17歳、抜髄と根管治療後の詰め物の素材について

相談者: さくらんぼ333さん (17歳:男性)
投稿日時:2024-07-07 00:17:08
17歳の子供の歯について相談です。

5年ぶりに歯医者に行ったところ、たくさん虫歯があり、レントゲンで見ると神経をとらなければいけないかもしれない歯が4本(右上4番5番、左上4番5番)あり、他にも歯と歯の間の虫歯がたくさんあるとのことでした。

根幹治療専門医の歯科医院に通院し、右上4番から治療を始めたのですが、神経をとるかどうかの診断に冷たい綿のようなものを歯に当て、すごく痛がったので、このぐらい痛いなら神経はとった方がよいとのことで抜髄になりました。

神経をとるかどうかは、その後の歯の寿命に関わる大事なことだと思うのですが、簡単に決められた気がして、この診断は正しかったのでしょうか?

右上5番は冷たい綿を当てた時、そこまで痛がらなかったので、削ってみないとわからないとのことでした。

通常、神経をとるかどうかは、どうやって診断するのでしょうか?
歯髄電気診というのを、やっていなかったようですが、通常行うのでしょうか?

また、右上4番は、保険適用でマイクロスコープラバーダムを使用して、根幹治療が終わったのですが、その後、詰めるものの素材をどうしたらよいか迷っています。

選択肢として、

レジンで埋める
歯を削らなくてもよいというのはメリットですが、強度が心配です。
神経をとった歯をレジンで埋めるのは、どのくらいもつのでしょうか?
歯ぎしりがあるのですが、歯が割れてしまうことはあるのでしょうか?

CAD/CAM
歯をたくさん削らなければいけないので躊躇してしまいますが、金属やセラミックに比べると強度が劣るようですが、ダメになる時はどのような感じでしょうか?
歯が割れてしまうことはありますか?
レジンで埋めるのと、CAD/CAM冠とどちらが良いのでしょうか?

銀歯は、色が目立つのが気になります。

セラミックは、他にもたくさん虫歯があるので、費用面がネックで出来たら保険適用がいいと考えています。

どの方法がベストでしょうか?
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-07-07 11:40:42
こんにちは。

定期的に歯科を受診しなくなった後、親の管理が甘くなる中高大学時代に虫歯を多発して来られるお子さんは案外多くおられます。

特に隣接面虫歯(歯と歯の間から始まる虫歯)は学校検診では見つかりませんから、歯科医院を受診しレントゲン検査を受けて初めて多発を指摘される事となり皆さん大変ショックを受けられます。

特に部活や通学時にスポーツ飲料を常飲していたり、買い食いか常習になっていると虫歯は一気に増えるように思います。
お口が不潔になったり酸性に傾いている時間が増える為でしょう。


上の4番、5番も、不潔にしている人に隣接面虫歯が多い部位だと感じます。
レントゲン検査ではある程度の事しかわかりませんから、実際に削る前に歯髄を保存できるかどうかを打診で診るのが一般的です。
冷刺激や電気歯髄診断は補助的に使われています。
それ自身に保険点数はない為、丁寧な検査がされたと思います。

また、小臼歯マイクロスコープ加算はないですし、ラバーダムも保険点数がついていませんから丁寧な治療を受けられたと思います。

今後の歯冠修復治療について、歯科医からレジン充填の選択肢を示されたのでしょうか?

抜髄が必須となるような隣接面虫歯の場合、隣接面がほぼ1壁から2壁なくなっている可能性まであると思います。
虫歯の状態により、どの程度歯質を失ったのか?失った部位は?などにより選択可能な治療法は変わりますから、主治医の指示にしたがっていただくのが一般的だと思います。

レジン充填だけで問題ないと言われたならば、よかったという事になると思います。
冠治療しか選択できない場合もファイバーコアが必要か?どうかも主治医が考えるのが一般的です。

土台をしっかり作れたならば、削られても冠の材質により必要量削るのは治療を長期に成功させる為ですから、抜髄した歯の削る量についてはあまり気にされなくて良いと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さくらんぼ333さん
返信日時:2024-07-07 17:48:34
ふなちゃん先生、お答え頂き、ありがとうございます。

神経をとるかどうかは、打診で診るのが一般的なのですね。
打診は、必ず行うものなのでしょうか?

今後の歯冠修復治療について、歯科医は、レジンで詰める方法もありますと、選択肢として示されましたが、ひびが入ってしまう可能性があると言っていました。
レジンで、ひびが入ってしまった場合、自分で気づくことが出来ますか?
気づかなかった場合、ひびから、虫歯が進行していくのでしょうか?

クラウンにする場合は、土台は、ファイバーを使用するとのことでした。
どうするか、次回までに決めてきて下さいと言われています。

歯ぎしりがある場合、レジンで詰めるのは、ひびが入ったり、歯冠破折のリスクが高いですか?

歯科医が、根幹治療した歯に問題が起こる(痛くなる)のは、1年後くらいが多いと言っていたのも気になります。
もし、1年後くらいに再治療となったら、レジンの方がやりやすそうで、クラウンだと、更に削られる可能性があるのではと思ったりします。

今後、歯の寿命を長く保てるのは、どちらでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-07-08 14:50:00
歯軋りがあったとしても、どの歯のどの部位で歯軋り時にガイド(過重負荷)が入っているか?ガイドの与え方、抜き方、咬合ポイントの与え方は歯科医の判断によりますから何とも言い難いです。

どこにどれくらいの厚さで天然歯が残してあるか?も、ケースバイケースですからね。

とはいえ、ケースバリエーションがかなり豊富という事を前提にしても、統計ではレジン充填よりも冠治療にした方がトラブルがない期間が長くなるという報告がありますから、一般的にはどちらが良いか?という質問には冠治療にした方が長持ちしますよという回答を得る事になるように思います。

ただ、本当にケースバリエーションは豊富にありますから、実際に治療をしてくれている歯科医にお勧めをお尋ねしてみて下さい。

冠治療を選ばず、お子さんご本人の歯が口腔内に露出したままですと、今まで以上に虫歯リスクは高いままという事になる場合が多々あると思いますから、再治療を繰り返したくないならばお子さん自身が歯への理解を深めていただき、食生活をきちんと見直したり、生活週間を変えたり、歯磨きを徹底するなど変わっていただく事が必要になると思います。

とりあえずお子さんご自身の歯を細く心棒状になるまで削り取り、冠で全て覆いつくして口腔に露出する部位を無くしておきますと、かなり長い間虫歯になる事は無くなりますよね。

お子さんとよく話し合ってみてはいかがでしょう?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さくらんぼ333さん
返信日時:2024-07-13 12:20:35
ふなちゃん先生、ご回答ありがとうございます。

子供とよく話し合いたいと思います。
ありがとうございました。



タイトル 17歳、抜髄と根管治療後の詰め物の素材について
質問者 さくらんぼ333さん
地域 非公開
年齢 17歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
う蝕関連
補綴関連
根管治療後の詰め物・被せ物
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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