最近の歯科は多様化していると思いますが、これからはどうなっていく?

相談者: 塾長さん (40歳:男性)
投稿日時:2008-06-06 11:25:20
お世話になっております。

自分の歯科治療とこちらのサイトで知識をつけさせていただいて、思うことがあります。

最近の科は多様化していると思います。
先生も専門分野、得意不得意があるとおもいます。

患者としては、納得できる治療なら高くても対価は惜しまないと思います。


でも、すべてが100%なんてところはまず無理なのでしょう。

そこで私は、内科でも循環器、消化器などと分かれているように歯科も各専門分野でやっていただけたらなと思うようになりました。

 
根管治療の専門医がかみ合わせにも同じくらいの情熱を注いでいるかはわかりませんし、長い間信頼しお世話になっている先生のところではラバーダムは使っていない。


この年になって何件か歯科にかかりましたが、一度転院してしまえばもう二度とは行けない、というのが私の常識でした。

でも後で考えると前の先生の良いところがわかったりすることもあります。


こちらのサイトで「出戻り」OK!というような先生のコメントもありました。

また、まさに根幹治療を専門の所でやってもらい、コアやクラウンをかかりつけでやってもらいます、という投稿を見つけました。

専門医だったらたぶんラバーダムをすると思うので、コアまでやってもらった方が良いのではないのかなと余計な事を考えてしまいましたが、こんな理想的な歯科治療をすでに受けている人がいるんだなと思い驚きました。

親が転医すると子供なども行けなくなるし、また記録が残っているかかりつけ医院がなくなるのは、患者としてもさみしいものです。


これからはこういう現象が増えていけばよいと思うのですが、世の中では既にこのような方向に行っているのでしょうか。

そのようなことを言っても気を悪くしない先生を探すべきなのでしょうか。
先生方はいかがでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-06-06 11:49:37
僕はアリだと思いますし、そのような歯科医院を目指して、現在開業準備をしております。

歯科医師にもいろいろな考え方があります。

タカタ先生のようにトータルで高いレベルを求められる先生。

井野先生のように限定された領域での「本当のスペシャリスト」を目指される先生‥。

僕は僕で「トータルで診断をしつつ、必要に応じてスペシャリストの先生を紹介できる歯科医院」というのを目指しているつもりです。

現時点では「変わり者」だと思いますよ(笑)。

回答 回答2
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2008-06-06 12:23:46
塾長さん、こんにちは。

>これからはこういう現象が増えていけばよいと思うのですが、世の中では既にこのような方向に行っているのでしょうか。

これまでも、たとえば難しい抜歯口腔外科に依頼したり、歯並び矯正は矯正専門医に回す、といったことは行われていました。

ただ、虫歯の修復治療、根管治療クラウンブリッジの治療、入れ歯の治療…といったところは、大学病院では各診療科ごとに分かれていますが、全国的にみれば一つの歯科医院がトータルで行っている、というところの方がまだまだ圧倒的に多いです。

今後、各領域に特化した歯科医院が増加してくることも考えられますが、一方で患者さんの中には「全ての治療を一つの歯科医院で」と希望される方も多くおられます。

おそらくは、一般の方の認識としては、「修復治療」「根管治療」「補綴治療(入れ・クラウン等)」という歯科の各専門分野が、医科でいう「内科」「外科」「眼科」「皮膚科」…といったような専門分野と同じように考えられない、と思われます。

ですから、今後劇的に根管治療専門医院が増えたとしても、

「え? 歯医者さんじゃないの? 入れ歯の調整してもらえないの?」

と思われる方が圧倒的に多いのではないかな?と個人的には考えます。

各専門領域ごとの医院ができていくというのは、地域や人口比率なども関係してきて、都心部・人口集中部・歯科医院集中部では、今後増加してくるのでは、と考えます。

以上、ご参考になれば幸いです。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-06-06 12:29:23
こんにちは。
連投ですね^^

私も、タイヨウ先生のおっしゃる様な方向が良いと考えていますよ。
が、「変わり者」ですよね(笑)

一応、国の考えとしては、日本国民の歯科医療保険診療が「通常」であって、保険診療は「どこで受けても同じ」を目指しているのではないかなー、と感じています。

思い込みかも知れませんけど。


でも例えば歯科医の場合、「自分は○○が得意です!」と表立って標榜することは禁止されていますし、「○○と言う病気の治療は、何と何を使って何分以内にしなくてはいけない」とマニュアル化されているのに近い状況があります。

これはこれで患者さんにとっても科医にとっても良い面もあるのですが、悪い面も当然ありますよね。

まずは色々な情報が公開されて、患者さんもある程度知識をつけて、少しずつでも選択出来る様になって行く・・というのが一番現実的なところではないでしょうか。

あ、偶然にも当サイトのコンセプトのままですね(笑)

当サイト運営者の田尾先生が、周りが心配するほど心血注いで、「歯科革命」に向けて頑張っていらっしゃいますから、温かく見守ってあげて下さいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 塾長さん
返信日時:2008-06-06 15:01:28
タイヨウ先生、中本先生、渡辺先生早速のご返信ありがとうございます。

私も最近で悩みまして、初めて歯科治療というものに目を向けざる状況になりました。

それまではまるで歯医者さん任せで、治療した歯だらけですが、こちらの投稿などを読まさせて頂くと、今まではまだいい方だったのかなと思うときがあります。


最後まで読むのも忍びない様な話がありますね。
患者も心してかからなければならないな・・
自分もまるで赤子のようだったなぁとおもいます。

今年の初めに、いきさつはありますが、ちゃんと機能していた智歯を抜いてしまいました。


先生の勧めでしたが、その時私は素人なりに「将来入れ歯ブリッヂなどのために使えないですかね。」と聞いてみましたが、先生はご自分の治療方針を通したいらしく、それなりの説明を受けた私は従ってしまいました。

そのあとこちらのサイトに巡り合い、大変後悔しました。


このように疑問を持ち悩んで苦しんで初めて歯科の分業化などということを考えた次第ですから、中本先生のおしゃっるように一軒の歯科で全部できないことに不便を感じてしまうことの方がまだ多いというのは全くうなづけます。


けれど、こういうこともできますよとかこの分野は私より・・・というような啓蒙活動、選択の余地を患者に与えてあげることが失敗して転移されるより、長く患者さんがかかれることになると思うのです。


すべては先生の良心にかかっているかのようですが、私たちも自分のことですから人任せにしないで、慎重に歯科にかからなければならないとつくづく思う今日この頃です。そしてそうしないと子供も守ってやれません。


歯科が増え受難なのは歯科医ばかりでなく、私たち市民もなのです。

どこに私の悩みをぴたりと直してくれる先生がいるのか占いにでも行きたい心境です。(^_^;)


それから、国のお偉いさんたち!、きっと入れ歯の方も多いはずです。

立場を利用して自分たちばかりいい医療にかかろうとせず、国民にも選択できるよう制度を変えていってもらいたいものです。


先生方のような威圧的でなく柔軟な姿勢の先生が増え、一人でも多く裸の王様の餌食になる人が出ませんように、田尾先生の取り組みが1日でも早く実りますよう祈っております。



タイトル 最近の歯科は多様化していると思いますが、これからはどうなっていく?
質問者 塾長さん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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