左2番歯頸部の虫歯と処置方法について

相談者: モリヤスさん (22歳:男性)
投稿日時:2008-06-09 22:23:59
左2番の歯頸部に茶色の着色とエナメル質の欠損があります。

ダイアグノデントで35ほどで、エナメル質内にとどまっているので主治医には

『治療をせず、再石灰化を期待しましょう。
今くらい磨けていれば大丈夫』

といわれています。


再石灰化についてはですが、

?再石灰化は白濁までで、エナメル質に欠損が出ている場合は不可。→田尾先生、ネットで見る一般論

?欠損があり着色があっても再石灰化するが、着色に関して元に戻らない。→山田先生、主治医の話

と二つの話を聞きます。

仮に?だとした場合、着色の上に新しいエナメル質ができ、多少は着色が目立たなくなるのでしょうか?
それとも着色の下から新しいエナメル質ができるのでしょうか?


仮に?だとしても、できる限り削らないように考えてくれる先生に会えありがたく思うのですが、何分見た目を気にする性格で、笑ったときに着色が見えるのが辛いとわがままを伝えてみると

『どうしても気になるなら削ることも出来るが、レジンは早い人だと3ヶ月で変色して(このへんは少しオーバーですかね?)、しかも前歯は薄いから2回くらいの交換しかできないよ』

との事です。

自分の食習慣的にレジンの変色はもっと持たせることができると
思っているのですが、数年で変色としたときに2回の交換では10年くらいで抜髄ということになるかと思うと…。


そこで以前のスレッドで
コンポジットレジンのお直し(盛り足し)について
レジンの盛りなおしは可能とありましたので、二次カリエスを作らなければリペアしていけるのでは?と思ったのですが甘いでしょうか?

もし無理ならば、歯チャンではあまり評判がよくないですが、いっそラミネートベニアにしたほうがいい?(経済的にきついですが…)

また、そのうちクラウンとなることもあると思うのですが、虫歯になりやすい歯頸部から抜髄となる方も多いと思うのですが、この場合フェルールが確保できず予後はよくないのでしょうか?


それとは別に左4番の頬側面に歯肉の2,3ミリ下に平行同じような
着色を作ってしまっています。

こちらもやはり見えてしまうので、レジンで治療してもらおうか
悩んでいるのですが、こちらは歯髄との距離もあり2番よりもレジンで治療しても、詰め直しの余地があるように思いますが、先生方のご意見を聞かせていただけたらと思います。



要点

?欠損、着色ありの初期虫歯の再石灰化のされ方
?上顎2番歯頸部の虫歯をどう扱えばよいか。
レジンの盛りなおしについて、ラミネートベニアについて。
その後クラウンになった時に予後について。
?上顎4番の初期虫歯の扱いについて。

長くなって申し訳ありませんがアドバイスをお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-06-10 04:05:42
モリヤス様こんばんわ

歯頚部の着色を大変気になさっていらっしゃるようですね。

?欠損があるエナメル質の表面のミクロでの組織的な動態については、私は知見がありません。

臨床的には欠損の深さ(深いと磨き残しになるでしょう)、広がりにもよるでしょうが、十分磨けていて砂糖の摂取量が安全量の範囲ならば色さえ気にならなければフォローしていけばいいと考えています。

ただエナメル質が再生することは有りません、再石灰化とは平たく言えばカルシュウムが沈着すると考えてください。
着色はそのままだと思います。


?着色が気になるようならコンポジットレジンでの充填がいいと思います。

注意深い切削と充填をするなら五年や十年は持つと思います、たとえ変色してもむし歯にしなければ除去して再充填すればいいでしょう。

虫歯にしてしまえば、その大きさ深さにより切削する量が決まってくると思います。


?基本的には2番と同じだと思います。

実際の変色の状態を拝見しておりません、文面からの推測になることをご承知置きください。

この辺りを参考になさって主治医の先生と十分相談なさることをお勧めいたします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: モリヤスさん
返信日時:2008-06-10 19:16:51
山田先生、いつもお世話になっています。
朝はやくから丁寧な回答をありがとうございます!


なんとかレジンの再充填で一生を終えれたら、と甘い考えでいるのですが、虫歯になっていなくても除去の際、多少なりとも健康な歯質を削ってしまうのでは考えると、変色の少ない自費レジンの方がいいのでは?と思います。

ただ主治医の歯科では行われておりませんので、保険レジンとグラディアダイレクトの扱いに大きな差がないのなら、お願いしてみるというのは失礼に当たるでしょうか?

また父の十年物の保険のレジンを見せてもらったのですが、レジンの変色よりも境目の段差のほうが気になりました。
現在のレジンはこの点はかなり改善されていると考えていいでしょうか?

それから万が一歯頚部レジン充填から2次カリエスが起きた際も、定期検診をしていればクラウンに問題が生じることはないと考えてよろしいでしょうか?

質問ばかりで申し訳ありませんがよろしくお願いします。



タイトル 左2番歯頸部の虫歯と処置方法について
質問者 モリヤスさん
地域 非公開
年齢 22歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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