病種によって歯槽骨が再生される場合と、再生されない場合の違い
相談者:
SHさん (39歳:男性)
投稿日時:2007-09-01 16:52:00
こんにちは。
いつもお世話になっています、SH(39才)です。
自身のトラブルではないのですが、疑問があるのでお伺いさせてください。
過去の質問とダブってたら、すみません。
ずーーーっと疑問に思っていたのですが、色々な疾患が理由で破壊された歯槽骨の再生についてです。
嚢胞やそれに伴うフィステル、不正咬合が原因による骨吸収は、根管治療やその他の治療の成功(原因を完全に排除した場合)により再生される。・・・という認識なのですが、
歯周炎による歯槽骨吸収は、治療により進行を止められた場合でも再生できない。
・・・というのはどうしてなのでしょうか?
理由を知りたいです。
嚢胞などは局地的な細菌除去、歯周炎は文字通り広範囲にわたるので、再生できるほど完璧にできるものではない(再生できる程の治療は現実的に不可能)…。ということなのでしょうか?
すみませんがよろしくお願いいたします。
P.S.
もうひとつ質問があるのですが、まったく関連のない質問ですので
別のスレッドで質問をさせてください。
その際はまたよろしくお願いいたします。
いつもお世話になっています、SH(39才)です。
自身のトラブルではないのですが、疑問があるのでお伺いさせてください。
過去の質問とダブってたら、すみません。
ずーーーっと疑問に思っていたのですが、色々な疾患が理由で破壊された歯槽骨の再生についてです。
嚢胞やそれに伴うフィステル、不正咬合が原因による骨吸収は、根管治療やその他の治療の成功(原因を完全に排除した場合)により再生される。・・・という認識なのですが、
歯周炎による歯槽骨吸収は、治療により進行を止められた場合でも再生できない。
・・・というのはどうしてなのでしょうか?
理由を知りたいです。
嚢胞などは局地的な細菌除去、歯周炎は文字通り広範囲にわたるので、再生できるほど完璧にできるものではない(再生できる程の治療は現実的に不可能)…。ということなのでしょうか?
すみませんがよろしくお願いいたします。
P.S.
もうひとつ質問があるのですが、まったく関連のない質問ですので
別のスレッドで質問をさせてください。
その際はまたよろしくお願いいたします。
回答1
回答日時:2007-09-02 03:04:00
こんにちは。
SHさんはまだ僕と同じ30代なんですね(笑)
歯槽骨の再生についてですが、答えは簡単です。
歯槽骨(※歯の周りにくっついてる骨。その他の顎の骨とは区別され、厳密には歯槽骨もさらに2種類に分類されます)を作るのは歯根膜だからです。
歯周病の場合は、細菌感染によって歯根膜が壊される病気なので、もう歯槽骨は再生できません。
(※歯周組織再生療法に用いられるエムドゲインという薬は、歯根膜をわずかに誘導してくる作用がなぜかある・・という薬です)
のう胞の場合も、不正咬合(による咬合性外傷)の場合も、歯根膜はビローンと伸びているだけで、破壊はされませんから、原因(根管の中の細菌、過剰な力)が除去されれば元にもどります。
因みに歯根膜は別名、歯周靭帯とも呼びます。
逆に、昔何かの回答でも書いた気がしますが、抜けた歯を、何故だか頬の粘膜の中にしばらく埋めていた人がいて、そうすると歯の周り(※・・の歯根膜の周り)にはやっぱり骨が出来てきたそうです。
ですから歯根膜を傷つけずにうまく残せれば歯牙移植も再植もうまく行きますし、エクストルージョンをすると骨も一緒に引っ張られて出来てくる・・という訳です。
まだ物足りない場合は下の回答もご覧下さい。
参考⇒歯根膜再生型インプラントについて
参考⇒移植した歯肉の安定は、エムドゲインを使用したとしても難しいのでしょうか?
それでも足りなければ追加でまたどうぞ。
SHさんはまだ僕と同じ30代なんですね(笑)
歯槽骨の再生についてですが、答えは簡単です。
歯槽骨(※歯の周りにくっついてる骨。その他の顎の骨とは区別され、厳密には歯槽骨もさらに2種類に分類されます)を作るのは歯根膜だからです。
歯周病の場合は、細菌感染によって歯根膜が壊される病気なので、もう歯槽骨は再生できません。
(※歯周組織再生療法に用いられるエムドゲインという薬は、歯根膜をわずかに誘導してくる作用がなぜかある・・という薬です)
のう胞の場合も、不正咬合(による咬合性外傷)の場合も、歯根膜はビローンと伸びているだけで、破壊はされませんから、原因(根管の中の細菌、過剰な力)が除去されれば元にもどります。
因みに歯根膜は別名、歯周靭帯とも呼びます。
逆に、昔何かの回答でも書いた気がしますが、抜けた歯を、何故だか頬の粘膜の中にしばらく埋めていた人がいて、そうすると歯の周り(※・・の歯根膜の周り)にはやっぱり骨が出来てきたそうです。
ですから歯根膜を傷つけずにうまく残せれば歯牙移植も再植もうまく行きますし、エクストルージョンをすると骨も一緒に引っ張られて出来てくる・・という訳です。
まだ物足りない場合は下の回答もご覧下さい。
参考⇒歯根膜再生型インプラントについて
参考⇒移植した歯肉の安定は、エムドゲインを使用したとしても難しいのでしょうか?
それでも足りなければ追加でまたどうぞ。
相談者からの返信
相談者:
SHさん
返信日時:2007-09-02 13:08:00
タイトル | 病種によって歯槽骨が再生される場合と、再生されない場合の違い |
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質問者 | SHさん |
地域 | 千葉 |
年齢 | 39歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 会社役員 |
カテゴリ |
根管治療その他 歯周病その他 親知らずの移植 根管治療関連 歯周病関連 専門的な質問その他 再植(再植術、再植法) |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。