インプラント VS ブリッジ VS 短縮歯列咬合(SDA)

相談者: はちさん ( : )
投稿日時:2007-03-09 07:04:12
すごく勉強になります。

自分のは、とっても、大事だと痛感しています。メルマガも楽しみです。
お金には返られない大切な自分の歯ですよねぇ....

さて、約20年前に右下6番を抜歯後、そのままにしています。

今回左上奥歯根管治療をしました。

今まで、左側だけでかんでいたので、この治療のときに、右側を使い始めて、右上奥の歯が痛くなりはじめました。

見た所虫歯ではなく、根管治療の関連痛かもとのことで、終わってみてみましょうとのことでしたので、レントゲンもとり見てもらったのですが、やはり虫歯ではないとのこと。

6番が深く治療してるので(神経は抜いてません)、怪しいとのことでしが、叩いてもいたくなく、私の感覚だと7番がしみるとかでなく、噛んでない時にいたくなるのです。

7番を詰め物をしてるので、叩くとそこがいたかったので、外して薬をつめました。

先日歯医者にいき、叩くとぜんぜんどの歯もいたくないのです。

今、仮詰めで、薬がはいってないものをしてもらってるのですが、なんとなく薬を入れる前のような鈍痛が続きます。長い時間ではないのですが、やはり気になります。

ずっと、左でかんでいたために、急に右も使い始めたので、かみ合わせかなと思ってます。そこで、右下の問題がでてきました。

いろんな歯医者にいくたびに、ブリッチをすすめられてきたので、嫌で、考えますといって、ほかの歯が悪くなると違う歯医者に変え続けてきました。

今の歯医者は、3年前からかかっております。

7番がたおれてきており、隙間が少ないのですが、うまく機能してるならこのまま様子をみてもいいかもと2年前にいわれてそのままにしてたのですが...

今の状況は、1番がすこし斜めになってきます。
3番4番に隙間が出来てきてます。

治療方法として、提示されたのが、

1.このまま様子をみる←歯の隙間が年々あいてきてるようなきがする。
2.ブリッチ←どうしても削るのがいやなんです。
3.インプラント←歯がたおれてきてるので、できるのかどうか、歯との隙間も少ないのですが・・それでも可能ですか?

衛生士さんと先生が話されていたのが、部分矯正をするかなぁともいっておられましたが...

今回の左上の治療で、現在も右も使って食べることができるとわかったので、両方でかんでいこうとおもいます。

左だけでかんでたので、左奥歯が、社会人になってこの10年で治療3回目なんですよね・・負担がかかってたんですよね?...

トータルで考えていかないといけないとおもうので、どの治療が最善方法なのか、アドバイス頂ければと思い、メールさせて頂きました。

宜しくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-03-09 07:04:12
単純に状況だけで考えると

「7番を起こす部分矯正をし、6番にインプラント

と言うのが良いような気がします。
実際に見てみないと何とも言えないのですが‥。

右が痛いと言う事も咬合による過重負担のような気もしますし‥。
担当の先生と良く相談してみてはいかがでしょうか?

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-03-09 07:04:12
タイヨウ先生は簡単におっしゃられていますが、「7番を起こす部分矯正をし、6番にインプラント」というのは、かなりレベルの高い治療法になってくるので、どの歯医者でも出来るような治療法ではありません。(出来ない医者のほうがはるかに多いです)

ですので、治療の選択肢として「7番を起こす部分矯正をし、6番にインプラント」という方法を提示してくれる歯科医院は、それだけでもかなりハイレベルだと思いますよ。

僕も実際に見ていないのではっきりとは言えませんが、可能であれば「7番を起こす部分矯正をし、6番にインプラント」が良いような気はします。

ちなみに、もしインプラントをしないのであれば、嫌でもブリッジにはしておいたほうが良いと思いますよ。

抜けたところをそのままにしておくと歯がどんどん動いてしまって、噛み合わせとかが大変なことになる可能性がありますので・・・。(一度そうなってしまうと、リカバリーがもの凄く大変です!)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はちさん
返信日時:2007-03-09 07:04:12
早速の回答ありがとうございました。

部分矯正については、先生と衛生士さんで話されてあったことで、具体的に提示されてません。

矯正は、右下は、親知らずもあるので7・8番を5番までもってくるような(たぶんですが...)お話をお2人でしてありました。一番難しいよなぁ〜とお話されてましたが、そのようなことも可能なのでしょうか?

私には、この3つの中で考えてきてくださいとのことでした。

1.このまま様子をみる。
2.ブリッチ
3.インプラント

この20年とそのままできてたので、今更なくてもいいのかと思ってきたのですが、前歯のずれや隙の目にみえてでてきてるので、今、歯をいれる方向で決断しないといけないですよね...
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-03-09 07:04:12
前歯のずれやの隙歯は、おそらく奥歯噛み合わせが低くなって前歯が強く当たるようになってしまったことが原因だと思いますから、奥歯の高さを維持できるように何らかの歯を入れたほうが良いと思います。

ただ、「7・8番を5番までもってくる」というのは多分無理だと思います。

僕も部分矯正はちょっとかじっていますが、倒れている歯を起こして、インプラントブリッジによる治療をしやすくするくらいが限界じゃないかと・・・。

はちさんはまだお若いですから(僕はもっと若いですけど・・・)、今後のことを考えると、やっぱりブリッジかインプラントは入れておいたほうが良いと思います。

ちなみに、もし部分矯正をしなかったり、出来なかった場合には、倒れている歯は削って被せ物をかぶせるか、抜くことになると思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2007-03-09 07:04:12
途中参加します。

まず、はちさんは右下6番を抜歯して20年放置したことで、何か問題が起きてきているのでしょうか、精査する必要があると思いますよ。

右上7番の痛みはどうでしょう。
かみ合わせが問題だったのならかみあわせの調整で済みませんでしたか。

あと前歯に隙間があいてきているとのことですがそれが何か問題があるのかとか。。。

途中のを抜いたまま、というのを「中間欠損」、例えば5番から5番までで噛んでいるような歯並びを「短縮歯列咬合」と言いますが、はちさんのおっしゃる通り、全然OKだという考え方は歯医者の中にも確かにあります。

もちろんケースバイケースで考えなくてはなりませんが。

はちさんの場合なら右下6番の中間欠損が原因で、何か問題が起きている、またこのままだと今後も悪化する という確証があるのなら別ですけど、果たして・・・

こういう短縮歯列でもいいのでは?という発想はヨーロッパの方で割と支持されていて、アメリカ、日本では大体批判的です。

28 teeth syndromeという言葉が実際にあって、とにかく歯は上下左右7本づつそろってないと大変なことになるぞ と、誇張する人たちのことをそう言い、30年代にはそういう傾向が指摘され始めています。(どちらかが正しいと結論づけるには早計かもしれませんが)

ちょっとややこしくなりますが、オクルーザルユニット(OU)という数え方がありまして、上下の小臼歯同士のかみ合わせを1、大臼歯同士のかみ合わせを2と数えます。

研究では最低4以上のOUを有し、かつ左右対称なら著名な機能変化は現れないという報告、これが3〜5になると10%未満の人が問題を訴えるという報告、0〜2だと安定性にも問題が・・という報告や、英国疫学調査の結果では21歯以上の歯があればかみ合わせの機能に影響はほとんどないと報告されています。(日本の8020運動はここから来ているのかも知れませんね)

あと、歯並びのわずかな変化については「新しいかみ合わせへの適応変化」と考えられ、抜歯後の早期に終了し、そのまま安定する様です。
(※ヨーロッパ人と日本人では食生活や骨格が違うので、同じことが言えるかは注意が必要です。)


ということで、はちさんの場合、親知らずをぬきに考えても、OUが少なくとも10は確保されている様ですから、具体的な問題がないのならそのままでもいいのではないでしょうか。

と、途中参加でかき乱してみたりして・・すみません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はちさん
返信日時:2007-03-09 07:04:12
様々なご意見参考になります。

右上7番は、今仮詰めですが、我慢できない痛みではないのですが、日によって痛みがあるときとないときがあります。

先生も判断がつかないとのことで、鎮静剤入れたときと比べれ痛みが変わらないのであれば、やみくもに治療できないので、次回詰めますとのことでした。

今日、仮詰めがとれてしまったのですが、痛みがなければ次回の予約のときまで、そのままでといわれてます。

右下がなくて、特に左でずっと噛んできたのですが、不自由なくすごしてきました。ここ何年かで、見た目が気になるだけです。(右前歯がななめになってきたのと、3番4番のすきま)

左上の虫歯で、右も使うようになったので、今では、両方でかむようにしています。特段不自由はありません。

右上親知らずは、5〜6年前に違う歯医者で抜いてるのでまだあればよかったのかもといわれましたが、先生の判断では、このままいれずにでもいいかもしれないが、この右上の症状の原因が分からないので、をいれた方がいいのではと提示されました。

詳しく調べるには、大学病院にいったほうがいいのでしょうか?

以前右上の親知らずをぬいた病院では、歯がないとかみ合わせの問題で肩こりなどの症状がでてくる。といれてたのですが、たしかに肩こりはずっとあるんですよね。

それも関連してるのでしょうか?
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2007-03-09 07:04:12
ちょっと専門的になりすぎてしまいそうですけど、僕も書かせて頂きますね。

渡辺先生がおっしゃられている「短縮歯列咬合」(SDA:Shortened Dental Arch)とは、奥歯が抜けたままでも特に大きな問題がないのであれば、無理にを補う必要はないという考え方です。

歯を補うとお金もかかりますし、ブリッジ部分入れ歯にすると他の歯の寿命が短くなる可能性もあるので、じゃあ何もしないほうがトータルで考えるとメリットが大きいのではないか?ということですね。

このSDAという考えは確かにヨーロッパでは比較的支持されているのですが、日本ではまだ批判的な意見が多いようです。(ただ、最近は日本でも肯定派が増えてきているような気はします)

実は僕も学生時代、この考え方に非常に興味があっていろいろと個人的に調べたことがあります。

特に気になっていたのが、ヨーロッパ人は口が奥深いのに対し日本人は比較的浅いことと、日本人は長顔型(ドリコフェイシャル)の人が多いので、歯列が短くなった(6,7番が抜けた)時の咬合の安定性や顎関節への負担が大きいのではないかということです。ヨーロッパ人と比べると、SDAにすることのリスクは日本人のほうが高いのではないかと。

それで、日本人のSDA症例の論文を探して読んだ結果、こんな感じでした。
(今手元に論文がないので、覚えている範囲で書きます)

・SDA症例の患者は4人。
・4人とも、SDAになってから数年経っている。
・顎関節を検査したところ、4人共に器質的変化が見られた。
・しかし、4人とも特に不具合は訴えていない。

一番のポイントは、「4人とも顎関節に変化は見られたけれども、特に不具合は訴えていない」というところだと思います。
(はちさんもそうですよね)

ただ、これはあくまでも様々な検査を行なった上で、「SDAでもいける!」と判断された患者さんでの話ですので、何でもかんでもSDAでいけるわけではないと思います。

それとこれは論文があるかどうか分からないのですが、SDAで歯周病に罹患した場合のリスクがどれほどのものなのか・・・というのも気になっています。

はちさんの場合、まだお若い女性だということなので、僕的に一番気になるのは「審美性」の問題です。

前歯のずれや隙歯などの審美的問題をあまり気にされないのでしたら、SDAも選択肢として入ってくる可能性はありますが、もし審美的な回復も視野に入れるのであれば、やっぱり歯を補ったほうが安全かなぁ・・・と思います。

すみません!絶対に僕より渡辺先生のほうがお詳しいと思うのですが、SDAについてはまだ不信感というか謎めいた点が多いので、書き込ませて頂きました。

患者さんによって様々な条件が変わってくるので、最終的にはケースバイケースだとは思うのですが・・・。

あと噛み合わせ肩こりなどの関連性については、こちらをお読み下さい。

⇒参考:かみ合わせと全身の不調

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2007-07-17 19:09:20
いえいえ、学生の頃にそんなマニアックな話を調べてるのはさすが田尾先生ですよね。僕はマンガしか読んでなかったですから・・

SDAコンセプトの解釈については本当に注意が必要だとは思います。

OUが4とか6ぐらいのシビアなケースだと、僕の場合は歯根破折のリスクを参考に判断することが多いです。日本人の場合無髄歯が多いので。

参考⇒無髄歯(神経を抜いた歯)の寿命について


ですが、はちさんの場合それはたぶん関係ないかなと。

それと顎関節の変化についても、それを病気と考えれば要注意でしょうが、解剖検査をすると普通誰でも起きてること、という事ですから、なんでもかんでもという訳にはいかないでしょうが、基本的には適応変化と捉えて問題ないと思っています。

かみ合わせ顎関節症はまず関係ない というのもヨーロッパが発祥ですから、一般ウケしない考え方ではあるかも知れませんね。

はちさんの場合のポイントとしては、

・絶対に隣在を削りたくない
・中間欠損・顎関節に関して、20年間平気だと感じていた

という点がありますから、メリット、デメリット、+”患者さんの価値観”を併せて考えれば、十分選択肢のひとつには入れられると思いますよ。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2007-07-17 19:09:27
あ!確かに「20年間平気だと感じていた」というのは大きなポイントですね。

うちの大学の補綴の教授が五十嵐先生でしたから、授業中にこのSDAのことを話されていて、「補綴の先生なのに何もしないなんて面白いな〜」と思ったのが興味を持ったきっかけです。

渡辺先生は以前の回答からSDA支持者だろうなぁということは感じていたので、そろそろこの話題になるかな〜と思ってました。

やっぱり一般的な考え方としては、

「無いところは補う」
「ずれたところは元に戻す」

ということだと思いますが、

「中途半端に無いところを補う」
「ずれたところを中途半端に元に戻す」

ということをしてしまうと、逆に不具合が出てきてしまう恐れがあるのも事実だと思うので、

歯並びの変化
顎関節の器質的変化

は「生体の適応変化」と考えて、下手に手を出さないというのも確かにありかも・・・と思います。

ただ、どうしても手を出したくなってしまうのは、この「適応」というのがどこまで出来るのかイマイチ予想がつかないからだと思いますが、20年問題なく過ごされてきているのであれば、少なくとも適応はしていると判断できそうではありますよね。

そう考えると、確かにSDAを治療の選択肢のひとつとすることはありですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はちさん
返信日時:2007-07-17 19:09:37
そのままにしておいても問題ないかもということなんですね。
前歯のずれ・隙を考えると...やはり歯をいれないといけないのですよね。

右上の痛みは、昨日仮詰めがとれてから不思議と痛みがなくなったのですが...

レアなケースなんですね...
決断しかねますね...(>_<)
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2007-07-17 19:09:41
なんだか色々書いてしまい、混乱させてしまったようで申し訳ありません・・・。

SDAという考え方はどちらかというとまだ一般的ではないので、現状一番スタンダードなのは、僕とタイヨウ先生がはじめに書いていた「7番部分矯正⇒6番インプラント」だと思います。(7番は矯正ではなく、削って被せ物にするというほうがより一般的かもしれませんが・・・)

SDAも確かにありだと思うのですが、気になるのは万が一歯周病になってしまった時のことです。

周病になって骨が溶けると歯が動きやすくなってしまいますから、今ある隙間がさらに大きくなったり、前歯が出てしまったりする可能性が高くなるのではないか・・・という心配はしています。

ただ、この歯周病のリスクはSDAだけではなくインプラントの場合でもありますので、どちらが良いのかと聞かれるとなかなか判断は難しいですが、インプラントのほうが安心感はあるかな?という気はします。(SDAよりも多くのケースがあるので)

はちさんもお考えの通り、ブリッジはなるべく避けたほうが良いのは間違いないと思いますので、やるならインプラントかSDAかとは思いますが、どちらにしても治療後のメンテナンスは非常に大切だと思います。

あとは担当の先生とも、よく話し合ってみて下さい。

やはり歯が抜けてしまった以上は何らかのリスクが増えてしまうのは仕方がありませんので、それぞれの治療法のメリット・デメリット・リスクなどを担当の歯医者さんともよく話し合って、最終的な治療法を決めることが必要だと思います。

今まで20年間もそのままにしてきているのですから、あせらずゆっくり決めれば良いと思いますよ。

たぶんここまで詳しく知っている患者さんはそうはいないと思いますので、担当の歯医者さんとも有意義な会話が出来るのではないかと思います。




タイトル インプラント VS ブリッジ VS 短縮歯列咬合(SDA)
質問者 はちさん
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職業  
カテゴリ 抜歯:7番(第二大臼歯)
歯が抜けた・抜く予定 その他
インプラント治療法
ブリッジ治療法
補綴関連
専門的な質問その他
肩こり
回答者




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