詰め物下の虫歯。大きな痛みが出る前に根管治療に踏み切るべき?

相談者: まっかあっかさん (46歳:女性)
投稿日時:2020-12-09 10:41:40
左上4番の歯
以前治療後詰め物をしていましたが、1部欠けてきたため一旦外して再治療することになりました。
しかし、詰め物をはずしたところ、中で虫歯が進んでおり、神経まで達していることがわかりました。

現在は痛みが出ていない状況なので、今すぐに根管治療をするかどうか迷っています。
主治医の先生からは、このまま痛みが出ないこともあるけど、痛みが出る可能性が結構あると説明を受けました。
どちらを選ぶか本当に迷うところ、とのことで患者である私の意思を尊重してくださる形になりました。

神経をとると歯はもろくなり、その後の歯の寿命にも少なからず影響すると思い、1日でも神経のある状態を残す方がゆくゆくのことを考えるとよいのかと思い、一旦は神経を保護する薬を入れて仮蓋をしてその日を終えています。
すぐに詰め物をしてしまわず、1ヶ月ほど様子を見てから痛みが出ないようなら詰め物をしましょうと言っていただき、そろそろ1ヶ月が経過しようとしています。

今も痛みはありませんが、なんとなく歯が不安定なような、痛みがやってきそうな(気持ちの問題かもしれませんが)違和感はあります。

今後、やはり大きな痛みが出る前に根管治療に踏み切った方が良いか、それとも少しでも歯の寿命を伸ばすためにはっきりした痛みが出るまでこの状態を維持した方がいいのか、とても迷っています。
すでに神経を抜いている歯が複数あり、歯の治療ではとても苦労し苦手意識も強いため、今どのような選択をすべきかわかりません。
ご助言いただけたらありがたいです。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-12-09 11:57:12
こんにちは。

なかなか難しい判断になると思います。

昔は歯根尖が完成した後の歯で虫歯が深く神経まで感染が達している歯は躊躇なく抜髄されていたように思いますが、昨今は症状が出ないなら温存を試みるように変化して来たように思います。

治療材料が良くなった事や歯髄へ刺激を少なく感染を取り除くことができるようになった事等色々な進化があったおかげのように感じています。

おかかりになった歯科医院が歯髄を温存できるように可能な限りの治療を試みてくれたのであれば、とりあえず歯髄炎症状がないならば最終修復に進まれても良いのではないでしょうか?

最終修復後に歯髄炎症状が生じたり、歯髄が失活して感染根管の症状が出ればその際は残念ながら次のステージに進む事にはなりますよね。

根管治療は症状がないうちに抜髄まで進んでおけば楽ですが、短期的予後より長期的寿命を選択するという方が多くなったように思います。

虫歯は早め早めの治療が望ましいですし、最近はエナメル質初期虫歯の管理まで保険適用されるようになって来ましたからエナメル質をいかに健康に守るか?が大切になっています。
健全なエナメル質を保てなかったら今後も色々リスクが高くなっていますが、その都度治療法はあります。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2020-12-09 14:16:10
こんにちは。

文面から推測するとむし歯を取り除いて露髄を起こし直接覆髄した後経過観察している状態だと思います、この場合歯髄が健全な状態なら修復処置をしてもいいように思います。

したがって現在歯髄が健全かどうかの評価が必要です、その結果次第で治療をどう進めていくかが決まります。

>すでに神経を抜いている歯が複数あり、歯の治療ではとても苦労し

お菓子の食べ過ぎがあるのではないでしょうか。

むし歯のできないおさとうの量 https://www.yamadashika.jp/prevent05.html#02

具体的にはお菓子は一日一種類一個位をお勧めします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まっかあっかさん
返信日時:2020-12-09 14:27:27
ふなちゃん先生
早々にご助言を頂きありがとうございます。
毎日、今日の状態はどうだろう、どの選択をすれば良いかと歯のことばかり考えてしまっていたので、こちらで相談させて頂けて本当に有難かったです。

1つ、質問に書き忘れたと思っていたことが、すでにふなちゃん先生のお言葉の中に触れてくださっていました。
ありがとうございます。
根管治療は症状がないうちに抜髄まで進んだ方か良いのかどうかという点です。ふなちゃん先生がこの点について書いてくださっており、その方が楽と書いてくださっていますが、これは痛みが起きる前に抜髄した方が根管治療自体がスムーズに進みやすいということでしょうか。
痛みが出てからの根管治療は、長引いたり治療が難航する可能性が高まるという認識であっていますでしょうか。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まっかあっかさん
返信日時:2020-12-09 14:35:11
山田先生

わかりやすくご助言下さり、ありがとうございます。

歯髄が健全かどうかは、どのようにして判断することができますか?
なにか検査があるのでしょうか。
それとも主訴による判断になりますか?

そろそろ1ヶ月経つため、また受診し主治医に現在の状況を説明することになると思うのですが、「痛みはないけど、ちょっと違和感がある気がする」というような漠然とした状態を上手く伝えられるか自信がありません。。。

お菓子の食べ過ぎ、耳の痛いご指摘です。
返す言葉もありません。
この歳になって、どんどん歯のダメージが生活の質を脅かしていくことを実感しています。
今からでは遅いことも沢山あるかもしれないけれど、歯のためにできることを前向きに考えて生活を改善していきたいです。
回答 回答3
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2020-12-09 15:30:25
まっかあっかさん、こんにちは。

>痛みが出てからの根管治療は、長引いたり治療が難航する可能性が高まるという認識であっていますでしょうか。

歯髄腔が狭窄したり、感染が起こると根管治療が難しくなることがあります。
また、内部吸収を起こしてしまうような可能性はあります。

経過観察や、レントゲン写真でのチェックを行い、問題が発生した時には抜髄が必要になると思います。

いつか痛みが出るかもしれないと不安を抱えるのは嫌だとか、痛みや症状が出た時にしか歯科医院を受診しないような方の場合には、抜髄をしておいたほうが良いというケースはあると思います。
ですから、その方の価値観や歯科受診行動などによっても選択肢は変わってくるのではないかと思います。

お大事にしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まっかあっかさん
返信日時:2020-12-13 21:52:56
滝野先生

お答え頂きありがとうございました。
どのような選択をするかは、それぞれの考え方や生活スタイルなどによって変わってくる、という点がとても腑に落ちました。

これが一番良い!と一概に言えるものではないですね。
こちらでご助言頂いたことを踏まえながら、充分考えて主治医の先生に相談し、進めていきたいと思います。
こちらで相談させていただけることがとてもありがたいです。
どうもありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2020-12-13 22:06:14
歯髄保存に長けた先生を探された方が良いのでは?と思います。

今の歯髄保存療法はかなりの成功率を持ちますから、そちらに賭けた方が良い、と思いますよ。

感染歯質をできるだけ取り切り、中を無菌化する処置をして歯髄温存をしてくれるとかなり高い確率で歯髄は助かることが多いです。

今は詰める材質も抗菌作用、歯髄を保護する作用が付与されていたりして、かなりの成果を上げてますから、ひと昔とは全然違います。

最終的には被せて歯髄保護することになるかも知れませんが、下手に詰め物で修復されるよりも歯髄を救われる為に被せるのもありかも知れません。




タイトル 詰め物下の虫歯。大きな痛みが出る前に根管治療に踏み切るべき?
質問者 まっかあっかさん
地域 非公開
年齢 46歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療その他
二次カリエス(2次的な虫歯)
回答者




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