根の膿での治療。英国の治療環境の場合、再根管治療か抜歯か?

相談者: 沢田まことさん (52歳:女性)
投稿日時:2020-12-14 08:56:13
先生方、こんにちは。
左上7番。
10年ほど前?に、根管治療済、クラウンが着いています。
以前にも相談させていただいた歯でして、数年前から歯茎にできものが出来、最近は歯茎にへこみができた感じがあり、結局、いつもの保険診療医では診断がつかず、新しく自費診療歯科で、大きく膿がたまっていると、やっと診断されました。

歯科医師からは、再根管治療を考えるが、保証はできない、抜歯になるかもとしか、まだ言われていません。

左右とも6番の歯は、抜歯済で欠損しています。
この歯がまだあれば、7番は抜歯を選ぶと思うのですが、今回そうすると、左奥は2本欠損することになり、後々、あとの歯への負担などが心配です。

とは言え、治療自体は高額になると見積りされています。
(20万円近くか?)
10年以上?持たせることを期待して治療を受けるべきか?
それとも、最終的には抜歯となるのだから、今抜歯をして、そのあとは急がず部分入れ歯なり考慮したらいいのか、その場合今すぐの費用の心配は無くなります。

この歯の治療はあと5日後なのですが、この前に立て続けで
左下3番根管治療、親知らず抜歯と済ませていて、ハイペースでまた複雑かつ高価な治療を受ける事に、疲れてもいます。
(根管治療は1時間続き、つらかったです)
やっと取れた予約で、便宜を図ってもらうことに躊躇があります。

この場合・・最終的に自分が決める前提の上で、

再根管治療か。
抜歯か。

メリット、デメリット等、アドバイスいただけたら嬉しいです。
英国在住、52歳です。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2020-12-14 11:58:03
こんにちは、悩ましい問題ですね。

個人的には再治療を考えます、それがうまくいかなければ意図的再植法をすると思います。

それで治らなければ抜歯するしかないと思います、日本と英国では医療保険制度が違うので費用を考えるとインプラントかな〜とも思います。

根管治療難症例 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=160

意図的再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%B0%D5%BF%DE%C5%AA&x=0&y=0

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 沢田まことさん
返信日時:2020-12-14 23:49:42
山田先生、悩ましいと同意していただきありがとうございます。

現在コロナのおかげで、保健診療の方では最低限の治療以外受けられないような状況です。(そのため診断さえ付きませんでした。余談ですが、夫は保険診療で根管治療の予定でしたが、コロナで中止、結局抜歯になりました。)

再治療がうまく行かない可能性を考えると、現在の私には、治療費は支払える額ではありません。
治るにしても、激しく悩む金額です。

・・そうなるとやはり、抜歯なのか・・
回答 回答2
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2020-12-15 08:28:32
沢田まことさん、こんにちは。

難しい問題ですね。
日本在住であれば再根管治療が勧められたのでしょうが、日本とは受けられる医療や考え方が大きく異なるでしょうし、また新型コロナの影響もあり制約があるのでしょうから、その中でベターな解決策を考えていかなければなりませんね。

>再根管治療か。

歯が残せるのは大きなメリットですね。
状況によっては再発などの可能性はあります。

>抜歯か。

抜歯自体は一回で終わるでしょうから、何度も通院する必要はないでしょう。
ただ、奥歯2本が無くなれば他の歯へも影響します、インプラントなりを入れようと思えば期間や費用はかかりそうです。

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-12-15 13:21:57
こんにちは。
日本の保険制度保険医が秀逸でいかに患者さんの為に役立つ存在かを実感するのは、海外で歯科治療を受けられる時というお話はよく聞きます。

海外では保険医は有効な診断機器さえない場合も多く、それは自腹を切って赤字覚悟で高額な医療機器を導入するなど考えないからでしょう。
きちんと根管治療を行う歯科医自費治療の専門医が主体になりますから再根管治療自費で十万円〜という選択を迫られる事はよく耳にする話ですね。

日本の場合は、保険医にもCTやはっきり診断するのに役立つクリアに画像処理され被爆線量が低いデジタルレントゲンが普及しており、保険診療でも活躍しています。
更にマイクロスコープや拡大視野下での歯科治療が保険にも導入されているのに再根管治療を非常に安価でも労力惜しまず行う保険医が数多くいるのは本当にありがたい事だろうと常に思うところです。

海外での専門医による再根管治療時に抜歯になる可能性を示唆されているとの事ですが、治療を引き受けてくれるならば保存可能なのではないかと想像します。
英国の保険医療は絶望的、優秀な歯科医は自費専門かまたは海外に行ったという時代からどうなっているのかは知りませんが、例えばアメリカではお国柄保存の見込みが低い再根管治療を引き受ける事は高いリスクを歯科医側が負う事になる為見込みが低い歯は抜歯しか選択肢を示されない場合が多々あると聞いています。

他方、日本の場合は保険医ができるだけ歯を残そうとしてくれるという顕著な傾向があるでしょう。

親知らずを抜歯されたようですが、親知らずの条件によっては抜歯再植も日本の場合選択肢として示されたかもしれません。


一度入れ歯を経験されるとわかるはずですが、安価な入れ歯は不具合が多い装置ですから今度は高いインプラント治療を勧められる事に繋がるかもしれません。

治療のチャンスを得られたならば多少無理しても再根治に望みを繋いではいかがでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 沢田まことさん
返信日時:2020-12-16 05:15:47
滝野先生
ふなちゃん先生

ご返答ありがとうございます。

山田先生の仰った意図的再建法、とは初めて聞きましたので、調べてみましたが、便利な方法があるものなのですね。
英国ではほぼ実践されていないようです。
放ってはおけない以上、現状で最善の方法を探るしかありませんが、
医療の進歩ってすごいですね。
そしてふなちゃん先生の仰る通り、日本の保険診療システムって有難い物なのですね・・
あと、確かに保健医療では、英国人医師はあまり見ません。

あまり詳しい説明を受けておらず、考えが纏まらなかったのですが、お三方のご意見を聞くうち、だんだん方向も見えてきました。
抜歯になるかも、の意味がよく分からなかったのですがご説明のおかげで理解の糸口がつかめました。
この件での自由診療歯科医院では、一括払いのみ、のため悩んでいた(と言うか払えない)のですが、分割払い可の医院を見つけましたので、そこへの転院も考え始めました。



タイトル 根の膿での治療。英国の治療環境の場合、再根管治療か抜歯か?
質問者 沢田まことさん
地域 非公開
年齢 52歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
根管治療の治療法
根管治療の失敗・再治療
イギリス
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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