歯の根元治療にイオン導入は効果ありますか?
相談者:
ライラック1027さん (53歳:女性)
投稿日時:2019-04-10 20:11:44
いつも拝見させていただいています。
私は近所の歯医者さんに通って歯の経過観察してもらっていたのですが(その歯医者さんは根元治療に消極的)、痛みが増して、現在は他院で自費診療してもらっています。
その奥歯は3回目の根元治療中ですが、根元の膿を消滅させるためにイオン導入治療を三回済んだところですが、痛みが増すばかりです。
歯茎はそこだけプクっと硬く膨らんで、レントゲンを見ると根元だけでなく、歯と歯茎の隙間も黒く影が写っていました。
また歯を削る時に、歯の根元にヒビが見られ、最終的にはセメントをつめて歯を残しましょうと言われていますが、今は痛みや腫れが修まらず顎のあたりが痺れる感覚があります。
先生には治療中は刺激をしているので一時的に痛みは酷くなりますが、鎮痛剤で対処していきましょうと言われています。
私は持病があり、お医者様や医療には詳しいつもりでしたが、歯医者さんにはめっきり自信がなくなってしまい、ご相談させて頂きました。
イオン導入で根元の膿が退治できるのか、セメントで固めて歯を残して治療してはたして上手く行くのか、ご相談させてくださいませ。
私は近所の歯医者さんに通って歯の経過観察してもらっていたのですが(その歯医者さんは根元治療に消極的)、痛みが増して、現在は他院で自費診療してもらっています。
その奥歯は3回目の根元治療中ですが、根元の膿を消滅させるためにイオン導入治療を三回済んだところですが、痛みが増すばかりです。
歯茎はそこだけプクっと硬く膨らんで、レントゲンを見ると根元だけでなく、歯と歯茎の隙間も黒く影が写っていました。
また歯を削る時に、歯の根元にヒビが見られ、最終的にはセメントをつめて歯を残しましょうと言われていますが、今は痛みや腫れが修まらず顎のあたりが痺れる感覚があります。
先生には治療中は刺激をしているので一時的に痛みは酷くなりますが、鎮痛剤で対処していきましょうと言われています。
私は持病があり、お医者様や医療には詳しいつもりでしたが、歯医者さんにはめっきり自信がなくなってしまい、ご相談させて頂きました。
イオン導入で根元の膿が退治できるのか、セメントで固めて歯を残して治療してはたして上手く行くのか、ご相談させてくださいませ。
回答1
杉原歯科クリニック(杉並区・上高井戸)の杉原です。
回答日時:2019-04-11 14:33:34
>イオン導入で根元の膿が退治できるのか
根管治療に補助的に使用することはあるようですが、あまり一般的ではないと思います。
殺菌効果はあるようですが、よく分かりません。
>セメントで固めて歯を残して治療してはたして上手く行くのか
ヒビの場所や程度にもよりますが、将来的には抜歯も覚悟しておいた方が良いと思います。
ご参考まで・・・
根管治療に補助的に使用することはあるようですが、あまり一般的ではないと思います。
殺菌効果はあるようですが、よく分かりません。
>セメントで固めて歯を残して治療してはたして上手く行くのか
ヒビの場所や程度にもよりますが、将来的には抜歯も覚悟しておいた方が良いと思います。
ご参考まで・・・
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2019-04-11 18:25:11
根元の治療=根管治療でしょうか
根管治療中に、根管内部に膿が上がって(根管内にあふれてくる、あるいは、アブソーベントポイント(綿栓)に膿が付着することがあります。
前者は炎症が強い場合におこり、後者は炎症が弱い慢性瀰漫性の物と言えるでしょう。
しかしながらそう頻度の多いものではありません。
よく膿を取るとかの表現が見られますが、少量が根尖部に生じたとしても、見る事が出来ず、多くは想像でしかありません。
しかも生じていたとしても、体は、分解、吸収してくれるものです。
経験上、他院からの転院してきた人を、診させてもらった私なりの感想は、歯科医による膿の説明は、あてにならない、です。
「根元の膿を消失」させるという語句は、歯科医の説明でのことでしょうか。
はっきり、目にすることができるようなことでしたか、見せてくれましたか。
歯頸部の歯肉との境目に生じてくるようなものですと歯根破折が疑われ、保存は不可能です。
大量の膿は、吸い取るなどの除去をしますが、あくまでも対症療法です。
炎症の原因をなくすることで、膿は生じません。
「歯の根元にヒビが見られ」でしたら、イオン導入は無意味です。
ヒビの部分、あるいは滲みこんだ浸出液を伝わって、電流が漏えいするからです。
根管治療中に、根管内部に膿が上がって(根管内にあふれてくる、あるいは、アブソーベントポイント(綿栓)に膿が付着することがあります。
前者は炎症が強い場合におこり、後者は炎症が弱い慢性瀰漫性の物と言えるでしょう。
しかしながらそう頻度の多いものではありません。
よく膿を取るとかの表現が見られますが、少量が根尖部に生じたとしても、見る事が出来ず、多くは想像でしかありません。
しかも生じていたとしても、体は、分解、吸収してくれるものです。
経験上、他院からの転院してきた人を、診させてもらった私なりの感想は、歯科医による膿の説明は、あてにならない、です。
「根元の膿を消失」させるという語句は、歯科医の説明でのことでしょうか。
はっきり、目にすることができるようなことでしたか、見せてくれましたか。
歯頸部の歯肉との境目に生じてくるようなものですと歯根破折が疑われ、保存は不可能です。
大量の膿は、吸い取るなどの除去をしますが、あくまでも対症療法です。
炎症の原因をなくすることで、膿は生じません。
「歯の根元にヒビが見られ」でしたら、イオン導入は無意味です。
ヒビの部分、あるいは滲みこんだ浸出液を伝わって、電流が漏えいするからです。
タイトル | 歯の根元治療にイオン導入は効果ありますか? |
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質問者 | ライラック1027さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 53歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根管治療の失敗・再治療 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。