矯正予定、左下5番歯根破折と矯正の治療方法の選択について

相談者: まねきねこねこさん (37歳:女性)
投稿日時:2021-01-30 23:18:00
こんにちは。


矯正予定で医院選定中の者です。
医院巡りをしている最中、根管治療済の左下5番が歯根破折しました。

早く動かなくてはいけないと分かっていながらも、かかりつけ医がないため困っています。
パキッと音がして10日経ちますが痛みが酷く噛むことができません。


矯正では、精密検査を一件で受けましたが、上顎が大きく上4番は抜歯確定で、下側は口元にこだわるなら抜くと良い、と言われました。

個人的に奥歯噛み合わせ重視で、見た目はあまり気にしていないため、下は抜歯したくありませんでした。
そのため、非常に悩んでいます。

接着再植して温存か、抜歯する上4番を移植するのか、下側も抜歯矯正にするのか。


確定ではないですが、接着再植可能な医院を受診すべきでしょうか。
もし移植をする場合、先に抜歯してしまっても大丈夫なのでしょうか。
流れがイメージできないので、どう行動するべきかお教えいただきたいです。


接着再植と自家移植だと成功率は変わらないくらいでしょうか。
口元が貧相になり過ぎたり、食事の噛みやすさが損なわれるのが怖いので、下側抜歯は避けたかったのですが、予後を考えれば懸命なのでしょうか。

また、下は片側だけ抜歯だと矯正はうまくいかないのでしょうか。
インプラントは矯正の妨げになるそうななで、今回選択肢にはいれておりません。


アドバイスよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-01-31 06:44:42
まねきねこねこさん、こんにちは。

>接着再植して温存か、抜歯する上4番を移植するのか、下側も抜歯矯正にするのか。

まずは、自己判断ではなく、本当に破折しているのか、どのような状態なのか歯科医師に診断してもらいましょう。
他に選択肢が無ければ口腔外接着修復もあるでしょうが、上4番が移植に適するようであればそちらのほうが良いように思います。


>もし移植をする場合、先に抜歯してしまっても大丈夫なのでしょうか。

同日に行う場合もあれば、歯や骨の状態、歯科医師の考え方によっては別日に行うこともあると思います。


>接着再植と自家移植だと成功率は変わらないくらいでしょうか。

自家移植のほうが良いでしょうが、根の形態がマッチしているかどうかよくみてもらいましょう。


>口元が貧相になり過ぎたり、食事の噛みやすさが損なわれるのが怖いので

どのような歯列になるのか、しっかりとシュミレーションをしてもらい、説明を受けましょう。
矯正で抜歯対象となり得る歯が垂直破折しているのであれば、抜歯矯正を視野に考えても良いのかなと思います。

 
>インプラントは矯正の妨げになるそうななで、

これは、歯科医師からそのような説明があったのでしょうか。
選択肢から外す必要は無いように思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まねきねこねこさん
返信日時:2021-01-31 07:12:37
滝野先生、コメントありがとうございます。


あまりに不安でネットの情報に少し左右されていたかもしれません。
プロの判断を仰ぎたいと思いますので、今後気をつけます。

インプラント矯正で動かないと知ったので、矯正予定ならあり得ない選択なのかと思っていました。


自家移植は、どこの医院でもやっているのでしょうか。

信頼できる医院をきちんと見つけたいのですが、不安が先走りすぎてうまく動けません。
矯正の知識もある医院でなければならないのでしょうか。

自分を律しつつ、きちんと動きたいので頑張ります。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2021-01-31 13:32:18
> 自家移植は、どこの医院でもやっているのでしょうか。

いえそうではないと思います。
個人的には50%以下だと思います。

早く診断して早く抜歯しないと周辺骨が吸収してしまい自家移植に不利に働くと思います。

回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2021-01-31 13:56:34
もし歯の移植を行うのであれば、CT撮影して、各々の歯のサイズ及び、下顎の神経との位置関係を精査してもらう方が良いような気がします。

回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-02-02 11:17:48
こんにちは。


矯正専門医でも一般歯科と連携をとっていたり、一般歯科のことを一通り経験している歯科医であれば複雑化した病態を抱えていても一般開業医とうまく連携をとってくれて治療のスケジュールを立てて主導してくれるのではないかと思います。

逆に孤立した矯正専門医の場合、矯正は得意だけど一般歯科のことがほとんどわからないという事があるかもしれません。

矯正専門医でも歯科医師会に所属していて一般開業医とのコンタクトを密に取り合えるような歯科医院のほうがよい相談先になるかもしれません。


とはいえ、矯正専門医で抜歯を行う事はなく、一般開業医に抜歯依頼している矯正専門医は多いのではないかと想像しますから、前向きに考えている矯正歯科に再度ご相談されてもよいのかもしれません。

つまり連携がうまく取れているか?または1つの歯科医院完結型の医療提供システムを作っているか?どちらかを選択されるとスムーズなのではないか?と思いました。



>矯正では、精密検査を一件で受けましたが、上顎が大きく上4番は抜歯確定で、下側は口元にこだわるなら抜くと良い、と言われました。

個人的に奥歯噛み合わせ重視で、見た目はあまり気にしていないため、下は抜歯したくありませんでした。
そのため、非常に悩んでいます。

抜歯対象の歯が確定した状態になったわけですから、改めてご相談されると良いでしょう。
数軒の歯科医院を回られたのでしたらもう十分矯正治療を受けたい歯科医院の選択ができているのではないでしょうか?



>接着再植と自家移植だと成功率は変わらないくらいでしょうか。

接着再植は破折時間の経過とともに成功率は下がるのではないかと思います。
そもそも、破折した部位を樹脂で継いだとしても機能圧が繰り返しかかり続けると樹脂と歯面には隙間が生じ長期的予後はよくないと想像します。

できれば破折などの条件が悪いものを再利用しないほうがよいのではないでしょうか?


自家移植は歯根そのものはしっかりしていますが、それを取り巻く骨と周囲組織がどれだけ回復してくれるのか?不安があると思います。

インプラントのほうが安心と考えることができるように思いますが、インプラントならばあとからでもいつでも選択可能だろうと思うので(骨や粘膜を失った後に行うと次術式も複雑になるし、痛むし、費用も跳ね上げりますが)、とりあえずご希望であれば再植を行うというのを試されてもよいのかもしれませんね。


インプラントは矯正の治療計画がきちんとしていて(術前から治療ゴールが明確)治療術式が確実であれば矯正前あるいは矯正途中に行ってもよいだろうと思います。

逆に矯正治療のゴールが明確でなく治療中作用反作用のかかり具合で細かく調整していく職人技のような矯正治療法の場合、治療の妨げになるので治療後まで待つことになるのではないでしょうか。
選択した矯正歯科医の指示に従って行うことになるでしょう。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2021-02-02 16:53:49
矯正専門の先生でも、かなり治療方針にばらつきがあるように思います。

上顎の小臼歯を抜くのであれば、下顎も抜くという先生は多いように感じます。
ご相談になった先生の一人が、抜いても治療できるとおっしゃったのであれば、おそらくそれは可能なのだろうと思います。


仮に、下顎の小臼歯抜歯による治療が可能と判断できるのであれば、インプラントなどを入れたり、再植をしたりする必要も無いでしょう。
しかし、それが困難であるのなら、再植もまたひとつの選択肢として提示されるかもしれません。


矯正科の先生がどのような治療方針を立てるかによっても変わってまいりますので、いったん今の状況をご説明になった上で、矯正相談をなさったらと思います。




タイトル 矯正予定、左下5番歯根破折と矯正の治療方法の選択について
質問者 まねきねこねこさん
地域 非公開
年齢 37歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
歯根破折
回答者




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