげ○さん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 支台築造その他
クラウン(差し歯・被せ)その他
その他(写真あり)
クラウンの変色・着色・色の問題
回答者




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