フッ素塗布とフッ素洗口は化学式が違いますけど、作用は同じでしょうか?
相談者:
おかかさん (42歳:女性)
投稿日時:2007-11-16 11:52:14
歯医者さんでのフッ素塗布の依頼の仕方をお伺いした、おかかです。
丁寧に教えていただいて、有難うございました。
先生方のアドバイスを手がかりに、まずは近所を捜してみていますが、はあ〜?、もしくは、ちょちょちょちょっと、お待ち下さい・・・状態ですので、近所に通う気なら気長に捜すかしかなさそうです。
私がフッ素塗布をお願いしたがっているのは、フッ素塗布の化学式が
Ca10 (PO4)6(OH)2+20F- ヒドロキシアパタイト+高濃度フッ素
↓
10CaF2+6PO4 3-+2OH- フッ化カルシウム+リン酸+塩基
というファーストステップを経て、
Ca10(PO4)6(OH)2+2F- ヒドロキシアパタイト+それなりフッ素
↓
Ca10(PO4)6F2+2OH- フルオロアパタイト+塩基
になっているので、こちらの方がより積極的なんじゃないかなと思っているからなんです。
フッ素洗口の場合は下の化学式だけになっていました。
つまり、高濃度フッ素塗布は、口内にちょっとある微量のフッ素を使って再石灰化するというような穏やかなものではなくて、歯そのものを溶かして組織を作りかえるような感じの強烈な反応なのではないかと思っているのですが、違うのでしょうか?
丁寧に教えていただいて、有難うございました。
先生方のアドバイスを手がかりに、まずは近所を捜してみていますが、はあ〜?、もしくは、ちょちょちょちょっと、お待ち下さい・・・状態ですので、近所に通う気なら気長に捜すかしかなさそうです。
私がフッ素塗布をお願いしたがっているのは、フッ素塗布の化学式が
Ca10 (PO4)6(OH)2+20F- ヒドロキシアパタイト+高濃度フッ素
↓
10CaF2+6PO4 3-+2OH- フッ化カルシウム+リン酸+塩基
というファーストステップを経て、
Ca10(PO4)6(OH)2+2F- ヒドロキシアパタイト+それなりフッ素
↓
Ca10(PO4)6F2+2OH- フルオロアパタイト+塩基
になっているので、こちらの方がより積極的なんじゃないかなと思っているからなんです。
フッ素洗口の場合は下の化学式だけになっていました。
つまり、高濃度フッ素塗布は、口内にちょっとある微量のフッ素を使って再石灰化するというような穏やかなものではなくて、歯そのものを溶かして組織を作りかえるような感じの強烈な反応なのではないかと思っているのですが、違うのでしょうか?
回答1
回答2
回答日時:2007-11-16 15:59:21
こんにちは。
おかかさんまさか歯医者さんに問い合わせる時に、こんな話してませんよね??
どういう問い合わせをしてるんですか?そこに問題が隠れている様な・・
フッ素が虫歯を予防するメカニズムについてはよくご存知の通り、色々あります。
歯質の構造強化はそのほんの一部ですから、これで全て事足りることにはなりませんよ、悪しからず。
正確な情報についてはタイヨウ先生の回答をお待ち下さい。
で知っている範囲でいい加減なご説明をしますと、(低濃度のフッ素を利用して出来る)フッ化カルシウムでも(高濃度のフッ素を利用して出来る)フルオロアパタイトでも、結果的には虫歯の発生率が下がります。
ところがおかかさん期待のフルオロアパタイトですが、確かに虫歯予防の効果はあるものの、歯の表層だけをパリッと固めて、そこを破られてしまうとその後は・・ 的な問題点も実は指摘されています。
一方のフッ化カルシウムは、中の方までをじわ〜っと改質していくので、こちらの方が理想的との声もあります。
またおかかさん憧れのフルオロアパタイト100%のサメの歯は、ヒトの口の中と同じ環境下に置いておくと、不思議と虫歯が出来てくる・・みたいな話も昔専門雑誌で読んだ様な記憶もあります。
それと現在はフルオロアパタイトよりも「ストロンチウムアパタイト」というのが注目されていた様ないない様な・・。
これらは机上の理論と言いますか、メカニズムは学者さんにお任せするとして、私達にとっては「何を使えば、実際に虫歯がどの程度防げるのか」が重要な訳です。
それについては
参考⇒虫歯予防に対するフッ素の効果的な使用法とは?
↑ここで高濃度のフッ素については「フッ素ジェル」とか「APF」などとして書いてありますが、虫歯の発生が半分もなくなる訳ではありませんよね。
しかも対象は成人ではなくて若年者のデータです。
(下の方におかかさんが食いつきそうな特殊なデータも出てますけど・・^^;)
低濃度のフッ素の利用についても同じく、やはり「悪くはないがちょっと良いぞ」という結果です。
ですから、成人であっても色々利用しないよりは利用しておけば、「いいんじゃないだろうか」という言い方は出来るかと思います。
(反論もありそうですけど・・)
・・という程度だと思いますよ、残念ですが。。
歯磨きも間食の取り方も気をつけて下さいね。
おかかさんまさか歯医者さんに問い合わせる時に、こんな話してませんよね??
どういう問い合わせをしてるんですか?そこに問題が隠れている様な・・
フッ素が虫歯を予防するメカニズムについてはよくご存知の通り、色々あります。
歯質の構造強化はそのほんの一部ですから、これで全て事足りることにはなりませんよ、悪しからず。
正確な情報についてはタイヨウ先生の回答をお待ち下さい。
で知っている範囲でいい加減なご説明をしますと、(低濃度のフッ素を利用して出来る)フッ化カルシウムでも(高濃度のフッ素を利用して出来る)フルオロアパタイトでも、結果的には虫歯の発生率が下がります。
ところがおかかさん期待のフルオロアパタイトですが、確かに虫歯予防の効果はあるものの、歯の表層だけをパリッと固めて、そこを破られてしまうとその後は・・ 的な問題点も実は指摘されています。
一方のフッ化カルシウムは、中の方までをじわ〜っと改質していくので、こちらの方が理想的との声もあります。
またおかかさん憧れのフルオロアパタイト100%のサメの歯は、ヒトの口の中と同じ環境下に置いておくと、不思議と虫歯が出来てくる・・みたいな話も昔専門雑誌で読んだ様な記憶もあります。
それと現在はフルオロアパタイトよりも「ストロンチウムアパタイト」というのが注目されていた様ないない様な・・。
これらは机上の理論と言いますか、メカニズムは学者さんにお任せするとして、私達にとっては「何を使えば、実際に虫歯がどの程度防げるのか」が重要な訳です。
それについては
参考⇒虫歯予防に対するフッ素の効果的な使用法とは?
↑ここで高濃度のフッ素については「フッ素ジェル」とか「APF」などとして書いてありますが、虫歯の発生が半分もなくなる訳ではありませんよね。
しかも対象は成人ではなくて若年者のデータです。
(下の方におかかさんが食いつきそうな特殊なデータも出てますけど・・^^;)
低濃度のフッ素の利用についても同じく、やはり「悪くはないがちょっと良いぞ」という結果です。
ですから、成人であっても色々利用しないよりは利用しておけば、「いいんじゃないだろうか」という言い方は出来るかと思います。
(反論もありそうですけど・・)
・・という程度だと思いますよ、残念ですが。。
歯磨きも間食の取り方も気をつけて下さいね。
相談者からの返信
相談者:
おかかさん
返信日時:2007-11-16 17:22:37
タイヨウ先生,ワタナベ先生,ご回答を有難うございます。
わざわざ口腔外科に、問い合わせメールまでしていただき、感激です。
私はこの化学式の違いが気になって仕方がなく、より濃い方がよりパワーがあるのではないかと思っています。
出来たら、フッ素を作用させる前
作用させた後
の歯に表面の顕微鏡写真を見て変化を確認したいな〜と思って、検索してみているのですが、全然ヒットしません。歯学アトラスなどには載っているのではないかと思うんですが。
タイヨウ先生、ワタナベ先生のすごい人脈力で、そういう顕微鏡写真の探し方などを教えていただけたらな〜、その口腔外科の先生はそういう写真を持っていらっしゃらないかな〜・・・
目に見える変化が分かれば、依頼する患者さんが激増し、今、私が直面している、はあ〜?がかなり減りそうな気がします。
ワタナベ先生、私は大人でもフッ素塗布をお願いできますか?とお伺いしています。
フルオロアパタイトの形成を希望しています、とかは言っていません。歯チャンネルで読んだけどとかも言っていません。
ごく、ふつーにお願いしていますので、大丈夫だと思います*
わざわざ口腔外科に、問い合わせメールまでしていただき、感激です。
私はこの化学式の違いが気になって仕方がなく、より濃い方がよりパワーがあるのではないかと思っています。
出来たら、フッ素を作用させる前
作用させた後
の歯に表面の顕微鏡写真を見て変化を確認したいな〜と思って、検索してみているのですが、全然ヒットしません。歯学アトラスなどには載っているのではないかと思うんですが。
タイヨウ先生、ワタナベ先生のすごい人脈力で、そういう顕微鏡写真の探し方などを教えていただけたらな〜、その口腔外科の先生はそういう写真を持っていらっしゃらないかな〜・・・
目に見える変化が分かれば、依頼する患者さんが激増し、今、私が直面している、はあ〜?がかなり減りそうな気がします。
ワタナベ先生、私は大人でもフッ素塗布をお願いできますか?とお伺いしています。
フルオロアパタイトの形成を希望しています、とかは言っていません。歯チャンネルで読んだけどとかも言っていません。
ごく、ふつーにお願いしていますので、大丈夫だと思います*
回答3
回答日時:2007-11-16 18:14:14
顕微鏡写真ですか?
ホワイトニングの前後とかなら見たことありますけど、フッ素のは記憶にないですね、見た目の違いってあるんでしょうか?
タイヨウ先生の人脈に期待しましょう。
私、人脈全然ありませんので。
>私は大人でもフッ素塗布をお願いできますか?とお伺いしています。
>フルオロアパタイトの形成を希望しています、とかは言っていません。歯チャンネルで読んだけどとかも言っていません。ごく、ふつーにお願いしていますので、大丈夫だと思います*
そうですか、安心しました^^・・じゃなくて、
「大人でもフッ素塗布をお願いできますか?」
だけでそんなに対応が冷たいんですか?
何故でしょうね??
てっきりどこでもやっている事かと思ってましたから、不思議でしょうがないですね。
PMTCの上手い医院だったら、セットみたいなものの気もしますが・・。
まあ、急ぐことでもありませんから、気長に探されて下さい。
それにしても不思議ですね・・。
ホワイトニングの前後とかなら見たことありますけど、フッ素のは記憶にないですね、見た目の違いってあるんでしょうか?
タイヨウ先生の人脈に期待しましょう。
私、人脈全然ありませんので。
>私は大人でもフッ素塗布をお願いできますか?とお伺いしています。
>フルオロアパタイトの形成を希望しています、とかは言っていません。歯チャンネルで読んだけどとかも言っていません。ごく、ふつーにお願いしていますので、大丈夫だと思います*
そうですか、安心しました^^・・じゃなくて、
「大人でもフッ素塗布をお願いできますか?」
だけでそんなに対応が冷たいんですか?
何故でしょうね??
てっきりどこでもやっている事かと思ってましたから、不思議でしょうがないですね。
PMTCの上手い医院だったら、セットみたいなものの気もしますが・・。
まあ、急ぐことでもありませんから、気長に探されて下さい。
それにしても不思議ですね・・。
相談者からの返信
相談者:
おかかさん
返信日時:2007-11-19 11:34:07
ワタナベ先生、ご回答有難うございます。
タイヨウ先生、すごいご回答を期待してお待ちしています。
私はそれほど冷たくされている感はなかったのですが、ワタナベ先生のご指摘で考えると、もしかしたら、子供用の自治体のやっている無料のフッ素塗布をやってくれと言っていると勘違いされているかもしれません。
子供用のフッ素塗布って、無料券でやってもらえるところが多いと思います。でも、大人もやってほしいので、有料でやったら需要はある(ここにいる)と思いますけど・・・
それから、高濃度で出来るフルオロアパタイトと低濃度で出来るフッ化カルシウムは両立しないんですか?
一旦フルオロアパタイトが出来たら、もうその下や付近ではフッ化カルシウムは出来ないとかあるんでしょうか?
よかったら、お時間のあるときに教えていただけないでしょうか?
タイヨウ先生、すごいご回答を期待してお待ちしています。
私はそれほど冷たくされている感はなかったのですが、ワタナベ先生のご指摘で考えると、もしかしたら、子供用の自治体のやっている無料のフッ素塗布をやってくれと言っていると勘違いされているかもしれません。
子供用のフッ素塗布って、無料券でやってもらえるところが多いと思います。でも、大人もやってほしいので、有料でやったら需要はある(ここにいる)と思いますけど・・・
それから、高濃度で出来るフルオロアパタイトと低濃度で出来るフッ化カルシウムは両立しないんですか?
一旦フルオロアパタイトが出来たら、もうその下や付近ではフッ化カルシウムは出来ないとかあるんでしょうか?
よかったら、お時間のあるときに教えていただけないでしょうか?
回答4
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2007-12-16 10:24:52
凄く深いところに埋もれてしまっていたので、約1ヶ月ぶりに救出です。
…が、ご質問内容については、マニアックすぎて僕には分かりません^^;
個人的には、費用対効果、実行しやすさなどを考えて、フッ素洗口がお勧めですけど・・・
…が、ご質問内容については、マニアックすぎて僕には分かりません^^;
個人的には、費用対効果、実行しやすさなどを考えて、フッ素洗口がお勧めですけど・・・
相談者からの返信
相談者:
おかかさん
返信日時:2007-12-18 10:10:38
回答5
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-12-18 16:56:28
を!
忘れてました!!
と、言うより、メールしたんですけど、返って来ませんね‥。
もう一度、催促してみます。
忘れてました!!
と、言うより、メールしたんですけど、返って来ませんね‥。
もう一度、催促してみます。
タイトル | フッ素塗布とフッ素洗口は化学式が違いますけど、作用は同じでしょうか? |
---|---|
質問者 | おかかさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 42歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯予防 フッ素 う蝕関連 予防関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。