歯列矯正、咬合性外傷による歯髄壊死について

相談者: 薫5522さん (36歳:女性)
投稿日時:2022-01-25 10:34:46
咬合性外傷による歯髄壊死は、どのように診断しますか?

また、咬合性外傷による歯髄の壊死が生じて、続いて2本目3本目の歯髄の壊死があった場合、それは咬合性外傷による歯髄の壊死ですか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2022-01-25 10:50:23
こんにちは。

咬合性外傷が原因の歯髄壊死は記憶では経験がないので、一般的な歯髄診断の方法にはなりますが、一つはデンタルレントゲン、歯髄の電気診断、視診、打診、咬合診断になると思います、ここまでやれば歯髄壊死の診断はできると思います。

>咬合性外傷による歯髄の壊死が生じて、続いて2本目3本目の歯髄の壊死があった場合、それは咬合性外傷による歯髄の壊死ですか?

通常ありえないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 薫5522さん
返信日時:2022-01-25 11:06:40
山田先生、ありがとうごさいます。

歯槽骨が垂直的に吸収されていれば、咬合性外傷による歯髄壊死かと思いましたが、違うようですね、、

2本目3本目の壊死は、普通はないんですか、、

では、顎位ずれ矯正なら、噛み合わせが悪いので、不正咬合であり、咬合性外傷が起こり得ると思いますが、それでも2本3本の歯髄壊死はありませんか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2022-01-25 11:30:48
先ずは外傷性咬合の有無を診断してからになります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 薫5522さん
返信日時:2022-01-25 12:38:42
お返事ありがとうございます。
書き方が悪かったようです。

矯正中、顎が痛いことがよくあり、咬合も不安定(矯正中なので咬合不安定にはなりますが、ある程度の年数が経過しても不安定)。

1本目の歯髄壊死は、う蝕、破折がなく、歯周組織炎症がなく、レントゲンでは透過像がみられる。

歯髄は炎症があり、のちに壊死。
歯槽骨の垂直的な吸収があった。

1本目は咬合性外傷ですよね。

その後、矯正装置はしていて、フィステルがあり、2本目の歯髄壊死があれば、これは咬合性外傷ですか?
う蝕、破折、歯周組織の炎症なしです。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2022-01-25 14:30:09
過大な矯正力による歯髄壊死の可能性が高いように思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 薫5522さん
返信日時:2022-01-25 14:48:11
お返事ありがとうございます。

少し理解できたかもしれません。

咬合性外傷は、特定の歯が当たるから炎症が起こるのであって、それ以外の歯にかかる力は最初の1本ほど大きくはないから、ですか?

もし、顎ズレ矯正歯髄壊死が3本まであり、1本目は咬合性外傷と診断できた。

2本目、3本目として、う蝕、破折、歯周組織の炎症なしの歯髄壊死が起これば、矯正力が原因の可能性の方が高い。

こういうことですか?


過大な矯正力による歯髄壊死は、どうやって起こるのですか?
単に力加減が大きすぎた、というだけですか?
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2022-01-25 15:37:02
矯正力が原因の可能性の方が高い。

個人的にはそう考えたほうがいいように思います。

>過大な矯正力による歯髄壊死は、どうやって起こるのですか?

エビデンスレベルの話ではありませんが、根尖部で組織の断裂(脈管および神経)が起きるのが原因ではないかと推測してます。

回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2022-01-25 16:21:39
なるほど、過大な矯正力(移動距離も関係)によって、歯髄壊死が引き起こされる可能性は考えられますね。

因みに、虫歯のない歯に歯髄炎(→歯髄壊死)が起こる理由として、外傷性咬合や食いしばりを考える先生はおられるようです。
そして、その中には非歯原性歯痛の誤診と思われる場合があります。
勿論、その場合は根管治療しても痛みはなくなりません。

回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-01-25 16:43:15
こんにちは。

無理な矯正的な動かし方によって、歯髄壊死を生じる可能性はあると思います。

リスクに関する説明は、矯正治療を受けられる前に受ける場合が多いと思います。
治療着手時の、じゅぶんな説明はありませんでしたか?

一例をあげれば歯根の外部吸収、内部吸収、歯髄壊死、歯茎の退縮顎関節症、顔貌の変化、歯根破折(頑丈な歯冠修復がすでに行われている失活歯の場合可能性が高くなる)等々、矯正治療に伴って様々なリスクが上昇します。

それだけ矯正治療は、大掛かりな治療という事になりますね。


成人後に歯並びを大きく動かすと、ケースと動かし方によっては色々なトラブルが生じる可能性がありますね。

CTなどの詳細なレントゲン撮影で、歯根の位置と骨の位置を確認してもらう事と、咬合をよく診てもらう事で、歯髄壊死に至らないように調整を追加してもらう事ができるかもしれませんね。

また夜間はマウスピース等で、意図せぬ強大な力が特定の歯にかかりすぎないように、保定も含めて予防しておくほうがよい場合もありそうです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 薫5522さん
返信日時:2022-01-25 17:34:31
山田先生、藤森先生、船橋先生、ありがとうございました。

リスク説明はありませんでした。
書いてくださった事は全く知りませんでした。

きちんと説明するクリニックであれば、歯髄壊死などのリスクが起こらないような気もしますが、、選んだ患者の責任ですね。

マウスピースは持っているので、できるだけしておくようにします。



タイトル 歯列矯正、咬合性外傷による歯髄壊死について
質問者 薫5522さん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正のトラブル
噛み合わせに関するトラブル
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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