咬合調整で使用したレジンを歯を傷つけずに取り除けますか?
相談者:
レレレさん (46歳:女性)
投稿日時:2025-07-17 18:58:55
噛み合わせの不調で著しく体調が悪化したため、自費治療の歯科で診てもらったところ、とりあえずすぐに今の不調を脱するために、と応急処置的にレジンを盛って咬合調整をしてくださいました。
上の歯の両側4567、下の歯の左67とかなり広範囲です。
実際にこれで体調が一時的にとても改善したのでありがたかったのですが、そのレジンの山部分が削れてきて今は元々の歯の溝がレジンで埋まっているような状態になっています。
(そちらの歯科で本治療もと思ったのですが、天然歯を10本以上削ってセラミックにすると言われ、それはすぐには決められないと躊躇してしまいました。)
歯の溝が埋まるように残ってしまっているこのレジンを取りたいのですが、歯を傷つけずに取ることは可能でしょうか?
また、その場合は大学病院などでお願いした方が良いのか、それとも失礼を承知で盛ってくださった先生にお願いした方が良いのでしょうか。
上の歯の両側4567、下の歯の左67とかなり広範囲です。
実際にこれで体調が一時的にとても改善したのでありがたかったのですが、そのレジンの山部分が削れてきて今は元々の歯の溝がレジンで埋まっているような状態になっています。
(そちらの歯科で本治療もと思ったのですが、天然歯を10本以上削ってセラミックにすると言われ、それはすぐには決められないと躊躇してしまいました。)
歯の溝が埋まるように残ってしまっているこのレジンを取りたいのですが、歯を傷つけずに取ることは可能でしょうか?
また、その場合は大学病院などでお願いした方が良いのか、それとも失礼を承知で盛ってくださった先生にお願いした方が良いのでしょうか。

船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-07-17 23:43:41
こんにちは。
レジンを臼歯に盛る治療で、体調がとても改善されてよかったですね。
奥歯がすり減ったりして前歯が強く当たるようになると神経が休まる暇がなかったり、顎が押し込まれたりしますから、体調不良になったリ顎関節症状が出たり、前歯がぐらついたり削れたり、隙間が生じてきたりすることはよくあると思います。
それで、奥歯を咬合挙上する治療は以前から案外よくされていると思います。
レジンは奥歯に簡単に盛り付けられて削るのも容易にできるために使用されたりしますが、材料学的な強度が不足しているために結構簡単に削れてしまいますから、最終的には金属に置き換えたり、昨今ではジルコニアに置き換えたりすることになると思います。
ジルコニアは硬すぎるタイプもあるので、ガラスセラミックを好む歯科医もおられます。
奥歯10本以上をセラミックに置き換える治療にも種類があり、セラミック冠治療のようにかなり削り取るタイプからテーブルトップベニアのようにほとんど削り取らない治療まで様々タイプがありそれぞれの歯科医が得意とする方法があると思います。
セラミック冠治療の場合、数百万円から500万円程度になることが多いのではないかと思いますから、結構な治療費になるでしょう。
天然歯の状態によっては、矯正歯科治療の方が良い治療で安価になる場合があるかもしれません。
現在、盛り付けたレジンがどの程度削れたのか?またそれにより体調がどのように変化されたのか分かりませんが、提案された最終治療法がセラミック冠治療だったのか?天然歯を削られることに躊躇されて、盛り付けたレジンも取り除いてもらいたいとご希望されているようですね。
その場合、天然歯の溝を再現するのは大変な作業になると思いますから、大学病院の先生もお困りになるのではないかと想像します(程度問題ですが)。
ですから、レジンを盛った歯科医に戻られて除去を依頼されるのが良いのではないかと思います。
歯科医も自分が行った治療の後始末と言いますか、その後の修正は責任を持ってくれるのではないかと思います。
まあ、ダメだった場合は大学病院でご相談いただくことになるのかなと思います。
レジンは平滑面に盛ったりつけたりした場合は、とても容易に除去できます。
ブラックライトで照らしますと発光しますから発光がなくなるまで削って研磨すれば良いだけだからです。
ただし、溝部を綺麗に除去するのはとても難しいと思います。
レジンを臼歯に盛る治療で、体調がとても改善されてよかったですね。
奥歯がすり減ったりして前歯が強く当たるようになると神経が休まる暇がなかったり、顎が押し込まれたりしますから、体調不良になったリ顎関節症状が出たり、前歯がぐらついたり削れたり、隙間が生じてきたりすることはよくあると思います。
それで、奥歯を咬合挙上する治療は以前から案外よくされていると思います。
レジンは奥歯に簡単に盛り付けられて削るのも容易にできるために使用されたりしますが、材料学的な強度が不足しているために結構簡単に削れてしまいますから、最終的には金属に置き換えたり、昨今ではジルコニアに置き換えたりすることになると思います。
ジルコニアは硬すぎるタイプもあるので、ガラスセラミックを好む歯科医もおられます。
奥歯10本以上をセラミックに置き換える治療にも種類があり、セラミック冠治療のようにかなり削り取るタイプからテーブルトップベニアのようにほとんど削り取らない治療まで様々タイプがありそれぞれの歯科医が得意とする方法があると思います。
セラミック冠治療の場合、数百万円から500万円程度になることが多いのではないかと思いますから、結構な治療費になるでしょう。
天然歯の状態によっては、矯正歯科治療の方が良い治療で安価になる場合があるかもしれません。
現在、盛り付けたレジンがどの程度削れたのか?またそれにより体調がどのように変化されたのか分かりませんが、提案された最終治療法がセラミック冠治療だったのか?天然歯を削られることに躊躇されて、盛り付けたレジンも取り除いてもらいたいとご希望されているようですね。
その場合、天然歯の溝を再現するのは大変な作業になると思いますから、大学病院の先生もお困りになるのではないかと想像します(程度問題ですが)。
ですから、レジンを盛った歯科医に戻られて除去を依頼されるのが良いのではないかと思います。
歯科医も自分が行った治療の後始末と言いますか、その後の修正は責任を持ってくれるのではないかと思います。
まあ、ダメだった場合は大学病院でご相談いただくことになるのかなと思います。
レジンは平滑面に盛ったりつけたりした場合は、とても容易に除去できます。
ブラックライトで照らしますと発光しますから発光がなくなるまで削って研磨すれば良いだけだからです。
ただし、溝部を綺麗に除去するのはとても難しいと思います。

相談者:
レレレさん
返信日時:2025-07-18 15:40:56
大変参考になる回答ありがとうございます。
そもそもこの体調不良が矯正途中で出てきたもので(具体的には、顎の位置がずれ下顎が後ろ上部に下がったようになり、首の痛み・顎関節症・吐き気・動悸・不眠などが出るように)そのせいで一種のパニックのようになってしまってこのまま器具をつけていられないという状態になり途中で辞めてしまったことに端を発しています。
ですから、少なくとも今またすぐ矯正をするというのは体調的にとても考えられません。
その場合、上記の(仰る通りセラミック冠治療です)治療法に踏み切った方が良いのでしょうか?
レジンが削れてきたことで体調はまた悪化してきています。
今矯正の後戻りがあり、歯や顎が動いている感じがあるので、このタイミングで噛み合わせ治療をしても上手くいかないのではないかとも思い、今はもう後戻りに期待して、歯のレジンも取って、とにかく健康だった時の元の状態に戻したい、という一心で質問しました。
が、溝のレジンを取るだけでもそんな簡単なことではないんですね…。
そもそもこの体調不良が矯正途中で出てきたもので(具体的には、顎の位置がずれ下顎が後ろ上部に下がったようになり、首の痛み・顎関節症・吐き気・動悸・不眠などが出るように)そのせいで一種のパニックのようになってしまってこのまま器具をつけていられないという状態になり途中で辞めてしまったことに端を発しています。
ですから、少なくとも今またすぐ矯正をするというのは体調的にとても考えられません。
その場合、上記の(仰る通りセラミック冠治療です)治療法に踏み切った方が良いのでしょうか?
レジンが削れてきたことで体調はまた悪化してきています。
今矯正の後戻りがあり、歯や顎が動いている感じがあるので、このタイミングで噛み合わせ治療をしても上手くいかないのではないかとも思い、今はもう後戻りに期待して、歯のレジンも取って、とにかく健康だった時の元の状態に戻したい、という一心で質問しました。
が、溝のレジンを取るだけでもそんな簡単なことではないんですね…。

船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-07-19 20:22:34

相談者:
レレレさん
返信日時:2025-07-19 22:29:04
重ねての回答、しかも具体的なアドバイス大変ありがたいです。
そのようにしてみようと思います。
力になっていただいて本当に心強く、助かりました。
ありがとうございます!!
そのようにしてみようと思います。
力になっていただいて本当に心強く、助かりました。
ありがとうございます!!
タイトル | 咬合調整で使用したレジンを歯を傷つけずに取り除けますか? |
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質問者 | レレレさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 46歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
レジン(白いプラスチック) 噛み合わせ(咬合)治療 噛み合わせに関するトラブル |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。