インレーと歯の間にCR(レジン)がサンドイッチ状態?
相談者:
koripoさん (41歳: )
投稿日時:2007-05-28 19:55:00
前にもご相談させて頂き有難うございました。
【前回の質問】
アマルガムをハイブリットインレーに交換後、噛むと痛みがあります・・・
実は前の件でまだ治療中で疑問点がありましたので質問させて頂きます。
右下6番をアマルガム除去→ハイブリットインレーに交換→噛むとたまに痛みがありました。
先生方に相談で接着不良か神経の一時的なものとの回答を頂きました。
その後二ヶ月経ちましても、状況は改善されなかったので、担当の歯科医に相談したら、作り直しましょう。との事で、現在は型取り中で歯待ち状態なわけですが、先生に何故に痛いのですか? との質問に、フィッティングの問題でしょうかぐらいでしたので、いまいち納得のいく回答でなかったもので・・・
現在は歯待ちで仮詰めですが、治療過程に疑問がありましたので質問させて下さい。
1.写真を撮り、インレー除去後にたぶん?レジンの様なものを詰めました。
2.次回 麻酔をしてそのレジンの様なものを削りました。
てっきり仮詰だと思い込んでたので、外すだけなのに麻酔!?っ事は何を詰めていたんでしょうか?
削り終わり、型取り作業に入りました。
疑問に思い質問したら、補強ですかね。との事でした。
仮の詰物をして終了。
素人考えでは前のインレーを除去後→型取り→仮詰め→再装着
そう思いましたので、何故に補強という工程が必要なのでしょうか?
補強した材料はCRなのでしょうか?
だとしたらインレーと歯の間にはCRがサンドイッチ状態なのでしょうか??
これは正当な治療法なのでしょうか?
技術的に先生を信用しても良いのでしょうか?
CRレジンだとしたら、せっかく耐久年数を考慮したりして自費で直しているのに、ハイブリットインレーにした意味が無い様な気がしまして・・・
ご意見頂ければ助かります。
宜しくお願いします。
【前回の質問】
アマルガムをハイブリットインレーに交換後、噛むと痛みがあります・・・
実は前の件でまだ治療中で疑問点がありましたので質問させて頂きます。
右下6番をアマルガム除去→ハイブリットインレーに交換→噛むとたまに痛みがありました。
先生方に相談で接着不良か神経の一時的なものとの回答を頂きました。
その後二ヶ月経ちましても、状況は改善されなかったので、担当の歯科医に相談したら、作り直しましょう。との事で、現在は型取り中で歯待ち状態なわけですが、先生に何故に痛いのですか? との質問に、フィッティングの問題でしょうかぐらいでしたので、いまいち納得のいく回答でなかったもので・・・
現在は歯待ちで仮詰めですが、治療過程に疑問がありましたので質問させて下さい。
1.写真を撮り、インレー除去後にたぶん?レジンの様なものを詰めました。
2.次回 麻酔をしてそのレジンの様なものを削りました。
てっきり仮詰だと思い込んでたので、外すだけなのに麻酔!?っ事は何を詰めていたんでしょうか?
削り終わり、型取り作業に入りました。
疑問に思い質問したら、補強ですかね。との事でした。
仮の詰物をして終了。
素人考えでは前のインレーを除去後→型取り→仮詰め→再装着
そう思いましたので、何故に補強という工程が必要なのでしょうか?
補強した材料はCRなのでしょうか?
だとしたらインレーと歯の間にはCRがサンドイッチ状態なのでしょうか??
これは正当な治療法なのでしょうか?
技術的に先生を信用しても良いのでしょうか?
CRレジンだとしたら、せっかく耐久年数を考慮したりして自費で直しているのに、ハイブリットインレーにした意味が無い様な気がしまして・・・
ご意見頂ければ助かります。
宜しくお願いします。
回答1
回答日時:2007-05-29 00:30:00
koripoさんお久しぶりです。
だからレジンを勧めたのに・・・なんて冗談ですよ(笑)
仮詰めの件は何のことかちょっと分からないのですが、ハイブリッドセラミックインレーと歯の間にレジンをサンドイッチするというのは、むしろ丁寧な良い方法だと思いますよ。
タイヨウ先生が何度か詳しく書かれてたハズですが・・ちょっと回答が見つけられません。すみません、探してみて下さい。
理屈としてはこうです。
・ハイブリッドセラミック⇒レジンの中にセラミックの粉が混ぜてあるもの=モノとしてはレジンと同じ
・ハイブリッドセラミックインレーの接着に使う接着剤=「レジン系接着セメント」=これもモノとしてはレジンと同じ
・・もう理解されました?
つまり、歯とレジンは、上手にやればきちんと接着しますので、インレーまでそれぞれ同じレジン系列で接着させて、一体化させる目的で、わざわざこういう方法を取る場合があります。
正直かなりの手間なのですけど、金属系のインレーでは”接着”自体がしっかりと出来ませんから、これはこれで大きなメリットだと思います。
参考⇒保険のインレーの作り直し(ベストな詰め物とは?)
ですから、レジン充填する際、口の中で直接やると難しい様な細かい形態や色調を、模型上で作っちゃう・・的な発想な訳です。
ただし、これもタカタ先生がどこかの回答で書かれてましたけど、一度固まったレジン(=技工所で製作されたインレー)は、そのままではレジン(系接着セメント)とは本当はくっつきません。
ですから、この操作にも知識とウデが実は必要になります。
つまりエラーが起きやすいのですね。
なので私は接着リスクの少ない、直接レジン充填が好きです・・って、クドイですね。
とりあえず心配はいらないと思いますよ。
だからレジンを勧めたのに・・・なんて冗談ですよ(笑)
仮詰めの件は何のことかちょっと分からないのですが、ハイブリッドセラミックインレーと歯の間にレジンをサンドイッチするというのは、むしろ丁寧な良い方法だと思いますよ。
タイヨウ先生が何度か詳しく書かれてたハズですが・・ちょっと回答が見つけられません。すみません、探してみて下さい。
理屈としてはこうです。
・ハイブリッドセラミック⇒レジンの中にセラミックの粉が混ぜてあるもの=モノとしてはレジンと同じ
・ハイブリッドセラミックインレーの接着に使う接着剤=「レジン系接着セメント」=これもモノとしてはレジンと同じ
・・もう理解されました?
つまり、歯とレジンは、上手にやればきちんと接着しますので、インレーまでそれぞれ同じレジン系列で接着させて、一体化させる目的で、わざわざこういう方法を取る場合があります。
正直かなりの手間なのですけど、金属系のインレーでは”接着”自体がしっかりと出来ませんから、これはこれで大きなメリットだと思います。
参考⇒保険のインレーの作り直し(ベストな詰め物とは?)
ですから、レジン充填する際、口の中で直接やると難しい様な細かい形態や色調を、模型上で作っちゃう・・的な発想な訳です。
ただし、これもタカタ先生がどこかの回答で書かれてましたけど、一度固まったレジン(=技工所で製作されたインレー)は、そのままではレジン(系接着セメント)とは本当はくっつきません。
ですから、この操作にも知識とウデが実は必要になります。
つまりエラーが起きやすいのですね。
なので私は接着リスクの少ない、直接レジン充填が好きです・・って、クドイですね。
とりあえず心配はいらないと思いますよ。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-05-29 09:34:00
へへへへ。
ハイブリッド大好きのタイヨウです。
レジンとヒトコトで言っても限りなくセラミックスに近いレジン(エステニアなど)から仮歯に使うようなレジンまでい〜っぱい種類があります。
そのなかで「プロテクトライナーF」と言う神経を保護する作用のあるレジンもあります。おそらく、担当の先生はそれを使われたのではないでしょうか?
プロテクトライナーでベースを作り、そこにハイブリッドを被せる(乗せる)と言う方法であれば、全く問題はありません(ワタナベ先生のおっしゃるように接着のワザが必要となりますが)。
そして、最表面はハイブリッドにすることにより、対磨耗性と審美性を確保します。
むしろ、僕はほとんど全てのケースで象牙質→ボンディング
レジン→プロテクトライナー→接着性レジンセメント→ハイブリッドレジンと言う方法を取ります。
これを行う事で最小限の削りと神経保護が可能となっていると思います。
ですから、大丈夫だと思いますよ。
ハイブリッド大好きのタイヨウです。
レジンとヒトコトで言っても限りなくセラミックスに近いレジン(エステニアなど)から仮歯に使うようなレジンまでい〜っぱい種類があります。
そのなかで「プロテクトライナーF」と言う神経を保護する作用のあるレジンもあります。おそらく、担当の先生はそれを使われたのではないでしょうか?
プロテクトライナーでベースを作り、そこにハイブリッドを被せる(乗せる)と言う方法であれば、全く問題はありません(ワタナベ先生のおっしゃるように接着のワザが必要となりますが)。
そして、最表面はハイブリッドにすることにより、対磨耗性と審美性を確保します。
むしろ、僕はほとんど全てのケースで象牙質→ボンディング
レジン→プロテクトライナー→接着性レジンセメント→ハイブリッドレジンと言う方法を取ります。
これを行う事で最小限の削りと神経保護が可能となっていると思います。
ですから、大丈夫だと思いますよ。
相談者からの返信
相談者:
koripoさん
返信日時:2007-05-29 09:52:00
渡辺先生いつも回答ありがとうございます。
いつも夜遅くまでほんとにご苦労様です。
やっぱ東京から宮崎まで通院すべきだったかな(^^;)
担当の先生に最初に何がいいですか?って質問した時にレジンでイイとおもいますよって言われたのが遠い昔の様な気がします。
素直にレジンにすればこんなに時間かからずに終了していたかもしれませんね・・・
ま、今更後悔してもしょうがないので、納得のいく治療をしてもらいたいと思います。
ちなみに2回目も痛かったら三回目の修正方法はあるのでしょうか?
いつも夜遅くまでほんとにご苦労様です。
やっぱ東京から宮崎まで通院すべきだったかな(^^;)
担当の先生に最初に何がいいですか?って質問した時にレジンでイイとおもいますよって言われたのが遠い昔の様な気がします。
素直にレジンにすればこんなに時間かからずに終了していたかもしれませんね・・・
ま、今更後悔してもしょうがないので、納得のいく治療をしてもらいたいと思います。
ちなみに2回目も痛かったら三回目の修正方法はあるのでしょうか?
相談者からの返信
相談者:
koripoさん
返信日時:2007-05-29 09:58:00
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-05-29 12:39:00
ボンディングと言うのはそのまんま「接着」と言う意味で、特にこの場合は「象牙質とレジンの接着」を指します。
象牙質は象牙細管と言う無数の管があいています。
そこにゴミや細菌がいっぱいあると、接着不良を起こしますから、EDTAと言う薬剤を使って「毛穴すっきり」を行い、次亜塩素酸で殺菌します。
アルカリ状況だと接着力が落ちますから、酸性水で中和します。
毛穴すっきり、殺菌された象牙質に対して前処理(プライミングと言います)を行い、ボンディングレジンを塗布し、光で固めます。
お化粧で言うところの「下地クリーム」でしょうか。
「ファンデーション」のノリを良くするヤツ。
この時に細菌感染や唾液の混入があると失敗しますから、ここではラバーダムを用います。
で、下地処理ができたところでプロテクトライナーを流し、歯髄保護をします。
‥と、言った感じの回答でよろしいでしょうか?
象牙質は象牙細管と言う無数の管があいています。
そこにゴミや細菌がいっぱいあると、接着不良を起こしますから、EDTAと言う薬剤を使って「毛穴すっきり」を行い、次亜塩素酸で殺菌します。
アルカリ状況だと接着力が落ちますから、酸性水で中和します。
毛穴すっきり、殺菌された象牙質に対して前処理(プライミングと言います)を行い、ボンディングレジンを塗布し、光で固めます。
お化粧で言うところの「下地クリーム」でしょうか。
「ファンデーション」のノリを良くするヤツ。
この時に細菌感染や唾液の混入があると失敗しますから、ここではラバーダムを用います。
で、下地処理ができたところでプロテクトライナーを流し、歯髄保護をします。
‥と、言った感じの回答でよろしいでしょうか?
相談者からの返信
相談者:
koripoさん
返信日時:2007-05-30 09:27:00
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-05-30 16:26:00
30分では難しいでしょうね‥。
30分診療が良いか悪いかは僕には判断できません。
僕は以前は30分診療でしたが、患者さんといろいろ話をしたり、丁寧な治療をしようとしたりすると、あっという間に30分経ってしまうので、2年前から全ての患者さんを1時間のアポイントで診るようにしました。
そうすることで、ゆっくり治療する事ができるようになり、今まで「面倒くせぇなぁ」と思ってやらなかったラバーダムもするようになりましたし‥。
ゆっくり話をすることで、患者さんと本音トークができるようになったり。
その反面、1日に最大で10人くらいの患者さんしか診る事ができません。
時間帯によっては2週間先、3週間先で無いとアポイントが取れませんし、急患も長時間お待たせしてしまいます。
もう一つは、診療コストが高くなる事です。
通常、1時間で最低1万円くらいの収入にならないと歯科医院経営ができませんから、保険での診療が事実上できなくなったと言う事。
まあ、しっかり話をして、良い材料、良い治療法を説明すると、保険ではできないと言う事は理解してもらえるんですけどね。
初めての患者さんからは「保険利かないの?話をしただけなのに、ぼったくりじゃないの?」と言われます。
それが嫌なら30分診療と言う方針になるでしょうね。
30分診療が良いか悪いかは僕には判断できません。
僕は以前は30分診療でしたが、患者さんといろいろ話をしたり、丁寧な治療をしようとしたりすると、あっという間に30分経ってしまうので、2年前から全ての患者さんを1時間のアポイントで診るようにしました。
そうすることで、ゆっくり治療する事ができるようになり、今まで「面倒くせぇなぁ」と思ってやらなかったラバーダムもするようになりましたし‥。
ゆっくり話をすることで、患者さんと本音トークができるようになったり。
その反面、1日に最大で10人くらいの患者さんしか診る事ができません。
時間帯によっては2週間先、3週間先で無いとアポイントが取れませんし、急患も長時間お待たせしてしまいます。
もう一つは、診療コストが高くなる事です。
通常、1時間で最低1万円くらいの収入にならないと歯科医院経営ができませんから、保険での診療が事実上できなくなったと言う事。
まあ、しっかり話をして、良い材料、良い治療法を説明すると、保険ではできないと言う事は理解してもらえるんですけどね。
初めての患者さんからは「保険利かないの?話をしただけなのに、ぼったくりじゃないの?」と言われます。
それが嫌なら30分診療と言う方針になるでしょうね。
タイトル | インレーと歯の間にCR(レジン)がサンドイッチ状態? |
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質問者 | koripoさん |
地域 | |
年齢 | 41歳 |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
レジン(白いプラスチック) ハイブリッドセラミックインレー 詰め物、インレーその他 補綴関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。