上顎片側歯列の咬耗が激しい
相談者:
はにわ07さん (33歳:女性)
投稿日時:2020-04-23 08:00:18
物を咀嚼する際、右側で噛む癖があったことから、顎関節症になってしまいました。
右側の上顎の歯の咬耗が激しく、右側の噛み合わせに違和感があります。
口を閉じるときにまず最初に右側の上下智歯が接触し、それも違和感があります。
右側の咀嚼筋も緊張度が高く、耳の少し前の方から引っ張りあげられているような感覚があります。
日中、かかりつけ医から渡されている、咀嚼筋を緩める目的のマウスピースをつけており、歯が接触する感覚が自覚できるため、TCHは起こっていないように思います。
ところが、右側の上顎歯列を指で軽く支えたり、少し厚みのある紙のようなものを噛んでみたりすると違和感が嘘のように消え、顎関節症を発症する前の状態に戻ったような感覚を覚えます。
そこで、マウスピースで咬合違和感を解消できないか、考えています。
素人考えで申し訳ないですが、ほとんど咬耗がなく、咬合違和感のない左側歯列だけ型を取り、左右対称な歯列のマウスピースを3Dプリンターなどで作って、日中に装着できないかと思います。
このようなことは可能かどうか、また科学的に効果が認められることなのか、ご回答お願い致します。
また、他の案もありましたら 教えていただけたらと思います。
右側の上顎の歯の咬耗が激しく、右側の噛み合わせに違和感があります。
口を閉じるときにまず最初に右側の上下智歯が接触し、それも違和感があります。
右側の咀嚼筋も緊張度が高く、耳の少し前の方から引っ張りあげられているような感覚があります。
日中、かかりつけ医から渡されている、咀嚼筋を緩める目的のマウスピースをつけており、歯が接触する感覚が自覚できるため、TCHは起こっていないように思います。
ところが、右側の上顎歯列を指で軽く支えたり、少し厚みのある紙のようなものを噛んでみたりすると違和感が嘘のように消え、顎関節症を発症する前の状態に戻ったような感覚を覚えます。
そこで、マウスピースで咬合違和感を解消できないか、考えています。
素人考えで申し訳ないですが、ほとんど咬耗がなく、咬合違和感のない左側歯列だけ型を取り、左右対称な歯列のマウスピースを3Dプリンターなどで作って、日中に装着できないかと思います。
このようなことは可能かどうか、また科学的に効果が認められることなのか、ご回答お願い致します。
また、他の案もありましたら 教えていただけたらと思います。
[過去のご相談]
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-04-23 11:19:49
こんにちは。
片側噛みの習慣から顎関節症になったという診断が歯科医からなされたのでしょうか?
右側と左側では歯の接触面積が異なる歯並びになっていた為に摂食能率が高い右側が主咀嚼則になっていたのでしょうか?
噛み合わせの診断は受けられたのでしょうか?
咀嚼筋の緊張を緩和する為にスプリント(マウスピース)を利用する事はよく行われていると思います。
夜間だけでなく日中もご使用されていると噛み合わせに変化が生じて来そうですね。
長期間使用されていると最終的に噛み合わせを変える治療が必要になってくる可能性もありそうです。
時々マウスピースを貼り付ける治療をされているケースも見かけますが、最終的に樹脂は汚れが酷くなるので最終修復物に置き換える大掛かりな治療で口腔内の衛生状態を維持する必要が生じて来ると思います。
耳をぐるぐる回して揉んでみるだけでも咀嚼筋の緊張がほぐれて来ることもありますから、噛み合わせが大きく変化しないうちに上手く症状を緩和する方法を見つけられると良いのですが、どうでしょうか?
> マウスピースで咬合違和感を解消できないか、考えています。
> 素人考えで申し訳ないですが、ほとんど咬耗がなく、咬合違和感のない左側歯列だけ型を取り、左右対称な歯列のマウスピースを3Dプリンターなどで作って、日中に装着できないかと思います。
これを行い症状が緩和するからと長期間使用されていると最終的に矯正治療か全顎補綴が必要になる可能性が生じやすくなると思います。
それを前提にスプリント利用するという治療法もあります。
コピー法で片側マウスピースを3Dプリンターで作っても上手く適合するかは疑問がありますが、行ってくれる歯科医院はゼロではないかもしれませんね。
しかし、治療法や作成法を指定しての治療は、まずそういう煩雑な治療を行ってくれる歯科医院を探し出す事が出来るのか?からになるので現実的ではないですよね?
つまり、思いつく事はできてもご自身が何もできないのですから無理だと思います。
おかかりになっている歯科医に専門的な事はお任せする以外ないですよね。
片側噛みの習慣から顎関節症になったという診断が歯科医からなされたのでしょうか?
右側と左側では歯の接触面積が異なる歯並びになっていた為に摂食能率が高い右側が主咀嚼則になっていたのでしょうか?
噛み合わせの診断は受けられたのでしょうか?
咀嚼筋の緊張を緩和する為にスプリント(マウスピース)を利用する事はよく行われていると思います。
夜間だけでなく日中もご使用されていると噛み合わせに変化が生じて来そうですね。
長期間使用されていると最終的に噛み合わせを変える治療が必要になってくる可能性もありそうです。
時々マウスピースを貼り付ける治療をされているケースも見かけますが、最終的に樹脂は汚れが酷くなるので最終修復物に置き換える大掛かりな治療で口腔内の衛生状態を維持する必要が生じて来ると思います。
耳をぐるぐる回して揉んでみるだけでも咀嚼筋の緊張がほぐれて来ることもありますから、噛み合わせが大きく変化しないうちに上手く症状を緩和する方法を見つけられると良いのですが、どうでしょうか?
> マウスピースで咬合違和感を解消できないか、考えています。
> 素人考えで申し訳ないですが、ほとんど咬耗がなく、咬合違和感のない左側歯列だけ型を取り、左右対称な歯列のマウスピースを3Dプリンターなどで作って、日中に装着できないかと思います。
これを行い症状が緩和するからと長期間使用されていると最終的に矯正治療か全顎補綴が必要になる可能性が生じやすくなると思います。
それを前提にスプリント利用するという治療法もあります。
コピー法で片側マウスピースを3Dプリンターで作っても上手く適合するかは疑問がありますが、行ってくれる歯科医院はゼロではないかもしれませんね。
しかし、治療法や作成法を指定しての治療は、まずそういう煩雑な治療を行ってくれる歯科医院を探し出す事が出来るのか?からになるので現実的ではないですよね?
つまり、思いつく事はできてもご自身が何もできないのですから無理だと思います。
おかかりになっている歯科医に専門的な事はお任せする以外ないですよね。
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2020-04-23 11:51:13
少し難しい話になりますが、右側の咬耗が原因なのか結果なのかを考えてみる必要があると思います。
もし、これが、ある症状が進行している『原因』であるなら、そこの咬み合わせを以前の状態に戻せば、症状改善に(一時的)一定の効果がある可能性はあります。
しかしながら、何らかの原因の『結果』から、右側で噛む癖(→右側上顎の歯の咬耗)が生じた面も否定出来ないと思います。
そうすれば、咬合を元に戻すだけでは、いすれ、その症状が再発する可能性も考えていなくてはなりません。
この場合、事態はより複雑になるかもしれません。
お住いの都道府県内の大学病院には優秀な先生がおられます。
ご自身の思いを聞いていただきながら、一緒になって治療を進められることを望みます。
もし、これが、ある症状が進行している『原因』であるなら、そこの咬み合わせを以前の状態に戻せば、症状改善に(一時的)一定の効果がある可能性はあります。
しかしながら、何らかの原因の『結果』から、右側で噛む癖(→右側上顎の歯の咬耗)が生じた面も否定出来ないと思います。
そうすれば、咬合を元に戻すだけでは、いすれ、その症状が再発する可能性も考えていなくてはなりません。
この場合、事態はより複雑になるかもしれません。
お住いの都道府県内の大学病院には優秀な先生がおられます。
ご自身の思いを聞いていただきながら、一緒になって治療を進められることを望みます。
相談者からの返信
相談者:
はにわ07さん
返信日時:2020-04-23 14:57:45
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2020-04-23 19:23:54
回答4
相談者からの返信
相談者:
はにわ07さん
返信日時:2020-04-24 15:42:24
ご回答ありがとうございました。
先生方のご意見を参 考に前向きに考えてみたいと思います。
先生方のご意見を参 考に前向きに考えてみたいと思います。
タイトル | 上顎片側歯列の咬耗が激しい |
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質問者 | はにわ07さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
噛み合わせに関するトラブル 歯軋り用マウスピース・ナイトガード |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。