質問 |
うおううおうさきこ 2015/06/18(Thu) 10:31
こんにちは
上の前歯のねじれや奥歯の噛み合わせの悪さをなおすため、
矯正を考えており、歯医者さんに相談しているところです。
しかし、歯医者さんから初めに聞いた目指すゴールと、二回目に聞いたゴールが違うので、
どちらが一般的なのか、どちらが好ましいのかお尋ねしたいと思います。長文ですが、よろしくお願いします。
私はもともと下の前歯(1番か2番かは不明)が一本ないためか、
上と下の歯列弓の形が異なり、特に奥歯は、下が大臼歯の半本分くらい前に出ている状態だそうです。
検査後はじめに聞いた説明@では、「奥歯をインプラントアンカーで遠心移動して、奥歯の噛み合わせをV級からT級化する」という説明で、上の前歯と下の前歯の噛み合わせについては言及されませんでした。
しかしその次の説明Aで、「前歯が足りないから、前歯の噛み合わせを合わせるため、奥歯を必ずしもT級化する必要はない。下の奥歯はむしろ少しずれているくらいがよい」と説明されました。
私はもともと前歯はかみ合っていません(下の歯を少し前にずらせば、そばでもなんでも噛み切れます。見た目もほとんど出っ歯ではもありません)。
以前就寝時に、歯医者さんで作ってもらった歯ぎしり防止のためのマウスピースをしていた時、マウスピースと下の歯が当たる感覚にすごく顎がつかれてしまい、結局使用をやめてしまいました。そのような経験もあり、私の場合は前歯を合わせないほうがむしろよいのではないかと思っています。
私のような場合@とA、どちらがこのましい治療方法なのでしょうか。
よろしくお願いいたします。 |
回答1 |
渡辺 徹也 2015/06/23(Tue) 15:38
どちらが一般的ということもなく、先生や患者さんの考え方次第の様な気もします。
気になる点としては、説明@の場合、当然ながら下の歯の本数が足りなくなりますので、
・前歯1本分の隙間を作ってそれをブリッジ等で補う
・前歯の噛み合わせを深く仕上げる(やや出っ歯気味になる感じ)
・上の歯、おそらく5番から5番ぐらいまでの歯の隣接面をそれぞれ少しずつ削って細くして、下の歯列に合わせる
の3パターンのゴールが考えられるかと思います。
先生がどれを想定されているのか、再度確認してみると治療方針を選択する際の参考になるのではないでしょうか?
いずれの場合も、普通に奥歯でカチッと噛んだ時に前歯は軽く当たるか当たらないかぐらいに仕上げるのが、これは一般的だと思いますし、機能的にもその方が良いと思います。
因みに自分が担当するのであれば、直接拝見しないと分かりませんが説明Aの先生の様な方針を立てるかも知れませんね。
ご参考までに。
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回答2 |
伊藤 雅大 2015/06/23(Tue) 19:02
うおううおうさきこさん、こんばんわ。
下顎の前歯の先天性欠如の場合、矯正治療の治療方針は多岐にわたります。
学会や論文などの発表でもいろいろな報告があります。
非抜歯の場合、渡辺先生が提示しているような方針になると思います。
抜歯をする場合は、さらにさまざまな方針が考えられます。
どの方針にするのかは、現状や患者さんの希望などを考慮して決定します。
(抜歯非抜歯、正中線なども含めて)
個人的には、2+上顎前歯のストリッピング考慮、にするかもしれません。
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返信1 |
うおううおうさきこ 2015/06/24(Wed) 21:59
渡辺先生、伊藤先生、ご返答ありがとうございます。
お二人とも説明Aのほうが好ましいという考え方なんですよね。
私個人としては、奥歯の噛み合わせをしっかりさせるため、説明@のほうがいいんじゃないかと思ったのですが、Aのほうがよさそうという理由は、そのほうが機能的によい、ということなのでしょうか?
素人考えですが、説明@+渡辺先生が提示された方法1を組み合わせた治療方針がもっとも好ましいんじゃないか、と考えてしまいます。この方針にはなにかデメリットはありますか。
またストリッピングに関しては、担当医からも提案されています。
お時間があれば、お返事お待ちしております。
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回答3 |
伊藤 雅大 2015/07/01(Wed) 00:45
うおううおうさきこさん、こんばんわ。
どの治療方針が良いのかは、それぞれの患者さんの状態によります。
欠損部分に対して、補綴処置(ブリッジやインプラント)をする場合のデメリットとしては、
ブリッジは両端の歯を削ること、インプラントは高価であったり、入れる場所が必要だったりします。
改めて、どの方針が良いのか、担当医に意見を聞くのがいいと思います。
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