過去の根管治療で根に穴、インプラントにする場合の紹介状

相談者: たなあきさん (30歳:男性)
投稿日時:2019-05-07 18:13:28
こんにちは。

以前神経を抜いた下の奥歯6番が痛むため、近所の歯医者に行ったところ

・歯の根の又の部分に穴が開いてしまっている。
・以前の治療(今回とは別の病院)の際に、誤って穴があけられてしまった可能性がある。
・穴を埋め、被せものをすることもできるが長く持たない可能性が高い。
・今の段階でインプラントをすることも一つの選択肢だと思うので、今後どういった治療を希望するのか考えてきてほしい。

と言われました。


もし歯を失うのなら、私本人としては決して積極的というわけではありませんがインプラント治療を選択しようと思います。

もちろん自分の歯を残せるのなら残したいです。
しかし、予後が悪い可能性が高いということなので、非常に迷っており、どの治療を選択するのか決めかねています。

そのため、セカンドオピニオンとして近くの大学病院に意見を聞き行くことを考えています。
そしてインプラント治療を受けることになるのであれば、その大学病院で受けようと思っています。



そこで質問です。

1.予後によってはインプラント治療を受けたいが、まだ決めたわけではない。
場合によっては被せものによる治療を選択するかもしれない。

2.今回かかった病院にも設備があり、実績は不明だがインプラント治療を行っている。


@この場合、大学病院の「インプラント科」に紹介状を書いていただくことはできるのでしょうか?

「インプラント科」宛の紹介状にこだわる理由は、その大学病院の予約システム上予約が非常に取りやすくなるからです。



Aまた、そもそも安易にインプラント治療を選択せず、予後が悪くても可能な限り自分の歯を使い続けるべきなのでしょうか?


以上よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2019-05-07 18:36:14
たなあきさん、こんにちは。

@この場合、大学病院の「インプラント科」に紹介状を書いていただくことはできるのでしょうか?

その先生に寄るかもしれませんが・・・
患者からその申し出があったのであれば、我々歯科医師に紹介を拒否する権利はありません。
ですので、本来であれば可能です。

ただ、先生によっては断ってくる方もいるかもしれません。
もし断られてしまった場合は、今度はインプラントを行っていない歯科医院を受診し、紹介して頂けば宜しいのではないでしょうか?



Aまた、そもそも安易にインプラント治療を選択せず、予後が悪くても可能な限り自分の歯を使い続けるべきなのでしょうか?

そうですね。
私としてはご自身の歯をなるべく残した方が良いかと思います。

現在の状態(パーフォレーションと言います。)になってしまっている歯に対するアプローチはいくつかありますが、その歯の治療を行う分野の事を「歯内療法」と言います。

この分野は先生によって考え方はもちろん器具機材・治療方法が大きく異なり、その結果成功率も大きく変わってきます。

そのため、成功率に拘りがあるのであれば、「歯内療法専門医」の先生に診査して頂いては如何でしょうか?


もちろん、専門医だからと言って成功率は100%にはなりませんが、それでも残せる可能性は比較的高くなると思います。


ご参考程度にしていただければと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-05-08 01:37:34
こんにちは。

根分岐部病変に対する処置法はいくつかあります。
例えば分岐部の病変を全て取り除く歯根分割です。
分割した後の条件が悪すぎれば悪い方の根だけを抜根する方法もあります。

また第3大臼歯が残っていれば移植する方法もあります。
もちろんパーフォレーションリペア(穴を歯内から塞ぐ方法)もあります。

それぞれ得意分野が先生によって分かれるのでいくつかの選択肢から、先生と患者さんで考えて選択し施術される事になるでしょう。


かかりつけ歯科医院の先生にご自身の口腔を任せたいとお考えであればその歯科医師によく相談されるとよいでしょう。

個人的には色々な方法があるので、別に歯内療法専門医である必要は低いのではないかと思います。
またこの辺りはよくわかりにくいのですが、歯内療法の認定制度は民間の制度ですから表示は出来ないのではないかと思います

(何が何やら全くどうなってるのか?歯科医でもよくわかりません。
歯科医師会からは国の専門医制度に関しては表示可能とされていると思います。)


インプラント大学病院よりも一般開業医の方が多数しているかもしれませんし専門的な勉強をしているかもしれません。
大学病院でご相談されるのはよいでしょうが施術となるとどうなのかな?という場合もあるかもしれません。

患者配当制ですから経験が少ない先生が担当になり担当した先生はそのうち移動したりやめたりするかもしれません。

メンテナンスは予防歯科で全顎的にやることになるかもしれません。
それぞれの科の連携はどうなのかな?等の疑問もありますから出来れば通院しやすい歯科医院でメンテナンスも含めて、同じ歯科医院内でチェックが行き届く方がよいかもしれませんね。

大学病院によってシステムは異なりますからオススメを尋ねてみてください。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2019-05-08 07:12:15
たなあき さんこんにちは。

以前神経を抜いた下の奥歯6番が痛むため、近所の歯医者に行ったところ問題があり、歯を残して治療を進めていくか、インプラント治療にするかお悩みなのですね。


>@この場合、大学病院の「インプラント科」に紹介状を書いていただくことはできるのでしょうか?

患者から申し出があれば、書いてもらえるとは思います。
まずは、歯内治療の専門家に紹介状を書いてもらって、歯を温存できるか診てもらう方が良いように思います。

そこで抜歯になった場合は、根の治療の先生にインプラント科を紹介しておらうのも方法ですね。



>Aまた、そもそも安易にインプラント治療を選択せず、予後が悪くても可能な限り自分の歯を使い続けるべきなのでしょうか?


予後が悪いかは歯内療法の先生に診てもらうと分かると思います。

また、抜歯になった場合、インプラント以外にも親知らずが余っていたら歯牙移植も選択になりますが、行っている先生はインプラントよりも少ないので探す方が大変かもしれませんが、大学病院であれば大丈夫でしょうね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たなあきさん
返信日時:2019-05-08 12:27:08
先生方ご返信ありがとうございます。


今回見てもらった歯科医は専門医や認定医(日本歯内療法学会)ではなく、学会にも所属していないようですが、他の歯科医院から週1で派遣(?)され、根管治療等を専門的に行っている方のようです。


また、問題の歯についての追加情報ですが、その歯科医によれば、

・根の分岐部分(前側)に穿孔がある
・歯を通常よりも大きく削られてしまっていて、歯が薄い
・根を2本(前側)再度治療した(これにより痛みが治まりました)が、奥側にも根があるはずだが見つからない。
CTスキャンでも判然としない。
・歯を通常より大きく削られたのは、これが原因かもしれない。

とのことです。


もちろん実際に見てみないとわからないことが多々あると思いますが、次の予約までまだ一週間以上あり、不安が尽きないため追加で質問させてください。


@専門医や認定医を含め歯内療法学会に所属されている先生とそうでない先生とでは能力的な差が大きいのでしょうか?


A予後が悪いとしても穿孔のある歯を治療(被せもの)して、使い続けるデメリットはどんなものがあるでしょうか?

実際の技術力云々は置いといて、根管治療を専門的に行っているということは安易にインプラントにせず、自歯を使い続けるべきと考えそうなものです。

被せものにもできるとしながら、インプラントも選択肢の一つとするのはどんな理由だと思いますか?
(直接聞くべきなのはわかっていますが・・・)


B根管治療は難易度が高いですか?
穿孔は仕方がないことと考えるべきなのでしょうか?


以上よろしくお願いいたします
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2019-05-08 13:18:49
どれくらい健全な歯質が残って、咬合力とかの負担に耐えられるのか?でしょうね。

そこは、実際に拝見して見なければ分からないので、何とも言えませんが、健全歯質次第だと思います。


顕微鏡で治療される歯内療法専門医を探されるのが良いと思いますが、その場合自費治療になると思いますので、そこをどう受け入れるか、だと思います。

歯質が薄ければ、咬合負担とかに耐えられす歯根破折になってしまい、そうなると骨が失われたりして、より病状が大きくなってしまいますので、何処で決断されるのか?は誰にとっても非常に難しいことだと思います。


インプラントにされる場合、抜歯即時インプラントで、1回の手術で全部終わらせられる治し方もできるのでは、と思います。

どちらが良いのか、ご相談できる先生を見付けて、良くお考え下さい。




タイトル 過去の根管治療で根に穴、インプラントにする場合の紹介状
質問者 たなあきさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
インプラントその他
歯根分割(ルートセパレーション)
根の穴・穿孔(パーフォレーション)
根の穴・穿孔(パーホレーション)
回答者




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