質問 |
ゆう77 2025/05/05(Mon) 21:30
虫歯治療について相談です。
5年ほど前に、1番と2番の間の裏側(未治療)が少し黒く透けている。歯軋りなどでヒビが入り、レントゲンには映っていないが虫歯の可能性がある、との診断を受けました。
その後医院を2回ほど変え、3ヶ月に1度定期検診にいっていますが、前歯の虫歯については5年間何も言われていませんでした。
ですが今回また別の歯医者で虫歯の可能性があると指摘を受けました。(レントゲンには映っていないようです)
未治療の歯なので、削ることのメリットもデメリットもあるとのことでした。
・この場合、虫歯治療は様子見の方が良いのか、ひどくなる前に治療した方が良いのかご意見いただきたいです
・もし虫歯であった場合、5年ほどたっていますがレントゲンに映るほどの大きさになっていないということは、進行が止まっている可能性はありますか?それとも少しずつ大きくなっているのでしょうか?
・ヒビが原因の可能性があるとのことで、ナイトガードマウスピースは毎日つけていますが、歯の保護の効果は実際どのくらいあるのでしょうか?(日中も歯が当たらないよう意識はしています)
・最近マウスピースが擦れてきているので再作成を検討していますが、保険と自費のマウスピースは何か違いはありますか?
質問が多いですが、ぜひご意見いただけますと幸いです。
宜しくお願いいたします。 |
回答1 |
Dr.ふなちゃん 2025/05/07(Wed) 09:23
|
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
|
こんにちは。
前歯の隣接面虫歯は歯並びが悪い方や噛み合わせのバランスが悪い方には結構多く発生しているという印象があります。歯の表層は石英のように硬いので繰り返し同じ点で石同士が当たり続けていると細かいヒビが入りそこから虫歯を生じる細菌が入り込んだり自浄性が悪い状態が続くために虫歯として深く進行していくためだと思います。
その説明が、歯軋りなどでヒビが入り虫歯が・・・・という説明担っているものと思います。
黒変や茶変という状態は診療台に付けられているライトを照らすと容易に確認できると思いますが、わかりにくい時は専用のラウトを使って確認したりすると思います。
ただ、治療に際してはアプローチが非常に困難な部位ですから裏側か表側の健全エナメル質と場合によっては(角度が悪いと)健全象牙質も削り取っての治療が必要になることが多いと思います。
隣接面虫歯を早期に人工物(CR)に置換しておくのか?経過観察を継続するのか?に関しては歯科医も患者さんも迷うと思いますが、治療に良いバッチリなタイミングで歯科受診いただけるか?はわからないため大きな虫歯にならないうちに治療をしておき安心して生活していただくことをお勧めする歯科医もいると思いますし、悪くなって削ってもどうせCR治療は同じなので黒変がもっと酷くなってレントゲンで確認可能になってから治療をすれば良いと割り切る歯科医もいると思います。
治療時にはMI用バーなどの極小のダイヤモンドバーがある方が無駄におおきく歯を削られなくて良いので良いと思います。MI治療を行っていることを確認いただくことは可能かもしれませんね(もちろん歯の切削に使用するバーの大きさが違うだけですから保険診療内です)
>もし虫歯であった場合、5年ほどたっていますがレントゲンに映るほどの大きさになっていないということは、進行が止まっている可能性はありますか?それとも少しずつ大きくなっているのでしょうか?
レントゲンは立体のものを平面で写しているため歯の重なり具合や湾曲具合によって像が重なって写り判別不能になる場合は結構あると思います。また歯の厚みなどでもわかりにくい像しか得られない場合はありますね。
よく歯医者に行かれる方で前歯のよく見えるところでしょうから急進性でないことは多いと思いますが、一旦虫歯治療でアプローチして見ると一点だけ案外深かったということもしばしば経験します。口腔内の汚染からのバリアーが破壊されている状態ですから内部で少しずつ大きくなると思います。
>ヒビが原因の可能性があるとのことで、ナイトガードマウスピースは毎日つけていますが、歯の保護の効果は実際どのくらいあるのでしょうか?(日中も歯が当たらないよう意識はしています)
隣接歯とのコンタクトの状態や噛み合わせの状態によりけりだと思いますが、ナイトガードマウスピースのご使用を歯科医院に薦められているようですから他の歯にも問題があるのだろうと思います。使用しないよりも使用した方が良いと診断を受けられているものをネットで問われても更に無責任な回答しか得られないものと思います。
>最近マウスピースが擦れてきているので再作成を検討していますが、保険と自費のマウスピースは何か違いはありますか?
おかかりの歯科医院で違いについて説明を受けられることをお勧めします。
概形印象をして(アルジネート印象)模型を作りそれにシートをプレスして製作される単純なタイプは保険適用だと思います。噛み合わせを完全に離開させて側方前方運動時のガイドを作成するタイプは病名が異なってくると思います。
|
回答2 |
柴田 (評価3.9に降下) 2025/05/07(Wed) 09:25
前歯のむし歯であれば透過診が有効な場合があると思います。専門の器具がなくてもレジン充填に使う光照射器を当てるだけですから簡単にできると思います。
部位にもよりますがエナメル質の厚みを超えて象牙質までむし歯が侵入していれば個人的には削ります。
年齢を加味して考えると進行は遅めかと思います。
|
回答3 |
山田 豊和 2025/05/07(Wed) 12:46
こんにちは。
仰るようなむし歯なら個人的には介入しないと思います、いずれにしろ半年あるいは一年に一度くらいは経過観察すると思います。
ナイトガードマウスピースはむし歯には有効ではありませんしヒビの予防にも有効ではないと考えています。
|