[写真あり] 4年半前に歯根治療した歯の下にレントゲンで影(ドイツ)

相談者: ぶるおさん (57歳:男性)
投稿日時:2021-01-07 21:23:18
ドイツに住んでおります。
2016年6月に右下5番の歯を歯根治療しました。


2020年11月に右下の歯全般が過敏になったので診断を受けました。
本件については、就寝中の歯ぎしりが原因だろうということで、就寝中に装着するマウスピースを作りかえることになりました。

また同時に右下7番の歯の噛み合わせ部分がわずかに欠けていたため治療を受けました。


その際、右下5番の歯を中心にレントゲン写真を撮ったところ、医師が歯の下に影を見つけました。

医師によれば、残った歯根からバクテリアが出てきて歯肉内に炎症を起こしているとのこと。
完治するためには、抜歯してインプラントにすべきとの診断です。


念のため、別の歯科医師セカンドオピニオンを求めました。
そこで新たにレントゲン写真を撮ってもらったところ、やはり同じ診断でした。(添付写真をご参照ください)



現在の症状ですが、噛んだときに、右の歯全体が左の歯全体よりも先に触れます。
しかし食事中など、今のところ痛みはありません。

抜歯とインプラント治療が本当に必要なのか。
もしそうなら、いつまでやらなければならないのか、という点をお教えくだされば幸いです。


尚、私は歯根治療を受けた医師にて、3から4か月毎に歯のクリーニングを受けています。

よろしくお願い申し上げます。

以上

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回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-01-07 22:28:40
こんにちは。


4年前に抜髄をした歯という事ですね?
その治療がうまくいっていないのでしょう。 

スマホで見ている為レントゲンがぼんやりしていてよくわかりませんが、2箇所の歯科医院根管治療がうまくいっていないと指摘されたのであればその可能性が高いように思います。


ただ、日本の場合は、再根管治療を試みてくれる歯科医院がほとんどではないかと想像します。
いきなり抜歯インプラントを選択するように説明する歯科医院の方が少ないのではないか?と思います。

ドイツの再根管治療費はどれくらいになりそうですか?

回答 回答2
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-01-08 00:52:43
ぶるおさん、こんにちは。

根の先に透過像がありますから、治療がうまくいかずに細菌感染を起こしているという診断は妥当だと思います。

しかし、抜いてインプラントではなく、根の再治療が通常だと思いますが、他に口腔内の視診やCTと合わせて、歯根破折が認められる場合は抜歯という選択もあるかもしれません。


ただ、ドイツの事情はわかりませんから、たまたまお掛かりの2件の歯科医院がそうした判断だったのか、それともドイツで一般的な傾向なのかはわかりません。

日本の場合は保険制度があり、海外に比べて数十分の一の費用で根の治療ができます。
自分の歯が残せるのであればそのほうが良いですから、まずは再治療で歯を残すことを試みることになるでしょう。


しかしアメリカなどでは、治療後の再発に訴訟のリスクや、国民性もあるのでしょうが、すぐに歯を抜いてしまってインプラントにする傾向があるように思います。

ドイツの事情はわかりませんが、歯の保存を希望されるのであれば根の治療を得意とする先生を探す必要があると思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2021-01-08 04:07:29
お二人の先生が回答されているように再根管治療が良いと思います。

たまに下の小臼歯ても単根管ではなくて複根管もあるのできちんと調べてもらってくださいね。
 

あと補綴は多分日本でいうメタルボンドかと思いますが、別の歯科医院でやった方が良いと思います。
個人的には後ろ側の適合が今ひとつにみえるので。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぶるおさん
返信日時:2021-01-08 17:28:18
Dr.ふなちゃん先生、滝野先生、柴田先生

コロナ禍で感染防止等に追加でご苦労されている中、早速のご回答ありがとうございました。


日本では再根管治療がまず選択肢として挙がるのですね。

ドイツ歯科医師はお二人とも、

「再根管治療での成功率は6割程度。
抜歯インプラントなら成功率は9割程度。
再根管治療でも細菌感染が再発した場合は、さらに治療が難しくなると」

とおっしゃっていました。
再根管治療は選択肢として挙げておられてましたが、成功率としては抜歯よりは低いとのご判断でした。


そのため、頭では「抜歯・インプラントがいいのだろうな・・・」と思いつつ、どうしても抜歯に踏み切れず2か月ほど悶々としておりました。


ドイツでの再根管治療のコストはまだ訊いておりません。
セカンドオピニオンを頂いた医師に照会いたします。

また、再根管治療も根管治療を行った医師とは別の先生にして頂たくことも検討したいと思います。



追加で2件お伺い申し上げます。

(1)抗生物質を服用して歯肉内の細菌感染を抑えたとしても、再び歯根から細菌が出てきて感染が拡がるということでしょうか。


(2)再根管治療の予約は速やかに行ったほうがいいかと思うのですが、あとどのくらい時間がありますでしょうか。
コロナ禍でどのくらい早く予約が取れるか不明なためお伺い申し上げます。

なお、今のところ痛みはありませんが、強く噛むと違和感はあります。


ご多用中恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。

以上
回答 回答4
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-01-08 18:45:09
ぶるおさん、こんにちは。


再根管治療での成功率は6割程度。抜歯インプラントなら成功率は9割程度。

つまり、感染根管治療の選択肢は二人の歯科医師とも提示されていたのですね。

6割かどうかはともかく、成功率でみると感染根管治療よりインプラントのほうが成績が良いということは日本でも同じかと思います。


>また、再根管治療も根管治療を行った医師とは別の先生にして頂たくことも検討したいと思います。

それが良いかと思います。
以前の根管治療と補綴被せ物)は同じ先生でしょうか。
柴田先生も適合について指摘されておりますが、根充の状況やコアなのか、内部の状況も心もとないように思います。


>(1)
そうですね、感染源に対する根本的なアプローチが必要です。


>(2)
こればかりはわかりません。

細菌の状況や免疫や栄養状態など、条件が人それぞれだからです。
早いに越したことはないでしょうが、コロナ禍で事情がありますから、どうしても先になるのであればそれはやむを得ないでしょう。
ただ、時間が経過すると、条件は変わってくると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぶるおさん
返信日時:2021-01-08 19:36:00
滝野先生

ご多用中のところ、早速のご回答ありがとうございます。


以前の根管治療と、写真上でその左隣の歯のかぶせものは違う先生です。
前者は4年半前にドイツにて。
後者は日本にて(時期は忘れました)


「以前の根管治療と補綴被せ物)」というのが、写真左から2番目の同じ歯を指していらっしゃるのであれば、両方とも4年半前のドイツでの治療です。

実は、セカンドオピニオンを頂いた先生からも「心もとなさ」を指摘されておりました。


なお、先ほどセカンドオピニオンを頂いた先生に電話したところ、1月18日に予約を取ることができました。
再根管治療につきご相談いたします。


以上



タイトル [写真あり] 4年半前に歯根治療した歯の下にレントゲンで影(ドイツ)
質問者 ぶるおさん
地域 非公開
年齢 57歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の失敗・再治療
その他(写真あり)
ドイツ
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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