繰り返し根管治療した左下7番に腫れ痛み、抜歯になるのでしょうか?

相談者: にんじんぱんさん (67歳:女性)
投稿日時:2020-08-10 17:41:51
こんにちは、お世話になります。

二週間ほど前より、左下7番の繰り返し根管治療した歯が痛み出しました。
ロキソニンで様子をみていましたが、頬が腫れてきて痛みもあまりとれないので受診しました。

被せ物を外し、圧をとって抗菌剤を1週間ほど服用したところです。
おかげで痛みはなくなりました。
膿はなかったそうで切ることはしませんでした。
膿がなかったのはなぜでしょうか。

また、これからの処置について医師からは、

@そのまま薬をぬり被せる。
A抜歯をして、上の歯が落ちないように連結する。

と言われました。
@の場合は2年以内に抜歯となったら、自費になる…とも。

口の中には、完治していない根管治療歯がたくさんあり、とても不安です。
医師はもし自分だったら、治らない歯だから全て抜くとも言われました。

とりあえず口の中全体を考えた場合、今回抜歯した方が良いのか悩んでいます。
医師は遅かれ早かれ抜歯は免れないと言います。

お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2020-08-10 18:18:57
にんじんぱんさん、こんにちは。

左下7番の繰り返し根管治療した歯が痛み出し、抜歯も選択肢に入っているのですね。

根の治療は繰り返すごとに条件が悪くなりますから、繰り返せば最終的には抜歯せざるを得ない状況になると思います。

>膿はなかったそうで切ることはしませんでした。
>膿がなかったのはなぜでしょうか。

根尖病変であれば膿がなかったという訳では無いと思います。
言葉のあやになりますが、切開して排膿させられるような膿はなかった(切開すれば排膿させられるような状況にはなかった)という意味かと想像します。


>口の中には、完治していない根管治療歯がたくさんあり、とても不安です。

治療は行なっているのでしょうか。
根の治療中に長期間放置してしまうと、抜歯せざるを得ない状況になってしまいます。

>とりあえず口の中全体を考えた場合、今回抜歯した方が良いのか悩んでいます。
>医師は遅かれ早かれ抜歯は免れないと言います。

どうでしょうか、実際の状況は診察して見なければわかりません。

保存に適さない歯を無理に残すことで余計に問題が大きくなることもあるでしょうし、逆に、丁寧な治療を行なってもらえる歯科医院で治療を行えば残せたのにという場合もあるでしょう。

歯の保存を希望されるのであれば、CTやマイクロスコープラバーダムを使ってもらえる歯科医院を受診され診断を受けるのも一法かと思います。

お大事にしてください。

回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-08-10 21:54:35
こんにちは。痛みがなくなってとりあえず良かったですね。

>膿がなかったのはなぜでしょうか

切開するほどではなかったという意味かと思います。

>@そのまま薬をぬり被せる。
>A抜歯をして、上の歯が落ちないように連結する。
>と言われました。
>@の場合は2年以内に抜歯となったら、自費になる…とも。

感染根管治療は、繰り返しているとどんどん難易度が高くなるので、上手い歯科医師に治療してもらわないと治らないと思います。
目に見えない部分の治療になるので、センスがかなり必要です。

@の場合、2年間は補綴物維持管理料を取る歯科医院では保険が使いづらいですね。
無理に残した判断が誤っていたのでは?と歯科医が疑われることになるので、保存不能の可能性が高い歯は抜歯を勧められる事になるかもしれません。

>口の中には、完治していない根管治療歯がたくさんあり、とても不安です。

完治できない歯ばかりになっているのでしょうか?
大変ですね。

誰が治療しても難しい歯もあれば、根管治療が得意な歯科医が治療したら治せる歯もあると思います。
根管治療は歯科医の技術力が大きく分かれる治療ですから、本気で治そうとしてくれる歯科医に治療をお願いしてみると、また違うのかもしれませんね。

根管治療をきちんとしてもらおうと思えば、歯科医の治療時間が十分確保されている歯科医院でなければいけません。
根管治療は歯科衛生士は行えず歯科医にしかできないからです。

一般的に歯科医の時給は大変高額ですから、保険治療では割が合わないので、数分から数十分で終わられ回数ばかり増やされる場合がありそうです。

保険点数が治療難易度に関わらず低すぎるので、弊害が生じていると思っています。
そこで自費治療の根管治療が最近は行われるようになってきています。

保険で出来る治療を自費で行うというのもおかしな話なのですが、保険制度に無理がしょうじているので致し方ないのかもしれません。

根管治療こそ技術がある歯科医に上手く行ってもらいたい治療だろうと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にんじんぱんさん
返信日時:2020-08-10 23:18:10
滝野先生、Dr.ふなちゃん先生 
お返事ありがとうございます。

他の歯の治療は、すべてかなり前に終わっていますが、医師の話ではいつ症状が出てもおかしくない状態とのことです。
根管治療が失敗しているということでしょうか。

これらの歯は放置しているだけで、延命とは違う…とも言われました。
今症状が出ていないのに、すべて抜歯する…ということは考えられません。
本来ならば、そうするべきと言われましたが。
一般的にはその様な考え方なのでしょうか。

今悩んでいる左下7番は、6年前大学病院でも治療して再植か抜歯、と言われました。
その際は、ラバーダムマイクロスコープも使用しました。

今の医師からは、どうせ抜くなら年齢的な事もあるから…とも。

このまま被せても、いつかまた同じことの繰り返しになると思うと先延ばしする意味はないのでしょうか。

この歯のほか、症状は出ていませんが6本も同様の歯があり、根管治療の専門医の治療は時間と費用を考えると難しい問題かなとも思います。

使えるだけ使いたい思いと、抜歯のタイミングで悩んでいます。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-08-11 08:02:42
根管治療が失敗しているということでしょうか。

それはここではわかりませんから、直接診察した歯科医にお尋ねください。
レントゲン画像から根管治療の状態や病巣の有無を診断すると思います

>これらの歯は放置しているだけで、延命とは違う…とも言われました。
>今症状が出ていないのに、すべて抜歯する…ということは考えられません。
>本来ならば、そうするべきと言われましたが。
>一般的にはその様な考え方なのでしょうか。

根管治療は上手くて熱意のある歯科医により行われたのか?そうでないのか?レントゲンを見ればある程度想像出来ます。

同じ歯科医が行った治療かそうでないかは、歯科医が見ればだいたい想像出来ます。
同じ歯科医が下手に治療していれば、複数の歯で問題を抱えている状態に陥っている事もあり得るでしょう。

先日も近医から転院して来た患者さんのほとんどすべての根管治療が、根管治療担当医によりやり直しになり大変でした。
歯科医も大変ですが、患者さんもずっと口を開け続けていなければいけませんから、本当に大変ですよ。
日常生活でずっと口を開け続けるなどないわけですからね。

通常は、症状が出ていなければ抜歯しなくてもよい場合が多いと思いますが、自覚がないだけで病巣が大きいという場合もあります。
本来ならば抜歯すべきと言われた状態はどんな状態なのか気になりますが、レントゲンがないのでわかりません。
診察した歯科医から説明してもらうと良いでしょう。


>このまま被せても、いつかまた同じことの繰り返しになると思うと先延ばしする意味はないのでしょうか。

封鎖したら腫れる状態では、まずこのまま被せられるのか?疑問ではないかと思います。

抗菌剤抗生物質はずっと飲み続けることは出来ませんから、根管治療が上手くいくのかどうかにかかっていると思いますが、どこで行ってもらってもうまく行かなくなっている歯であれば、抜歯せざるを得ないのではないかと思います。

炎症を限局して抑え込んでおける間は保存して使えると思いますが、腫れるようになると抜歯を考えないと身体がもたなくなりますよね。

救急病院歯科で経験した患者さんは、妊婦さんと重度糖尿病患者さんでしたが、感染根管からの急性炎症で命の危険に陥る事もありますから、お身体とのバランスで考えてもらうと良いでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にんじんぱんさん
返信日時:2020-08-15 10:40:26
Dr.ふなちゃん先生、詳しいご説明ありがとうございます。

おそらくほとんどの歯の根管治療は、以前他の所で行なっていて、それらがきちんと治療されていなかったようで、悲しいです。
今の医師には再治療、再々治療をやり直してもらいましたが…

とにかく次回は7番、他の歯も含め相談してみようと思います。

お忙しいところお世話になりました。



タイトル 繰り返し根管治療した左下7番に腫れ痛み、抜歯になるのでしょうか?
質問者 にんじんぱんさん
地域 非公開
年齢 67歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 神経の無い(神経を取った)歯の痛み
根管治療の治療法
根管治療後の痛み
根管治療に関するトラブル
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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