保険のブリッジで4番の歯は白く出来ないと言われて・・・
相談者:
コマッタさん (40歳: )
投稿日時:2007-03-17 17:06:00
こちらの回答興味深く読ませていただいてます。
現在、4567(56欠損)番のブリッジを保険で作ろうと思っています。が、全て金属でないと保険では出来ないと言われてしまいました。
しかし、こちらの回答の中でも、また他所でも、4番(小臼歯)はレジン等で白くする保険適応のように見受けられるのですが?
確かに、逆に3番(糸切り歯)までが白くする保険適応の範囲と書いてあるものもありますが、・・これって本当はどうなんでしょう?
ブリッジとはもう20年以上の付き合いですが、今までは4番は保険で白かったので、どうしたらいいか・・・、鏡の前でため息をついてしまいます。
自由診療だと(保険適応でない費用)×4倍になるので決めかねます・・・。
回答いただき、参考にさせていただければと思います。宜しく。
現在、4567(56欠損)番のブリッジを保険で作ろうと思っています。が、全て金属でないと保険では出来ないと言われてしまいました。
しかし、こちらの回答の中でも、また他所でも、4番(小臼歯)はレジン等で白くする保険適応のように見受けられるのですが?
確かに、逆に3番(糸切り歯)までが白くする保険適応の範囲と書いてあるものもありますが、・・これって本当はどうなんでしょう?
ブリッジとはもう20年以上の付き合いですが、今までは4番は保険で白かったので、どうしたらいいか・・・、鏡の前でため息をついてしまいます。
自由診療だと(保険適応でない費用)×4倍になるので決めかねます・・・。
回答いただき、参考にさせていただければと思います。宜しく。
回答1
回答日時:2007-03-17 17:32:00
初めまして。
まずは以前の回答を参考にされて下さい。
参考⇒犬歯より後ろの歯には、硬質レジン前装冠が使えない?
保険で使用する”白”(普通は前歯に使う、コンポジットレジンと言う名前のプラスチック)は、理工学的に言うと、スポンジみたいな特性(色素やニオイの元や、バイ菌が浸み込んだりする)を持っていますので、それだったらまだ同じ保険でも、実は金属だけの方が、身体には優しそうな・・気はしますよ。
ですが、実は実は、最近は歯科用の保険の金属も値段が高沸していて、使用量は減らしてレジンを入れておいた方がコスト的には抑えられるんですよね。
ですから、保険では本当はダメでも、白いのを入れた方がある意味経営的には助かる可能性もあるのですが、身体的には銀歯の方が、まだいいと思いますよ。
費用がかかりますからね、本当に悩むところでしょうが、よく検討されて下さい。
今度のブリッジがもしもまたダメになったら、次は入れ歯かも知れませんからね。
まずは以前の回答を参考にされて下さい。
参考⇒犬歯より後ろの歯には、硬質レジン前装冠が使えない?
保険で使用する”白”(普通は前歯に使う、コンポジットレジンと言う名前のプラスチック)は、理工学的に言うと、スポンジみたいな特性(色素やニオイの元や、バイ菌が浸み込んだりする)を持っていますので、それだったらまだ同じ保険でも、実は金属だけの方が、身体には優しそうな・・気はしますよ。
ですが、実は実は、最近は歯科用の保険の金属も値段が高沸していて、使用量は減らしてレジンを入れておいた方がコスト的には抑えられるんですよね。
ですから、保険では本当はダメでも、白いのを入れた方がある意味経営的には助かる可能性もあるのですが、身体的には銀歯の方が、まだいいと思いますよ。
費用がかかりますからね、本当に悩むところでしょうが、よく検討されて下さい。
今度のブリッジがもしもまたダメになったら、次は入れ歯かも知れませんからね。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-03-17 17:43:00
健康保険の考え方としては3番までが前歯、4番からは奥歯と言う解釈です。
4番の単独で使うレジンジャケット冠と言うものは白い材質で作っても良いのですが、強度が必要なブリッジとなると健康保険では金属を使わざるを得ません。
ですから、4567(56欠損)番のブリッジにおける4番は銀歯になります。
まあ、サービスで白くしてくれる歯医者さんもあるかもしれませんが、そこまで経営的に赤字覚悟でやってくれる歯医者さんは現在の保険制度では無理だと思いますね。
健康保険での治療を希望されるのであれば銀歯になってしまう事はやむを得ません。
ただ「金属の使用量を減らしたい」「少しでも軽く作りたい」などの理由から間の5番と6番は白くなりますよ。
しかし、ここまで書いて言うのもなんですが、保険診療と保険外診療では白いかどうかと言う見た目だけの問題ではなく、使うセメントの種類も精度も異なります。
また、保険の銀歯で使うパラジウムと言う金属は金属アレルギーのリスクもあり(最近僕の患者さんは歯科用金属アレルギーで来院される患者さんが増えています)、「本当に人体に使ってもいいの?」と言うくらいです(まあ、少し大袈裟かもしれません)。
保険のブリッジにしたら3年でダメになったなんて言う話も聞きますから、ご自身の歯を長く持たせるにはどうしたら良いかをトータルで考えて決断されてはいかがでしょうか?
4番の単独で使うレジンジャケット冠と言うものは白い材質で作っても良いのですが、強度が必要なブリッジとなると健康保険では金属を使わざるを得ません。
ですから、4567(56欠損)番のブリッジにおける4番は銀歯になります。
まあ、サービスで白くしてくれる歯医者さんもあるかもしれませんが、そこまで経営的に赤字覚悟でやってくれる歯医者さんは現在の保険制度では無理だと思いますね。
健康保険での治療を希望されるのであれば銀歯になってしまう事はやむを得ません。
ただ「金属の使用量を減らしたい」「少しでも軽く作りたい」などの理由から間の5番と6番は白くなりますよ。
しかし、ここまで書いて言うのもなんですが、保険診療と保険外診療では白いかどうかと言う見た目だけの問題ではなく、使うセメントの種類も精度も異なります。
また、保険の銀歯で使うパラジウムと言う金属は金属アレルギーのリスクもあり(最近僕の患者さんは歯科用金属アレルギーで来院される患者さんが増えています)、「本当に人体に使ってもいいの?」と言うくらいです(まあ、少し大袈裟かもしれません)。
保険のブリッジにしたら3年でダメになったなんて言う話も聞きますから、ご自身の歯を長く持たせるにはどうしたら良いかをトータルで考えて決断されてはいかがでしょうか?
回答3
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2007-03-17 18:24:00
以前僕が回答した質問で、「4番目の歯までは表面に白い材料が使える」という表現がありましたが、これ僕の勘違いです。(修正しちゃいました)
⇒参考:保険内のブリッジの素材について
勘違いしていた理由は、条件付きでブリッジの4番目の歯を白くすることが出来る場合があるからです。
条件というのは、3・4番目の歯が連続して抜けていて、そこがブリッジのダミー(作り物の歯)となる場合に限り、4番目まで硬質レジン前装冠が使える・・・というものです。(ややこしいですね・・・)
ですから、保険のブリッジでもケースによって4番目まで白くすることは出来る場合もあるのですが、今回のコマッタさんのように4567(56欠損)番のブリッジの場合は無理です。
ただ、実は渡辺先生が暴露(!?)されているような理由で、保険のブリッジでも表面を白くしてもらえることはあります。(それが良いか悪いかは別問題ですが・・・)
他の先生方もおっしゃられていますが、見た目も確かに大事ですが、歯の長く持たせるということはもっと大事です。(いくら見た目が良いものを入れても、歯が抜けたら元も子もありません・・・)
経済的な理由で保険外治療は難しいということもあるでしょうが、その場合には治療後により慎重にメンテナンス(プラークコントロールや定期健診など)を行なうことが必要だと思います。
【類似した歯科相談】
前歯のブリッジで、4番の歯を何とか保険で白く出来ませんか?
⇒参考:保険内のブリッジの素材について
勘違いしていた理由は、条件付きでブリッジの4番目の歯を白くすることが出来る場合があるからです。
条件というのは、3・4番目の歯が連続して抜けていて、そこがブリッジのダミー(作り物の歯)となる場合に限り、4番目まで硬質レジン前装冠が使える・・・というものです。(ややこしいですね・・・)
ですから、保険のブリッジでもケースによって4番目まで白くすることは出来る場合もあるのですが、今回のコマッタさんのように4567(56欠損)番のブリッジの場合は無理です。
ただ、実は渡辺先生が暴露(!?)されているような理由で、保険のブリッジでも表面を白くしてもらえることはあります。(それが良いか悪いかは別問題ですが・・・)
他の先生方もおっしゃられていますが、見た目も確かに大事ですが、歯の長く持たせるということはもっと大事です。(いくら見た目が良いものを入れても、歯が抜けたら元も子もありません・・・)
経済的な理由で保険外治療は難しいということもあるでしょうが、その場合には治療後により慎重にメンテナンス(プラークコントロールや定期健診など)を行なうことが必要だと思います。
【類似した歯科相談】
前歯のブリッジで、4番の歯を何とか保険で白く出来ませんか?
タイトル | 保険のブリッジで4番の歯は白く出来ないと言われて・・・ |
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質問者 | コマッタさん |
地域 | |
年齢 | 40歳 |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
ブリッジに関するトラブル ブリッジその他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。