舌の位置について
相談者:
匿名希望6さん (38歳:男性)
投稿日時:2021-03-31 16:52:13
舌の位置について。
私は上顎と上下の歯に舌がピッタリ収まっている感じで自分は正常だと思っていました。
正常な舌の位置では前歯に触れていないという記事を見かけ、驚きました。
スポットと言われる場所に舌先が付いてるほうがいいらしいです。
そこで疑問に思ったのですが、理想的な人は舌と歯が離れているときは、その間に空気を含んでいるのでしょうか?
また、舌が下がっていると言われる状態では上顎との間には空気を含んでいるのでしょうか?
安静時に口の中に空気を含んでいるのはストレスではないかと思うのですが、実際どうなのでしょうか?
私は上顎と上下の歯に舌がピッタリ収まっている感じで自分は正常だと思っていました。
正常な舌の位置では前歯に触れていないという記事を見かけ、驚きました。
スポットと言われる場所に舌先が付いてるほうがいいらしいです。
そこで疑問に思ったのですが、理想的な人は舌と歯が離れているときは、その間に空気を含んでいるのでしょうか?
また、舌が下がっていると言われる状態では上顎との間には空気を含んでいるのでしょうか?
安静時に口の中に空気を含んでいるのはストレスではないかと思うのですが、実際どうなのでしょうか?
[過去のご相談]
回答1
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2021-04-01 07:24:19
匿名希望6 2さんこんにちは。
舌の位置についてはおっしゃるようにスポットと言われる場所にあるといいですね。
口呼吸と鼻呼吸がありますが、鼻呼吸ですと口の中に空気は流れませんが、口呼吸ですと口の中に空気は流れると思います。
口の中に空気の流れがあるのはストレスというよりも口呼吸悪習癖だと思います。
疑問の回答になっていますでしょうか?
舌の位置についてはおっしゃるようにスポットと言われる場所にあるといいですね。
口呼吸と鼻呼吸がありますが、鼻呼吸ですと口の中に空気は流れませんが、口呼吸ですと口の中に空気は流れると思います。
口の中に空気の流れがあるのはストレスというよりも口呼吸悪習癖だと思います。
疑問の回答になっていますでしょうか?
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-04-01 12:00:06
こんにちは。
舌の正しいポジションについては長年矯正歯科で重要視されていたと思います。
舌のポジションと歯列には相関があり、低位にあれば上顎が発育せずたとえ受け口を外科矯正しても後戻りを経験していたからです。
また機能と形態の相関は全顎補綴を行う際でも重要なことですから、歯列の位置や形態を変化させる際や再現させる際に舌がどのような位置にありどのような動きをしているのか?舌だけでなくその他周囲組織との関係も含めて歯科ではその理解は必須といわれてきました。
舌の位置や大きさや動きは長い人生で変化していきますが、基本は身体が出来上がる成長期に受け手である口蓋形態、引手である頤、肩甲骨、舌骨など下部の形態に大きく影響を受けます。
>スポットと言われる場所に舌先が付いてるほうがいいらしいです。
MFT(口腔機能訓練)の基本になります。
>舌と歯が離れているときは、その間に空気を含んでいるのでしょうか?
>また、舌が下がっていると言われる状態では上顎との間には空気を含んでいるのでしょうか?
空気はありません。
口蓋に舌が密着しているのであるとしても唾液です。
しかし、軟口蓋以後は気道になるため鼻から肺への空気が出たり入ったりしています。
舌の受け手である口蓋形態は歯槽と歯列を形成する際に形態変化しますから、すでに成長を終了されている大人の方の場合、形態不一致により舌の口蓋への密着が不可能な場合が多々あります。
どだい無理になっているのに正しいポジションを採ろうとすること自体どうなんだ?と思う事もありますが、なぜか昨今は舌の正しいポジションが話題になっていますよね。
とりあえず姿勢を悪くして舌の挙上訓練を継続し続ければ何とかスポットポジション、吸い上げまで可能な方は多くおられますからまあ、そんなものかなという感じで見ています。
本当に頑張ってよい姿勢で頸部がどんなに伸展しても舌が吸い付き状態というのを目指されると口蓋形態も変化しなければとても無理という方は大勢おられます。
必要酸素の流量との関係も深いですから無理がない程度でもしもどうしても無理だという場合はTPCなどの口蓋形態補助装置などを上手くご利用になってください。
舌のポジションが低下している状態は口からの空気が入って口腔を乾燥させ気道粘膜も痛めますから、慢性炎症や虫歯を生じやすく抗酸化に必要となるビタミンなどの栄養の消耗を生じやすくなり不調に陥りやすくなります。
また睡眠時無呼吸症候群のように寝ても交感神経が休まらない状態に陥ると様々な疾患リスクが高まります。
(循環器障害や代謝障害など)
慢性炎症とのダブルパンチで自律神経失調になり不調や難病に通じていくので、全身的にも口腔機能を高めておくことがフレイルの予防につながることが日本の保険診療でも認められるようになりました。
小児期の口腔機能獲得不全症、65歳以降の口腔機能低下症の各種検査は歯科保健改正の目玉になっていますので、お口の機能や形態でわからないことがあればお近くの歯科医院でご相談してみてください。
舌の正しいポジションについては長年矯正歯科で重要視されていたと思います。
舌のポジションと歯列には相関があり、低位にあれば上顎が発育せずたとえ受け口を外科矯正しても後戻りを経験していたからです。
また機能と形態の相関は全顎補綴を行う際でも重要なことですから、歯列の位置や形態を変化させる際や再現させる際に舌がどのような位置にありどのような動きをしているのか?舌だけでなくその他周囲組織との関係も含めて歯科ではその理解は必須といわれてきました。
舌の位置や大きさや動きは長い人生で変化していきますが、基本は身体が出来上がる成長期に受け手である口蓋形態、引手である頤、肩甲骨、舌骨など下部の形態に大きく影響を受けます。
>スポットと言われる場所に舌先が付いてるほうがいいらしいです。
MFT(口腔機能訓練)の基本になります。
>舌と歯が離れているときは、その間に空気を含んでいるのでしょうか?
>また、舌が下がっていると言われる状態では上顎との間には空気を含んでいるのでしょうか?
空気はありません。
口蓋に舌が密着しているのであるとしても唾液です。
しかし、軟口蓋以後は気道になるため鼻から肺への空気が出たり入ったりしています。
舌の受け手である口蓋形態は歯槽と歯列を形成する際に形態変化しますから、すでに成長を終了されている大人の方の場合、形態不一致により舌の口蓋への密着が不可能な場合が多々あります。
どだい無理になっているのに正しいポジションを採ろうとすること自体どうなんだ?と思う事もありますが、なぜか昨今は舌の正しいポジションが話題になっていますよね。
とりあえず姿勢を悪くして舌の挙上訓練を継続し続ければ何とかスポットポジション、吸い上げまで可能な方は多くおられますからまあ、そんなものかなという感じで見ています。
本当に頑張ってよい姿勢で頸部がどんなに伸展しても舌が吸い付き状態というのを目指されると口蓋形態も変化しなければとても無理という方は大勢おられます。
必要酸素の流量との関係も深いですから無理がない程度でもしもどうしても無理だという場合はTPCなどの口蓋形態補助装置などを上手くご利用になってください。
舌のポジションが低下している状態は口からの空気が入って口腔を乾燥させ気道粘膜も痛めますから、慢性炎症や虫歯を生じやすく抗酸化に必要となるビタミンなどの栄養の消耗を生じやすくなり不調に陥りやすくなります。
また睡眠時無呼吸症候群のように寝ても交感神経が休まらない状態に陥ると様々な疾患リスクが高まります。
(循環器障害や代謝障害など)
慢性炎症とのダブルパンチで自律神経失調になり不調や難病に通じていくので、全身的にも口腔機能を高めておくことがフレイルの予防につながることが日本の保険診療でも認められるようになりました。
小児期の口腔機能獲得不全症、65歳以降の口腔機能低下症の各種検査は歯科保健改正の目玉になっていますので、お口の機能や形態でわからないことがあればお近くの歯科医院でご相談してみてください。
相談者からの返信
相談者:
匿名希望6さん
返信日時:2021-04-02 08:40:49
回答ありがとうございます
タイトル | 舌の位置について |
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質問者 | 匿名希望6さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
舌の病気・異常 その他(その他) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。