[写真あり] 歯にクラック(ひび)がある場合、クラウンを被せれば大丈夫?
相談者:
ECHANMIさん (38歳:男性)
投稿日時:2008-04-20 03:52:56
歯の治療を始めて長らく経ち、いつもこのサイトを参考にさせて頂いている者です。
いつも役に立つ為になる情報を提供して頂き有難うございます。
今回の質問なのですが、一年半ほど前に左下6番の臼歯にハイブリッドセラミックのインレーを入れる治療を受けました。
その後、硬い物を咬んだときに激しい痛みを自覚するようになり、一月ほど後に別の歯科で、
「おそらくインレーが咬んだときにたわむために痛みが生じているのだろう」
との事にてゴールドのインレーに入れ替えてもらったのです。
確かに硬いものを咬んだときの激しい痛みはなくなりました。
しかし時折、訳も無くその歯が激烈ではないのですが疼くようになり、インレーの上からでもあるポイントを爪楊枝などで押さえると変な痛みを感じるようになったのです。
痛みの理由を先生に尋ねましたが、
「補綴部分は歯髄から離れているし普通では考えにくい。咬合の関係で痛みが出てしまうことがあるがそのような痛みは一年ほどかかって治まる場合もあるので今は様子を見るべきだ。」
とのことでした。
他の歯医者さんも受診しましたが、原因がはっきりと分からず、ついに一年数ヶ月に及んで我慢したままでした。
先月受診した歯科でも、インレーを一度外して下にクラックが無いか染色液で観てもらいましたが、そこには無かったとの事です。
ところがその後が今までとは違っていました。
外したところに仮歯を入れ、取り合えず歯軋りなどで高くあったている可能性のある所を削って低くして様子を観ましょうということになり、その治療を受けました。
麻酔していない状態でインレーの外側の天然歯の部分も少し削ったのですが、その際に激しい痛みが走りました。
先生曰く、
「どうやらインレーの外側の天然歯のところから歯髄に向かって小さなクラックがあってそれが痛みの原因だったのでは。そのようなポイントが2箇所あった。」
との事でした。
そこで先生が提示してくれた方法は、
・まずこの二つのポイントの部分を覆う形で、アンレーまたはクラウンの仮歯を装着してみる。
・それで痛みが無くならない様なら、抜髄するしかない。
とのことでした。
痛みの原因に近づけただけでも前進したので良かったとは思っています。
そこで以下の質問に御回答頂きたいのです。
1.クラウンやアンレーをかぶせてもその下のクラック自体は無くならないわけですが、疼く痛みは無くなってくれるでしょうか?
先生は確立は半々とおっしゃっています。
2.咬合面のエナメル質を削って痛みがあったからと言って、そこにマイクロクラックが必ず存在したりするのでしょうか?
エナメル質でも削り方によってはクラックが無くても痛いことぐらいあるのではと思いもするのですが・・・。
3.少しでも神経を温存できるように治療法を提示して下さっているので私としては有り難いのですが、その他にもっと良い治療法があるなら教えて欲しいです。
以上のような状況です。
よろしくお願いします。
いつも役に立つ為になる情報を提供して頂き有難うございます。
今回の質問なのですが、一年半ほど前に左下6番の臼歯にハイブリッドセラミックのインレーを入れる治療を受けました。
その後、硬い物を咬んだときに激しい痛みを自覚するようになり、一月ほど後に別の歯科で、
「おそらくインレーが咬んだときにたわむために痛みが生じているのだろう」
との事にてゴールドのインレーに入れ替えてもらったのです。
確かに硬いものを咬んだときの激しい痛みはなくなりました。
しかし時折、訳も無くその歯が激烈ではないのですが疼くようになり、インレーの上からでもあるポイントを爪楊枝などで押さえると変な痛みを感じるようになったのです。
痛みの理由を先生に尋ねましたが、
「補綴部分は歯髄から離れているし普通では考えにくい。咬合の関係で痛みが出てしまうことがあるがそのような痛みは一年ほどかかって治まる場合もあるので今は様子を見るべきだ。」
とのことでした。
他の歯医者さんも受診しましたが、原因がはっきりと分からず、ついに一年数ヶ月に及んで我慢したままでした。
先月受診した歯科でも、インレーを一度外して下にクラックが無いか染色液で観てもらいましたが、そこには無かったとの事です。
ところがその後が今までとは違っていました。
外したところに仮歯を入れ、取り合えず歯軋りなどで高くあったている可能性のある所を削って低くして様子を観ましょうということになり、その治療を受けました。
麻酔していない状態でインレーの外側の天然歯の部分も少し削ったのですが、その際に激しい痛みが走りました。
先生曰く、
「どうやらインレーの外側の天然歯のところから歯髄に向かって小さなクラックがあってそれが痛みの原因だったのでは。そのようなポイントが2箇所あった。」
との事でした。
そこで先生が提示してくれた方法は、
・まずこの二つのポイントの部分を覆う形で、アンレーまたはクラウンの仮歯を装着してみる。
・それで痛みが無くならない様なら、抜髄するしかない。
とのことでした。
痛みの原因に近づけただけでも前進したので良かったとは思っています。
そこで以下の質問に御回答頂きたいのです。
1.クラウンやアンレーをかぶせてもその下のクラック自体は無くならないわけですが、疼く痛みは無くなってくれるでしょうか?
先生は確立は半々とおっしゃっています。
2.咬合面のエナメル質を削って痛みがあったからと言って、そこにマイクロクラックが必ず存在したりするのでしょうか?
エナメル質でも削り方によってはクラックが無くても痛いことぐらいあるのではと思いもするのですが・・・。
3.少しでも神経を温存できるように治療法を提示して下さっているので私としては有り難いのですが、その他にもっと良い治療法があるなら教えて欲しいです。
以上のような状況です。
よろしくお願いします。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2008-04-20 10:22:26
私なりの考えでお答えいたします。
1.現在の歯髄の状態をどう診断するかですが、炎症が無いなら直ります。炎症があれば歯髄壊死になる可能性もあるかも知れません。
2.これについてはマイクロクラックを見ることが出来ませんのでわかりませんが、20年くらい?前にダイヤモンドポイントやカーバイトバーで歯を切削したらクラックが出来るのでフェザータッチで切削するのが良いと、言う論文を読んだ記憶があります。
>エナメル質でも削り方によってはクラックが無くても痛いことぐらいあるのではと思いもするのですが・・・。
ありえないでしょう
3.象牙質に感染が及んでいるかどうかでしょう、私の症例があるのでリンクを貼っておきます。
歯根破折
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=45
2008.01.09 Wednesdayの症例です この方はフルカバーで修復しました、その後お来こしになっていないので問題はなかったと考えています。
画像1
右上の7番です
画像1
1.現在の歯髄の状態をどう診断するかですが、炎症が無いなら直ります。炎症があれば歯髄壊死になる可能性もあるかも知れません。
2.これについてはマイクロクラックを見ることが出来ませんのでわかりませんが、20年くらい?前にダイヤモンドポイントやカーバイトバーで歯を切削したらクラックが出来るのでフェザータッチで切削するのが良いと、言う論文を読んだ記憶があります。
>エナメル質でも削り方によってはクラックが無くても痛いことぐらいあるのではと思いもするのですが・・・。
ありえないでしょう
3.象牙質に感染が及んでいるかどうかでしょう、私の症例があるのでリンクを貼っておきます。
歯根破折
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=45
2008.01.09 Wednesdayの症例です この方はフルカバーで修復しました、その後お来こしになっていないので問題はなかったと考えています。
画像1
右上の7番です
画像1
回答2
回答日時:2008-04-20 11:58:03
こんにちは。
なかなか判断に苦しむケースですね。
文面を読んだ限りでは、おそらく私も担当の先生と同じ判断・説明をすると思いますよ。
歯は結構簡単に割れてきます。
縦割れをすることが多いのですが、クラウンを被せるというのは、ヒビの入っている竹をロープで縛りつける様なイメージです。
(悪く言うと、インレーはオノを途中まで刺し込んだイメージ)
うまく行けば痛みがなくなる可能性も十分考えられます。
ただ、クラウンの為に削る過程で、余計にヒビを大きくしてしまったり、現在も過敏になっている神経に許容量以上の刺激を加えてしまう危険性も確かにあると思います。
ここは担当の先生のご説明通り、【賭け】にはなりますが、
・症状がはっきりしていて、原因は高確率でマイクロクラックだろうと予測出来ている
・神経や歯を出来るだけ温存したい
場合は、出来るだけ早めにクラウンにされた方が良いと思いますよ。
お大事にどうぞ^^
なかなか判断に苦しむケースですね。
文面を読んだ限りでは、おそらく私も担当の先生と同じ判断・説明をすると思いますよ。
歯は結構簡単に割れてきます。
縦割れをすることが多いのですが、クラウンを被せるというのは、ヒビの入っている竹をロープで縛りつける様なイメージです。
(悪く言うと、インレーはオノを途中まで刺し込んだイメージ)
うまく行けば痛みがなくなる可能性も十分考えられます。
ただ、クラウンの為に削る過程で、余計にヒビを大きくしてしまったり、現在も過敏になっている神経に許容量以上の刺激を加えてしまう危険性も確かにあると思います。
ここは担当の先生のご説明通り、【賭け】にはなりますが、
・症状がはっきりしていて、原因は高確率でマイクロクラックだろうと予測出来ている
・神経や歯を出来るだけ温存したい
場合は、出来るだけ早めにクラウンにされた方が良いと思いますよ。
お大事にどうぞ^^
相談者からの返信
相談者:
ECHANMIさん
返信日時:2008-04-20 22:09:57
御回答、有難うございました。
先生方のおっしゃるとおり、先ずはクラウンなどでかぶせてもらって、様子を見たいと思います。
お二人の先生からコメントを頂けたので、治療を前に考えの整理も出来、スッキリした気持ちで治療に臨めそうです。
どうも有難うございした。
また、何かありましたらよろしくお願いします。
先生方のおっしゃるとおり、先ずはクラウンなどでかぶせてもらって、様子を見たいと思います。
お二人の先生からコメントを頂けたので、治療を前に考えの整理も出来、スッキリした気持ちで治療に臨めそうです。
どうも有難うございした。
また、何かありましたらよろしくお願いします。
タイトル | [写真あり] 歯にクラック(ひび)がある場合、クラウンを被せれば大丈夫? |
---|---|
質問者 | ECHANMIさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯のヒビ(ひび割れ) その他(写真あり) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。