抜歯矯正後の気道狭窄・舌根沈下・舌房縮小リスク
相談者:
ひまわり12345さん (49歳:女性)
投稿日時:2020-08-04 16:12:06
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-08-04 22:24:26
こんにちは。
〉動的治療前のセファロで気道断面図を見れば、あらかじめ危険の予測はできるのでしょうか?
どうでしょうか?まだわからないと思います。
術前、術後の気道ボリューム計測はCTで可能になっていますが、頚椎の傾斜が変わっていたりしますから厳密にはよくわからないのではないかと思っています。
危険の予測も行いにくいと思います。
機能的な問題になりますから筋機能訓練を併用する矯正治療法もあるようです。
〉見るならどの部位が何センチ以内とか目安はあるのでしょうか?
下顎下縁平面から舌骨までの長さ等のいくつかの指標はあるようです。
〉また当方は上顎2歯抜歯、下顎はアンカーインプラントで下げて、出っ歯の治療プランですが、その場合でも気道狭窄、舌根沈下、舌房縮小のリスクは大きいのでしょう
上顎は小臼歯2本抜歯、下顎はアンカーインプラントで後方移動、大臼歯や犬歯関係はどれくらい悪いのをどこに治療ゴールを持っていくのでしょうか?
今の舌の位置や動きはどれくらいなのでしょう?
出っ歯をアーチを広げず下げると舌房は縮小し、口蓋は深くなる傾向にはなりそうですね。
舌が大きい場合は舌を小さくする外科を併用するというケースもあります。
どの程度の状態かは?ケースにより異なりますが、出っ歯を側貌改善を目指して矯正する場合は抜歯は致し方ないケースは多そうです。
歯槽骨の幅には限界がありますから無理な側方拡大は出来ませんし、後方移動も骨がない所には無理ですから限界がありますね。
成人後の矯正治療は高齢になればなるだけ出来る事の制限が多くなりますから、歯科医に色々検査してもらい上手く治療計画を立ててもらい目標を達成してもらう事になりますね。
40代になれば歯周病でも徐々に骨を失ってきているでしょうから骨レベルもよく考える必要があるかもしれません。
〉動的治療後に元の出っ歯に戻してもらうなどの体験談を見て不安になっています。
機能訓練を併用したり、スリープスプリントを併用したり何かで対応可能だったのかもしれませんが、色々なタイプの方がおられるでしょうから元の出っ歯に戻す事を選択する事もできますね。
その場合は抜歯して出来た空隙は欠損修復を行う事になるのだろうと想像します。
〉動的治療前のセファロで気道断面図を見れば、あらかじめ危険の予測はできるのでしょうか?
どうでしょうか?まだわからないと思います。
術前、術後の気道ボリューム計測はCTで可能になっていますが、頚椎の傾斜が変わっていたりしますから厳密にはよくわからないのではないかと思っています。
危険の予測も行いにくいと思います。
機能的な問題になりますから筋機能訓練を併用する矯正治療法もあるようです。
〉見るならどの部位が何センチ以内とか目安はあるのでしょうか?
下顎下縁平面から舌骨までの長さ等のいくつかの指標はあるようです。
〉また当方は上顎2歯抜歯、下顎はアンカーインプラントで下げて、出っ歯の治療プランですが、その場合でも気道狭窄、舌根沈下、舌房縮小のリスクは大きいのでしょう
上顎は小臼歯2本抜歯、下顎はアンカーインプラントで後方移動、大臼歯や犬歯関係はどれくらい悪いのをどこに治療ゴールを持っていくのでしょうか?
今の舌の位置や動きはどれくらいなのでしょう?
出っ歯をアーチを広げず下げると舌房は縮小し、口蓋は深くなる傾向にはなりそうですね。
舌が大きい場合は舌を小さくする外科を併用するというケースもあります。
どの程度の状態かは?ケースにより異なりますが、出っ歯を側貌改善を目指して矯正する場合は抜歯は致し方ないケースは多そうです。
歯槽骨の幅には限界がありますから無理な側方拡大は出来ませんし、後方移動も骨がない所には無理ですから限界がありますね。
成人後の矯正治療は高齢になればなるだけ出来る事の制限が多くなりますから、歯科医に色々検査してもらい上手く治療計画を立ててもらい目標を達成してもらう事になりますね。
40代になれば歯周病でも徐々に骨を失ってきているでしょうから骨レベルもよく考える必要があるかもしれません。
〉動的治療後に元の出っ歯に戻してもらうなどの体験談を見て不安になっています。
機能訓練を併用したり、スリープスプリントを併用したり何かで対応可能だったのかもしれませんが、色々なタイプの方がおられるでしょうから元の出っ歯に戻す事を選択する事もできますね。
その場合は抜歯して出来た空隙は欠損修復を行う事になるのだろうと想像します。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2020-08-05 08:48:15
ご相談ありがとうございます。
とても大切なことに気がつかれましたね。
素晴らしい!
>動的治療前のセファロで気道断面図を見れば、
現代では、CTでの計測が採用されています。
なぜならば、CTを使うと、気道断面図はもちろん、その断面面積、気道の直径、気道の体積などが、瞬時に自動計算されます。
しかも、どの部分でも、自由に選んで、誰でも目で見ることができるだけではなく、計算と記録がきちんとできるからです。
セファロにしても、世界ではCTにより、平面ではなく3Dで計測する方向に変わってきています。
世界で最も信頼されているCTはドイツのカボ社です。
>あらかじめ危険の予測はできるのでしょうか?
予測は簡単ではありません。
ただ、治療前に計測しておくと、すでに治療前から危険な人を発見することは可能です。
なぜ、世界で気道計測をするのかと言いますと、息が自由にできることが健康上とても大事だからです。
もし、気道に異常があれば、最悪は睡眠時無呼吸症候群とか、とても少ないのであまりご心配はありませんが、睡眠中の突然死を引き起こす危険もなくはないからです。
>見るならどの部位が何センチ以内とか目安はあるのでしょうか?
全体、どこでも選べます。
>その場合でも気道狭窄、舌根沈下、舌房縮小のリスクは大きいのでしょうか?
ありえます。
一つ確かなことは、一般的に舌房縮小は避けられないと思われます。
最後に、とても大切なことに気がつかれましたね。
どうしてかと言いますと、矯正に限らず、全ての歯科治療には、メリットだけではなく、必ず、リスクを伴うからです。
特に息が自由にできるかどうかは、命に関わります。
矯正の目的が、もし美容であったならば、美容外科手術と同じリスクを負うという用心が必要です。
なんでもご自由に選べます。
命をかけても美しくなりたい、と思うことも素晴らしいと思います。
一方、ご自身の姿をありのままに受け入れて、愛おしく感謝することも、とても素晴らしいからです。
よく相談しましょう。
とても大切なことに気がつかれましたね。
素晴らしい!
>動的治療前のセファロで気道断面図を見れば、
現代では、CTでの計測が採用されています。
なぜならば、CTを使うと、気道断面図はもちろん、その断面面積、気道の直径、気道の体積などが、瞬時に自動計算されます。
しかも、どの部分でも、自由に選んで、誰でも目で見ることができるだけではなく、計算と記録がきちんとできるからです。
セファロにしても、世界ではCTにより、平面ではなく3Dで計測する方向に変わってきています。
世界で最も信頼されているCTはドイツのカボ社です。
>あらかじめ危険の予測はできるのでしょうか?
予測は簡単ではありません。
ただ、治療前に計測しておくと、すでに治療前から危険な人を発見することは可能です。
なぜ、世界で気道計測をするのかと言いますと、息が自由にできることが健康上とても大事だからです。
もし、気道に異常があれば、最悪は睡眠時無呼吸症候群とか、とても少ないのであまりご心配はありませんが、睡眠中の突然死を引き起こす危険もなくはないからです。
>見るならどの部位が何センチ以内とか目安はあるのでしょうか?
全体、どこでも選べます。
>その場合でも気道狭窄、舌根沈下、舌房縮小のリスクは大きいのでしょうか?
ありえます。
一つ確かなことは、一般的に舌房縮小は避けられないと思われます。
最後に、とても大切なことに気がつかれましたね。
どうしてかと言いますと、矯正に限らず、全ての歯科治療には、メリットだけではなく、必ず、リスクを伴うからです。
特に息が自由にできるかどうかは、命に関わります。
矯正の目的が、もし美容であったならば、美容外科手術と同じリスクを負うという用心が必要です。
なんでもご自由に選べます。
命をかけても美しくなりたい、と思うことも素晴らしいと思います。
一方、ご自身の姿をありのままに受け入れて、愛おしく感謝することも、とても素晴らしいからです。
よく相談しましょう。
回答3
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2020-08-06 12:22:32
矯正治療では、さまざまなリスクが伴います。
必ず起こることが、歯が痛いという事であり、歯根吸収も、ほとんど起こるといってよろしいでしょう。
また、患者さんしだいという事になりますが、虫歯リスクは高まります。
また、抜歯矯正を行うことにより、歯列弓を小さくしますので、舌房が狭くなるという事も事実です。
一方、舌房狭窄によって引き起こされる舌根沈下および気道狭窄という点については、そのために治療の継続が不可能になるという方は私の知る限りではいらっしゃいません。
つまり、ごらんになった方が特別な方で、大多数の方にそのようなことは起こらないという事でしょう。
一般的に考えれば、舌房の大きさは下顎歯列の大きさであると私は考えておりますので、下顎の不必要な抜歯をしなければ、実際の舌房の狭窄はそれほどおこらない、あるいはむしろ舌房は拡大されるとも考えております。
その点は、治療のゴール設定の立て方次第とも言えるでしょう。
以上、メリットデメリットをよくお考えの上、また、担当の先生ともよくご相談になり、治療をするかしないかはご自身で判断していただくという事になるのではないでしょうか。
必ず起こることが、歯が痛いという事であり、歯根吸収も、ほとんど起こるといってよろしいでしょう。
また、患者さんしだいという事になりますが、虫歯リスクは高まります。
また、抜歯矯正を行うことにより、歯列弓を小さくしますので、舌房が狭くなるという事も事実です。
一方、舌房狭窄によって引き起こされる舌根沈下および気道狭窄という点については、そのために治療の継続が不可能になるという方は私の知る限りではいらっしゃいません。
つまり、ごらんになった方が特別な方で、大多数の方にそのようなことは起こらないという事でしょう。
一般的に考えれば、舌房の大きさは下顎歯列の大きさであると私は考えておりますので、下顎の不必要な抜歯をしなければ、実際の舌房の狭窄はそれほどおこらない、あるいはむしろ舌房は拡大されるとも考えております。
その点は、治療のゴール設定の立て方次第とも言えるでしょう。
以上、メリットデメリットをよくお考えの上、また、担当の先生ともよくご相談になり、治療をするかしないかはご自身で判断していただくという事になるのではないでしょうか。
回答4
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2020-08-07 10:21:25
同じような処置を行っても、その反応は各個人によって異なる場合があります。
気道狭窄、舌根沈下、舌房縮小は各々分けて考えられる方が良いと思います。
気道狭窄、舌根沈下、舌房縮小は各々分けて考えられる方が良いと思います。
タイトル | 抜歯矯正後の気道狭窄・舌根沈下・舌房縮小リスク |
---|---|
質問者 | ひまわり12345さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 49歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 歯列矯正のトラブル |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。