奥歯を抜歯後、歯科医によって対応が違うことについて
相談者:
あかりんごさわーさん (50歳:女性)
投稿日時:2021-12-05 15:02:06
先日は先生方にアドバイスをいただき、ありがとうございました。
このたび通院する事となったタイミングで、家族やまわりの人達と歯の健康について改めて話す機会が増えました。
皆年齢が上がっている事もあり(30代〜60代です)、上下左右関係なく5番6番7番のいずれか、もしくは全てが治療済みだったり、欠損していたり、部分入れ歯やインプラントで対応していたりと何かしら問題を抱えている人が多く、その中でも抜歯後の対応についてはクリニックによって様々でした。
私自身も現在右下6番7番の治療を控えているため、参考までに先生方のご意見をお聞かせ願えればと思います。
@7番のみ抜歯する場合
A・噛み合う歯の有無に関わらずそのまま放置で良い
B・噛み合う歯がある場合のみ補う
C・必ず何かしらの方法で補わなければならない。
A6番のみ抜歯する場合
A・噛み合う歯の有無に関わらずそのまま放置で良い
B・噛み合う歯がある場合のみ補う
C・必ず何かしらの方法で補わなければならない。
B6番7番を抜歯の場合
A・噛み合う歯の有無に関わらずそのまま放置で良い
B・噛み合う歯がある場合のみ補う
C・必ず何かしらの方法で補わなければならない。
以上の3点が主に大きく違いのある部分でした。
お恥ずかしい話ですが、私自身も右上5番〜7番欠損のため部分入れ歯で対応する事となっており、それに伴い右下6番7番の挺出した歯の治療に取りかかります。
ですが右上4番は噛み合う歯が下にあるためか、たしかに5番6番7番が欠損していても横に動いている様子は見受けられません。
噛み合う歯がない場合のみ上下左右に動くのだろうか?欠損箇所によって動かない歯もあるのか?それともたまたまなのか?と考えてしまいました。
質問を並べてしまいましたが、ご意見をお聞かせ願えると幸いです。
このたび通院する事となったタイミングで、家族やまわりの人達と歯の健康について改めて話す機会が増えました。
皆年齢が上がっている事もあり(30代〜60代です)、上下左右関係なく5番6番7番のいずれか、もしくは全てが治療済みだったり、欠損していたり、部分入れ歯やインプラントで対応していたりと何かしら問題を抱えている人が多く、その中でも抜歯後の対応についてはクリニックによって様々でした。
私自身も現在右下6番7番の治療を控えているため、参考までに先生方のご意見をお聞かせ願えればと思います。
@7番のみ抜歯する場合
A・噛み合う歯の有無に関わらずそのまま放置で良い
B・噛み合う歯がある場合のみ補う
C・必ず何かしらの方法で補わなければならない。
A6番のみ抜歯する場合
A・噛み合う歯の有無に関わらずそのまま放置で良い
B・噛み合う歯がある場合のみ補う
C・必ず何かしらの方法で補わなければならない。
B6番7番を抜歯の場合
A・噛み合う歯の有無に関わらずそのまま放置で良い
B・噛み合う歯がある場合のみ補う
C・必ず何かしらの方法で補わなければならない。
以上の3点が主に大きく違いのある部分でした。
お恥ずかしい話ですが、私自身も右上5番〜7番欠損のため部分入れ歯で対応する事となっており、それに伴い右下6番7番の挺出した歯の治療に取りかかります。
ですが右上4番は噛み合う歯が下にあるためか、たしかに5番6番7番が欠損していても横に動いている様子は見受けられません。
噛み合う歯がない場合のみ上下左右に動くのだろうか?欠損箇所によって動かない歯もあるのか?それともたまたまなのか?と考えてしまいました。
質問を並べてしまいましたが、ご意見をお聞かせ願えると幸いです。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-12-05 15:35:32
こんにちは。
歯は適切なコンタクトがないと、近心傾斜し挺出します。
そうすると早期接触が生じるようになり、正常な顎運動に支障を来たすようになり歯を破壊するか?骨を破壊するか?顎を破壊するか?筋肉に不調を来しますから、中間欠損は補綴するのが原則になります。
最後臼歯の欠損については、遊離端欠損のメリットとデメリットを勘案して決める事になっています。
噛めない側ができてしまうと、咬む為の機能を使わなくなりますから左右のバランスが崩れて来て、顔が偏位したり骨の変形が進みます。
顎も身体の一部で大きな筋肉がついていますから、左右のバランスは常に大切でしょう。
片噛みにより身体が歪むのか?身体が歪んでいるから片側ばかり歯を失うのか?どちらが先かは分かりにくいですが、お年寄りになると左右差が大きくなり、治療が更に困難になりますから、治療を受けられるうちに左右バランスを整えておく事が望まれると思います。
歯は適切なコンタクトがないと、近心傾斜し挺出します。
そうすると早期接触が生じるようになり、正常な顎運動に支障を来たすようになり歯を破壊するか?骨を破壊するか?顎を破壊するか?筋肉に不調を来しますから、中間欠損は補綴するのが原則になります。
最後臼歯の欠損については、遊離端欠損のメリットとデメリットを勘案して決める事になっています。
噛めない側ができてしまうと、咬む為の機能を使わなくなりますから左右のバランスが崩れて来て、顔が偏位したり骨の変形が進みます。
顎も身体の一部で大きな筋肉がついていますから、左右のバランスは常に大切でしょう。
片噛みにより身体が歪むのか?身体が歪んでいるから片側ばかり歯を失うのか?どちらが先かは分かりにくいですが、お年寄りになると左右差が大きくなり、治療が更に困難になりますから、治療を受けられるうちに左右バランスを整えておく事が望まれると思います。
相談者からの返信
相談者:
あかりんごさわーさん
返信日時:2021-12-05 16:42:02
ふなちゃん先生、お返事ありがとうございます。
やはり中間欠損の場合は、大半の方が部分入れ歯で対応しているようでした。
ですが7番の抜歯に関しては、いかなる箇所であっても抜きっぱなしはあり得ない。
インプラントや部分入れ歯で必ず対応しましょうと言われインプラントにしたという方がいます。
一方で、噛み合う歯がなければ放置でいいと言われた…中には噛み合う歯があっても放置で良いと言われている…という方もいたので、その差は一体何か?と思っていたところです。
先生がおっしゃった身体の歪み等は全く頭になかったので、なるほどと納得いたしました。
個人的には自分の歯が挺出してしまった経験上、歯はあるに越した事はないのだから7番であっても補綴するものなのでは?と思っていたので、抜いたままで良いという理由がどうしても見つからずご意見をお聞きしたところです。
また、歯が動く(挺出)というのは自分の歯に限る事なのでしょうか?
今回私が治療する挺出した奥歯は、銀歯を被せてはいるものの一応自分の歯がある箇所です。
例えばですが、欠損している前後が差し歯だったりした場合、歯根があるとはいえさすがに動く心配はないのでしょうか?
やはり中間欠損の場合は、大半の方が部分入れ歯で対応しているようでした。
ですが7番の抜歯に関しては、いかなる箇所であっても抜きっぱなしはあり得ない。
インプラントや部分入れ歯で必ず対応しましょうと言われインプラントにしたという方がいます。
一方で、噛み合う歯がなければ放置でいいと言われた…中には噛み合う歯があっても放置で良いと言われている…という方もいたので、その差は一体何か?と思っていたところです。
先生がおっしゃった身体の歪み等は全く頭になかったので、なるほどと納得いたしました。
個人的には自分の歯が挺出してしまった経験上、歯はあるに越した事はないのだから7番であっても補綴するものなのでは?と思っていたので、抜いたままで良いという理由がどうしても見つからずご意見をお聞きしたところです。
また、歯が動く(挺出)というのは自分の歯に限る事なのでしょうか?
今回私が治療する挺出した奥歯は、銀歯を被せてはいるものの一応自分の歯がある箇所です。
例えばですが、欠損している前後が差し歯だったりした場合、歯根があるとはいえさすがに動く心配はないのでしょうか?
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-12-05 20:33:38
7番がなくなると(8番親知らずはないものとして)、不自由を感じられ遊離端義歯を受け入れる事が出来る方とできない方に分かれます。
遊離端義歯はうまく作られないと、大切な6番を引き抜く義歯になりますから、保険義歯では作らない方がマシと考える歯科医もいるからでしょう。
アルタードキャストテクニック、RPI等保険義歯ではほとんどされませんからね。
6番をきちんと保存できていれば、難しい7番の補綴はしなくて良いと考える歯科医もいるでしょう。
とはいえ、6番は通常6歳に生えて7番は12歳頃に生えますから、歯磨きが下手な方は6番の方が早く根管治療を受け、早く駄目になっています。
6番がなくなり57ブリッジになり5、7が欠けたり折れるパターンが割とあると思います。
8の為に7が駄目になるパターンもよくあります。
大臼歯がなくなると、短縮歯列で小臼歯までの歯列を保存する考え方もありましたが、咬む筋肉の使い方が全く異なる為、やっぱり大臼歯の咬合を作ることが大切と考えられると思います。
歯科医によって卒後の勉強はバラバラですから、対応がバラバラなのは致し方ないかと思います。
遊離端義歯はうまく作られないと、大切な6番を引き抜く義歯になりますから、保険義歯では作らない方がマシと考える歯科医もいるからでしょう。
アルタードキャストテクニック、RPI等保険義歯ではほとんどされませんからね。
6番をきちんと保存できていれば、難しい7番の補綴はしなくて良いと考える歯科医もいるでしょう。
とはいえ、6番は通常6歳に生えて7番は12歳頃に生えますから、歯磨きが下手な方は6番の方が早く根管治療を受け、早く駄目になっています。
6番がなくなり57ブリッジになり5、7が欠けたり折れるパターンが割とあると思います。
8の為に7が駄目になるパターンもよくあります。
大臼歯がなくなると、短縮歯列で小臼歯までの歯列を保存する考え方もありましたが、咬む筋肉の使い方が全く異なる為、やっぱり大臼歯の咬合を作ることが大切と考えられると思います。
歯科医によって卒後の勉強はバラバラですから、対応がバラバラなのは致し方ないかと思います。
相談者からの返信
相談者:
あかりんごさわーさん
返信日時:2021-12-05 21:06:33
タイトル | 奥歯を抜歯後、歯科医によって対応が違うことについて |
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質問者 | あかりんごさわーさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 50歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯が抜けた・抜く予定 その他 補綴関連 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。