ラバーダムの使用のお願い、治療費などについて
相談者：
maさん (21歳： )
投稿日時：2007-03-24 19:01:00
こんにちは。
根っこの治療についての質問です。
このサイトで、根管治療の成功率、
ラバーダム（ゴムのマスク）を使用した場合：約90％（初回治療時）
ラバーダム（ゴムのマスク）を使用しない場合：約50％以下（初回治療時）
とありました。
⇒根管治療（歯の神経・根の治療）
⇒ラバーダム
「初回治療」ということは、根っこ治療のやり直しでラバーダムを使用して治療をやり直した場合の成功率は下がってしまうのでしょうか…？
また、やり直しのラバーダム使用の治療は意味がないのでしょうか…？
ラバーダムを使用した場合の治療費についてですが、ラバーダムは一応保険の中に含まれるとのことですが、実際歯科医にラバーダムで治療して欲しいとお願いした場合、治療費はどうなるのでしょうか？
また、ラバーダム治療は赤字覚悟とのこと。
歯科医は、快く受け入れてくれるのか、患者からラバーダム治療でお願いします！と簡単に言っていいのか、歯科医の反応を気にかけると不安というか言いにくいです。
はっきりラバーダム治療でおねがいしますと言ってもいいのでしょうか？？
根っこの治療についての質問です。
このサイトで、根管治療の成功率、
ラバーダム（ゴムのマスク）を使用した場合：約90％（初回治療時）
ラバーダム（ゴムのマスク）を使用しない場合：約50％以下（初回治療時）
とありました。
⇒根管治療（歯の神経・根の治療）
⇒ラバーダム
「初回治療」ということは、根っこ治療のやり直しでラバーダムを使用して治療をやり直した場合の成功率は下がってしまうのでしょうか…？
また、やり直しのラバーダム使用の治療は意味がないのでしょうか…？
ラバーダムを使用した場合の治療費についてですが、ラバーダムは一応保険の中に含まれるとのことですが、実際歯科医にラバーダムで治療して欲しいとお願いした場合、治療費はどうなるのでしょうか？
また、ラバーダム治療は赤字覚悟とのこと。
歯科医は、快く受け入れてくれるのか、患者からラバーダム治療でお願いします！と簡単に言っていいのか、歯科医の反応を気にかけると不安というか言いにくいです。
はっきりラバーダム治療でおねがいしますと言ってもいいのでしょうか？？
回答1
回答2
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時：2007-03-25 01:14:00
ラバーダムの使用をお願いしたとしても、そもそもラバーダムのキットを持っていない歯科医院が大半だと思いますので、あらかじめ電話でラバーダムを使っている歯科医院を探したほうが良いと思いますよ。
ただ、保険でラバーダムを使っている歯科医院は、正確な数は分かりませんが、たぶん１〜２％くらいではないかと･･･。
保険外だと、比較的簡単に見つかると思うのですが･･･。
今僕が製作している歯科医院検索システムでは、一応そういった歯科医院の検索も出来るようになっているのですが、まだ登録予定歯科医院数が少ないんですよね･･･。
近々公開予定なので、公開したら積極的に登録をお願いして、その人に合った歯科医院が簡単に見つかるようになればいいな〜と思っています。
自分に合っていない歯科医院に行くことは、患者さんにとっても歯科医院にとってもマイナスですから･･･。
あと、こちらも参考にどうぞ。
⇒参考：根管治療の途中からラバーダムをするのでは遅いですか？
ただ、保険でラバーダムを使っている歯科医院は、正確な数は分かりませんが、たぶん１〜２％くらいではないかと･･･。
保険外だと、比較的簡単に見つかると思うのですが･･･。
今僕が製作している歯科医院検索システムでは、一応そういった歯科医院の検索も出来るようになっているのですが、まだ登録予定歯科医院数が少ないんですよね･･･。
近々公開予定なので、公開したら積極的に登録をお願いして、その人に合った歯科医院が簡単に見つかるようになればいいな〜と思っています。
自分に合っていない歯科医院に行くことは、患者さんにとっても歯科医院にとってもマイナスですから･･･。
あと、こちらも参考にどうぞ。
⇒参考：根管治療の途中からラバーダムをするのでは遅いですか？
回答3
回答日時：2007-03-25 03:00:00
こんにちは。
ラバーダムの話は、ほんとにもう色々と延々と書きたいのですが・・・
時間があれば以下の回答も参考にして下さい。
相当詳しくはなれると思います。
参考⇒根っこの治療（根管治療）に高周波治療は有効？
参考⇒根管治療の途中からラバーダムをするのでは遅いですか？
で、成功率については、数字で表現するのは難しいのですが、大体10％〜50％の間には入っていると思います。
例えれば、「赤信号を渡ったらどれぐらい危ないのか？」という疑問と同じで、正確には調べる研究者がいないのですね。
それと治療費についてですね、
これは保険の決まりごとや採算のこともあるのですが、要は「ラバーダム代だけいくらか払うから他は保険でやってくれ」というのは無理なんです。
非常におかしな話だと思うのですが・・。（因みに厳密に言うと、一部で自費診療を混ぜると、その歯については少なくとも土台、かぶせ物まで保険の適応ではなくなってしまいます）
ですから、
・もともと保険内（赤字覚悟？）でラバーダムをしてくれている歯医者さんを探すか、
・全て自費診療の医院を探すか、
の2択になると思います。
実は私を含めて、仲良くさせてもらっている先生方は大部分が保険内でラバーダムを使用しています。
ですがそういう歯医者さんは、適当に近所の歯科医院に入ってもめぐり合える様な割合ではないと思います。
１〜２％・・ぐらいですかね、やっぱり。・・
色々と難しい面がありますよね・・・。
基本的には、歯医者さんにも悪気がある訳ではなくて、知らないだけですから、普段使ってない先生に使ってもらおうとするよりは、普段から使っている先生を探す方がmaさんにとっては現実的な気がします。
保険で点数が低いのも、歯科医師自身が重要性を認識していないという問題もありますし、タカタ先生のおっしゃる（言っちゃっていいのかな？）不正請求の温床にもなってたりして、結局は保険が悪いとばかりも言えず、もともと私たち歯科医師の責任とも言えると思います。
でもいつかはみんなで変わらないといけないことですから、こういうサイトを見た患者さんからの要求があちらこちらで起きて欲しいですし、何よりも歯科医師の間での意識がもっともっと高まるべきな訳で。
私がこのサイトに協力したいと思ったのは、私ごときが恐れながらも、一応そういう意識もあってのことなのですが。。
あ、それから、自費診療であっても、根っこの治療で有名な先生であっても、ラバーダムを使われない先生は日本の場合大勢いらっしゃいます。
ここまで来ると国の文化というかなんというか。。
不要だと言われる先生も実際多いでしょうが、もしも必要性を感じるのでしたら、ご自分の歯を守るためにも、勇気を出して事前に確認された方がいいと思います。
このサイトを見た方が、歯医者さんに行く前には電話をして「おたく、根っこの治療にはラバーダムは使ってくれますか？」と聞いてくれる様になると嬉しいです。
ラバーダムの話は、ほんとにもう色々と延々と書きたいのですが・・・
時間があれば以下の回答も参考にして下さい。
相当詳しくはなれると思います。
参考⇒根っこの治療（根管治療）に高周波治療は有効？
参考⇒根管治療の途中からラバーダムをするのでは遅いですか？
で、成功率については、数字で表現するのは難しいのですが、大体10％〜50％の間には入っていると思います。
例えれば、「赤信号を渡ったらどれぐらい危ないのか？」という疑問と同じで、正確には調べる研究者がいないのですね。
それと治療費についてですね、
これは保険の決まりごとや採算のこともあるのですが、要は「ラバーダム代だけいくらか払うから他は保険でやってくれ」というのは無理なんです。
非常におかしな話だと思うのですが・・。（因みに厳密に言うと、一部で自費診療を混ぜると、その歯については少なくとも土台、かぶせ物まで保険の適応ではなくなってしまいます）
ですから、
・もともと保険内（赤字覚悟？）でラバーダムをしてくれている歯医者さんを探すか、
・全て自費診療の医院を探すか、
の2択になると思います。
実は私を含めて、仲良くさせてもらっている先生方は大部分が保険内でラバーダムを使用しています。
ですがそういう歯医者さんは、適当に近所の歯科医院に入ってもめぐり合える様な割合ではないと思います。
１〜２％・・ぐらいですかね、やっぱり。・・
色々と難しい面がありますよね・・・。
基本的には、歯医者さんにも悪気がある訳ではなくて、知らないだけですから、普段使ってない先生に使ってもらおうとするよりは、普段から使っている先生を探す方がmaさんにとっては現実的な気がします。
保険で点数が低いのも、歯科医師自身が重要性を認識していないという問題もありますし、タカタ先生のおっしゃる（言っちゃっていいのかな？）不正請求の温床にもなってたりして、結局は保険が悪いとばかりも言えず、もともと私たち歯科医師の責任とも言えると思います。
でもいつかはみんなで変わらないといけないことですから、こういうサイトを見た患者さんからの要求があちらこちらで起きて欲しいですし、何よりも歯科医師の間での意識がもっともっと高まるべきな訳で。
私がこのサイトに協力したいと思ったのは、私ごときが恐れながらも、一応そういう意識もあってのことなのですが。。
あ、それから、自費診療であっても、根っこの治療で有名な先生であっても、ラバーダムを使われない先生は日本の場合大勢いらっしゃいます。
ここまで来ると国の文化というかなんというか。。
不要だと言われる先生も実際多いでしょうが、もしも必要性を感じるのでしたら、ご自分の歯を守るためにも、勇気を出して事前に確認された方がいいと思います。
このサイトを見た方が、歯医者さんに行く前には電話をして「おたく、根っこの治療にはラバーダムは使ってくれますか？」と聞いてくれる様になると嬉しいです。
相談者からの返信相談者：
maさん
返信日時：2007-03-25 18:24:00
| タイトル | ラバーダムの使用のお願い、治療費などについて |
|---|---|
| 質問者 | maさん |
| 地域 | |
| 年齢 | 21歳 |
| 性別 | |
| 職業 | |
| カテゴリ |
根管治療の治療法 ラバーダム 根管治療の治療費・費用 |
| 回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。
