抜歯と言われている左下6に、下顎の神経に近い大きな歯根のう胞がある
相談者:
wakaさん (32歳:女性)
投稿日時:2008-10-27 12:04:07
こんにちは。
よろしくお願い致します。
今年1月(2月)ごろ、左下6番を抜歯するかどうかでご相談させて頂いたことがあります。
参考:前回のご相談
〔異物・針(リーマー)が残っている歯の抜歯と、その後の治療について〕
1月に、左下6番の異常が見つかりました。
かなり前に神経は取ってあり、4,5年前に根管治療をしてもらったのですがうまくいかなかったようです。
大きなのう胞ができていて、リーマーが折れたものが残っていたのもあり、抜歯しかないと言われました
(その先生には結果的に治療してもらえませんでした)
それ以来、自分でいろいろと調べたり自分に合う医院を探そうとしました。
今かかっている歯医者さんで3軒目です。
今はゆっくり質問にも答えてもらえるし、家からも近く、心理的に通いやすい所です。
そこでも
「抜歯をしないといけない」
と言われており、信頼もしているので覚悟はできていたのですが、先日抜歯とインプラントの説明の時に、ショックな話を聞き動揺しています。
『左下6番に大きな歯根のう胞があり、下あごの神経まで1mmも間隔がない』
と言われました。
「抜歯の際に膿の袋ごとキレイに取れることはあまり無く、のう胞の周りも処置するため、神経に触ってしびれが残るかもしれない、しびれは数か月すればおさまるが、膿が完全に取れないとまた広がって治療がむずかしくなるので理解してください。」
とのことでした。
今後の治療としては、
「抜歯」→「のう胞の処置(?)」→「骨の量が足りないので増やす」→「インプラント」
と説明を受けました。
自分でも納得し、先生のおっしゃる事もほぼ理解できていると思います。
ただ、調べていくうちに、「大きなのう胞でも、根管治療の得意な先生にお願いすれば抜かなくてもすむのでは…」と。
まだ可能性を捨てきれずにいます。
先生を信用せずに転院を繰り返して、結局治療の時期が遅くなるのが一番悪いと自分に言い聞かせています。
また、妊娠を希望しているのですが、妊娠する前にベストの治療を受けたいという思いもあって、混乱して疲れてきてしまっています。
長文になり、申し訳ありません。
質問としましては、
?抜歯の場合、のう胞を除去してインプラントとのことなのですが、膿が完全に除去できないことがあるのでしょうか?
また、そのままインプラントをしてしまったら、どうなるのでしょうか?
?次の治療まで20日ほどあります、急変しないか心配です。
?しびれがずっと残ってしまうこともあるのでしょうか…?
?大きなのう胞があっても抜歯せず、根管治療で治せるケースもあるのでしょうか?
お忙しい中申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願い致します。
今年1月(2月)ごろ、左下6番を抜歯するかどうかでご相談させて頂いたことがあります。
参考:前回のご相談
〔異物・針(リーマー)が残っている歯の抜歯と、その後の治療について〕
1月に、左下6番の異常が見つかりました。
かなり前に神経は取ってあり、4,5年前に根管治療をしてもらったのですがうまくいかなかったようです。
大きなのう胞ができていて、リーマーが折れたものが残っていたのもあり、抜歯しかないと言われました
(その先生には結果的に治療してもらえませんでした)
それ以来、自分でいろいろと調べたり自分に合う医院を探そうとしました。
今かかっている歯医者さんで3軒目です。
今はゆっくり質問にも答えてもらえるし、家からも近く、心理的に通いやすい所です。
そこでも
「抜歯をしないといけない」
と言われており、信頼もしているので覚悟はできていたのですが、先日抜歯とインプラントの説明の時に、ショックな話を聞き動揺しています。
『左下6番に大きな歯根のう胞があり、下あごの神経まで1mmも間隔がない』
と言われました。
「抜歯の際に膿の袋ごとキレイに取れることはあまり無く、のう胞の周りも処置するため、神経に触ってしびれが残るかもしれない、しびれは数か月すればおさまるが、膿が完全に取れないとまた広がって治療がむずかしくなるので理解してください。」
とのことでした。
今後の治療としては、
「抜歯」→「のう胞の処置(?)」→「骨の量が足りないので増やす」→「インプラント」
と説明を受けました。
自分でも納得し、先生のおっしゃる事もほぼ理解できていると思います。
ただ、調べていくうちに、「大きなのう胞でも、根管治療の得意な先生にお願いすれば抜かなくてもすむのでは…」と。
まだ可能性を捨てきれずにいます。
先生を信用せずに転院を繰り返して、結局治療の時期が遅くなるのが一番悪いと自分に言い聞かせています。
また、妊娠を希望しているのですが、妊娠する前にベストの治療を受けたいという思いもあって、混乱して疲れてきてしまっています。
長文になり、申し訳ありません。
質問としましては、
?抜歯の場合、のう胞を除去してインプラントとのことなのですが、膿が完全に除去できないことがあるのでしょうか?
また、そのままインプラントをしてしまったら、どうなるのでしょうか?
?次の治療まで20日ほどあります、急変しないか心配です。
?しびれがずっと残ってしまうこともあるのでしょうか…?
?大きなのう胞があっても抜歯せず、根管治療で治せるケースもあるのでしょうか?
お忙しい中申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2008-10-27 14:00:24
?抜歯の場合、のう胞を除去してインプラントとのことなのですが、膿が完全に除去できないことがあるのでしょうか?
また、そのままインプラントをしてしまったら、どうなるのでしょうか?
嚢胞の嚢と膿は字がちがいますので混同しないように。
嚢胞の袋は完全に取れないことがあっても、あまり問題になりません。
嚢胞ですが、本当は病理学検査をしない限り嚢胞すなわち袋があるとは断定できないものなのです。
勿論X線では大体想像がつきますが、、、。
膿は自然になくなりますというか、取るものではありません(字の誤りかも)。
?次の治療まで20日ほどあります、急変しないか心配です
そんなことはありません
?しびれがずっと残ってしまうこともあるのでしょうか…?
神経をまともに傷つけるとそうなります。
軽く掻爬以下の手技で袋であれば取るくらいで、躍起になって取るものではありません。
たとえ残っても、大半は自然消失するものです。
?大きなのう胞があっても抜歯せず、根管治療で治せるケースもあるのでしょうか?
可能性はありますが、根尖孔を穿通させるテクニックが必要で、密閉性(根尖孔の)が低下するので、予後が芳しくないことがあります。
その上リーマーが折れたものが残っていたのもありと言うことですから、その根管由来ですと不可能かも知れません。
エンドに詳しい歯科医の受診も選択肢ですが、難しいかも知れません。
また、そのままインプラントをしてしまったら、どうなるのでしょうか?
嚢胞の嚢と膿は字がちがいますので混同しないように。
嚢胞の袋は完全に取れないことがあっても、あまり問題になりません。
嚢胞ですが、本当は病理学検査をしない限り嚢胞すなわち袋があるとは断定できないものなのです。
勿論X線では大体想像がつきますが、、、。
膿は自然になくなりますというか、取るものではありません(字の誤りかも)。
?次の治療まで20日ほどあります、急変しないか心配です
そんなことはありません
?しびれがずっと残ってしまうこともあるのでしょうか…?
神経をまともに傷つけるとそうなります。
軽く掻爬以下の手技で袋であれば取るくらいで、躍起になって取るものではありません。
たとえ残っても、大半は自然消失するものです。
?大きなのう胞があっても抜歯せず、根管治療で治せるケースもあるのでしょうか?
可能性はありますが、根尖孔を穿通させるテクニックが必要で、密閉性(根尖孔の)が低下するので、予後が芳しくないことがあります。
その上リーマーが折れたものが残っていたのもありと言うことですから、その根管由来ですと不可能かも知れません。
エンドに詳しい歯科医の受診も選択肢ですが、難しいかも知れません。
相談者からの返信
相談者:
wakaさん
返信日時:2008-10-27 23:05:57
松山先生
お返事本当にありがとうございます。
お礼が遅くなり申し訳ありません。
長文で分かりにくい質問にも関わらず、お忙しいなかアドバイスいただき感謝しております。
しびれが出ると聞いて混乱しながら書いたので…
根管治療について
>その上リーマーが折れたものが残っていたのもありと言うことですから、その根管由来ですと不可能かも知れません
リーマーが残っているのは、のう胞がある方とは違う場所でした。
根管治療の得意な先生を探したいという思いもまだありますが…
予後が芳しくないのですね。
神経の痺れについて自分なりにしらべましたが、数か月で完全に消える人からずっと痺れが残ってしまう人もいるとのことで、やはり不安が残ってしまいます。。。
抜歯の前に、担当の先生からもっと詳しく話を聞いてみようと思います。
お返事本当にありがとうございます。
お礼が遅くなり申し訳ありません。
長文で分かりにくい質問にも関わらず、お忙しいなかアドバイスいただき感謝しております。
しびれが出ると聞いて混乱しながら書いたので…
根管治療について
>その上リーマーが折れたものが残っていたのもありと言うことですから、その根管由来ですと不可能かも知れません
リーマーが残っているのは、のう胞がある方とは違う場所でした。
根管治療の得意な先生を探したいという思いもまだありますが…
予後が芳しくないのですね。
神経の痺れについて自分なりにしらべましたが、数か月で完全に消える人からずっと痺れが残ってしまう人もいるとのことで、やはり不安が残ってしまいます。。。
抜歯の前に、担当の先生からもっと詳しく話を聞いてみようと思います。
タイトル | 抜歯と言われている左下6に、下顎の神経に近い大きな歯根のう胞がある |
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質問者 | wakaさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 32歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定 抜歯:6番(第一大臼歯) 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。