歯の根に穴が開いた場合、抜歯しなくていい治療法はありませんか?

相談者: miyamiさん (45歳:女性)
投稿日時:2008-06-15 08:24:50
右上7番についてご相談します。
6番が欠損していて、5番と7番でブリッジを作っていました。

7番の歯茎が腫れ、も痛くなったので歯医者さんに行ったところ、7番の根に穴があいていてその穴から歯茎が見えている状態で、抜くしかないと言われました。

ネットでいろいろ調べたところ、悪い根っこだけを抜く方法や、一度抜いてから穴を塞いで再殖する方法があり、先生に相談したところ、うちではできないしそのような方法は効果がないとの事でした。


私のような状態では、もう抜歯しか方法はないのでしょうか?
このような治療は効果はないのでしょうか?
他に抜歯をしなくていい治療はありますでしょうか?

先生方、お忙しい中申し訳ありませんが、お教えください。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-06-15 10:02:58
こんにちは。

この状況で7番が抜歯となると後が厳しいですからね・・何とかなると良いのですが。

まず、

「7番の根に穴があいていてその穴から歯茎が見えている状態」

が、パーフォレーションなのか、根尖孔の破壊(拡げすぎ)なのかで少しだけ意味合いも変わるのですが、いずれも難しい状態かと思います。

参考→〔[写真あり] 6番の歯根に、根とは違う方向にあいた穴が原因で抜に…〕
http://www2.ha-channel-88.com/soudann/soudann-00012126.html


>悪い根っこだけを抜く方法や、一度抜いてから穴を塞いで再殖する方法があり、先生に相談したところ、うちではできないしそのような方法は効果がないとの事でした。

正しいご理解だと思います。

修復が可能かどうかについてはいくつかポイントがあって、今思い浮かぶもので・・

1) 担当の先生の技量
2) 残存している歯質の量
3) 器具の到達性
4) パーフォレーションの位置
5) 大きさ
6) 古さ
7) 根の周りの炎症の大きさ

があります。



1)が最も重要ですから、現実的には、

「可能な限り根管治療が得意そうな先生を探してご意見を伺うこと」

に尽きるかと思いますよ。
ただし通院距離や費用を照らし合わせて検討しないといけないでしょう。

参考→よくある歯科相談・おススメの歯科相談
根管治療が得意な歯科医院を見つける



以下は参考までの話になりますが、

2)は意図的再植術が可能かどうかの判断時には、特に影響すると思います。

3)は、上の7番と言うことですから、既に難しいです。
状況にもよりますが、少なくともマイクロスコープは設備としてお持ちの医院を選ばれた方が良いと思います。

4)歯周ポケットとパーフォレーションが交通している場合は、対処が難しくなります。

5)〜7)も従来は重要な要素と言われていましたが、ここ数年、MTAセメントと言う材料が出てきてからは、重要度は低くなったと思います。
(MTAセメントがないとダメと言う意味ではありません)



ですので、頑張れそうなら1)を努力してみて下さいね。

ただし現在の主治医の先生が「無理」と判断されている訳ですから、おそらく何人かの先生に意見を聞いても同じ返答の方が遙かに多いと思います。

専門医にかかっても無理だと判断されれば諦めて良いと思いますが、海外の専門医のライセンスを持っている様な超一流の先生は都心に数名しかいらっしゃいません。
費用も数十万円〜を覚悟された方が良いでしょう。

一般開業医〜一流の専門医の中間を狙うのであれば、先に書きました様に、マイクロスコープ(普及率数%?)、MTAセメント(これも数%? ※自費材料ですので、土台、ブリッジ保険は使えなくなります)あたりをチェックすることが特にポイントとなるのではないかと思いますよ。



お大事にどうぞ。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-06-16 10:04:05
どうやら文面からするとパーフォレーションのようですね。

一般的な開業医さんでは「抜歯」が順当な判断だと思います。

しかし、マイクロスコープMTAを使えば保存できる可能性も高くなります(絶対ではありませんが)。

そうであれば渡辺先生の書かれているように、歯内療法の専門医に一度診てもらうのもテだと思います。

専門医の先生が「抜」と言う判断なのであれば、残念ですが、諦めた方が良いと思います。




タイトル 歯の根に穴が開いた場合、抜歯しなくていい治療法はありませんか?
質問者 miyamiさん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療その他
根の穴・穿孔(パーフォレーション)
根の穴・穿孔(パーホレーション)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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