繰り返すフィステルと骨のない歯。抜歯にも抵抗あり

相談者: ぷっぷくさん (46歳:女性)
投稿日時:2022-09-02 11:06:57
こんにちは。

左上奥から2番目の歯と歯茎についてご相談致します。

1年ほど前に初めてフィステルができ、強くティッシュで押さえるとまるでニキビがつぶれるような排膿があり、歯科診療を受けました。
過去に根管治療済みの歯ですが、骨がないのでこれ以上削って補綴することができないと言われました。

せめて磨きやすいようにと歯茎を少し切除して、ちょうど横穴が開いているような状態にして、そこへ歯間ブラシを入れて磨くような状態にして抗生物質を投与して終わりました。

その状態にしてからも時折フィステルができ、左上最奥(銀冠補綴)との歯間も臭うため、再度歯科医師に相談したところ、もっと磨きやすくすれば良いと言われ、左上最奥の銀冠を取り、歯間部の歯肉がしっかり磨けるようにはなりました。
左上最奥は現在土台だけの状態です。


今後、左上奥2番目は抜歯し、ブリッジが良いのではと歯科医師から言われています。

定期的(1か月おきくらい)にスケール清掃すればフィステルができることもなく、痛みも歯茎が疲れてくると荒れる程度で大きな痛みはありません。

この年齢で抜歯ということに抵抗を感じ、丁寧に磨くことでなんとか維持できないものか、また、GBRのような治療はないものかと悩んでおります。

どうかよろしければご教示賜りますようお願い申し上げます。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2022-09-02 13:40:18
ぷっぷく さん、こんにちは。

1年ほど前に初めてサイナストラクト ( かつてフィステルと称されていたもの ) ができ、切開していただいたところに歯間ブラシを通したり、1か月おきくらいに診ていただきながら、予後に不安を抱えているのですね。

さて、実際の詳細が判らないので、文面からの推測に過ぎませんが、今後のことを鑑みると、既に、早期の抜歯が望まれる状態に至っているように思えます。

また、抜歯後の補綴手法についてですが、力学的なことを鑑み、私だったら、ブリッジの装着を回避し、インプラント治療が適用出来ないかどうかを検討するかもしれません。

まずは、早期の抜歯の妥当性について、担当医と予後についてのディスカッションを重ねてみましょう。

担当医とディスカッションを重ねてもなお早期の抜歯に踏み切れないようでしたら、自主的に他の歯科医院を受診し相談してみる or 経過や現状についての資料を借りるなどしてセカンドオピニオンを求めてみる等を検討してみましょう。

回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-09-02 15:00:14
こんにちは。

症状から歯根感染源になっているのではないか?と想像できるように感じます。

であればGBRをしても感染源はなくならないですからそれ自体意味がある外科治療なのか?という事になると思います。

治療の目的は感染源(汚染部分)を除去して炎症の原因を無くすことではないかと思いますので、抜歯が妥当と考えられての説明なのではないか?と想像いたします。

歯根は有機質が多く複雑な構造物でいったん感染が進むと除菌し難い場合がしばしばあります。
外部清掃で炎症が落ち着くのではなく消失するのであれば保存も可能なのかもしれませんが、機能的形態を付与すると外部清掃も困難という事であれば抜歯が望ましいと考えることになるように思います。

もちろん、ずっと使えない形態で維持し続けるという選択も可能かもしれません。
土台だけのような形態でずっと保存しておき義歯になった場合残根として使うという事も可能なのかもしれません。
そうなった場合の外部清掃はより大切になりそうです。
(寝たきり等になると感染源を残されてしまうと全身的なリスク因子になります)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぷっぷくさん
返信日時:2022-09-03 02:50:13
小林先生、船橋先生

この度は早期回答を頂き、誠にありがとうございました!

抜歯後の治療について、また保存のメリットデメリットについて、担当医からの説明があったかもしれませんが記憶に残って居ないことと、保存を希望していることを伝えた1週間後に再度確認質問された事で、セカンドオピニオンと再度の打ち合わせが必要と感じました。
さっそく実践してみます!

ものはきちんと美味しく食べられてますので、本当にお世話になりありがとうございました。

また何かございましたら、その時はよろしくお願いします。



タイトル 繰り返すフィステルと骨のない歯。抜歯にも抵抗あり
質問者 ぷっぷくさん
地域 非公開
年齢 46歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
歯茎の婁孔(ろうこう・フィステル)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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