重度歯周病、妊娠中の歯列矯正について
相談者:
さこさこさん (37歳:女性)
投稿日時:2020-10-14 13:05:51
以前2度、こちらに相談しています。
・重度歯周病での矯正で歯科医を変えるべきか悩み中
・重度歯周病の歯列矯正について
その後、インビザラインを中断して歯周病専門医にてSRP〜リグロスで治療をしました。
歯周内科の歯科では若年性とは言われませんでしたが、専門医の方では若年性もあると言われました。
オペをしても効果があまり得られず、難治性だとも言われました。
しかしその後は、ポケットは2〜5ミリですが、目立った出血もなく現状維持しています。
オペからインビザラインの再開をなかなか決意できず、期限ギリギリまで放置していました。
*インビザラインの歯医者に不信感があるのと、リグロスは一番骨級がある下前歯には使えず、かなりぐらついているため。
その間に妊娠してしまい、余計に腰が重くなりました。
つわりの時期に一度説明を受けにその歯科に行ったのですが、長々と体調不良が続き、また行けずじまいです。
今、妊娠9ヶ月なのですが、妊娠中にインビザラインを再開すべきか、産後の授乳中に再開すべきか悩んでいます。
授乳中も歯が悪くなりやすいと聞きましたので…。
いつ再開するのが望ましいでしょうか?
歯が動くので骨のない前歯が抜けないか不安です。
*歯周病専門医の先生は、おそらく大丈夫と言ってくれていますが…。
宜しくお願いいたします。
・重度歯周病での矯正で歯科医を変えるべきか悩み中
・重度歯周病の歯列矯正について
その後、インビザラインを中断して歯周病専門医にてSRP〜リグロスで治療をしました。
歯周内科の歯科では若年性とは言われませんでしたが、専門医の方では若年性もあると言われました。
オペをしても効果があまり得られず、難治性だとも言われました。
しかしその後は、ポケットは2〜5ミリですが、目立った出血もなく現状維持しています。
オペからインビザラインの再開をなかなか決意できず、期限ギリギリまで放置していました。
*インビザラインの歯医者に不信感があるのと、リグロスは一番骨級がある下前歯には使えず、かなりぐらついているため。
その間に妊娠してしまい、余計に腰が重くなりました。
つわりの時期に一度説明を受けにその歯科に行ったのですが、長々と体調不良が続き、また行けずじまいです。
今、妊娠9ヶ月なのですが、妊娠中にインビザラインを再開すべきか、産後の授乳中に再開すべきか悩んでいます。
授乳中も歯が悪くなりやすいと聞きましたので…。
いつ再開するのが望ましいでしょうか?
歯が動くので骨のない前歯が抜けないか不安です。
*歯周病専門医の先生は、おそらく大丈夫と言ってくれていますが…。
宜しくお願いいたします。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-10-17 00:42:52
こんにちは。
歯周病があると基本的には矯正治療は行わない方が良いと思いますが、歯周病の専門医はどのように言われていますか?
矯正治療は歯周治療の一環として受けたのでしょうか?
矯正治療に入る前には、虫歯治療と歯周病の治療を済ませた後に入るのが一般的かなと思いますが、時に歯周病治療と併用して矯正治療を行うこともあるかもしれませんから、そういうケースなのかな?と思いました。
そういうケースは、普通の矯正治療より慎重にコントロールされるべきですが、歯周組織検査がどの程度悪化し、歯根がどの程度吸収し、歯と歯槽骨の位置関係がどの程度変化したのか?はそれぞれ、セファロ、パノラマ、CT、歯周組織検査、細菌検査等の客観的な情報が必要でしょう。
主治医又は歯周病専門医は、それらの検査結果を元に矯正治療の再開が可能かどうか、再開が可能と判断されたら時期に関して説明があったのではないでしょうか?
矯正治療により治療中歯は必ず動揺しますから、それが病的なものか?矯正によるのか?、歯科医は主に歯周組織検査の比較を元に判断可能なはずです。
ご質問には客観的な情報がありませんから、良い回答は得難いのではないかと思いました。
歯周病専門医の先生はおそらく大丈夫と言ってくれているとありますから、前歯の動揺は矯正治療による一時的な動揺なのでしょうか?
それとも病的な動揺ですか?
矯正治療により歯根が歯槽骨から出てしまうと(リセッションが生じると)、そのまま矯正治療を継続すると取り返しがつかなくなりますから、矯正の治療計画の見直しが必要になるはずです。
場合によっては、骨移植や骨補填剤で歯槽骨の厚みを補う終わり方が必須になる場合もあるでしょう。
あまり綺麗な終わり方とはいえなくなりますが、歯の寿命を縮めるよりは良いのでそういう治療を追加されているケースも報告されています。
酷いケースは沢山報告がありますから、どの程度のトラブルなのか?誰がどのように責任をもって治療をしてくれるのか?
しっかり管理してもらえるように、主治医と密に連絡を取られる事をお勧めしたいと思います。
歯周病があると基本的には矯正治療は行わない方が良いと思いますが、歯周病の専門医はどのように言われていますか?
矯正治療は歯周治療の一環として受けたのでしょうか?
矯正治療に入る前には、虫歯治療と歯周病の治療を済ませた後に入るのが一般的かなと思いますが、時に歯周病治療と併用して矯正治療を行うこともあるかもしれませんから、そういうケースなのかな?と思いました。
そういうケースは、普通の矯正治療より慎重にコントロールされるべきですが、歯周組織検査がどの程度悪化し、歯根がどの程度吸収し、歯と歯槽骨の位置関係がどの程度変化したのか?はそれぞれ、セファロ、パノラマ、CT、歯周組織検査、細菌検査等の客観的な情報が必要でしょう。
主治医又は歯周病専門医は、それらの検査結果を元に矯正治療の再開が可能かどうか、再開が可能と判断されたら時期に関して説明があったのではないでしょうか?
矯正治療により治療中歯は必ず動揺しますから、それが病的なものか?矯正によるのか?、歯科医は主に歯周組織検査の比較を元に判断可能なはずです。
ご質問には客観的な情報がありませんから、良い回答は得難いのではないかと思いました。
歯周病専門医の先生はおそらく大丈夫と言ってくれているとありますから、前歯の動揺は矯正治療による一時的な動揺なのでしょうか?
それとも病的な動揺ですか?
矯正治療により歯根が歯槽骨から出てしまうと(リセッションが生じると)、そのまま矯正治療を継続すると取り返しがつかなくなりますから、矯正の治療計画の見直しが必要になるはずです。
場合によっては、骨移植や骨補填剤で歯槽骨の厚みを補う終わり方が必須になる場合もあるでしょう。
あまり綺麗な終わり方とはいえなくなりますが、歯の寿命を縮めるよりは良いのでそういう治療を追加されているケースも報告されています。
酷いケースは沢山報告がありますから、どの程度のトラブルなのか?誰がどのように責任をもって治療をしてくれるのか?
しっかり管理してもらえるように、主治医と密に連絡を取られる事をお勧めしたいと思います。
相談者からの返信
相談者:
さこさこさん
返信日時:2020-10-19 22:06:32
ふなちゃん先生、いつもありがとうございます。
専門医の医師は、治療が終わったので矯正を再開してください、と言っています。
ただし妊娠中に矯正を再開して良いかは聞いていません。
歯周病治療と、矯正の歯医者は別で、矯正中に歯周病が悪化したため一度中断して専門医で治療をしました。
レントゲンやリグロスの経過などを見て、矯正の再開は大丈夫と言われました。ただ下前歯の骨吸収がひどく、こちらはリグロスなども出来なかったので骨が動く際にかなりの動揺が予想されます。
最悪、抜けるかもとも言われています。
骨は3ミリほどしかありません。
矯正前でもかなり揺れているので病的な動揺です。
今は下の歯6本を固定してあります。
矯正の歯科では、下前歯を2本固定してインビザを行う予定です。
妊娠中の今か、産後に再開で迷っています。
矯正歯科は妊娠中の方が良いと言ってたのですが、後期つわりのため迷っています。
産後にしたいけれど、多忙なのと授乳中が引っかかります。
どちらにせよホルモンバランスの崩れはあると思うのですが。
専門医の医師は、治療が終わったので矯正を再開してください、と言っています。
ただし妊娠中に矯正を再開して良いかは聞いていません。
歯周病治療と、矯正の歯医者は別で、矯正中に歯周病が悪化したため一度中断して専門医で治療をしました。
レントゲンやリグロスの経過などを見て、矯正の再開は大丈夫と言われました。ただ下前歯の骨吸収がひどく、こちらはリグロスなども出来なかったので骨が動く際にかなりの動揺が予想されます。
最悪、抜けるかもとも言われています。
骨は3ミリほどしかありません。
矯正前でもかなり揺れているので病的な動揺です。
今は下の歯6本を固定してあります。
矯正の歯科では、下前歯を2本固定してインビザを行う予定です。
妊娠中の今か、産後に再開で迷っています。
矯正歯科は妊娠中の方が良いと言ってたのですが、後期つわりのため迷っています。
産後にしたいけれど、多忙なのと授乳中が引っかかります。
どちらにせよホルモンバランスの崩れはあると思うのですが。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-10-20 17:25:29
インビザラインの契約を確認してみてください。
契約は5年がマックスになっているのではないかと想像します(医院によってはインビザライン社と医院の契約を反映しておらず、全く別物で患者さんと契約をされている医院もあるでしょうからわかりませんが)。
何月何日までの作成でなければ、再契約が発生するというような結構厳密な約束があると思いますから、費用的な問題で妊娠中に作成しておくほうがよいという場合もあるかもしれませんね。
妊娠という中断理由を反映させられる場合もありますから、実際にどちらがどのように良くて、歯科医院がどこまで行ってくれるのか?については、おかかりになっている歯科医院とよくご相談されることが必要ではないでしょうか?
妊娠中は骨量の減少が起こるといわれることもありますが、統計的には差はないともいわれています。
一方で妊娠中の母体の炎症、特に妊娠後期における炎症の重症度が増すと、乳児の作業記憶の質が低くなると予想されるという報告もありますから、歯周病の管理のほうが大切ということになると思います。
矯正治療は局所の炎症の誘発により、歯を動かしますが全身的な問題にまで及ばないように想像されますがどうでしょう?
妊娠中から産後にかけてホルモンバランスが大きく変化するため、口内の歯周病菌は増殖しやすくなり、歯肉炎のリスクも増します。
そのため、矯正治療と歯周治療(管理)は同時進行で受けられたほうが安心ではないかと思います。
矯正歯科でも、歯周病の管理やメンテナンスは行っているのではないかと思います(全く行わないならば逆に問題かなと思います)。
おかかりの矯正歯科医院にしっかりご相談してみてください。
契約は5年がマックスになっているのではないかと想像します(医院によってはインビザライン社と医院の契約を反映しておらず、全く別物で患者さんと契約をされている医院もあるでしょうからわかりませんが)。
何月何日までの作成でなければ、再契約が発生するというような結構厳密な約束があると思いますから、費用的な問題で妊娠中に作成しておくほうがよいという場合もあるかもしれませんね。
妊娠という中断理由を反映させられる場合もありますから、実際にどちらがどのように良くて、歯科医院がどこまで行ってくれるのか?については、おかかりになっている歯科医院とよくご相談されることが必要ではないでしょうか?
妊娠中は骨量の減少が起こるといわれることもありますが、統計的には差はないともいわれています。
一方で妊娠中の母体の炎症、特に妊娠後期における炎症の重症度が増すと、乳児の作業記憶の質が低くなると予想されるという報告もありますから、歯周病の管理のほうが大切ということになると思います。
矯正治療は局所の炎症の誘発により、歯を動かしますが全身的な問題にまで及ばないように想像されますがどうでしょう?
妊娠中から産後にかけてホルモンバランスが大きく変化するため、口内の歯周病菌は増殖しやすくなり、歯肉炎のリスクも増します。
そのため、矯正治療と歯周治療(管理)は同時進行で受けられたほうが安心ではないかと思います。
矯正歯科でも、歯周病の管理やメンテナンスは行っているのではないかと思います(全く行わないならば逆に問題かなと思います)。
おかかりの矯正歯科医院にしっかりご相談してみてください。
タイトル | 重度歯周病、妊娠中の歯列矯正について |
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質問者 | さこさこさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 37歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯周病(歯槽膿漏)治療 歯周病に関するトラブル 歯列矯正のトラブル 妊娠中の歯科治療 マウスピース矯正 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。