11歳で差し歯に。交換や再治療で一生にどのくらい治療費が必要か

相談者: ななむーさん (12歳:女性)
投稿日時:2022-03-11 14:52:18
現在12歳の息子が、11歳の時に差し歯治療を受けました。
これからまだまだ人生長いんですが、何回くらい差し歯治療のやりかえが必要になると思いますか?

治療してくれた歯科は、成長の度合いによっては差し歯の部分がすきっ歯になるかもしれないので、見栄えが悪くなったら20歳頃に差し歯のやりかえをした方が良いと言われましたが、その後に関しては「わからない」の一点張りでした。
将来どうなるのか確実な事は勿論誰にもわかりませんが、一般的、平均的に、どの程度、歯の取り替えが必要になるのか、どの程度の金額が必要になるのかをおおよそ知っておいて、将来に備えたいと思っています。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2022-03-11 15:57:13
こんにちは、

>現在12歳の息子が、11歳の時に差し歯治療を受けました。
>これからまだまだ人生長いんですが、何回くらい差し歯治療のやりかえが必要になると思いますか?
 
個人的なイメージですが、10代で神経を取った歯というのはあまり長持ちしないことが多いように思えます。
 
だいたい40代ぐらいで抜歯になるようなイメージがあります。
*かなりきちんと治療してあれば長く持つとは思いますが。
 
 
かぶせ物のやり替えに関しては、審美的な要因と病的要因の2つがあるのですが、
「審美的要因」は息子さんが前歯を気にされた時がやり替えの時期になってくると思います。
「病的要因」は根の先に膿が溜ったり差し歯の隙間から虫歯が出来てしまった際に再治療が必要となります。
この時はかぶせ物は外して治療になります。
 
前歯の根管治療は2〜3回は出来ますが、4回目は抜歯になることが多いですね。
 
 
>一般的、平均的に、どの程度、歯の取り替えが必要になるのか、どの程度の金額が必要になるのかをおおよそ知っておいて、将来に備えたいと思っています。
 
保険治療なのか、自費治療なのかにもよりだいぶ費用は変わります。
 
審美的なものを求めなければ保険治療で1回1〜2万で済むでしょう。
自費治療になるとピンキリで1回20万近くかかるかもしれません。
 
また歯が無くなった後、保険の入れ歯でOKであれば1万円でお釣りが来ますが、自費治療のインプラントなどを考えると1本40〜60万ぐらいしてきます。
 
日本は国民保険があるので、多くを求めなければそこまで多くの大金は必要にはならないと思いますが、この先国民保険がどこまで継続できるかにもより将来の費用も変わってしまう面はあります。
 
 
親御さんとしては色々将来のコストなど知りたいお気持ちは分かりますが、将来コストを下げる為には他の歯は悪くしないというのは1つのポイントになると思いますよ。
 
歯科治療はリペアの類の治療で、元に戻している訳ではありませんので使い方、日々のメンテナンスの仕方でも寿命は変わってきます。
 
おだいじに

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ななむーさん
返信日時:2022-03-11 17:22:59
井野先生、お返事ありがとうございます。

今回はセラミック差し歯を入れました。
今後も差し歯の素材はセラミックがいいと思ってますし、いずれもし抜歯になったらインプラントにしてあげたいと思ってます(子供が成人後、どこまで親がやってあげられるかは分かりませんが)。
差し歯治療4回×20万と、インプラント60万くらいは将来の歯の治療の為に備えた方が安心と言うことですね。
10代で神経を取ったら長持ちしない場合が多いこと、根管治療は4回目で抜歯になることが多い事は忘れないようにします。

日々のホームケアと定期検診をきちんとして他の歯もしっかり守っていきたいです。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2022-03-11 18:27:28
すみません、言い方が悪かったですね。
 
根管治療は治療出来て3回で、ケースによっては2回目の治療後、3回目の治療が出来ずに外科or抜歯になることもあります。
 
イメージ的に根管治療は4回目は残っている歯質が少なくなり過ぎており出来ないことが殆どです。
 
今回神経の治療をしていれば1回目のカードは切っているので、出来て後2回です。
 
ラバーダムをしない(細菌感染に配慮のない)日本の根の治療の成功率はおおよそ50%ぐらいと言われています。
 
2本治療すると1本は問題を起こすのが現実的で、もし将来根の方が悪くなってしまい根管治療(神経の治療)の成功率を高めたいとのことでしたら、根の治療だけ歯内療法専門医を頼るのも1つでしょう。
*専門医のやり直しの根管治療の成功率は80%ぐらいです。
 
 
歯が長くもつかどうかはかぶせ物の質より、根の治療の質に大きく依存している部分はあります。

  
かぶせ物(セラミッククラウン)に関していえば根の方さえしっかりしておれば上手に行えば4〜5回ぐらいはやり替えは可能だと思います。
 
専門用語だらけなので、家で例えれば、
根管治療が基礎工事でかぶせ物(セラミッククラウン)が外観みたいなもので、基礎さえしっかりしていれば見た目が悪くなった場合は外観工事だけで済ませられます。
逆に基礎が悪くなると、すべて一度取り壊しての治療が必要となります。



差し歯治療4回×20万と、インプラント60万くらいは将来の歯の治療の為に備えた方が安心と言うことですね。
 
金額的にいえばそうなのですが、歯科治療は先生の腕に結果が大きく左右されるものなので、信頼でき腕の良い先生にやってもらうことも非常に将来を左右する因子になります。
 
かぶせ物の上手な先生であれば1回治療したら10年ぐらいは使えます。
 
 
>日々のホームケアと定期検診をきちんとして他の歯もしっかり守っていきたいです。

それがいいと思います^^

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ななむーさん
返信日時:2022-03-11 18:56:20
井野先生、またお返事下さってありがとうございます(^^)

こちらこそ、理解力低くて申し訳ないです。
わかりやすく説明して下さって本当にありがとうございます。
家の例え凄くよくわかりました。

もう既に1度目の治療を終えてるから出来てあと2回。3回目が出来ない場合もある・・・なるほどです。
もう治療のチャンスが少ないんですね。
被せ物も何回でも出来る訳じゃないんですね。
一生、歯の根が生き続けて差し歯で過ごせたらいいな、と淡い思いがありましたが、まだ子供は若いのでさすがに一生は難しそうですね。

・次回、根管治療が必要になった時は専門医にかかること
・お金を用意しておくこと
・ホームケアと定期検診
・腕の良い歯科を見つけること

これが私に出来ることということですね。

歯科探しが一番難しいですね。
歯科選びのポイント、もし何かあれば教えて頂けないでしょうか?
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ななむーさん
返信日時:2022-03-11 18:59:49
井野先生、またお返事下さってありがとうございます(^^)

こちらこそ、理解力低くて申し訳ないです。
わかりやすく説明して下さって本当にありがとうございます。家の例え凄くよくわかりました。

もう既に1度目の治療を終えてるから出来てあと2回。3回目が出来ない場合もある・・・なるほどです。もう治療のチャンスが少ないんですね。
被せ物も何回でも出来る訳じゃないんですね。
一生、歯の根が生き続けて差し歯で過ごせたらいいな、と淡い思いがありましたが、まだ子供は若いのでさすがに一生は難しそうですね。

・次回、根幹治療が必要になった時は専門医にかかること
・お金を用意しておくこと
・ホームケアと定期検診
・腕の良い歯科を見つけること
これが私に出来ることということですね。

歯科探しが一番難しいですね。
歯科選びのポイント、もし何かあれば教えて頂けないでしょうか?



タイトル 11歳で差し歯に。交換や再治療で一生にどのくらい治療費が必要か
質問者 ななむーさん
地域 非公開
年齢 12歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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