根管治療後のクラウン、材質による予後と削る量の違い
相談者:
qwertyuさん (20歳:男性)
投稿日時:2023-03-01 03:55:42
以前保険内で根幹治療を行ったのですが、予後が不安だったこと、痛みではなく微妙に違和感はあったことを理由に別の歯科で相談をした所、根の先に膿が溜まっていることが分かりました。
そのため再根幹治療を行うことにしました。
治療を自費で考えており、被せ物はセラミックor金歯で考えています。
下奥歯ですが、相談した所ではセラミックを被せると話していました。
具体的にジルコニアなのかemaxなのかといった話はまだ聞いていませんが、今までもセラミックを何度も使用しているみたいなので、先生に頼むなら得意な治療法が1番適合良く作っていただけそうと言う理由でセラミッククラウンに軍配はあります。
ゴールドに比べてプラークの付着が少ないとも話していたので、どっちかを選ぶならセラミックの方が2次カリエスになりにくいのかな?という印象です(ほとんど差は無いかもしれませんが)
インレーの場合、ゴールドが柔らかく隙間を埋めてくれるという理由でゴールドに分があるという話をよく聞きますが、クラウンの場合も2次カリエスのリスクの差はあるのでしょうか?
セラミックの場合、最近改善はされていると話してはいましたがやはり割れるリスクというのも少なからずあると思います。
奥歯なので尚更に。
なので、割れないように多く歯を削るという点で少し引っかかります。
歯はエナメル質、象牙質と段階がありますが、クラウンを被せる場合、どこまで削るのが一般的なのでしょうか。
銀歯の場合、エナメル質を残して被せることはありますか?
そしてセラミッククラウンの場合、全周囲象牙質まで削るのが一般的でしょうか。
ゴールドクラウンならエナメル質は残せるのでしょうか。
(ゴールドの場合根管治療をお願いする医院では出来ないかもしれませんが)
エナメル質が今残っているのかどうかは分かりませんが、やはり残せるなら残したいのが本音です。
接着剤が劣化してしまった時に、象牙質が剥き出しの場合虫歯の進行がより早く進んでしまいそうで。。
読みにくい文になってしまいましたので、質問を以下にまとめます。
・クラウンはゴールドとセラミックで2次カリエスや歯周病のリスクの差があるのか?
そしてどちらの方が予後がいいのか。
(歯磨きの他に歯間ブラシ、フロスは徹底しています。
頻度は分かりませんが歯科でのクリーニングもきちんと行うつもりでいます。
そのうえでより虫歯や歯周病のリスクを減らすならどちらに軍配があるのか、意見をお聞きしたいです)
・クラウンをかぶせる際、ゴールドはエナメル質を残せるのか?
セラミックだと象牙質が剥き出しになってしまうのか?象牙質が剥き出しの場合、虫歯になりやすくなってしまったりしないのか?(リスクは変わらず、結局クラウンの適合具合でしょうか)
また、歯を多く削る場合のデメリットとして、神経がダメージを負い、しみ、痛みやすいということが挙げられますが、既に抜髄している自分の場合はそこの部分は関係ないですが他に何かデメリットが挙げられるのならばご教授頂いたいです。
以上、拙い文章となってしまいましたが、どうぞよろしくお願いいたします。
そのため再根幹治療を行うことにしました。
治療を自費で考えており、被せ物はセラミックor金歯で考えています。
下奥歯ですが、相談した所ではセラミックを被せると話していました。
具体的にジルコニアなのかemaxなのかといった話はまだ聞いていませんが、今までもセラミックを何度も使用しているみたいなので、先生に頼むなら得意な治療法が1番適合良く作っていただけそうと言う理由でセラミッククラウンに軍配はあります。
ゴールドに比べてプラークの付着が少ないとも話していたので、どっちかを選ぶならセラミックの方が2次カリエスになりにくいのかな?という印象です(ほとんど差は無いかもしれませんが)
インレーの場合、ゴールドが柔らかく隙間を埋めてくれるという理由でゴールドに分があるという話をよく聞きますが、クラウンの場合も2次カリエスのリスクの差はあるのでしょうか?
セラミックの場合、最近改善はされていると話してはいましたがやはり割れるリスクというのも少なからずあると思います。
奥歯なので尚更に。
なので、割れないように多く歯を削るという点で少し引っかかります。
歯はエナメル質、象牙質と段階がありますが、クラウンを被せる場合、どこまで削るのが一般的なのでしょうか。
銀歯の場合、エナメル質を残して被せることはありますか?
そしてセラミッククラウンの場合、全周囲象牙質まで削るのが一般的でしょうか。
ゴールドクラウンならエナメル質は残せるのでしょうか。
(ゴールドの場合根管治療をお願いする医院では出来ないかもしれませんが)
エナメル質が今残っているのかどうかは分かりませんが、やはり残せるなら残したいのが本音です。
接着剤が劣化してしまった時に、象牙質が剥き出しの場合虫歯の進行がより早く進んでしまいそうで。。
読みにくい文になってしまいましたので、質問を以下にまとめます。
・クラウンはゴールドとセラミックで2次カリエスや歯周病のリスクの差があるのか?
そしてどちらの方が予後がいいのか。
(歯磨きの他に歯間ブラシ、フロスは徹底しています。
頻度は分かりませんが歯科でのクリーニングもきちんと行うつもりでいます。
そのうえでより虫歯や歯周病のリスクを減らすならどちらに軍配があるのか、意見をお聞きしたいです)
・クラウンをかぶせる際、ゴールドはエナメル質を残せるのか?
セラミックだと象牙質が剥き出しになってしまうのか?象牙質が剥き出しの場合、虫歯になりやすくなってしまったりしないのか?(リスクは変わらず、結局クラウンの適合具合でしょうか)
また、歯を多く削る場合のデメリットとして、神経がダメージを負い、しみ、痛みやすいということが挙げられますが、既に抜髄している自分の場合はそこの部分は関係ないですが他に何かデメリットが挙げられるのならばご教授頂いたいです。
以上、拙い文章となってしまいましたが、どうぞよろしくお願いいたします。
[過去のご相談]
回答1
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2023-03-01 10:07:27
こんにちは、個人的な意見として、
>・クラウンはゴールドとセラミックで2次カリエスや歯周病のリスクの差があるのか?
材料の違いで予後に大きく差はないと思います。
セラミックの表面は滑沢でプラーク(汚れ)が付きにくいとされていますが、問題は歯とセラミックの段差です。
多かれ少なかれ段差は生まれます、この部分がどれだけきちんと磨けるかで2次カリエスが出来る出来ないが決まります。
実際は、材料より施術を受ける先生の技術による差の方が大きいと思います。
同じ材料を用いても先生毎に精度の差は出ます。この差は材料の差よりかなり大きいです。
大き目の段差があれば、転院した際にまた治療を勧められて再治療となります。
後は、いくら適合のよい詰め物をしても根管治療がうまく行っていなければ数年後には再び削って詰め物外しての根管治療からとなるので、被せ物の材質だけで予後は決まりません。
>・クラウンをかぶせる際、ゴールドはエナメル質を残せるのか?セラミックだと象牙質が剥き出しになってしまうのか?象牙質が剥き出しの場合、虫歯になりやすくなってしまったりしないのか?
基本的にクラウンであればエナメル質は殆ど全部削ります。
小児の場合、乳歯冠のようにエナメル質を残したまま入れる方法もありますが、歯のボリュームは大きくなってしまい、逆に歯茎よりに汚れが溜りやすくなります。
>既に抜髄している自分の場合はそこの部分は関係ないですが他に何かデメリットが挙げられるのならばご教授頂いたいです。
一般的に神経を取った歯はクラウンで治すことが多いです。
その際の歯質の削除というものは仕方がないという面もあります。
後、神経を取った歯は感覚受容器が鈍感になり強く咬み過ぎてしまい歯根破折のリスクが大きくなるので、神経を取った歯はかなり弱った状態の歯であり使い方も気を付けた方がいいと思います。
色々調べられているようですが。
ゴールドが得意な先生であればゴールドで治療してもらった方が予後の見通しはいいでしょうし、セラミックが得意な先生にはセラミックで治療してもらった方が予後がいいでしょう。
一概に材料による差というのは微々たるものだと感じます。
個人的には審美面さえ無視すれば、ゴールドで治した方が長くは使えると思います。
おだいじに
>・クラウンはゴールドとセラミックで2次カリエスや歯周病のリスクの差があるのか?
材料の違いで予後に大きく差はないと思います。
セラミックの表面は滑沢でプラーク(汚れ)が付きにくいとされていますが、問題は歯とセラミックの段差です。
多かれ少なかれ段差は生まれます、この部分がどれだけきちんと磨けるかで2次カリエスが出来る出来ないが決まります。
実際は、材料より施術を受ける先生の技術による差の方が大きいと思います。
同じ材料を用いても先生毎に精度の差は出ます。この差は材料の差よりかなり大きいです。
大き目の段差があれば、転院した際にまた治療を勧められて再治療となります。
後は、いくら適合のよい詰め物をしても根管治療がうまく行っていなければ数年後には再び削って詰め物外しての根管治療からとなるので、被せ物の材質だけで予後は決まりません。
>・クラウンをかぶせる際、ゴールドはエナメル質を残せるのか?セラミックだと象牙質が剥き出しになってしまうのか?象牙質が剥き出しの場合、虫歯になりやすくなってしまったりしないのか?
基本的にクラウンであればエナメル質は殆ど全部削ります。
小児の場合、乳歯冠のようにエナメル質を残したまま入れる方法もありますが、歯のボリュームは大きくなってしまい、逆に歯茎よりに汚れが溜りやすくなります。
>既に抜髄している自分の場合はそこの部分は関係ないですが他に何かデメリットが挙げられるのならばご教授頂いたいです。
一般的に神経を取った歯はクラウンで治すことが多いです。
その際の歯質の削除というものは仕方がないという面もあります。
後、神経を取った歯は感覚受容器が鈍感になり強く咬み過ぎてしまい歯根破折のリスクが大きくなるので、神経を取った歯はかなり弱った状態の歯であり使い方も気を付けた方がいいと思います。
色々調べられているようですが。
ゴールドが得意な先生であればゴールドで治療してもらった方が予後の見通しはいいでしょうし、セラミックが得意な先生にはセラミックで治療してもらった方が予後がいいでしょう。
一概に材料による差というのは微々たるものだと感じます。
個人的には審美面さえ無視すれば、ゴールドで治した方が長くは使えると思います。
おだいじに
相談者からの返信
相談者:
qwertyuさん
返信日時:2023-03-01 18:43:56
井野先生、回答ありがとうございます。
やはり1番は適合なのですね。
実際金歯のインレーでも2次カリエスになった症例も目にしましたし、先生の腕による。納得です。
であればやはり、今回相談した歯科ではセラミックを多数使用しているとの事でしたのでセラミックの方が良さそうですね。
あまりゴールドにこだわりすぎても、先生が得意でなければ変わらない気もするので、おすすめされた通りが1番と思いました。
根管治療の精度は今回の再感染を経て痛感しました。
保険でやすく済ませようとしてはダメですね。
歯内療法専門医も視野には入れたのですが、自宅近くに見つからず通うのが困難なこと、金額も今検討している自費での治療の1.5倍程度と相当高いこと、口コミを見ると予約が全く取れないとかで期間か開きそうで不安なことなどを理由に断念してしまいました。
結局治療を受けてみないことには上手いか下手かも分からずじまいなので、ネットだけでは判断できないのも辛いところです。。専門医だから必ずいいという訳でもないとどこかで見た記憶で、もう何が何だか。。
今回相談した、時間をかけて頂けそうな歯科での治療、これが失敗じゃないことを祈って、、、
しかし根管治療の症例が少なそうなのが懸念点です。歯髄を生かす治療を行っているようなので。
やはり症例の多そうな歯科の方が腕がいいのかなぁなんて素人目線ですが、実際どうなのでしょうか。
症例数より大事な何かはあるのでしょうか?
追加の質問となってしまい申し訳ありません。
もしご回答頂けるようであれば、先生方、どうぞよろしくお願い申し上げます。
やはり1番は適合なのですね。
実際金歯のインレーでも2次カリエスになった症例も目にしましたし、先生の腕による。納得です。
であればやはり、今回相談した歯科ではセラミックを多数使用しているとの事でしたのでセラミックの方が良さそうですね。
あまりゴールドにこだわりすぎても、先生が得意でなければ変わらない気もするので、おすすめされた通りが1番と思いました。
根管治療の精度は今回の再感染を経て痛感しました。
保険でやすく済ませようとしてはダメですね。
歯内療法専門医も視野には入れたのですが、自宅近くに見つからず通うのが困難なこと、金額も今検討している自費での治療の1.5倍程度と相当高いこと、口コミを見ると予約が全く取れないとかで期間か開きそうで不安なことなどを理由に断念してしまいました。
結局治療を受けてみないことには上手いか下手かも分からずじまいなので、ネットだけでは判断できないのも辛いところです。。専門医だから必ずいいという訳でもないとどこかで見た記憶で、もう何が何だか。。
今回相談した、時間をかけて頂けそうな歯科での治療、これが失敗じゃないことを祈って、、、
しかし根管治療の症例が少なそうなのが懸念点です。歯髄を生かす治療を行っているようなので。
やはり症例の多そうな歯科の方が腕がいいのかなぁなんて素人目線ですが、実際どうなのでしょうか。
症例数より大事な何かはあるのでしょうか?
追加の質問となってしまい申し訳ありません。
もしご回答頂けるようであれば、先生方、どうぞよろしくお願い申し上げます。
回答2
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2023-03-02 09:29:53
ラバーダムもなしに急いで10分で行う根管治療を60症例行った先生
感染対策をして60分かけて行う根管治療を10症例行った先生
両方とも同じ時間がかかっていますが、どちらが予後がいいと思います!?
結論的には、症例数の多さと成功率やクオリティーは比例はしませんよ。
感染対策をして60分かけて行う根管治療を10症例行った先生
両方とも同じ時間がかかっていますが、どちらが予後がいいと思います!?
結論的には、症例数の多さと成功率やクオリティーは比例はしませんよ。
相談者からの返信
相談者:
qwertyuさん
返信日時:2023-03-07 16:32:01
遅くなってしまいましたが、井野先生、ありがどうございます。
素人目線どうしても症例数が多いほど腕がいいという偏見がありましたが、安心しました。
複数回答して頂きありがとうございました。
素人目線どうしても症例数が多いほど腕がいいという偏見がありましたが、安心しました。
複数回答して頂きありがとうございました。
タイトル | 根管治療後のクラウン、材質による予後と削る量の違い |
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質問者 | qwertyuさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 20歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 お勧めのクラウン(被せ物・差し歯) 根管治療後の詰め物・被せ物 |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。