6歳、受け口の治療法について
相談者:
紅子ちゃんさん (33歳:女性)
投稿日時:2019-06-10 22:26:43
現在6歳の男の子です。
小学校の健診で歯並び、噛み合わせでひかかり歯科受診の用紙を貰ってきました。
父親が受け口だったため子供の歯も気をつけて見てました。
素人目では前の歯と下の歯が綺麗に噛み合ってるようにみえます。
どちらかが極端に出ている感じはありません。
受け口を治療するなら早めにと思い、素人ではわからないならプロに早めに見つけてもらおうと、3歳児健診の時と一年前の歯科受診、それぞれ違う先生に受け口について尋ねており、両方ともに今は気にならない程度です。
と言われました。
そして今回紙を貰ってきたので、正直今までの期間は何だったのだ!と思いました。
治療ならムーシールドで治療させてあげたかったのですが、現在の年齢は6歳です。
まだ乳歯も一本も抜けておらず、一本のみ下の歯に少しグラつきはあります。
そこでお伺いさせてください。
1、息子の場合、年齢などからしてどのような治療法が1番多いでしょうか?
2、またそれぞれの治療期間、痛みなど教えて頂けたらと思います。
長文失礼しました。
小学校の健診で歯並び、噛み合わせでひかかり歯科受診の用紙を貰ってきました。
父親が受け口だったため子供の歯も気をつけて見てました。
素人目では前の歯と下の歯が綺麗に噛み合ってるようにみえます。
どちらかが極端に出ている感じはありません。
受け口を治療するなら早めにと思い、素人ではわからないならプロに早めに見つけてもらおうと、3歳児健診の時と一年前の歯科受診、それぞれ違う先生に受け口について尋ねており、両方ともに今は気にならない程度です。
と言われました。
そして今回紙を貰ってきたので、正直今までの期間は何だったのだ!と思いました。
治療ならムーシールドで治療させてあげたかったのですが、現在の年齢は6歳です。
まだ乳歯も一本も抜けておらず、一本のみ下の歯に少しグラつきはあります。
そこでお伺いさせてください。
1、息子の場合、年齢などからしてどのような治療法が1番多いでしょうか?
2、またそれぞれの治療期間、痛みなど教えて頂けたらと思います。
長文失礼しました。
回答1
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2019-06-10 23:21:01
反対咬合の原因のほとんどは、上下顎の成長の不調和が絡んでいると考えられます。
上顎骨が小さい、あるいは下顎骨が大きいということが観察されます。
したがって、治療を考えるのであれば、上顎骨を大きくするか下顎骨の成長を抑えるということがあげられるでしょう。
上顎骨を大きくするという装置としては、上顎前方牽引装置と言うものがあります。
単純に言えば、お面のような装置からゴムで口腔内に装着したフックを引っ張るというものです。
上顎骨の成長は8歳から10歳程度で終了すると考えていますので、それまでの期間使うということになるでしょう。
一方、下顎の成長を抑えるという装置は、チンキャップというものを用いていました。
かぶった帽子から顎にかけたキャップをゴムで引っ張るという装置です。
下顎の成長は、おおむね中学校いっぱいは続くと考えていますので、最大それぐらいの期間を使うということで以前は用いていました。
ただ、最近では、それだけやったとしても、下顎の成長は抑えられないということで使わないようになっております。
前歯部が反対で噛んでいるようであれば、それによって下顎骨が前方に誘導され、そのことによって成長が促進してしまう、あるいは上顎骨の前方成長が抑制されてしまうということから、まず反対にかんでいる歯を正常被蓋に戻すということを企図いたします。
しかし、お書きのようにきれいにかみ合っているように見えているのであれば、反対にはあなっていないものと考えられます。
そういう咬合状態であれば、ムーシールドを用いたとしても、それほど変化はないのではないかと考えられます。
ということから考えれば、今行うのであれば、上顎前方牽引ということになろうかと思います。
とは言いましても、これをやればみるみるよくなるというわけではなく、いくらやってもあまり変化がなく、結局そのまま、あるいは成長期にはさらに下顎が出てしまうということもないとは言えません。
仮に、成長期に下顎が大きく成長してしまうのであれば、その時は手術を伴った矯正治療も必要になるということはあります。
手術を伴う治療を行うということになれば、高校生以降ということになりますので、10年ほど先ということになります。
とても長い期間の治療ということになります。
成長とともに現れてくるものですから、今現在あるいは過去1,2年の間に、半年なり1年ぐらい何かをやっておけばあとは大丈夫というものはないとお考えいただいたほうがよろしいかと思います。
もちろん、矯正専門の先生に見ていただいたうえで、しっかりと診断していただく必要はあります。
上顎骨が小さい、あるいは下顎骨が大きいということが観察されます。
したがって、治療を考えるのであれば、上顎骨を大きくするか下顎骨の成長を抑えるということがあげられるでしょう。
上顎骨を大きくするという装置としては、上顎前方牽引装置と言うものがあります。
単純に言えば、お面のような装置からゴムで口腔内に装着したフックを引っ張るというものです。
上顎骨の成長は8歳から10歳程度で終了すると考えていますので、それまでの期間使うということになるでしょう。
一方、下顎の成長を抑えるという装置は、チンキャップというものを用いていました。
かぶった帽子から顎にかけたキャップをゴムで引っ張るという装置です。
下顎の成長は、おおむね中学校いっぱいは続くと考えていますので、最大それぐらいの期間を使うということで以前は用いていました。
ただ、最近では、それだけやったとしても、下顎の成長は抑えられないということで使わないようになっております。
前歯部が反対で噛んでいるようであれば、それによって下顎骨が前方に誘導され、そのことによって成長が促進してしまう、あるいは上顎骨の前方成長が抑制されてしまうということから、まず反対にかんでいる歯を正常被蓋に戻すということを企図いたします。
しかし、お書きのようにきれいにかみ合っているように見えているのであれば、反対にはあなっていないものと考えられます。
そういう咬合状態であれば、ムーシールドを用いたとしても、それほど変化はないのではないかと考えられます。
ということから考えれば、今行うのであれば、上顎前方牽引ということになろうかと思います。
とは言いましても、これをやればみるみるよくなるというわけではなく、いくらやってもあまり変化がなく、結局そのまま、あるいは成長期にはさらに下顎が出てしまうということもないとは言えません。
仮に、成長期に下顎が大きく成長してしまうのであれば、その時は手術を伴った矯正治療も必要になるということはあります。
手術を伴う治療を行うということになれば、高校生以降ということになりますので、10年ほど先ということになります。
とても長い期間の治療ということになります。
成長とともに現れてくるものですから、今現在あるいは過去1,2年の間に、半年なり1年ぐらい何かをやっておけばあとは大丈夫というものはないとお考えいただいたほうがよろしいかと思います。
もちろん、矯正専門の先生に見ていただいたうえで、しっかりと診断していただく必要はあります。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-06-11 07:36:33
こんにちは。
矯正歯科や小児歯科を受診されましたか?
検診では噛み合わせの異常を発見して、歯科受診を促す事になっていると思います。
そこで口腔機能に異常があったり舌小帯が短いとか寝方が悪いとか、鼻が詰まっているとか、舌の力が弱いとか、色々な事を詳細に診断して改善できるように導く事になっています。
下顎前突は遺伝性が強いと考える事が出来るのは、そういう色々な因子が重なって成長方向を決定しているからでしょう。
日本人の受け口の場合、上顎の発育が悪い事が多いと言われていますから、成長期には上顎の成長を抑制しない環境を作る事をすると思います。
奥歯はクロスバイトではありませんか?
前歯だけの問題ではない場合もありますから、矯正治療を行っている通院しやすい歯科医院を受診して、しっかり診てもらう事が望まれると思います。
治療になれば多くのケースで長期化します。
治療には親子で協力が必要になるでしょう。
矯正歯科や小児歯科を受診されましたか?
検診では噛み合わせの異常を発見して、歯科受診を促す事になっていると思います。
そこで口腔機能に異常があったり舌小帯が短いとか寝方が悪いとか、鼻が詰まっているとか、舌の力が弱いとか、色々な事を詳細に診断して改善できるように導く事になっています。
下顎前突は遺伝性が強いと考える事が出来るのは、そういう色々な因子が重なって成長方向を決定しているからでしょう。
日本人の受け口の場合、上顎の発育が悪い事が多いと言われていますから、成長期には上顎の成長を抑制しない環境を作る事をすると思います。
奥歯はクロスバイトではありませんか?
前歯だけの問題ではない場合もありますから、矯正治療を行っている通院しやすい歯科医院を受診して、しっかり診てもらう事が望まれると思います。
治療になれば多くのケースで長期化します。
治療には親子で協力が必要になるでしょう。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2019-06-11 12:54:12
こんにちは。
お子様の受け口心配ですよね、また今までの受診歴にも不信を感じられるのはもっともなことです。
受け口といっても一括りにはできません、正確な診断と適切な治療方法が必要です、ネット情報で安易に治療方法を決めるのは成長発育が絡んでいるのでお勧めできません、間違った診断と治療ではきれいに治るものも治りません、時間軸を考えながら治療方法を考えるべきです。
また治療期間が長引くような方法を選んでしまうと子供さんが矯正治療を嫌がるようになります、それが思春期に重なれば治療どころではなくなるかもしれません。
>1、息子の場合、年齢などからしてどのような治療法が1番多いでしょうか?
診断をしないと何とも言えません、それと一番重要なのは子供さんの理解です、嫌がるのを無理やり始めると悲惨なことになります。
>2、またそれぞれの治療期間、痛みなど教えて頂けたらと思います。
この情報だけで治療期間については何とも言えません。
お子様の受け口心配ですよね、また今までの受診歴にも不信を感じられるのはもっともなことです。
受け口といっても一括りにはできません、正確な診断と適切な治療方法が必要です、ネット情報で安易に治療方法を決めるのは成長発育が絡んでいるのでお勧めできません、間違った診断と治療ではきれいに治るものも治りません、時間軸を考えながら治療方法を考えるべきです。
また治療期間が長引くような方法を選んでしまうと子供さんが矯正治療を嫌がるようになります、それが思春期に重なれば治療どころではなくなるかもしれません。
>1、息子の場合、年齢などからしてどのような治療法が1番多いでしょうか?
診断をしないと何とも言えません、それと一番重要なのは子供さんの理解です、嫌がるのを無理やり始めると悲惨なことになります。
>2、またそれぞれの治療期間、痛みなど教えて頂けたらと思います。
この情報だけで治療期間については何とも言えません。
回答4
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2019-06-11 14:14:11
紅子ちゃんさん、こんにちは
お父様もということで、年齢的に考えても骨格性が疑われるかもしれません。
もし、骨格性の下顎前突なら、外科矯正も視野に入れてけんん投資なければならないこともあります。
骨格性ですと、小児の頃にアプローチしてもほとんど効果はりません。
(上顎骨の劣成長で、上顎骨の前方牽引は効果あるかもしれませんが)
骨格性なら、最終的な治療の終わりは早くとも18〜20歳ごろとなってしまいますので、治療開始は、中高生になってからでも良いかと思います。
今のうちにかかって、どのような状況かを把握しておいて、中高生まで経過観察してもらうのも良いかもしれません。
お父様もということで、年齢的に考えても骨格性が疑われるかもしれません。
もし、骨格性の下顎前突なら、外科矯正も視野に入れてけんん投資なければならないこともあります。
骨格性ですと、小児の頃にアプローチしてもほとんど効果はりません。
(上顎骨の劣成長で、上顎骨の前方牽引は効果あるかもしれませんが)
骨格性なら、最終的な治療の終わりは早くとも18〜20歳ごろとなってしまいますので、治療開始は、中高生になってからでも良いかと思います。
今のうちにかかって、どのような状況かを把握しておいて、中高生まで経過観察してもらうのも良いかもしれません。
タイトル | 6歳、受け口の治療法について |
---|---|
質問者 | 紅子ちゃんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 小児矯正(子供の矯正) 子供の歯並び 子供の歯列矯正 下顎前突(受け口) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。