質問 |
もるぎふ 2024/12/17(Tue) 23:48
左下8番に虫歯が残っているものの器具が入らないため完全に虫歯を除去することはできない。と歯科医から案内されました。
取れるだけ取って使えるだけ使いましょうという。ことになりました。
すでに左下8番は銀クラウンを被せています。
取れない虫歯があるのならドックスベストセメントで悪化を防げるのでは!?と思った次第です。
1.
銀クラウンの上部から開けて、ドックスベストセメントを詰めて、最終的に穴をあけた銀クラウンに銀インレーを被せることは可能でしょうか?
2.
歯科で保険診療で銀クラウンを1.2万円(支払いはそのうち3割)で実施ている歯科で、上記の施術後に銀クラウンを自費診療で対応してもらう場合、1.2万円で対応してもらえるものでしょうか?
3.ドックスベストセメントの治療は、1本の歯を銀クラウン仕上げてもらう場合、開始から完了までにどの程度の費用がかかるでしょうか?
(セメント代金だけの提示はよく見るのですが…)
ほとんど自費診療にお世話になったことがありませんので、ご回答をお願い致します。 |
回答1 |
タカタ 2024/12/18(Wed) 06:29
ドッグスベストセメントを用いたからといって虫歯の進行を止めれるわけではありません。
自費治療でドッグスベストセメント治療を受けた場合、同じ歯科医院での治療は自費治療になるので、銀歯であっても自費治療になるので、費用は高くなると思います
費用は医院によってまちまちですが、5〜10万円以上はかかるのではないでしょうか
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返信1 |
もるぎふ 2024/12/19(Thu) 23:41
タカタ先生
ご回答ありがとうございます。
>ドッグスベストセメントを用いたからといって虫歯の進行を止めれるわけではありません。
私にとってドッグスベストセメントについて根底から覆されるようなご回答がありました。
私が閲覧したドッグスベストセメントの説明では、歯の中の虫歯を殺菌して虫歯を無くし、その歯の内部においては殺菌し続ける技術。という説明になっているように思っておりました。
進行と止めてかつ、治せるものという認識だったのですが、違うのでしょうか?
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回答2 |
井野泰伸 2024/12/20(Fri) 08:21
過去にも詳しく書いてある質問あるので読んでみて下さい。
https://www2.ha-channel-88.com/soudann/soudann-00068875.html
>私が閲覧したドッグスベストセメントの説明では、歯の中の虫歯を殺菌して虫歯を無くし、その歯の内部においては殺菌し続ける技術。という説明になっているように思っておりました。
歯科医院のホームページなどはある種広告ですから患者さんに魅力的なことを書きます。
真偽が知りたければ、歯科医院のホームページより文献読み漁った方がいいですよ。
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回答3 |
タカタ 2024/12/20(Fri) 08:55
歯の象牙質に入り込んだ細菌はその場所でバイオフィルムというバリアのようなものを形成し、その中で密かに生き続けます。
そこから少しずつ内毒素を歯の内部に送り込んできて歯の内部の歯髄 いわゆる神経組織に悪影響を及ぼし、徐々に血行不良が起きていきます。
そうやってじわりじわりと蝕まれていくのですが、ドックスベストセメントの抗菌力がバイオフィルムの中の細菌には効果を発揮できないために虫歯の進行そのものを止めることは難しい というのが今の時点での解釈になろうと思います
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回答4 |
Dr.ふなちゃん 2024/12/20(Fri) 10:26
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
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https://www.icd-japan.gr.jp/pub/vol46/08-vol46.pdf
とりあえず文献を貼っておきます。
バイオフィルムを破壊するという記載がありますが、そこに参考文献や研究リンクが貼られていない為、疑問視する歯科医が多数いる状態です。
研究をきちんと行う為にはそれなりの設備が必要で高額費用が必要ですから企業側の利益に繋がらないと誰もしてくれません。ですから医療の多くは臨床が先行する形となりがちです。
臨床実験してもらいたいという場合はおかかりの歯科医にご相談される事になりますが、日本の国の認可がない治療は保証がなく歯科医に責任が重くのしかかりますから自費で高額になりますね。
標準治療は虫歯があれば可及的に明示下で取り除きます。それにより歯が薄くなって割れたり折れたりしたら抜歯になります。
または、メーカーが製品の使用法で認可を取っている薬剤を使って虫歯に塗布して3ヶ月以上経過観察した後再アプローチする歯髄温存療法(歯髄温存療法とは、臨床的に健康な歯髄又は可逆性歯髄炎であって、感染象牙質を全て除去すれば、露髄を招き抜髄に至る可能性のある深在性のう蝕を対象とし、感染象牙質を残し、そこに水酸化カルシウム製剤などを貼付し、感染部の治癒を図り、3月以上の期間を要するものをいう。本区分は、当該処置を行った最初の日から起算して3月以上の期間内に2回程度の薬剤の貼付を行うことを含め、当該処置に係る一連の行為を包括的に評価し、当該処置を行った最初の日に算定する。歯髄温存療法を行った場合は、当該処置を行った最初の日から起算して3月以上の経過観察を行った後に、歯冠修復等を実施する。なお、当該処置を行った場合は、処置内容及び経過観察期間等に係る事項について患者に対して説明するとともに、その要点を診療録に記載)のみになります。その場合保険適用になりますが、ご相談の歯の状態で適用可能か?はわかりません。
おかかりの歯科医にご相談され、充分な説明を受けてください。
親知らずであれば抜歯した方が良いのでは?と思いますが、おかかりの歯科医が保存に努めるようですから抜かずに使用される意義が何かあるのだろうと想像しています。
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返信2 |
もるぎふ 2024/12/22(Sun) 00:27
井野先生
ご回答ありがとうございます。
過去の熱烈な投稿を確認させて頂きました。
こちらを読めれば、ドックスベストセメントについて先生方の考えなどが垣間見えました。
日本でメディアに取り上げられて相当の期間が経ちましたので、過去ログから似たようなことが知れるのではと考えましたが、掲示板の過去ログ検索機能はないんですかね。見つけることができず結果的に重複質問をさせていただきました。
タカタ先生
再度のご回答ありがとうございました。
殺菌力では、バイオフィルムを突破することはできないんですね。
どうも魔法のような技術と捉えていたようです。
船橋先生
ご回答ありがとうございます。
ごもっともなご指摘ありがとうございます。
噛み合わせの関係で使えるまでは、左下8番を残した方が良いという先生からのアドバイスにより残している次第です。
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回答5 |
柴田 (評価4.0) 2024/12/22(Sun) 19:10
>左下8番に虫歯が残っているものの器具が入らないため完全に虫歯を除去することはできない。と歯科医から案内されました。
器具が入らないような状況の歯牙を長期間保存することは中々難しいと思います。歯ブラシ等が届かないことが想像されます。
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