根の病気になっている7番を2つに分割し、ブリッジの土台にすることについて

相談者: ひでさん ( : )
投稿日時:2007-09-30 02:17:00
初めて質問させていただきます。

10年程前に上顎右7番の神経を抜きましたが、今回その根が膿んでしまった為、歯科医院に通い根管治療を始めました。

抜いた神経の穴は前方の根に2本、後方の根に1本で、特に後方の根の方が膿んでしまっています。

治療を開始して3回ほど通いましたが膿は治まりません。

原因を探っていたところ、前後の根の真ん中が割れていることが問題のようです。

(鏡で自分で見ましたが、ぱっくり割れて削った歯の穴の中から歯茎の赤い色が見えました)

この為、担当歯科医に、

「上顎右7番は抜歯してしまい、5,6番でブリッジしましょう」

と言われました。

現在5番は治療歴無しの健康な歯、6番は治療歴有り(神経有り、保険のインレー装着)8番は15年程前に上下4本とも抜歯であり、健康な5番の歯は手を付けたくない事と、5,6番から7番への延長ブリッジに抵抗がある事、7番も可能な限り残したい事から、担当歯科医に、

「7番を前後2つに分割し、前方のみ抜歯して、7番の残った後方部分と6番を使って、7番前方部分を補うブリッジにしましょう」

と言われました。

前置きが長くなってしまいましたが、質問させていただきたい(心配な)点は以下になります。


1:

7番分割のブリッジが可能かどうか
(特に7番後方の根を根管治療をしているので、ブリッジの台として使えるのかどうか)


2:

次回の治療の際に7番を分割して前方のみを抜歯する予定ですが、7番後方の根管治療をする期間中、7番前方が無いままになるので、7番後方は大丈夫なのかどうか

(根管治療はあと5〜8回かかりそうで、根もかなり傷んでいるので抜けてしまわないか心配です)


3:

前述のブリッジにする際のインレー材質は何がお奨めでしょうか
保険適用外も可。前歯かみ合わせが悪いので、奥歯はしっかり使う方です)


4:

色々書かせていただきましたが、ここは潔く7番を丸ごと抜いてしまうべきかどうか
(5,6番での延長ブリッジにすべきかどうか)


長くなってしまいましたがご回答・アドバイス、他の治療方法がある場合にはそちらも教えていただきたく、よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-09-30 09:06:00
上顎7番の状態が良くないようですので、見てみないと判断しかねますが、7番を使った6番インレー支台のブリッジはあまりおすすめできないかと思います。

また、56支台の延長ブリッジについては通常のブリッジよりも支台歯に負担がかかります。

前歯咬み合わせに問題があるのであれば、抜歯後そのままでいく方法や矯正も含めた治療を検討する必要があると思います。

こちらも参考にしてみてください。

⇒参考:右上7番抜歯後、延長ブリッジを入れずにそのままのほうが良い?

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-09-30 11:17:00
はじめまして。

私も過去に何度も回答してきていますが、56支台の7番延長ブリッジは反対です。

ましてひでさんの場合は5,6ともほぼ健全な歯ですよね。
削って寿命を縮めるのはもったいなさすぎます。

ブリッジの一番後方の歯を分割歯にするのも非常に予後が悪いことも知られています。

理屈で考えてもそうですよね。
いかにも頼りない・・

私の場合は、分割歯を利用するとしたら、隣の歯とは繋がずに使用できる場合を原則と考えています。

のちのち虫歯もしくは歯根破折になる可能性が高いですから、繋いでしまうと厄介なのです。

で、ひでさんが私の担当の患者さんだとしたら、まずは上7番抜歯でそのままいけないか考えます。

下の7番が上の7番だけにかみあっている様なら延びて来る可能性もありますので、定期検診で延びたら延びた分削るとか、そういう方法を模索します。

仮に、下の7番がどうしようもなく延びてきてかみ合わせに悪影響が出てくるとしたら、隣の下6番の状態次第では、下の7番を将来抜歯してでも上の56は私なら削りません。

もしくは、7番を抜いた後にひでさんが、どうしても咬みづらいと感じる様でしたら、インプラントをお勧めします。

部分入れ歯は利点欠点を比べると利点が多い様には思えないので勧めません。

7番抜歯後の処置については他にも多くご相談がありますので、色々と読んでみて下さい。

こちらのサイトの回答者の先生方は概ね似た意見だと思います。

参考⇒Google検索を使いましょう


担当の先生にも相談して、まだ納得できない様でしたらセカンドオピニオンも求めてみる価値はあると思います。

「延長ブリッジにはしない」という先生がいい先生とは限りませんが、納得のいく説明をしてくれる先生を探して下さいね。

一度削ってしまうと、2度と元には戻りませんし、今後2次カリエスなどの悪いサイクルに入ってしまうかも知れませんからね。

実際にはかみ合わせの診査なども必要ですから、参考までにされて下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひでさん
返信日時:2007-10-01 03:03:00
荒木先生、渡辺先生、素早いご回答ありがとうございます。

まずはお詫び。

5,6支台の7番延長ブリッジについては質問をさせていただく前に「ブリッジ」の項目の過去の質問を拝見させていだき、あまりお奨めできない治療であると認識はあったのですが、7番分割歯と6番とのブリッジは過去回答を見つけられず質問させていただきましたが、よくよく過去の回答を検索した結果、「歯が抜けた・抜く予定」の項目によく似た状況の方の質問を見つけました。

下7番の歯の根にひびが入った場合の治療法(抜歯 or ヘミセクション)

類似の質問をしてしまい、お忙しい中回答をいただき誠に申し訳ありませんでした。

いただいたご回答や過去の他の方の質問を拝見しましたが、やはり7番の抜歯は避け得ない様ですね・・・

担当医提案の「7番分割歯と6番とのブリッジ」は健康な5番を削らないで済むこと、7番を半分でも残せることならと、

「6番はどうせインレーしている歯だからブリッジに使っても良いか」

位に軽く考えていました・・・。
ブリッジには6番も大きく削る必要があるのでしょうか?

もしそうならば7番は抜歯して、先生方の仰るようにブリッジ無し(7番無し)の方向で検討してみます。

明日(もう本日か・・・)7番の分割抜歯の予定でしたが、かみ合わせも含めて7番抜歯が良いかどうかをもう一度担当医と相談してみます。

色々アドバイスありがとうございました。



タイトル 根の病気になっている7番を2つに分割し、ブリッジの土台にすることについて
質問者 ひでさん
地域  
年齢  
性別  
職業  
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
抜歯:7番(第二大臼歯)
ブリッジ治療法
延長ブリッジ・カンチレバー
根分岐部病変
歯根分割(ルートセパレーション)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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