重度の根っこの病気に最適な治療法は抜歯?

相談者: M,Tさん ( : )
投稿日時:2007-09-04 23:31:00
はじめまして、M.Tと申します。

重度の根尖性歯周炎で悩んでいて、鬱状態になりながらこのサイトを見つけました。同じ状況で悩んでいる方の質問、回答を読ませていただきました。

まず、深刻な状況を理解したいきさつですが、左上の親知らずを抜きに口腔外科を受診したのがきっかけで(昨年12月)。

エナメル上皮腫という今まで聞いたことのない病気が見つかり、親知らずを抜歯後に近くの都立病院にて現在開窓治療中です。(開窓手術は今年1月)

その予後を見るためにCT撮影を何度かしていたときに、前歯の左右1,2番(前歯四本)が根っこの病気ですでに大部分の骨が溶かされていると告げられ、最初に受診した口腔外科に相談し、現在、右の1,2番は、根管治療中で、左の1,2番については15年ほど前にケンカが原因でメタルボンド差し歯が入っているために根管治療が難しいとのことで、土台は残したまま義歯を外し、右の1,2番の歯はまわりを削って、4本一体のブリッジのような仮歯が装着されています。

この先の治療方針としては、根切手術をしてのう胞を取り除き、骨がこれ以上溶けないようにするそうです。

ただ、以前に質問されていた方が同じ状況で根管治療が出来ないと言われ、根切手術を受けて、それでも予後が悪く抜歯になってしまったことにとても後悔していたのが気になって、質問させていただきます。

根管治療が得意な歯科医師を探して、4本とも根管治療で病巣を小さくするのと、やはり根切手術をして、病巣を取り除く方法とどちらが歯を残すのに適策なのかを知りたいです。

今診てもらっている先生にも、なるべくなら残したいという意思は伝えてありますが、先生も歯茎を開けてみないとなんとも言えないとのことです。

普通ならもう抜歯のレベルだそうです。

最悪全て抜歯対象だったとしても、上記どちらかの方法で、骨を再生させる間だけでも歯を残しておくことが出来るのでしょうか?

抜歯になってしまったら、骨を再生させて、インプラントを検討中です。
今の年で入れ歯は嫌なので。

特に歯の動揺などはないのですが、抜いてしまったら仮歯も入れられないんじゃないかと思って不安です。

それと、根切手術で病巣と根っこの一部を取り除いたとしても、左の1,2番に入っている土台とかは残ってしまって、そこからまた感染とかはしないのでしょうか?

ちなみに、今の治療中ラバーダムマイクロスコープなどは使用していません。

もしかしたら一生付き合わなくてはならないエナメル上皮腫が見つかっただけでもショックだったのに、さらに前歯4本抜歯なんてなったら立ち直れないです。。。

しかしそこまで放っておいたのは自分なのでしょうがないとは思いますが。

以前の質問と酷似していますが、これからの治療に参考に出来る審美性、機能性なども考慮したアドバイスを頂けたら嬉しいです。

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-09-05 02:40:00
エナメル上皮腫…それは大変ですね…。
少しでもM.Tさんが明るくなるお手伝いが出来るように頑張ります^^

まず、

>抜歯になってしまったら、骨を再生させて、インプラントを検討中です

とありますが、骨の再生というのは簡単ではありません。

また、前歯のインプラントは1本なら比較的予後も良いのですが、2本以上連続するとなるとかなり難しいと思います。

さきほど前歯のインプラントについて僕の考えをまとめてみましたので、こちらにも目を通されてみて下さい。

⇒参考:前歯のインプラントは将来、骨が痩せてインプラントが露出する!?


ですので、出来るかぎり審美性、機能性などを考慮するとなると、何とかして歯を残すことをまず第一に考えなければなりません。

根切手術は本当の本当に最終手段ですので、一番良いのはまず根管治療の得意な歯医者を探して受診することだと思います。

幸い、M.Tさんは東京ご在住ということですので、検索エンジンで「東京 根管治療 専門医」などと検索すれば比較的簡単に歯科医院は見つかると思います。

それでもあまりに状態が悪ければ歯が残せない可能性もありますが、他では残せなかった歯が残せるようになる可能性も十分にありますので、まずはこれじゃないかな…と思いますよ。

ぜひ、こちらもお読み下さい。

⇒参考:根管治療の専門医を探すには?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: M,Tさん
返信日時:2007-09-06 02:14:00
田尾先生返信遅くなって申し訳ありません。

今朝返信を読ませていただいて、色々と調べてみて、根管治療を得意とする歯科医院に問い合わせしてみました。

しかし、マイクロスコープを使用していますか?と言うと、そんなもの無くても出来ます。と言う返事もありました。

以前の書き込みの中にもそういった意見もあるのが現状です。というのも読ませていただきましたが、本当に耳にして、うーん、という感じです。

結果論として、顕微鏡を使う治療と、使わない治療と、自分自身の予後が良いのであればどっちでもいいのですが、切羽詰っている現状から確率の低い治療法は選択できません。

田尾先生のインプラントか、ブリッジかのまとめも読ませていただきました。

僕は喫煙者ですし、今回の事で歯を大事に残していこうという気持ちも、今まで何も歯で悩んだことが無い人よりもあると思います。

しかし、自分の歯がここまで悪化するまで放置していたのも自分なので、これからのメンテナンスや、いざインプラントにするにも超えなくてはならないハードルが多すぎて、結果、抜歯することになったら、ブリッジしか選択できないのかな?と思っています。

一応、最悪の事態の事も想定して、また質問なのですが、前歯4本を抜歯して、左右の犬歯にブリッジを掛けるとして、その負荷をいくら他の歯よりも根が長いとしても耐えられるとはどうしても思えなくて、実際、そういう状態の方が今までに診た中でいらっしゃったら4本の歯の負荷を2本で支えていくのにどういったメンテナンスや、努力していく事などがあれば教えてもらいたいのですが。。。

本当に悩んでいますが、自分の納得いく歯医者を頑張って探して、なんとしてでも自分の歯を守ろうという意欲がわいてきました。

このホームページで悩みが少し軽くなりました。
頑張ってみます。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-09-06 03:07:00
犬歯って本当に丈夫ですから、最悪前歯4本抜歯⇒?2112?ブリッジになったとしても、持つことは持つと思いますよ。

この構造は一応保険適応も出来るくらいですし。

⇒参考:ブリッジの保険適応範囲


ただ、歯周病などで犬歯の周りの骨が溶かされたり、犬歯が虫歯になってしまったりするとさすがに耐え切れなくなることもありますから、虫歯予防歯周病予防を頑張るということは大切です。

なんとか抜かずに済めばそれにこしたことは無いのですが、最悪抜歯になっても何とかなるという気持ちで、前向きに頑張って下さいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: M,Tさん
返信日時:2007-09-06 22:33:00
田尾先生、返信ありがとうございます。

本日、エナメル上皮腫の方の通院で、都立病院に行ってきました。
そこでまた新たな告知が、、、

そこの先生が、前歯の方も気にしてくれていて、診てもらったところ、右の1番の歯茎が下がって、歯の根が露出し始めたと言われました。

それは、その部分の骨が完全に無くなり、手遅れを意味する症状だそうです。

これで、右1番の抜歯が決定してしまいました。
(次の日曜に前歯の方で通院している口腔外科に行く予定)

4本にまたがって病巣がある状態の中で、一本だけ手遅れということは無いと思います。ちょっと行動するのが遅すぎたようです。

次回の口腔外科の診療は、また、右1,2番の根管治療で、その後、予定を組んで、根切手術という予定になっていました。

その根切手術にいきなり踏み込んで大丈夫か?という疑問から、この書き込みが始まって、田尾先生にも色々アドバイスをもらったのに、、、



タイトル 重度の根っこの病気に最適な治療法は抜歯?
質問者 M,Tさん
地域  
年齢  
性別  
職業  
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
抜歯:1番(中切歯)
抜歯:2番(側切歯)
抜歯:複数の歯(前歯部)
根管治療の治療法
根管治療に関するトラブル
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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