[写真あり] 歯茎が腫れた6番抜歯後、ブリッジorインプラント? (イギリス)
相談者:
mfさん (43歳:女性)
投稿日時:2008-11-24 21:21:14
いつも大変勉強になるサイト、ありがとうございます。
症状は
〔歯茎に白い膿の袋が何度もできます (ドイツ)〕
の「は いたこ」さんとよく似ているのですが、これまで二度、右下6番の根元の歯茎が腫れ、一度目は3ヶ月くらい前でしたが気付かないうちになくなり、二度目はひと月半前になりますが、歯科医より抗生物質を処方してもらい、今は平静を保っています。
写真を添付しましたが、治療済みのふたつの歯のうちの左側、幅のある方です。
20年以上前に治療し神経は抜いてあり、銀歯が被さっています。
当地(英国)の二件の歯科医(プライベートと公立)にはインプラントを勧められました。
隣接する治療済みの歯に、ブリッジを支える強度がないからということでした。
ご存知のように英国の歯科治療費は大変高額で、最近では費用の安い外国で治療する人も少なくありませんが、義兄夫婦もそうで、スペイン在住のドイツ人歯科医を紹介してもらったところ、レントゲン写真を見た上で、ブリッジの方がいいとの診断を受けました。
この方が長くもつし、英国の歯科医はなぜかブリッジよりもインプラントを勧めたがる、とのことでした。
義兄夫婦はこの歯科医に大変満足しており、私もブリッジで済むなら費用的にも時間的にもとても有り難いのですが、この医師とはメールでのやり取りのみで実際には会っていないので、このサイトでもよく話題になる医師とのコミュニケーションや、よく理解し合ったうえでの治療という点で疑問です。
希望するならばインプラントでもいいと言われましたが、初診でいきなり大掛かりな治療に入っていくなんて慎重さに欠けると思います。
でもインプラントなら、なおさら費用の点でこの医師にお願いしたいところです。
多分旅費も含めて英国内での治療費の3分の2以下に収まると思います。
そこで今日、先生方にお伺いしたいのは、私のような状態はブリッジでもインプラントでもどちらでもよく、素人でありながら自分が判断すべきものなのでしょうか。
インプラントを推すのは収入の為なのでしょうか。
インプラントはこちらでは全てプライベート医の取扱いになりますが、プライベート医院はあの手この手で費用を乗せていくのが通常となっています。
来週抜歯の予約を入れていますが(英国内の公立の歯科医)、治療プランのないまま自らの歯を失うのはとても寂しく不安です。
画像1
症状は
〔歯茎に白い膿の袋が何度もできます (ドイツ)〕
の「は いたこ」さんとよく似ているのですが、これまで二度、右下6番の根元の歯茎が腫れ、一度目は3ヶ月くらい前でしたが気付かないうちになくなり、二度目はひと月半前になりますが、歯科医より抗生物質を処方してもらい、今は平静を保っています。
写真を添付しましたが、治療済みのふたつの歯のうちの左側、幅のある方です。
20年以上前に治療し神経は抜いてあり、銀歯が被さっています。
当地(英国)の二件の歯科医(プライベートと公立)にはインプラントを勧められました。
隣接する治療済みの歯に、ブリッジを支える強度がないからということでした。
ご存知のように英国の歯科治療費は大変高額で、最近では費用の安い外国で治療する人も少なくありませんが、義兄夫婦もそうで、スペイン在住のドイツ人歯科医を紹介してもらったところ、レントゲン写真を見た上で、ブリッジの方がいいとの診断を受けました。
この方が長くもつし、英国の歯科医はなぜかブリッジよりもインプラントを勧めたがる、とのことでした。
義兄夫婦はこの歯科医に大変満足しており、私もブリッジで済むなら費用的にも時間的にもとても有り難いのですが、この医師とはメールでのやり取りのみで実際には会っていないので、このサイトでもよく話題になる医師とのコミュニケーションや、よく理解し合ったうえでの治療という点で疑問です。
希望するならばインプラントでもいいと言われましたが、初診でいきなり大掛かりな治療に入っていくなんて慎重さに欠けると思います。
でもインプラントなら、なおさら費用の点でこの医師にお願いしたいところです。
多分旅費も含めて英国内での治療費の3分の2以下に収まると思います。
そこで今日、先生方にお伺いしたいのは、私のような状態はブリッジでもインプラントでもどちらでもよく、素人でありながら自分が判断すべきものなのでしょうか。
インプラントを推すのは収入の為なのでしょうか。
インプラントはこちらでは全てプライベート医の取扱いになりますが、プライベート医院はあの手この手で費用を乗せていくのが通常となっています。
来週抜歯の予約を入れていますが(英国内の公立の歯科医)、治療プランのないまま自らの歯を失うのはとても寂しく不安です。
画像1
回答1
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2008-11-24 22:05:23
mfさんこんにちは。
いろいろと他国での歯科治療で苦労されていることと思います。
結論からすればどちらでも治療は可能だと思います。
それ以前に、この抜歯予定の第一大臼歯ももうちょっとがんばってみても良いような気もしますが・・・。
さてご質問ですが、私であればインプラントをお勧めします。
理由としては、健全な第二大臼歯を傷つけなくて良いという理由が一番です。
もちろん費用的なものを考えるとそれマイナス要因にはなると思いますが・・・。
イギリスでの歯科治療のレベルがどの程度なのか?歯科治療のシステムがどういうものなのかがわからないので、私の意見として参考にしてください。
いろいろと他国での歯科治療で苦労されていることと思います。
結論からすればどちらでも治療は可能だと思います。
それ以前に、この抜歯予定の第一大臼歯ももうちょっとがんばってみても良いような気もしますが・・・。
さてご質問ですが、私であればインプラントをお勧めします。
理由としては、健全な第二大臼歯を傷つけなくて良いという理由が一番です。
もちろん費用的なものを考えるとそれマイナス要因にはなると思いますが・・・。
イギリスでの歯科治療のレベルがどの程度なのか?歯科治療のシステムがどういうものなのかがわからないので、私の意見として参考にしてください。
回答2
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2008-11-24 23:26:12
近心根はダメっぽいですけど、遠心根はしばらく使えそうに見えますが、ヘミセクションして?6?のブリッジというわけではないんでしょうか?
だとすれば7は触らないですし、インプラントよりは費用は少ないかもしれませんが、あんましやらないですかね。
こういう方法って、
だとすれば7は触らないですし、インプラントよりは費用は少ないかもしれませんが、あんましやらないですかね。
こういう方法って、
回答3
回答日時:2008-11-25 02:11:29
こんにちは。
非常に難しいところですね。
実際に面と向かって診査して、色々相談しないと結論は出ません。
お金のことも書き出すと話が非常に複雑になりますので、とりあえずその辺りは大雑把にして、色々推測も交えて書きますね。
参考程度に読まれて下さい。
まず、畑田先生が少し触れられている様に、もう少し頑張って保存出来るかどうかについてなのですが、ポケット値(pocket probing depth)が、10mm近くある様なら、少なくとも近心根(画像で言う、6番の右側の根)はたぶん無理だと思います。
もしも4-5mm程度なら、は いたこさんと同じでroot canal treatmentの専門医の意見を伺ってみれば保存の可能性は出て来るかも知れません。
・・が、チャレンジングなケースではあると思います。
10mm近い様なポケットがある様な場合、
a)近心根のみヘミセクション、遠心根のみ根管治療 +単冠(近心根の分は空隙のまま放置)
b)近心根のみヘミセクション、遠心根のみ根管治療 +5番を利用してブリッジ(森川先生の案)
c)6番は抜歯、そのまま放置
d)6番は抜歯、5番〜7番のブリッジ
e)6番は抜歯、インプラント
・・ぐらいはどれも、甲乙つけがたいところだと思います。
話し合いながらの判断しかないでしょうね。
ごくごく簡単に、(利点//欠点)のイメージを個人的な視点から書きますと、
a)抜歯までの時間稼ぎ//歯が動いて、かみ合わせが変化する可能性がある
b)抜歯までの時間稼ぎ//歯は動かないが、歯根破折、2次カリエスのリスクが非常に高くなる。
インプラント並に高額?
c)安価、1日で終わる//歯が動いて、かみ合わせが変化する可能性がある
d)つけ心地が良く、割に安価で、短期間で終わる//7番を削るのが非常にもったいない、5番に関しては神経がなく、将来的にやや不安
e)7番を巻き込まないで済む//骨の状態が悪いので、オペを慎重に判断する必要あり、高額
※a),c)については、以下の回答も参考にされて下さい。
参考⇒インプラント VS ブリッジ VS 短縮歯列咬合(SDA)
・・ややこしいと思いますが^^;、歯科医との相談の一助とされて下さい。
お大事にどうぞ。
非常に難しいところですね。
実際に面と向かって診査して、色々相談しないと結論は出ません。
お金のことも書き出すと話が非常に複雑になりますので、とりあえずその辺りは大雑把にして、色々推測も交えて書きますね。
参考程度に読まれて下さい。
まず、畑田先生が少し触れられている様に、もう少し頑張って保存出来るかどうかについてなのですが、ポケット値(pocket probing depth)が、10mm近くある様なら、少なくとも近心根(画像で言う、6番の右側の根)はたぶん無理だと思います。
もしも4-5mm程度なら、は いたこさんと同じでroot canal treatmentの専門医の意見を伺ってみれば保存の可能性は出て来るかも知れません。
・・が、チャレンジングなケースではあると思います。
10mm近い様なポケットがある様な場合、
a)近心根のみヘミセクション、遠心根のみ根管治療 +単冠(近心根の分は空隙のまま放置)
b)近心根のみヘミセクション、遠心根のみ根管治療 +5番を利用してブリッジ(森川先生の案)
c)6番は抜歯、そのまま放置
d)6番は抜歯、5番〜7番のブリッジ
e)6番は抜歯、インプラント
・・ぐらいはどれも、甲乙つけがたいところだと思います。
話し合いながらの判断しかないでしょうね。
ごくごく簡単に、(利点//欠点)のイメージを個人的な視点から書きますと、
a)抜歯までの時間稼ぎ//歯が動いて、かみ合わせが変化する可能性がある
b)抜歯までの時間稼ぎ//歯は動かないが、歯根破折、2次カリエスのリスクが非常に高くなる。
インプラント並に高額?
c)安価、1日で終わる//歯が動いて、かみ合わせが変化する可能性がある
d)つけ心地が良く、割に安価で、短期間で終わる//7番を削るのが非常にもったいない、5番に関しては神経がなく、将来的にやや不安
e)7番を巻き込まないで済む//骨の状態が悪いので、オペを慎重に判断する必要あり、高額
※a),c)については、以下の回答も参考にされて下さい。
参考⇒インプラント VS ブリッジ VS 短縮歯列咬合(SDA)
・・ややこしいと思いますが^^;、歯科医との相談の一助とされて下さい。
お大事にどうぞ。
回答4
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2008-11-25 06:46:59
mfさまおはようございます。
英国在住で治療方法について、どのようにするのがいいかずいぶんお悩みで、結論がでにくくお困りのようですね。
実際に拝見していないのでどの方法がいいのか結論は出しにくいのですが、レントゲン画像を参考にさせていただいて治療費については考慮せず、推測しながらのお答えになります。
その辺りはご承知置きください。
6番の近心根の骨吸収像の原因が歯周病なら、歯周病を治すために歯磨きの練習をしてみるのがいいと思います、もちろん別に再根管治療も必要です。
歯周病が治るかどうかについては、やってみないことには結論は出ませんが治る可能性はあると思います。
歯周病と根尖病巣の両方が原因なら根管治療もしてみることになります、しかしこれも成功するかどうかについてはやってみないことには判らないでしょう。
歯根破折が原因なら根管治療をやり直した上で、歯根破折の接着修復を試みることになります。
また他に原因があればそれを取り除いていくことになると思います。
このいずれもがうまく行かないのであれば、抜歯ということになります。
この場合森川先生が提案なさったように、近心根の抜歯も候補になると思います。
この場合残した遠心根の根管治療が成功しなければなりません、そしてエクストルージョンも必要になると思います。
その上で5番の再根管治療をした上で、ブリッジを作ることになるでしょう。
もし6番を抜歯することになれば、仰るようにブリッジかインプラントを選択することになるでしょう。
ただしこれらの方法は日本ではそのほとんどが健康保険の治療の対象になるため、費用的には英国と比べてかなり安く治療出来ると思います。
英国では費用のことも考えなければならないので大変ですね。
参考の一つになさってください、お大事になさいませ。
歯周病を歯磨きで治す?
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=108
感染根管治療
http://www.yamadashika.jp/infection.html
破折根の接着修復
http://www.yamadashika.jp/infection.html#a06
エクストルージョン
http://www.yamadashika.jp/ortho.html#02
インプラント
http://www.yamadashika.jp/implant.html
英国在住で治療方法について、どのようにするのがいいかずいぶんお悩みで、結論がでにくくお困りのようですね。
実際に拝見していないのでどの方法がいいのか結論は出しにくいのですが、レントゲン画像を参考にさせていただいて治療費については考慮せず、推測しながらのお答えになります。
その辺りはご承知置きください。
6番の近心根の骨吸収像の原因が歯周病なら、歯周病を治すために歯磨きの練習をしてみるのがいいと思います、もちろん別に再根管治療も必要です。
歯周病が治るかどうかについては、やってみないことには結論は出ませんが治る可能性はあると思います。
歯周病と根尖病巣の両方が原因なら根管治療もしてみることになります、しかしこれも成功するかどうかについてはやってみないことには判らないでしょう。
歯根破折が原因なら根管治療をやり直した上で、歯根破折の接着修復を試みることになります。
また他に原因があればそれを取り除いていくことになると思います。
このいずれもがうまく行かないのであれば、抜歯ということになります。
この場合森川先生が提案なさったように、近心根の抜歯も候補になると思います。
この場合残した遠心根の根管治療が成功しなければなりません、そしてエクストルージョンも必要になると思います。
その上で5番の再根管治療をした上で、ブリッジを作ることになるでしょう。
もし6番を抜歯することになれば、仰るようにブリッジかインプラントを選択することになるでしょう。
ただしこれらの方法は日本ではそのほとんどが健康保険の治療の対象になるため、費用的には英国と比べてかなり安く治療出来ると思います。
英国では費用のことも考えなければならないので大変ですね。
参考の一つになさってください、お大事になさいませ。
歯周病を歯磨きで治す?
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=108
感染根管治療
http://www.yamadashika.jp/infection.html
破折根の接着修復
http://www.yamadashika.jp/infection.html#a06
エクストルージョン
http://www.yamadashika.jp/ortho.html#02
インプラント
http://www.yamadashika.jp/implant.html
回答5
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2008-11-25 16:31:49
上記の先生がたのご意見を踏まえた上で、根管治療の時間と費用が負担になるでしょうが。
一番は6番近心根の抜歯→遠心根の再根管治療→665でのBR
がレントゲンだけを見ると、そう見えるように思います。
森川先生と同意見かもしれないです。
7が治療なしの歯なので、これでもいいかもしれないですが、あくまでも診察していないので、担当医の診断が一番だと思います。
『私のような状態はブリッジでもインプラントでもどちらでもよく、素人でありながら自分が判断すべきものなのでしょうか。』
医学的な判断をせよと主治医は言っているわけではないです。
あくまでも、
『外科』と『歯を削る』のどちらを優先されるか
の選択の幅がある症例ですから、ご自身のお考えを反映出来ますよ?ということだと、思います。
治療は医学的な合理性のみで行うものではなく、社会的、経済的、ときには宗教的な問題も選択に影響します。
医学的にどちらがいいのか?それが大事なら、主治医に判断して頂くのが良いでしょうし、ご自身の主観に基づくのであれば、ご自身でブリッジorインプラントを判断されてもいいとは思います。
個人的な見解ですが。
大型の処置を自分が継続通院できない地域のドクターに求めるのは、もしも問題が発生した際に非常に大変なことになるので、理性があれば、止められた方がイイと、私の身内なら忠告します。
一番は6番近心根の抜歯→遠心根の再根管治療→665でのBR
がレントゲンだけを見ると、そう見えるように思います。
森川先生と同意見かもしれないです。
7が治療なしの歯なので、これでもいいかもしれないですが、あくまでも診察していないので、担当医の診断が一番だと思います。
『私のような状態はブリッジでもインプラントでもどちらでもよく、素人でありながら自分が判断すべきものなのでしょうか。』
医学的な判断をせよと主治医は言っているわけではないです。
あくまでも、
『外科』と『歯を削る』のどちらを優先されるか
の選択の幅がある症例ですから、ご自身のお考えを反映出来ますよ?ということだと、思います。
治療は医学的な合理性のみで行うものではなく、社会的、経済的、ときには宗教的な問題も選択に影響します。
医学的にどちらがいいのか?それが大事なら、主治医に判断して頂くのが良いでしょうし、ご自身の主観に基づくのであれば、ご自身でブリッジorインプラントを判断されてもいいとは思います。
個人的な見解ですが。
大型の処置を自分が継続通院できない地域のドクターに求めるのは、もしも問題が発生した際に非常に大変なことになるので、理性があれば、止められた方がイイと、私の身内なら忠告します。
回答6
回答7
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2008-11-25 18:59:21
無診察なので、診断はできないですけれど、
・6番の遠心根を残せるのか? or もうアカンのか?
・理想的な治療費の費用負担できるのか?
これがカギかも知れません。
遠隔地での治療はホンマに薦めないですよ。
日本でも同じようなことありますが、たいてい、帰国後困るとの話を聞きます。
上手くいけば、都合はいいですが、アカン時がとっても大変です。
じっくり考えになられてもいいと思います。
・6番の遠心根を残せるのか? or もうアカンのか?
・理想的な治療費の費用負担できるのか?
これがカギかも知れません。
遠隔地での治療はホンマに薦めないですよ。
日本でも同じようなことありますが、たいてい、帰国後困るとの話を聞きます。
上手くいけば、都合はいいですが、アカン時がとっても大変です。
じっくり考えになられてもいいと思います。
回答8
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2008-11-26 09:26:08
僕的には
1 ?6?ブリッジ(つまり6近心根ヘミセクション)
2 6抜歯→インプラント単独植立
で悩むような気がします。
佐藤先生もお書きのようにインプラントでの長期予後を期待するのであれば、メインテナンスも含めての治療計画が必要となるため、海外での施術はあまりお勧めしません。
しかし、技術的な話であれば松山先生が強く推されているようにインプラントが最有力候補になると思います。
イギリスは永住でしょうか?
もし、2〜3年で日本に帰国し、日本に永住すると言う事であれば「一時しのぎ的にヘミセクション→ブリッジ」を行い、日本に帰国後「抜歯→インプラント」と言う(経済的、肉体的には2重の負担になるかもしれませんが‥)選択もアリかと思います。
もちろん、ヘミセクション→ブリッジの状態が良ければそのまま一生使われても良いわけです。
佐藤先生のお書きの
「治療は医学的な合理性のみで行うものではなく、社会的、経済的、ときには宗教的な問題も選択に影響します。」
だと思います。
1 ?6?ブリッジ(つまり6近心根ヘミセクション)
2 6抜歯→インプラント単独植立
で悩むような気がします。
佐藤先生もお書きのようにインプラントでの長期予後を期待するのであれば、メインテナンスも含めての治療計画が必要となるため、海外での施術はあまりお勧めしません。
しかし、技術的な話であれば松山先生が強く推されているようにインプラントが最有力候補になると思います。
イギリスは永住でしょうか?
もし、2〜3年で日本に帰国し、日本に永住すると言う事であれば「一時しのぎ的にヘミセクション→ブリッジ」を行い、日本に帰国後「抜歯→インプラント」と言う(経済的、肉体的には2重の負担になるかもしれませんが‥)選択もアリかと思います。
もちろん、ヘミセクション→ブリッジの状態が良ければそのまま一生使われても良いわけです。
佐藤先生のお書きの
「治療は医学的な合理性のみで行うものではなく、社会的、経済的、ときには宗教的な問題も選択に影響します。」
だと思います。
回答9
山形屋歯科坂上医院(鹿児島市金生町)の坂上です。
回答日時:2008-11-26 09:41:56
私の意見はだいたいタイヨウ先生と似ています。
タイヨウ先生のご意見は、
1. ?6?ブリッジ(つまり6近心根ヘミセクション)
2. 6抜歯→インプラント単独植立
ですが、私は2の方が少し違います。
私は『入れ歯』をお勧め致します。
なぜなら、異国の地で受けたインプラント治療が帰国後にどうこうという事があれば、やるせない思いをするのではないでしょうか?
6番を抜歯する事になったら、とりあえず『入れ歯』をいれておき、帰国後に日本でインプラント治療を受けるのが、金銭的にも精神的にも得策ではないでしょうか?
タイヨウ先生のご意見は、
1. ?6?ブリッジ(つまり6近心根ヘミセクション)
2. 6抜歯→インプラント単独植立
ですが、私は2の方が少し違います。
私は『入れ歯』をお勧め致します。
なぜなら、異国の地で受けたインプラント治療が帰国後にどうこうという事があれば、やるせない思いをするのではないでしょうか?
6番を抜歯する事になったら、とりあえず『入れ歯』をいれておき、帰国後に日本でインプラント治療を受けるのが、金銭的にも精神的にも得策ではないでしょうか?
回答10
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2008-11-26 09:50:35
>私は『入れ歯』をお勧め致します。
>とりあえず『入れ歯』をいれておき、帰国後に日本でインプラント治療を受けるのが、金銭的にも精神的にも得策ではないでしょうか?
アリだと思います。
と。
畑田先生、森川先生、渡辺先生、山田先生、佐藤先生、松山先生、坂上先生、僕。
計8名の歯科医師から見ても一つには決められないのが現状ですよね。
mfさんもお悩みだと思いますが、担当の先生としっかり相談され、良い方向に治療が進むことをお祈りいたします。
>とりあえず『入れ歯』をいれておき、帰国後に日本でインプラント治療を受けるのが、金銭的にも精神的にも得策ではないでしょうか?
アリだと思います。
と。
畑田先生、森川先生、渡辺先生、山田先生、佐藤先生、松山先生、坂上先生、僕。
計8名の歯科医師から見ても一つには決められないのが現状ですよね。
mfさんもお悩みだと思いますが、担当の先生としっかり相談され、良い方向に治療が進むことをお祈りいたします。
相談者からの返信
相談者:
mfさん
返信日時:2008-11-26 10:10:35
早速の複数のご回答、しかもどの先生からも暖かいお言葉をいただき大変感激しております。
さすが我が母国、ありがとうございます!
私自身、現在問題なく使えている自分の歯を抜いてしまうのにとても抵抗があったので、ほとんどの先生方の残す方向でのご意見がとても嬉しかったです。
イギリスには、婚姻で住んでおりますので今のところの予定では今後も住み続けることになりそうです。
日本でゆっくり治療できれば本当に有り難いところですが。
こちらの歯科医にもあらためて、6番の遠心根を残す可能性について相談した方がいいですね。
でも、これまでヘミセクションや根管治療といった提案をしてくれた医師はこちらにはおらず、このサイト内でも見かけるように、西洋では一般的に、じっくり行っていく必要のある治療よりも抜歯の方が好まれますので、請け合ってくれなさそうではあります。
実際どの医師からも、後の治療はどうであれ、一刻も早く抜くように言われています。
それに本当は抜歯から最終治療まで同じ歯科医に一貫して診てもらいたい気持ちだったのですが、そのようなこともあまり重要ではないようですね。
先生方のご意見を私なりに総じますと、費用さえ何とかなればインプラントがベスト、自分の歯で頑張りたければ6番近心根の抜歯→遠心根の再根管治療→(5番の再根管治療)→665でのブリッジ、の二案になりますでしょうか。
(ここまで書いたところで、タイヨウ先生が似た様なご意見でご回答いただいたのを読みました。)
インプラントの場合、渡辺先生がご指摘のように、慎重に処置してくださる歯科医を見つけることが重要ですね。
ブリッジの場合は、まずヘミセクションや根管治療に同意してくれる医師を見つけることから始まりますが、良い医師を見つけないと、根管治療の成功率はインプラント以下となってしまいますよね。
課題山積みですが、まずは来週に迫った抜歯の予約をキャンセルするかどうか決断しないと…。
いづれにしろ佐藤先生、タイヨウ先生がご指摘のように、スペインでの治療はやめることにします。
大きな治療は遠方(外国)になるけれど、英国内でも同じ担当歯科医がコンサルテーションやアフターケアを行っている組織もあるようなので、もう少しリサーチしてみることにします。
また坂上先生ご提案の入れ歯で数ヶ月から数年もたせることができるのであれば、その間にリサーチやインプラントの貯金もできるかもしれませんね。
最後に山田先生が触れられていた歯周病ですが、今回、歯科医院で口内をじっくり診てもらった時に、歯周病の指摘はされませんでした。
また6番のポケット値も素人目ですが外側は4〜5ミリすらあるかないか…。
確かにこのところ歯肉は下がってきていて歯の隙間がとても気になっていますが、これは加齢のためでどうにもならないと歯科医より言われました。
オーバーブラッシングのような気は自分でもしています。
15年程前に日本でブラッシングの指導を受けて以来、つい必死に磨きすぎているのかもしれません。
以上、再度になりますが、本当にていねいなご提案やご意見どうもありがとうございました。
さすが我が母国、ありがとうございます!
私自身、現在問題なく使えている自分の歯を抜いてしまうのにとても抵抗があったので、ほとんどの先生方の残す方向でのご意見がとても嬉しかったです。
イギリスには、婚姻で住んでおりますので今のところの予定では今後も住み続けることになりそうです。
日本でゆっくり治療できれば本当に有り難いところですが。
こちらの歯科医にもあらためて、6番の遠心根を残す可能性について相談した方がいいですね。
でも、これまでヘミセクションや根管治療といった提案をしてくれた医師はこちらにはおらず、このサイト内でも見かけるように、西洋では一般的に、じっくり行っていく必要のある治療よりも抜歯の方が好まれますので、請け合ってくれなさそうではあります。
実際どの医師からも、後の治療はどうであれ、一刻も早く抜くように言われています。
それに本当は抜歯から最終治療まで同じ歯科医に一貫して診てもらいたい気持ちだったのですが、そのようなこともあまり重要ではないようですね。
先生方のご意見を私なりに総じますと、費用さえ何とかなればインプラントがベスト、自分の歯で頑張りたければ6番近心根の抜歯→遠心根の再根管治療→(5番の再根管治療)→665でのブリッジ、の二案になりますでしょうか。
(ここまで書いたところで、タイヨウ先生が似た様なご意見でご回答いただいたのを読みました。)
インプラントの場合、渡辺先生がご指摘のように、慎重に処置してくださる歯科医を見つけることが重要ですね。
ブリッジの場合は、まずヘミセクションや根管治療に同意してくれる医師を見つけることから始まりますが、良い医師を見つけないと、根管治療の成功率はインプラント以下となってしまいますよね。
課題山積みですが、まずは来週に迫った抜歯の予約をキャンセルするかどうか決断しないと…。
いづれにしろ佐藤先生、タイヨウ先生がご指摘のように、スペインでの治療はやめることにします。
大きな治療は遠方(外国)になるけれど、英国内でも同じ担当歯科医がコンサルテーションやアフターケアを行っている組織もあるようなので、もう少しリサーチしてみることにします。
また坂上先生ご提案の入れ歯で数ヶ月から数年もたせることができるのであれば、その間にリサーチやインプラントの貯金もできるかもしれませんね。
最後に山田先生が触れられていた歯周病ですが、今回、歯科医院で口内をじっくり診てもらった時に、歯周病の指摘はされませんでした。
また6番のポケット値も素人目ですが外側は4〜5ミリすらあるかないか…。
確かにこのところ歯肉は下がってきていて歯の隙間がとても気になっていますが、これは加齢のためでどうにもならないと歯科医より言われました。
オーバーブラッシングのような気は自分でもしています。
15年程前に日本でブラッシングの指導を受けて以来、つい必死に磨きすぎているのかもしれません。
以上、再度になりますが、本当にていねいなご提案やご意見どうもありがとうございました。
タイトル | [写真あり] 歯茎が腫れた6番抜歯後、ブリッジorインプラント? (イギリス) |
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質問者 | mfさん |
地域 | 海外 |
年齢 | 43歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 派遣社員・契約社員・嘱託社員 |
カテゴリ |
虫歯治療 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定 抜歯:6番(第一大臼歯) 根管治療の治療法 インプラント治療法 ブリッジ治療法 その他(写真あり) イギリス 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。