歯周病患者の歯磨き方法と、歯周病菌のquorum sensingについて

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歯周病患者の歯磨き方法と、歯周病菌のquorum sensingについて


質問者
歯周病 さん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
歯周病その他
歯磨きに関する疑問
歯磨き(プラークコントロール) その他
歯周病関連
公開日 2008-02-07 15:56:22
回答者
光武 俊典先生
小牧令二先生
渡辺 徹也先生
田尾 耕太郎先生
タイヨウ先生

質問 私は重度の歯周病だと診断されました。

ある歯科医さんから「を磨かない方が良い」「歯間ブラシを使わない方が良い」と言われました。

この件について、既に田尾先生を初め、諸先生方からご助言をいただきましたので、先に説明をいたします。

【前回のご相談】
アマルガムのメリットと、歯医者さんとの信頼関係について



私は、「総入れ歯が確定」「歯周外科治療直後」「歯茎炎症が酷く、痛くて歯が磨けない」のどれにも当てはまりません。

私に「歯を磨かない方が良い」「歯間ブラシを使わない方が良い」と言った歯医者さんに理由・治療方針について説明を求めましたが、コミュニケーションできませんでした。

居合わせた研修医さんが、間に入ってくれて、結局同じ歯科医院の別の先生に担当が替わりました。

ちなみに、担当が替わる前の歯医者さんは、新しく私を担当する事になった歯医者さんの父親です。

歯磨き方法についてですが、新たに私を担当する事になった歯医者さんからは、

「歯磨きをしても良い。しかしブラッシングの強さは200gくらいで、歯ブラシを鉛筆握りをする事」

知覚過敏の人用に歯磨き粉が売られているので効果があるかも知れない」

と言われました。

同じ歯科医院でも、歯医者さんが違うと見解が異なるようですので、みなさまのご意見を伺わせて下さい。

歯周病治療方針と患者ができる事(歯磨きなど)の二つについてご助言いただければ幸いです。

実際に、私の口の中やレントゲン写真をお見せできませんが、歯槽骨が減少し、奥歯が数本ぐらついていて、根元部分の象牙質が薄くなってるようです。

現在の歯の痛みは、普段はほとんど痛みはありませんが、ニンジン・肉などの硬い物が食べられません。

また、私の生活習慣として、15本/日くらいの喫煙と3合/日の飲酒があります。

歯磨きは歯間ブラシも使ってますが、回数はばらついていて、毎食後磨く日もあれば夕食後だけの日もあります。

説明が不十分かも知れませんが、よろしくお願いします。

歯周病さん  2008-01-25 14:07:07
回答1
沖縄・那覇 トシデンタルクリニックの光武です。

今日は、いきなり厳しい意見になる事をまずおわびします。

歯周病は自己怠慢病です、まず初めにこのことをご理解してください。

今後の予防(ブラッシンング=プラークコントロール)については、現状が(病気の進行度合い)が分からないので何とも言いずらいとこですが、まず予防を含む治療が将来に可能性を残せる状態であるかが1つの解決への第1歩だとおもいます。

残せると思われる、残せないとおもわれる歯を診断より判断し、どうするのか相談されてはいかがですか?

もし歯を抜いた場合、その後欠損した部位をどの様な方法でカバーするか?

ご自身のご希望どうりになればよいですが、そうでなくても少しでも長い期間食べる楽しみや、ご自身の自身につながるよう、しっかりと主治医とう色々な先生の意見をもらう努力を是非おこなってほしいです。

喫煙と歯周病の関連は強いエビデンス(根拠)があります。

歯周病の世界では、まだ判明出来ていないホストデフェンス(自身の細菌に対する抵抗力)などはありますが、まず歯周病専門医に相談されるべきではないでしょうか?

それもできれば数名の意見を聞く努力をぜひおこなってほしいです。
そこでご自身に1番納得できる先生の指導を聞き入れられてはいかがですか。

2008-01-25 15:56:22
返信1 光武先生

お返事をありがとうございます。


>今日は、いきなり厳しい意見になる事をまずおわびします。

大丈夫です。


歯周病は自己怠慢病です、まず初めにこのことをご理解してください。

おっしゃる通りで、理解してるつもりです。
しかし、感情に流される時もあります。
楽しい飲み会の後など、ついそのまま寝てしまったり、ですとか。


>喫煙と周病の関連は強いエビデンス(根拠)があります。

これも同じです。

歯周病以外にも、肺ガン・食道ガン・循環器系疾患との相関関係も知ってはいるのですが・・・。

知識が活かせない典型例です。
反省・・・。

可能なら数名の意見を聞いた方が良いとのアドバイスですが、おっしゃる通りだと思います。

しかし、歯周病専門医さんは、私が調べた限り、近くにはおられませんでした。

歯科医院はたくさんあるのですが・・・。
調べ方が悪いのでしょうか?

歯周病 さん  2008-01-25 17:27:05
回答2
美江寺歯科医院の小牧です。

歯周病専門医を見つけるのは難しいですね。

日本の学会の専門医や認定医から探して見られてはどうでしょうか。

必ずしも=治療が上手、では無いかもしれませんが、いい先生に当たる確立は高いかもしれません。

東京やその周辺なら、欧米の専門医の資格を持った先生が何人もいらっしゃると思いますが。

欧米の専門医のほうが臨床力を求められる資格なので、確実かもしれません。
ただ欧米の専門医の中にも・・?という先生もいると聞いていますが。

専門医じゃなくても上手な先生はいると思いますが。

ただ周治療の上手な先生を探すのは、一般的な”良い先生”を探すよりもっと難しいかもしれません。

良いかどうかの結果が出るのは何年も先のことですから、結果が出たころには手遅れということもあります。

ただ今の所に疑問をもたれて見えるなら、セカンドオピニオン、サードオピニオンを受けられるのも良いかもしれません。

2008-01-26 01:21:48
回答3
土田歯科医院の渡辺です。

こんにちは。

前回のご相談から、歯周病さんはよほど健康観の高い方かと思っていたのですが・・、喫煙されてましたか・・。


現在一般的にコンセンサスの得られている治療法については、当サイトに詳しく書かれています。

(※解説ページの方です。相談室はやや偏りが・・)

参考⇒歯周病(歯槽膿漏)


ちょっと変人(?)の当サイト運営者が、学生時代から死ぬほど本や論文を読み漁ってまとめていますから、

『現代歯科学のスタンダード≒歯チャンネル(※解説ページの方)』

と考えて頂いて良いと思いますよ。
(ですよね?>田尾先生)



>同じ歯科医院でも、歯医者さんが違うと見解が異なるようですので、・・

至極当然ですよね。(本当は良くないのですが・・)
大先生の頃には、学教育の中で歯周病学自体がなかったと思いますよ。

私が大学院にいた頃の教授が、私の母校の「歯周病学講座 初代教授」ですから、比較的新しい分野です。

虫歯予防歯周病予防には歯磨きが大切ですよ!」

と言う概念だけなら100年以上前からありますが・・。

参考⇒昔の歯科治療


歯周治療が得意そうかどうかの判断についてはこちら↓をどうぞ。

参考⇒侵襲性歯周炎かも?(歯周病治療が得意な歯科医院の見分け方)


あと、私みたいな若造が、「自己怠慢病」なんて過激な言葉は使えませんが・・。

アルコールの摂取量と虫歯、歯周病の発生率にはなぜか相関があると言うデータもあります。(たぶん)

アルコールが直接虫歯菌歯周病菌に作用することはありませんが、飲酒中の「おつまみ」や、

>楽しい飲み会の後など、ついそのまま寝てしまったり、

はやっぱり関連があるでしょうね。


私も相当に自分に甘い、怠慢な人間なのですが、辛くならない程度のことはせめて一緒に頑張りましょう。

2008-01-26 12:16:51
返信2 お返事をありがとうございます。


小牧先生

>ただ周治療の上手な先生を探すのは、一般的な”良い先生”を探すよりもっと難しいかもしれません。

>良いかどうかの結果が出るのは何年も先のことですから、結果が出たころには手遅れということもあります。

>ただ今の所に疑問をもたれて見えるなら、セカンドオピニオン、サードオピニオンを受けられるのも良いかもしれません。

多くの歯科医さんのご意見を伺い、またこちらのサイトで勉強しまして、歯周病が完治しにくい事が分かりました。

そして、当然かも知れませんが歯医者さんは神様ではないと思っています。
私は、自分のできる事をしようと思います。

生活習慣の改善(禁煙は前向きに考えられますが、禁酒はしたくありません)、歯医者さん選び(難しいようですね・・・)、歯周病に関する勉強(頑張ります)、などです。

歯科医さんにしかできない事は、巡り合った歯医者さんにやっていただこうと思います。



渡辺先生

>前回のご相談から、歯周病さんはよほど健康観の高い方かと思っていたのですが・・、喫煙されてましたか・・。

うっ・・・。
禁煙を前向きに検討します。

以前、ニコレットの力を借りて禁煙をしたことがあります。
禁煙は成功しましたが(およそ一年間)、宴会がきっかけで元に戻ってしまいました。

以下は余談になりますが・・・。

その時は、まだ私の歯も健全でした。
しかし、歯肉炎になりました。

その時、ニコチンの末梢血管に与える影響と血行と免疫力の関係を実感しました。
歯周病となった今は、ニコレットを使えません。

(本末転倒のような事を書いてしまいました。歯周病になった今こそ、ニコレットの力を借りずに禁煙、ですね。)

いつもいつもURLのご紹介をありがとうございます。
論文のご紹介も勉強になりました。
今後もよろしくお願いします。

歯周病は、嫌気性細菌の感染症なんですよね?

気のせいかも知れませんが、一箇所の痛み(腫れ)がなくなると他の部位が痛くなる時が多いです。

これって、quorum sensingの結果ではないか?と考えていました。

(私の専門は生化学ですが、友達に嫌気性微生物群集を扱っている研究者がいますので、quorum sensing自体は知ってました。)

歯周病細菌感染に対してquorum sensingの考え方は既にありますか?

自分で調べられれば良いのですが、歯周病を英語で何と言うのか知りませんので、よろしくお願いします。


>アルコールの摂取量と虫歯、歯周病の発生率にはなぜか相関があると言うデータもあります。(たぶん)

聞いた事ありますよ。

考察としては、歯磨きをしない以外に「酒をよく飲む人は野菜などの摂取量が少なく、栄養のバランスが悪いではないか」というのもあった気がします。これは、どうなんでしょうね。

自分が論文を書く時に、適当な考察を書いてもreviewerが何も言わずそのまま雑誌に掲載された事もあります。

ですので、???な感じもしますが・・・。

ただ、疫学調査の結果と疾病との相関関係については、概ね当たっていてるように思います。

それらの中に、まだ因果関係が分かっていないものもあるのではないでしょうか。

(ガンの中には、飲酒習慣と正の相関関係が見られるものがあるそうです。でも、これまでアルコールに発ガン性は認められてませんよね。)

ちなみに、繰り返しになりますが、禁煙はできても禁酒はできません。
深酒しても、歯磨きを忘れないよう、努力します。

しかし、私の勝手な仮説ですが、飲み過ぎた後の歯磨きは、乱暴になって歯茎を傷つけてるかも知れません。

どう思われますか?

歯周病 さん  2008-01-26 18:31:02
回答4
土田歯科医院の渡辺です。

quorum sensingですか?
私は初耳ですね。。

少し調べてみたところ確かにありそうな気もします。

論文はまさかないかと思ったのですが・・
あっさり見つかりました^^;

Periodontal Pathogens Produce Quorum Sensing Signal Molecules
Jorge Frias,* Ester Olle, and Merce Alsina
Received 21 September 2000/Returned for modification 9 December 2000/Accepted 10 January 2001
論文はこちら

ただ・・自分は英語も苦手なのですが、これは多分日本語で書いてあってもさっぱり・・。

面白い内容だったらまた教えて下さい。

因みに歯周病は、他に
periodontal diseaseやperiodontitisと言われます。


私たちの様な臨床家は、臨床論文を読んでも考察についてはほとんど読むことはないですね。

因果関係を考えるのも楽しくはありますが、本格的な部分については周病さんの様な、基礎研究に関わる方達にお任せしたいと思います。

ひとつの治療法が確立するまでには、非常に多くの証明が必要ですからね。
何か歯科疾患の治療や予防の役に立つ研究も是非お願いします。



>私の勝手な仮説ですが、飲み過ぎた後の歯磨きは、乱暴になって歯茎を傷つけてるかも知れません。どう思われますか?

これはあるでしょうね。

「飲酒運転」ならぬ「飲酒ブラッシング」。
磨き残しが10%ぐらい増えるかも知れませんね(笑)

ですが前回のスレッドでも書きました様に、毎度完璧なブラッシングを目指す必要はありませんからね。

大体1日で1回以上の本気(かつ正気?)ブラッシングが出来れば普通の方は大丈夫ですよ。

現在証明されている事実は、虫歯も歯周病も、原因は細菌性プラークバイオフィルム)だと言うことです。

疫学的な事実からも、歯周病さんの今の状態なら歯間部のプラークが中でも一番の問題ですね。

喫煙や飲酒は増悪因子でしかありませんから、重要度については区別されて良いと思いますよ。

・・が、私個人は嫌煙家です。
一応医療に携わっていますので。

何で皆さん禁煙が出来ないのかと昔興味本意で読んでみたのですが、元・超ヘビースモーカーのアレン カー氏著の「禁煙セラピー」と言う本がとても面白かったですよ。

(ご本人は一昨年肺ガンで亡くなりました。)

実は私も大昔、中途半端なヤンキーだった頃(笑)に自然と禁煙したのですが、その時の心理状況に似てる内容と感じました。

科学的な内容では全然ないので合わないかも知れませんが、これも何かの縁ですので、よろしければ試してみて下さい^^

ぜひ、頑張って下さいね。

2008-01-27 01:24:10
回答5
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。

>ちょっと変人(?)の当サイト運営者が、学生時代から死ぬほど本や論文を読み漁ってまとめていますから、

>『現代歯科学のスタンダード≒歯チャンネル(※解説ページの方)』

>と考えて頂いて良いと思いますよ。
>(ですよね?>田尾先生)


変人扱いされるほど本を読み漁っていたのに、中途半端な不良だった渡辺先生の足元にも及ばない、変人の田尾です。


>現代歯科学のスタンダード≒歯チャンネル(※解説ページの方)

これは言いすぎですが(^^;)、大体はスタンダードなことが書いてあると思います。

特に歯周病については、


1.いかにして歯石除去率を100%に近づけるか?
2.いかにしてプラークコントロールの精度を高めるか?
3.いかにして患者さんのモチベーションを高めるか?


この3つが周病の改善・予防のために重要であることは、エビデンス・ベースで考えてもまず間違いないと思います。

そう考えると、いかに患者さん自身の理解度が歯周病治療の鍵を握っているのかが分かりますよね。



「quorum sensing」=「細菌のコミュニケーション」

ですか!?聞いたこともなかったです。
ちょっとネットで検索してみましたが、超難しそう…。

・・・専門の方にお任せします(^^;)

2008-01-27 03:14:30
返信3 お返事をありがとうございます。

渡辺先生

論文の紹介をありがとうございます。
PDFファイルをダウンロードしました。

歯周病菌もquorum sensingしてそうですね。

それも、種が異なる複数の歯周病原因細菌からのquorum sensing物質にVibrio harveyiが反応する、という結果だと思います。

ただ、Vibrio harveyiという細菌は周病とは関係ないみたいですよね?

Vibrio harveyiはquorum sensingについて良く分かってる細菌らしいのですが、この論文の結果と歯周病菌のquorum sensingとが、すぐにつながりませんでした。

私の偏見かも知れませんが、Infection and Immunityはしっかりした雑誌です。

なので、論文の結果と歯周病菌のquorum sensingがつながらないのは、私の知識が不足してるからだと思います。

ブラッシングのアドバイスをありがとうございます。

「歯を磨かなければ!」という強迫観念みたいなものがありましたが、気が楽になりました。神経質になり過ぎてたと思います。

(「歯磨きを怠ける宣言」ではありません、念のため)


>喫煙や飲酒は増悪因子でしかありませんから、重要度については区別されて良いと思いますよ。

おっしゃる通りですよね。
冷静なご意見をありがとうございます。


>何で皆さん禁煙が出来ないのかと昔興味本意で読んでみたのですが、元・超ヘビースモーカーのアレン カー氏著の「禁煙セラピー」と言う本がとても面白かったですよ。

URLの紹介をありがとうございます。
1000円くらいの本なんですね、読んでみたいと思います。
アレン カー氏は、禁煙だけでなく禁酒の本も出してるんですね。
こっちは、読みません(笑)。


田尾先生

>1.いかにして歯石除去率を100%に近づけるか?
>2.いかにしてプラークコントロールの精度を高めるか?
>3.いかにして患者さんのモチベーションを高めるか?

一年くらい前に通院していた歯医者さんでは、歯石除去が主な処置でした。

私の歯周病が悪化したため、現在の歯医者さんでは歯石除去をされないのかも知れませんが、心配です。

2、3に関しては自分でできる事ですので、頑張ります。

このサイトは最近知りましたが、とても勉強になります。
アドバイスをいただける事もそうですが、歯周病などの情報も充実してますね。

出来るだけ多くの歯医者さんがこのサイトを読んでくれれば、日本の歯科医療レベルは上がると思います。

私が通院中の歯医者さんも、このサイトを読んでくれている事を願います。

歯周病 さん  2008-01-27 16:14:31
回答6
土田歯科医院の渡辺です。

歯周病菌もquorum sensingしてそうですね。

>それも、種が異なる複数の歯周病原因細菌からのquorum sensing物質にVibrio harveyiが反応する、という結果だと思います。

へーー。そうなんですか。
大変勉強になります。

Vibrio harveyiとか言う名前は、確かに周病原因菌としては言われてないですよね。・・と思います。(菌名とか嫌いなんで^^;)

少なくともレッドコンプレックスと呼ばれる群(※もっとも重要視されてる群)には入ってないですね。

多数の細菌間で複雑な相互作用があって、特定の菌単体の引き起こす様な疾患ではない訳ですから、PCR法による細菌数の特定検査や、抗生剤を使った療法にはなんだかな・・といつも感じてしまうところです。

参考→顕微鏡による歯周病菌検査の信頼性は?



>私の偏見かも知れませんが、Infection and Immunityはしっかりした雑誌です。

こういうご意見が伺えるのは大変ありがたいですね。
専門家の”勘”って、重要だと思います。



>出来るだけ多くの歯医者さんがこのサイトを読んでくれれば、日本の歯科医療レベルは上がると思います。

>私が通院中の歯医者さんも、このサイトを読んでくれている事を願います。

いや・・基本的に同業者にはウケが悪いと思いますよ。
考え方も色々ですし、それぞれで一生懸命ですからね。

私は言葉を選んでる方のつもりですが、自分の専門分野を一方的にとやかく言われるのは気分も悪いと思います。

そのうち同業者に刺されそうな先生も何名か・・(笑)

と言うことで歯科関係者に宣伝するのは勘弁して下さいm(_ _)m
貴重な知識を、有り難うございました。

2008-01-27 17:39:35
回答7
美江寺歯科医院の小牧です。

quorum sensing 初めて知りました。


歯科の分野ではバイオフィルムという考え方が主流になっています。

Bacterial Biofilms: A Common Cause
Persistent Infections
J. W. Costerton,' Philip S. Stewart," E. P. Greenberg
21 MAY 1999 VOL 284 SCIENCE 1318-1322

を読んで、バイオフィルムが爆発するか、ちょん切れるかして、細菌が放出されて、急性化するのだと考えています。

何をきっかけに、爆発あるいはちょん切れるのかわからなかったのですが、そこにquorum sensingが関係していると考えてもいいのでしょうか。


すいません、質問者と回答者が逆になってしまって。

2008-01-27 21:50:19
回答8
タイヨウ・デンタル・オフィスのタイヨウです。

>私の偏見かも知れませんが、Infection and Immunityはしっかりした雑誌です。

(少なくとも)僕が大学院時代のインパクトファクターは高かったような気がしますが…。

違ったかな?

2008-01-27 23:18:38
返信4 お返事をありがとうございます。


渡辺先生

>多数の細菌間で複雑な相互作用があって、特定の菌単体の引き起こす様な疾患ではない訳ですから、PCR法による細菌数の特定検査や、抗生剤を使った療法にはなんだかな・・といつも感じてしまうところです。

以下は、単なる情報になりますが、いつもご回答下さる渡辺先生に、少しでも役立てていただければ良いと思い、書かせていただきます。

嫌気性細菌群集を調べるために、細菌の16S rDNAをPCRで増幅し、DGGEで解析する、という方法があります。

この方法で全ての細菌が分かる訳ではなく、方法論として問題があることも認識されています。

しかし、嫌気性細菌群集を解析する完璧な方法はなく、この方法も有効な方法の一つだと思います。

しかし、私は歯科関係の研究者ではありませんので、この方法が歯周病患者の菌相解析に使われているかどうかも知りませんし、どれくらい有効かも分かりません。

同様に、歯周病治療抗生物質が有効かどうかも分かりませんが、難しそうに思います。

通常の抗生物質投与で周病が改善するなら、すでに歯周病治療=抗生物質の投与となってると思いますから。

歯周病菌が繁殖する場所は血管が通っているのでしょうか?
血管が通ってなければ、抗生物質の投与法が非常に難しくなるように思います。


>参考→顕微鏡による歯周病菌検査の信頼性は?

拝見しました。
先生のおっしゃるPCR法は、私が想像したものとは別物かも知れません。
また、抗生物質が効かないことも、小牧先生が紹介されていましたね。


>いや・・基本的に同業者にはウケが悪いと思いますよ。

そうなんですか?分かるような気もしますが・・・。


>そのうち同業者に刺されそうな先生も何名か・・(笑)
>と言うことで歯科関係者に宣伝するのは勘弁して下さいm(_ _)m

了解しました。



小牧先生

先生が紹介して下さった論文ですが、要旨だけ読みました。

きっかけが何なのか分かりませんが、quorum sensingが関係しているかも知れませんね。

また、バイオフィルムは複数種類の多糖の塊が主成分だと理解してますが、抗生物質のような低分子はスカスカに通るように思えます。

でも、実際には抗生物質が効かない訳ですが、どうしてなのでしょう?



タイヨウ先生

2006年のインパクトファクターは4.004でした。
この数値が高いか低いかは、人によって感じ方が違うかも知れません。

歯周病 さん  2008-01-28 16:30:37
回答9
美江寺歯科医院の小牧です。

歯周病菌が繁殖する場所は血管が通っているのでしょうか?
血管が通ってなければ、抗生物質の投与法が非常に難しくなるように思います。


歯周病菌が繁殖するのは、歯周ポケットで、これは体腔表面なので血管は通っていません。

ドキシサイクリンがポケット内への浸出液に高濃度で放出されるということから、盛んに研究された時代がありますが、結局証明されませんでした。



>また、バイオフィルムは複数種類の多糖の塊が主成分だと理解してますが、抗生物質のような低分子はスカスカに通るように思えます。
でも、実際には抗生物質が効かない訳ですが、どうしてなのでしょう?


上記のように血管が通っていないことも一つの要因ですし、単独のコロニーには効果があっても、複数種類の細菌画共生状態にあると効果がないと聞いています。



根管治療では、水酸化カルシュームで病原性の高い菌をたたいた後に、増殖してくる通性嫌気性細菌をヨード系の製剤でたたくという方法があります。


複合感染は、複雑な関係にあるようです。

2008-01-28 22:51:52
返信5 小牧先生

お返事をありがとうございます。


>上記のように血管が通っていないことも一つの要因ですし、単独のコロニーには効果があっても、複数種類の細菌画共生状態にあると効果がないと聞いています。

確かに、多種類の細菌が共生していると、そのうち一種類だけが抗生物質を代謝する酵素を分泌するだけで、その細菌群集に対して投与した抗生物質は効かない、という結果になりそうですね。


根管治療では、水酸化カルシュームで病原性の高い菌をたたいた後に、増殖してくる通性嫌気性細菌をヨード系の製剤でたたくという方法があります。

治療法のご紹介をありがとうございます。
水酸化カルシウムもヨードも濃度によっては耐性菌が存在しそうにないですね。

(私の知識では、これまで知られている耐アルカリ性微生物はpH11です)

ただ、この方法ですと歯肉も溶けそうに思います・・・。



前回のスレッドからご存知の方に報告させてもらいます。

結局、別の歯医者さんに移りました。
勤務先や自宅から少し遠いのですが、日本歯周病学会歯周病専門医さんです。
治療方針を説明してもらいましたが、納得できる説明でしたので。

以前通っていた歯医者さんに経緯を説明したら、

「初診の患者さんを父に任せていたら、何も言わずに来なくなる患者さんが多かったから心配してました。話してくれて、ありがとう」

と言われました。

このコメントをどう捕らえて良いか分かりませんが、歯医者さん選びの難しさを感じました。

そして、もっと早くこのサイトを知っていたら、時間を無駄にする事もなかったと後悔してます。

歯周病 さん  2008-01-30 11:19:33

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
・保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意下さい。


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