根管治療、歯根嚢胞で抜歯と診断。抜歯せず保存治療を受けるには

相談者: つらいひとさん (24歳:男性)
投稿日時:2020-07-22 10:10:46
左下の6番の歯を約半年前に根管治療をし土台を建て銀歯で歯を覆う?ように治療しました。
数日前に夜も眠れないような痛さで歯医者さんでCTを撮り診ていただいたところ、1cmの巨大な歯根嚢胞があり抜歯と言われました。
今現在開放?という処理をしていただいて、穴がむき出しになっている状態で痛みは収まったのですが、歯を大分削ってしまい歯の半分は歯肉より恐らく数ミリ下、半分は歯肉より数ミリ露出しているような状態です。

インプラントを薦められたのですが、インプラント周囲炎等のリスクを考えると、一度抜歯をしない治療を受けたいと思っています
そこで質問なのですが

インターネットでしらべたところ、ラバーダムマイクロスコープを使って他院では抜歯と言われた歯でも抜歯せずに治療をしてくれる歯医者さんがありました。
そのなかでもラバーダム、マイクロスコープを使って、保険治療で行って頂ける医院、自費治療で行っている医院がありました。

その2つの違いや費用、仮に保険治療で行っている医院で一部道具、材を自費に切り替えることができるのか。
意図的再植術は保険適用なのか、また歯茎から上の歯がほぼない場合でも可能なのか
そのようなできるかぎり抜歯しない治療をしていただける医院で1cm大の歯根嚢胞の治療はみこめるのか

等を伺いたいです。
読みづらい文章で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-07-22 11:06:28
こんにちは。

歯の痛みは大変ですからとりあえず痛みが治まってよかったですね。

奥歯根管治療はなかなか大変で、歯質がほとんど残っていないと予後に不安が大きくなるため、根管治療も奏功しなかった経緯から抜歯インプラント治療を勧められたのでしょう。

インプラント周囲炎のリスクとありますが、そんなに心配される必要はないだろと思います。

ただ、もう一度ご自身の歯を残せるならば残す治療を受けてみたいというお気持ちは十分理解できます。

ラバーダムを行っても上手く行ってもらえない場合は防湿できませんから隔壁を作ってラバーダムを行ってもらえるかどうかになるように思います。
保険診療でどれだけの時間をかけてもらえるのか?
疑問があります。
保険点数が手間暇技術に対して低すぎるため)

また、マイクロスコープもあってもほとんど使いこなせていない歯科医院が多いですから保険診療でうまくつかってもらえるのか?という不安があると思います。

実際は自費治療であってもそういう感じになりがちですから歯科医院選びはなかなか難しいでしょうし、予約の時間をどれだけ十分確保してもらえるのか?
(根管治療はすべて時給の高い歯科医の仕事ですから、しかも他の歯科医が行って無理だった歯を残すだけの技術もあるとなるとかなり高額になって当たり前でしょうから)
と考えれば保険診療では保存は望み薄になるのではないかという気がします。

しかし、強運の持ち主であれば本来自費診療費をもらえなければ行えないような仕事を保険診療で行ってくれる歯科医に出会えて保存可能な状態にしてもらえるかもしれません。
ただし、保険適用外の薬剤や設備は使用できません。

>仮に保険治療で行っている医院で一部道具、材を自費に切り替えることができるのか

こうなると自費になります。

意図的再植術は保険適用なのか、また歯茎から上の歯がほぼない場合でも可能なのか

保険適用で可能ですがかなりチャンレンジフルな治療法ということになると思います。

>そのようなできるかぎり抜歯しない治療をしていただける医院で1cm大の歯根嚢胞の治療はみこめるのか

単に炎症の広がりによってCT画像上で1cmの透過像があるのであれば治療可能かもしれませんね。

2軒の歯科医院で歯科医が保存を失敗しているならばそれ以上の腕のある歯科医を探し出さなければ保存不能ということになりそうです。
自費専門の歯内療法医のほうが確実な治療が期待できそうな気がしますが、出会いは運によると思います。

歯科医を選ぶということであれば、歯内療法専門医で探されることになるのではないかと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2020-07-23 07:39:03
つらいひと さんこんにちは。

左下の6番の歯を約半年前に根管治療をし土台を建て銀歯を被せたが、数日前に夜も眠れないような痛さになり、開放処置をうけたが1cmの巨大な歯根嚢胞があり抜歯と言われたのですね。

インプラント周囲炎等のリスクは他の歯が歯周病でなければリスクは低いと思います。

保険診療の歯科医院では、基本的には差は材料になると思います。
保険では使用不可能な材料を使うと自費になります。
保険から自費にすることは可能ですが、逆は無理です。

意図的再植術歯根端切除術は保険適用ですが、適応症かどうか、1cm大の歯根嚢胞が取り除けるかどうかは、先生に聞いてみて下さい。神経が近かったりするとリスクがあるので行わないこともあるかもしれません。

また、根の先に炎症がある状態ではあると思いますが、歯根嚢胞と断定は困難であり、ヒビがあった場合などは、頑張っても抜歯になるここともあります。
歯内療法専門医がベストではあると思いますが、外科的処置になると口腔外科の先生も選択肢であると思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2020-07-23 23:56:19
レントゲンで「歯根嚢胞」という診断はできないと思います。
あくまで「根尖部の透過像」だと思います。
また個人的には1センチというサイズで抜歯という判断はしないようにしています。
左上2番から4番にまたがるような大きな透過像の病変も普通の根管治療で治癒した経験があるからです。

また「根管開放」は今風の根管治療ではないように思います。
そのままにすると虫歯の進行も早く治りも遅いと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: つらいひとさん
返信日時:2020-07-27 17:57:59
返信が遅れてしまい申し訳ありません
抜歯しない歯科医院を見つけ、相談したところ、抜歯せずにいけるかもしれないそうです
なんとか抜歯せずの治療に一歩前進できました。

皆様、ご親切、ご丁寧なご回答ありがとうございました。



タイトル 根管治療、歯根嚢胞で抜歯と診断。抜歯せず保存治療を受けるには
質問者 つらいひとさん
地域 非公開
年齢 24歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療の失敗・再治療
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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