神経を抜かず、丈夫で長持ちする虫歯治療を受けたい

相談者: しまさん (32歳:女性)
投稿日時:2008-01-18 15:27:18
はじめまして。

左上6番が虫歯C2)と検診で診断されました。
現在虫歯の痛みなどは全くありません。

その歯は過去に保険内で治療を受けていますが、詰め物の下も虫歯になっており、場合によっては、神経を抜く可能性もあるそうです。

私の希望は下記のとおりです。

(A)できれば神経を温存したい

(B)歯を削るのを最小限にして欲しい
 (健康な部分が少しでもあるなら残したい)

(C)虫歯になりにくい方法で治療したい

最近転居し、慣れない土地での治療の為、どこでどのような治療を
受ければよいか悩んでおりますので、アドバイスをお願いします。


(1) 私の希望をできるだけ実現させてもらえそうな歯科医院を探して問い合わせたところ、患者数が多く、初診の場合、3ヶ月ぐらい先まで予約がとれないとのことでした。

3MIX法などを取り入れられているようです。)

現在虫歯があるのに3ヶ月も放置して悪化しないか心配です。

技術の高い先生に受診したい気持ちはあるのですが、悪化のリスクの方が高いのであれば、別の医院で早期に治療しようと思っていますがいかがでしょうか?


(2) 虫歯の治療(保険内)をする場合、金属のかぶせ物の下の詰め物(セメント?)の材質によって、また虫歯になりやすいかどうか違いがでると、聞いたことがあります。

3つの医院で何を使われているか問い合わせをしてみました。

 (複数回答あり)
 ・レジン
 ・グラスアイオノマーセメント
 ・3M Vitremer
 ・セラミック
 ・ゴールド

どの材料が虫歯になりにくいとかいった違いはあるのでしょうか?

私の質問の仕方が悪く、意図したことが聞けていないのかもしれませんがアドバイスをお願いします。

持ちの良い詰め物を求めるなら保険外での治療を検討した方がよいのでしょうか?

ただ、また数年で転居する可能性があり、トラブルがでた場合、治療を受けた歯科医院に通院できないかもしれないので、不安です。

長文になり申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-01-18 21:26:17
神経を取るかどうかは虫歯の状態によって決まってきますので、しまさんが神経を残したくても、取らないといけない状況も考えられます。

その点からは3ケ月待つ事のリスクはゼロではありません。

また、神経を残せたとして金属の下に何を入れるかで確かに多少の差はありますが、根本的に材料の差よりもウデの差の方がはるかに大きいと思います。

そのような観点からしまさんの希望をかなえるのであれば、保険治療にこだわらず、自費治療も含めて検討された方が歯科医院の選択の幅がはるかに広がると思います。

相談室トップページの「精密な虫歯治療をしてくれる歯医者を探すには?」をご参考になされてはいかがでしょうか。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-01-18 21:28:11
はじめまして井野と言います。


>(A)できれば神経を温存したい
>(B)歯を削るのを最小限にして欲しい
>(健康な部分が少しでもあるなら残したい)
>(C)虫歯になりにくい方法で治療したい

非常に勉強されていますね^^
素晴らしい!!

できれば歯を長持ちさせる為にも神経を温存して、出来るだけ健康な部分の歯を残したいですよね。



>現在虫歯があるのに3ヶ月も放置して悪化しないか心配です。

虫歯の程度にもよりますね、神経に近ければ早目がいいのですが、基本的に神経に近い虫歯の歯は神経を取ることが一般的なので、望みどおりにいくかは疑問ですね。



>どの材料が虫歯になりにくいとかいった違いはあるのでしょうか?

材料と言うより治療の精度でしょうね。

例えば同じ材料費用で治療しても30分の手間のかけ方と60分の手間のかけ方では違いがでて当然ですし。

3人ぐらいを同時に診る平行治療の中で衛生士さんたちが型取りしていては・・・



>持ちの良い詰め物を求めるなら保険外での治療を検討した方がよいのでしょうか?

保険外だから必ずしも良い結果が出るとはいえませんが、確実に言えそうな事は上記の(A)(B)(C)の条件を整えようとすると保険治療では成立しないでしょうね。

保険治療と理想の治療はかなりの開きがありますし、20年前と同じ治療費では現代の理想的な治療は不可能です。

どちらかと言うと保険治療は神経を残すような治療体系でもありませんし。
神経を残す処置においては殆どサービスに近い点数配分でほぼ赤字です。


また、自費でも相当しまさんの話を聞いてくれる先生を探さないと難しいと思いますよ。

正直、上記の3つを満たすには非常にクオリティーの高い治療が要求されます。


頑張って良い先生を探してみてください^^

参考に

神経を取らないためには?(3Mix-MP法 or 直接覆髄 or 間接覆髄)
インレーの下の虫歯を治療と、直接・間接覆髄法について

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: しまさん
返信日時:2008-01-23 21:54:09
お返事が遅くなり申し訳ありません。
荒木先生、井野先生アドバイスいただきありがとうございます。

先生方のアドバイスを受け、3ヶ月以上先でないと予約がとれない歯科医院での治療をあきらめることにしました。

神経に近い虫歯を3ヶ月、もしくはもっと長い間放置するリスクを踏まえ、別の医院で早期に治療を受けることに決めました。

保険治療の実態も大変勉強になりました。

井野先生が参考にあげてくださったページを見て、直接・間接覆髄法を知り、神経を抜く前にまだトライできるかもしれないとわかったことが大変うれしいです。

直接・間接覆髄法について勉強し始めたばかりですので、またわからないことがあれば質問させていただきます。

よろしくお願いいたします。



タイトル 神経を抜かず、丈夫で長持ちする虫歯治療を受けたい
質問者 しまさん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
覆髄・覆罩(覆ずい・覆とう)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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