[写真あり] 6歳、根管治療済みの左下Dにフィステルができた
相談者:
すいーとかふぇさん (6歳:女性)
投稿日時:2024-01-16 23:50:00
こんにちは。
6歳児が5歳の時に左下のD(治療済)の歯肉ふちにフィステルができ、小児歯科専門医に受診したところ神経を抜きました。
その時に、神経に詰めるこの薬は1年も持たないから、1年以内にまた腫れるかもしれないと言われていました。
もうすぐ治療してから一年という年明けに、前回と同じようになったため受診しレントゲンを撮ったところ、
-二股の根のうち1本の先が溶けておりそこから薬が漏れている(レントゲンでも薬が根の片方からなくなっているのがわかりました)。
溶けているのは根管治療をしたから。
-根の先に見えるこの黒い影は血の塊。
この血の塊と永久歯のあいだにまだ距離があるが、ここが近くなると困る
-抜歯をするには片方の根がしっかりしているので、今はできない。
するとしたらぐらついてから。
-今やれるとしたら、詰め物と薬を取って、血を抜いてまた薬を詰めること。
でも歯が割れそうだからあんまり治療は繰り返したくない
-1ヶ月様子を見てみよう、このまま腫れは引くと思う。
そのうち歯を磨いたりしてると血が出るだろうから。
知らないうちに血は出てると思うよ
と言われました。
そこで質問です
1.レントゲンの黒い影は血ではなくて膿なのではないだろうか。
血は見る限り出ていません。
ただ診察から一週間近くたち、小さな膨らみは白くなりました。
その場合感染が残っているなら、永久歯や体に影響がないだろうか。
6歳だか、歯冠歯形成されているので膿があっても問題は無いとおっしゃる先生もいました。
2.このまま、腫れが引くことはあるのだろか。
もしひいた場合は、このままにしていても大丈夫なのだろうか。
膿は消えるもの?
3.神経を抜いたことにより歯根吸収が早まってしまったのか。
あと何年くらい持つだろうか、、、
まだ永久歯の生え変わりは下の前歯2本だけで、上前歯2本は少しぐらついている状況です。
本人が女の子のためなるべく保定放置を入れたくないと言っていて、すこしでも持たせたいです。
4.ここ1カ月体調を崩して免疫は弱くなっていたと思いますが、フィステルができたりするのは、体調にも関係あるのでしょうか。
1年前、根の治療なのに、当日すぐ終わり、消毒とか大丈夫なのかなと思った記憶があり、今更とても不安です。
よろしくお願いいたします
画像1
6歳児が5歳の時に左下のD(治療済)の歯肉ふちにフィステルができ、小児歯科専門医に受診したところ神経を抜きました。
その時に、神経に詰めるこの薬は1年も持たないから、1年以内にまた腫れるかもしれないと言われていました。
もうすぐ治療してから一年という年明けに、前回と同じようになったため受診しレントゲンを撮ったところ、
-二股の根のうち1本の先が溶けておりそこから薬が漏れている(レントゲンでも薬が根の片方からなくなっているのがわかりました)。
溶けているのは根管治療をしたから。
-根の先に見えるこの黒い影は血の塊。
この血の塊と永久歯のあいだにまだ距離があるが、ここが近くなると困る
-抜歯をするには片方の根がしっかりしているので、今はできない。
するとしたらぐらついてから。
-今やれるとしたら、詰め物と薬を取って、血を抜いてまた薬を詰めること。
でも歯が割れそうだからあんまり治療は繰り返したくない
-1ヶ月様子を見てみよう、このまま腫れは引くと思う。
そのうち歯を磨いたりしてると血が出るだろうから。
知らないうちに血は出てると思うよ
と言われました。
そこで質問です
1.レントゲンの黒い影は血ではなくて膿なのではないだろうか。
血は見る限り出ていません。
ただ診察から一週間近くたち、小さな膨らみは白くなりました。
その場合感染が残っているなら、永久歯や体に影響がないだろうか。
6歳だか、歯冠歯形成されているので膿があっても問題は無いとおっしゃる先生もいました。
2.このまま、腫れが引くことはあるのだろか。
もしひいた場合は、このままにしていても大丈夫なのだろうか。
膿は消えるもの?
3.神経を抜いたことにより歯根吸収が早まってしまったのか。
あと何年くらい持つだろうか、、、
まだ永久歯の生え変わりは下の前歯2本だけで、上前歯2本は少しぐらついている状況です。
本人が女の子のためなるべく保定放置を入れたくないと言っていて、すこしでも持たせたいです。
4.ここ1カ月体調を崩して免疫は弱くなっていたと思いますが、フィステルができたりするのは、体調にも関係あるのでしょうか。
1年前、根の治療なのに、当日すぐ終わり、消毒とか大丈夫なのかなと思った記憶があり、今更とても不安です。
よろしくお願いいたします
画像1
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-01-17 12:59:13
こんにちは。
Dは虫歯だったのでしょうか?
大切な側方歯ですから(DEが後続永久歯より幅広いので後の歯並びにそのスペースが利用できる)出来るだけ形を留めて維持したいですね。
その為に乳歯冠という銀色の既製冠での治療もあります。
治療を繰り返しする必要が生じ、形が維持できなければ乳歯用銀歯でしのぐ事になるでしょう。
〉1
この場合、血でも膿でも一緒でしょう。
何らかの起炎物質があるから身体にダメージを生じないように、免疫細胞が集まって来て守る作用が生じているのでしょう。
それは主に細菌でしょう。
身体の中に細菌が入ってどんどん繁殖しないように、局所で防衛群が戦ってくれたのでしょう。
永久歯に問題を生じないか?は不明です。
口の中の酸でも歯は溶けますから、炎症下の酸性下で全く問題ないか?は運という部分もあるでしょうが、エナメル質減形成ほどにはならないのではないかと思いますが。
〉2
消えたり出たりします。
体調によりけり細菌の繁殖度や質によりけりでしょうか。
〉3
保定装置ではなく保隙装置でしょう。
必要ならば後の歯並びの為に選択を勧められるでしょう。
とりあえず、大臼歯関係を上手く作り上げ維持し続ける事が必要でしょう。
様々な方法がありますが、混合歯列期も予防矯正は自費になり高いですよね。
乳歯冠や保隙装置は保険診療で可能です。
〉4
体調はかなり影響するでしょう。
乳歯は歯根吸収してきますから根管充填は粉剤が基本になります。
溶けて流れたりしますから、必要ならば再アプローチして詰め直したりされるでしょう。
Dは虫歯だったのでしょうか?
大切な側方歯ですから(DEが後続永久歯より幅広いので後の歯並びにそのスペースが利用できる)出来るだけ形を留めて維持したいですね。
その為に乳歯冠という銀色の既製冠での治療もあります。
治療を繰り返しする必要が生じ、形が維持できなければ乳歯用銀歯でしのぐ事になるでしょう。
〉1
この場合、血でも膿でも一緒でしょう。
何らかの起炎物質があるから身体にダメージを生じないように、免疫細胞が集まって来て守る作用が生じているのでしょう。
それは主に細菌でしょう。
身体の中に細菌が入ってどんどん繁殖しないように、局所で防衛群が戦ってくれたのでしょう。
永久歯に問題を生じないか?は不明です。
口の中の酸でも歯は溶けますから、炎症下の酸性下で全く問題ないか?は運という部分もあるでしょうが、エナメル質減形成ほどにはならないのではないかと思いますが。
〉2
消えたり出たりします。
体調によりけり細菌の繁殖度や質によりけりでしょうか。
〉3
保定装置ではなく保隙装置でしょう。
必要ならば後の歯並びの為に選択を勧められるでしょう。
とりあえず、大臼歯関係を上手く作り上げ維持し続ける事が必要でしょう。
様々な方法がありますが、混合歯列期も予防矯正は自費になり高いですよね。
乳歯冠や保隙装置は保険診療で可能です。
〉4
体調はかなり影響するでしょう。
乳歯は歯根吸収してきますから根管充填は粉剤が基本になります。
溶けて流れたりしますから、必要ならば再アプローチして詰め直したりされるでしょう。
回答2
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2024-01-18 09:51:24
まずフィステルなんですが、日本語だと”瘻孔”と言います。
字が表すように必ず穴が開いてます。
ですので、膿が溜まってパンパンに腫れてるなんてことはないです。
もし膿が溜まっているようであれば、それはアブセスってことになります。
これに関しては、このサイトの回答者の大多数が混同して使用してますので、一般の方が誤用してしまうのはいたし方のない面もあります。
ただ、病態はまったく違います。
たとえばフィステルの場合は、絶対に切開排膿処置は行わないといった処置の差があるので、使い分けるべきと考えます。
あとレントゲンの黒い影なんですが、乳歯の根管治療の場合、根管開放すると膿ではなく血が沸きだしてくるという状況のほうが多いです。
そういった点から血が溜まっているという表現をしたのだと推測しますが、ちょっと微妙な言い方ですかね。
たとえば、血腫と血管腫というのがあるのですが、ザックリ言うと前者はまさに血が溜まった状態、後者は血管が増殖した状態です。
両者とも切れば血が出ますが、前者はすぐに減圧するのに対し、後者はしばらく出続けます。
つまり対応が違います。
乳歯の話に戻しますと、○○が溜まっているというのであれば、開放してそれを排出させれば、すぐに減圧できますが、後者であれば減圧するというより止血することが重要ということになり対応が異なります。
ちなみにフィステルであればすでに穴が開いているわけですから、減圧する必要性すらないことになります。
字が表すように必ず穴が開いてます。
ですので、膿が溜まってパンパンに腫れてるなんてことはないです。
もし膿が溜まっているようであれば、それはアブセスってことになります。
これに関しては、このサイトの回答者の大多数が混同して使用してますので、一般の方が誤用してしまうのはいたし方のない面もあります。
ただ、病態はまったく違います。
たとえばフィステルの場合は、絶対に切開排膿処置は行わないといった処置の差があるので、使い分けるべきと考えます。
あとレントゲンの黒い影なんですが、乳歯の根管治療の場合、根管開放すると膿ではなく血が沸きだしてくるという状況のほうが多いです。
そういった点から血が溜まっているという表現をしたのだと推測しますが、ちょっと微妙な言い方ですかね。
たとえば、血腫と血管腫というのがあるのですが、ザックリ言うと前者はまさに血が溜まった状態、後者は血管が増殖した状態です。
両者とも切れば血が出ますが、前者はすぐに減圧するのに対し、後者はしばらく出続けます。
つまり対応が違います。
乳歯の話に戻しますと、○○が溜まっているというのであれば、開放してそれを排出させれば、すぐに減圧できますが、後者であれば減圧するというより止血することが重要ということになり対応が異なります。
ちなみにフィステルであればすでに穴が開いているわけですから、減圧する必要性すらないことになります。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2024-01-19 09:48:29
おはようございます。
>1.レントゲンの黒い影は血ではなくて膿なのではないだろうか。
>血は見る限り出ていません。
おそらく膿(骨吸収)だと思います。
>ただ診察から一週間近くたち、小さな膨らみは白くなりました。
>その場合感染が残っているなら、
フィステルがあるという事ですから感染しています。
>永久歯や体に影響がないだろうか。6歳だか、歯冠歯形成されているので膿があっても問題は無いとおっしゃる先生もいました。
永久歯はすでに出来上がっているので問題はありません、体について影響はないと思います。
乳歯のフィステル http://yamadashika.jugem.jp/?cid=107
>2.このまま、腫れが引くことはあるのだろか。
通常腫れは引かないと思います、
>もしひいた場合は、このままにしていても大丈夫なのだろうか。
>膿は消えるもの?
感染根管なので根管治療が必要になると思います。
>3.神経を抜いたことにより歯根吸収が早まってしまったのか。
感染したから歯根吸収が起きたと考えていいと思います。
>あと何年くらい持つだろうか、、、
>まだ永久歯の生え変わりは下の前歯2本だけで上前歯2本は少しぐらついている状況です。
>本人が女の子のためなるべく保定放置を入れたくないと言っていて、すこしでも持たせたいです。
歯根の状態によりますが歯根吸収がなければ結構持つと思います、歯根吸収があれば再発抜歯も考えなければならないかもしれません。
>4.ここ1カ月体調を崩して免疫は弱くなっていたと思いますが、フィステルができたりするのは、体調にも関係あるのでしょうか。
関係ないと思います。
お子さんの場合根管治療の適応症だと思います。
>1.レントゲンの黒い影は血ではなくて膿なのではないだろうか。
>血は見る限り出ていません。
おそらく膿(骨吸収)だと思います。
>ただ診察から一週間近くたち、小さな膨らみは白くなりました。
>その場合感染が残っているなら、
フィステルがあるという事ですから感染しています。
>永久歯や体に影響がないだろうか。6歳だか、歯冠歯形成されているので膿があっても問題は無いとおっしゃる先生もいました。
永久歯はすでに出来上がっているので問題はありません、体について影響はないと思います。
乳歯のフィステル http://yamadashika.jugem.jp/?cid=107
>2.このまま、腫れが引くことはあるのだろか。
通常腫れは引かないと思います、
>もしひいた場合は、このままにしていても大丈夫なのだろうか。
>膿は消えるもの?
感染根管なので根管治療が必要になると思います。
>3.神経を抜いたことにより歯根吸収が早まってしまったのか。
感染したから歯根吸収が起きたと考えていいと思います。
>あと何年くらい持つだろうか、、、
>まだ永久歯の生え変わりは下の前歯2本だけで上前歯2本は少しぐらついている状況です。
>本人が女の子のためなるべく保定放置を入れたくないと言っていて、すこしでも持たせたいです。
歯根の状態によりますが歯根吸収がなければ結構持つと思います、歯根吸収があれば再発抜歯も考えなければならないかもしれません。
>4.ここ1カ月体調を崩して免疫は弱くなっていたと思いますが、フィステルができたりするのは、体調にも関係あるのでしょうか。
関係ないと思います。
お子さんの場合根管治療の適応症だと思います。
タイトル | [写真あり] 6歳、根管治療済みの左下Dにフィステルができた |
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質問者 | すいーとかふぇさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 6歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
その他(写真あり) 歯茎の出来物(できもの) 歯茎の婁孔(ろうこう・フィステル) 乳歯の抜髄、根管治療 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。