虫歯治療で神経を残すメリットとデメリットについて
相談者:
きなさん ( : )
投稿日時:2007-08-16 12:18:00
回答1
回答日時:2007-08-16 12:49:00
こんにちは。
個人的には、そう言うことを言われる先生は非常に良い先生だと思いますよ。
自分が治療を受けるなら、そういう先生がいいです。
神経を残せば、メリットは現状より悪くはならないという事でしょうか。
(ちょっと表現の仕方が難しいですね・・)
残すデメリットについては、ない・・でしょうね。
元々役目があって歯の中にあるものなのですから、残しておいて困ることがあるはずがありません。
歯科医院的には売り上げが少なくなる・・というのは悪趣味な冗談ですが、ワーキングプアの代名詞と呼ばれるこの業界では、そろそろ笑い事ではないかも知れません。
神経を抜いた場合のデメリットについては色々あります。
以下の回答も読まれて下さいね。
参考⇒無髄歯の寿命について
他の歯も神経を抜かないといけなくならない様に、虫歯予防や定期検診を、頑張って下さいね。
個人的には、そう言うことを言われる先生は非常に良い先生だと思いますよ。
自分が治療を受けるなら、そういう先生がいいです。
神経を残せば、メリットは現状より悪くはならないという事でしょうか。
(ちょっと表現の仕方が難しいですね・・)
残すデメリットについては、ない・・でしょうね。
元々役目があって歯の中にあるものなのですから、残しておいて困ることがあるはずがありません。
歯科医院的には売り上げが少なくなる・・というのは悪趣味な冗談ですが、ワーキングプアの代名詞と呼ばれるこの業界では、そろそろ笑い事ではないかも知れません。
神経を抜いた場合のデメリットについては色々あります。
以下の回答も読まれて下さいね。
参考⇒無髄歯の寿命について
他の歯も神経を抜かないといけなくならない様に、虫歯予防や定期検診を、頑張って下さいね。
相談者からの返信
相談者:
きなさん
返信日時:2007-08-16 14:38:00
早速のご回答、ありがとうございました。
>神経を残せば、メリットは現状より悪くはならないという事でしょうか。(ちょっと表現の仕方が難しいですね・・)
先に書けばよかったのですが、現在上顎洞炎の治療中なのです。
その虫歯が原因かどうかはわからないのですが(耳鼻科の先生も歯科の先生も「そうかもしれない」としかおっしゃらないので・・・)、もしそうだった場合、神経を残すことでそちらの治りが悪くなるとか悪化する、ということはあるのでしょうか。(質問の仕方が悪くて申し訳ありません)
>ワーキングプアの代名詞と呼ばれるこの業界
本当なんですか?驚きました。
どうしてこういう大事な医療に国や行政から補助がないんでしょうねっ。
無駄遣いばっかりしてないでちゃんとこういうところにお金を回して欲しいです!(関係ないところで怒ってすみません…;)
今回虫歯になってつくづく後悔しているので、虫歯予防は頑張ろうと思っています。
こちらのHPはとても丁寧に説明してくださっているのでたいへんありがたいですね。
フッ素入りの歯磨き粉がオススメとのことですが、もしさしつかえなければ先生が良いと思われる歯磨き粉の具体的な商品名を教えていただけないでしょうか。(できれば500円前後で)
いくつも質問してしまって申し訳ありませんがよろしくお願いします。
>神経を残せば、メリットは現状より悪くはならないという事でしょうか。(ちょっと表現の仕方が難しいですね・・)
先に書けばよかったのですが、現在上顎洞炎の治療中なのです。
その虫歯が原因かどうかはわからないのですが(耳鼻科の先生も歯科の先生も「そうかもしれない」としかおっしゃらないので・・・)、もしそうだった場合、神経を残すことでそちらの治りが悪くなるとか悪化する、ということはあるのでしょうか。(質問の仕方が悪くて申し訳ありません)
>ワーキングプアの代名詞と呼ばれるこの業界
本当なんですか?驚きました。
どうしてこういう大事な医療に国や行政から補助がないんでしょうねっ。
無駄遣いばっかりしてないでちゃんとこういうところにお金を回して欲しいです!(関係ないところで怒ってすみません…;)
今回虫歯になってつくづく後悔しているので、虫歯予防は頑張ろうと思っています。
こちらのHPはとても丁寧に説明してくださっているのでたいへんありがたいですね。
フッ素入りの歯磨き粉がオススメとのことですが、もしさしつかえなければ先生が良いと思われる歯磨き粉の具体的な商品名を教えていただけないでしょうか。(できれば500円前後で)
いくつも質問してしまって申し訳ありませんがよろしくお願いします。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-08-16 14:50:00
神経を残すメリット、デメリットと言うよりも「神経を取るデメリット」と考えていただいたほうが良いと思いますね。
歯の神経はある程度は再生力があります。
また、痛みを感じるという事は「虫歯が進んできてますよ」と言う危険信号を感じてくれますから、大きな意味でも虫歯の進行を食い止めることができます。
神経を殺してしまうと、そう言った危険信号を感じなくなりますから、一時的には「痛くなくなった」となるのですが、長期的には虫歯が根の中を伝わって顎の骨の中にまで進入してしまいます。
そうなると治療の時間も難易度もグッっと上がります。
最悪、抜歯になることも考えなくてはいけません。
ですから、神経を残すデメリット(痛みが出やすい)と言う事を考えるより、神経を取るデメリットの方が圧倒的に大きいという事になると思います。
歯の神経はある程度は再生力があります。
また、痛みを感じるという事は「虫歯が進んできてますよ」と言う危険信号を感じてくれますから、大きな意味でも虫歯の進行を食い止めることができます。
神経を殺してしまうと、そう言った危険信号を感じなくなりますから、一時的には「痛くなくなった」となるのですが、長期的には虫歯が根の中を伝わって顎の骨の中にまで進入してしまいます。
そうなると治療の時間も難易度もグッっと上がります。
最悪、抜歯になることも考えなくてはいけません。
ですから、神経を残すデメリット(痛みが出やすい)と言う事を考えるより、神経を取るデメリットの方が圧倒的に大きいという事になると思います。
回答3
回答日時:2007-08-16 19:02:00
>現在上顎洞炎の治療中なのです。
>その虫歯が原因かどうかはわからないのですが
とのことですが、虫歯を削っている時に痛みがあった→神経は生きている→上顎洞炎とは関係なし。
との3段論法(?)が成立すると思います。
上顎洞炎と虫歯が関連していた場合(歯性上顎洞炎)、神経は死んで、細菌感染して、それによる炎症が上顎洞に波及しているはずですからね。
ですから、上顎洞炎のことは切り離して考えて良いと思いますよ。
>>ワーキングプアの代名詞と呼ばれるこの業界
>本当なんですか?驚きました。
本当ですよ。
東洋経済や週間文春でも取り上げられていますよね。
かなりひどい状況が書かれていますが、現場の実感として納得いくところがまた怖い・・^^;
私たち歯科医の責任もありますし、国ばかりが悪いとも言えまないのですが、被害者は患者さんだと思います。
このサイトなどである程度の知識は身につけて、自己防衛して下さい。
>フッ素入りの歯磨き粉がオススメとのことですが、
>もしさしつかえなければ
>先生が良いと思われる歯磨き粉の
>具体的な商品名を教えていただけないでしょうか。
>(できれば500円前後で)
基本的にはフッ素入りならどれでも似たものだと思います。
以下の回答も良ければご覧下さい。
参考⇒デンタルリンスや、乳酸菌入り(LS21)タブレットの効果は?
なんでも良いとは思うのですが、手ごろで何となく良さそうなのは、例えば花王さんのクリアクリーンプラスhttp://www.kao.co.jp/clearclean/products/p_plus.html (CMはコチラhttp://www.kao.co.jp/clearclean/cm/index.html)で、これは発売した頃に学会の業者展示で見せて貰ったことがあるのですが、ペーストが歯面にくっついて落ちない感じだったんですよね・・。
2種類のフッ素の効果が本当かは分かりませんが、ペーストが歯面から落ちないというのは良いと思いますよ。
それと、うがいで水を使いすぎない様に注意して下さいね。
参考⇒虫歯予防に対するフッ素の効果的な使用法とは?
>その虫歯が原因かどうかはわからないのですが
とのことですが、虫歯を削っている時に痛みがあった→神経は生きている→上顎洞炎とは関係なし。
との3段論法(?)が成立すると思います。
上顎洞炎と虫歯が関連していた場合(歯性上顎洞炎)、神経は死んで、細菌感染して、それによる炎症が上顎洞に波及しているはずですからね。
ですから、上顎洞炎のことは切り離して考えて良いと思いますよ。
>>ワーキングプアの代名詞と呼ばれるこの業界
>本当なんですか?驚きました。
本当ですよ。
東洋経済や週間文春でも取り上げられていますよね。
かなりひどい状況が書かれていますが、現場の実感として納得いくところがまた怖い・・^^;
私たち歯科医の責任もありますし、国ばかりが悪いとも言えまないのですが、被害者は患者さんだと思います。
このサイトなどである程度の知識は身につけて、自己防衛して下さい。
>フッ素入りの歯磨き粉がオススメとのことですが、
>もしさしつかえなければ
>先生が良いと思われる歯磨き粉の
>具体的な商品名を教えていただけないでしょうか。
>(できれば500円前後で)
基本的にはフッ素入りならどれでも似たものだと思います。
以下の回答も良ければご覧下さい。
参考⇒デンタルリンスや、乳酸菌入り(LS21)タブレットの効果は?
なんでも良いとは思うのですが、手ごろで何となく良さそうなのは、例えば花王さんのクリアクリーンプラスhttp://www.kao.co.jp/clearclean/products/p_plus.html (CMはコチラhttp://www.kao.co.jp/clearclean/cm/index.html)で、これは発売した頃に学会の業者展示で見せて貰ったことがあるのですが、ペーストが歯面にくっついて落ちない感じだったんですよね・・。
2種類のフッ素の効果が本当かは分かりませんが、ペーストが歯面から落ちないというのは良いと思いますよ。
それと、うがいで水を使いすぎない様に注意して下さいね。
参考⇒虫歯予防に対するフッ素の効果的な使用法とは?
相談者からの返信
相談者:
きなさん
返信日時:2007-08-17 10:35:00
相談者からの返信
相談者:
きなさん
返信日時:2007-08-17 11:15:00
渡辺先生、再度ご回答ありがとうございました。
>虫歯を削っている時に痛みがあった→神経は生きている→上顎洞炎とは関係なし
これこそまさにお聞きしたかったことにズバリ、しかも簡潔に(素人にはこれがとてもありがたいです)お答えいただいて、不安が一気に解消されました。
本当にありがとうございました。
納得のあまり思わず「あ〜そうなんだ!」と声がでてしまいました;
>私たち歯科医の責任もありますし、国ばかりが悪いとも言えまないのですが、被害者は患者さんだと思います。
>このサイトなどである程度の知識は身につけて、自己防衛して下さい。
自分の健康(歯)は自分で守る、というのは当然のことで、私自身今回の虫歯には思い当たる原因が多々あり反省しきりでもあるので、こちらで勉強させていただいて自己防衛していきたいと思います。
ただ、こちらの先生方のように患者さんのことを親身に考えて、勉強されて、指導も熱心にされている方々がワーキングプアだなんて、やっぱり悔しいというか納得できないですよね。
(そんな事実さえも知らなかった私がいうのもなんなんですが…)
>なんでも良いとは思うのですが、手ごろで何となく良さそうなのは、例えば花王さんのクリアクリーンプラス
CMでもよく見る身近なものですね。
これならすぐに手に入りますね。ありがとうございました。
>うがいで水を使いすぎない様に注意して下さいね
リンク先も拝見しましたが、つまりフッ素入りの歯磨き粉は、あまり洗い流さずに歯にとどめておくことが大事だということですよね?
その点など気をつけながら丁寧にブラッシングして虫歯予防に頑張りますね!
余談やくだらない質問にも丁寧にお答えいただいて本当にありがとうございました。
>虫歯を削っている時に痛みがあった→神経は生きている→上顎洞炎とは関係なし
これこそまさにお聞きしたかったことにズバリ、しかも簡潔に(素人にはこれがとてもありがたいです)お答えいただいて、不安が一気に解消されました。
本当にありがとうございました。
納得のあまり思わず「あ〜そうなんだ!」と声がでてしまいました;
>私たち歯科医の責任もありますし、国ばかりが悪いとも言えまないのですが、被害者は患者さんだと思います。
>このサイトなどである程度の知識は身につけて、自己防衛して下さい。
自分の健康(歯)は自分で守る、というのは当然のことで、私自身今回の虫歯には思い当たる原因が多々あり反省しきりでもあるので、こちらで勉強させていただいて自己防衛していきたいと思います。
ただ、こちらの先生方のように患者さんのことを親身に考えて、勉強されて、指導も熱心にされている方々がワーキングプアだなんて、やっぱり悔しいというか納得できないですよね。
(そんな事実さえも知らなかった私がいうのもなんなんですが…)
>なんでも良いとは思うのですが、手ごろで何となく良さそうなのは、例えば花王さんのクリアクリーンプラス
CMでもよく見る身近なものですね。
これならすぐに手に入りますね。ありがとうございました。
>うがいで水を使いすぎない様に注意して下さいね
リンク先も拝見しましたが、つまりフッ素入りの歯磨き粉は、あまり洗い流さずに歯にとどめておくことが大事だということですよね?
その点など気をつけながら丁寧にブラッシングして虫歯予防に頑張りますね!
余談やくだらない質問にも丁寧にお答えいただいて本当にありがとうございました。
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虫歯治療 虫歯その他 根管治療の治療法 根管治療その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。