再根管治療。「片方の根が閉塞、貫通しなければ抜歯」と言われた

相談者: みかやんさん (38歳:女性)
投稿日時:2008-12-06 01:03:25
こんにちは。


右下7番のを約15年以上前に抜髄したのですが、その後数年おきに激痛が走り、初回の処置以降3回程根管治療のやり直しをしました。

一番最近では一昨年の夏に治療したのですが、最近また痛くなり、違う歯科に行って診てもらったところ

「片方の根にほとんど薬がつまっていないので、根の先に膿がたまって痛くなっている」

と言われ、クラウンと土台はずし治療しなおしてもらったところ

「詰めてあった薬はとれたが、根がカチコチに閉塞してしまっていて、もしかしたらこれ以上あけられない可能性もある、最初の治療以降はそれで薬がつめられなかったのかも。
頑張ってみるがもしあけられなかった場合は抜歯しかない」

と言われました。

今までの先生とは違い、細かい説明もきちんとしてくれる信頼できそうな先生なのですが、先生おっしゃるようにもしこのままあかなかった場合、やはり抜歯しか方法がないのでしょうか?

なるべく抜歯はしたくないので、もし他に何か方法があるなら教えていただけると嬉しいです。


よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-12-06 04:50:02
みかやんさまおはようございます。

15年以上前に抜髄した下の7番がたびたび痛くなって、最近治療をしてもらったところ、根管が詰まっていて根尖まであかないかも知れないとのことなのですね。

その場合は抜歯しかないといわれたが、何とか治す方法はないかとのことですね。


文面から推測すると、おそらく根尖に病巣があり根管形成を試みたが出来そうに無いかもしれないとのことだと思います。

仰るようにこのような場合は治らないことが多いと考えられます、中には治ってしまうこともないわけではないので、とりあえず根管充填をして様子を見ることにしています。


症状が取れない場合は外科的な処置を考えますが、下顎の7番だと歯根端切除は出来ないので、残念ながら抜を選択することになりそうです。

実際にお口の中やレントゲンを拝見していないのでそのあたりはご了承ください。



お大事になさいませ。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-12-06 08:59:28
そうですね‥。


下顎の大臼歯根管治療は比較的難しい部類に入ると思います。

できれば根管治療の専門医の先生に診てもらえるといいのですが‥。


まずは(丁寧そうな)今回の担当の先生に診てもらい、その先生が諦めるのであれば、一度、専門の先生に診てもらいましょう。

通常であれば山田先生のおっしゃられているように「抜歯」になると思いますが、それは最後の手段に取っておいて‥。

回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2008-12-06 09:01:13
塞がっている根管入り口付近に銀イオンを染みこませる方法で、たまに根尖病巣が消えるときが(ほんの数%)あります。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2008-12-06 20:47:03
この質問は過去何回も出てきていますよ^^;
こちらを参考に、

根管治療で、根の一部が閉塞していて、貫通できないと言われました…

神経の先まで通らないので、別の道を作って治療すると言われました

上6番の根管治療中、下6、7番まで10日以上原因不明の痛みでつらい


の先まであけることを、『穿通』といいます。
穿通操作は非常に技術のいるものです。

根の先まで穿通できた方が治療の精度は高くなりますが、根の先まで穿通できていなくても次亜塩素酸ナトリウム(NC)などの化学的洗浄を根気良く行えば、治る場合もありますよ。

私も穿通できないものに関しては、NCで丁寧に洗浄して最終的な薬を入れて様子をみます。


抜いてしまってからでは後には引けませんから、抜く前に他の先生にかかられるのも1つの方法ですよ。



松山先生がおっしゃられる、 

>塞がっている根管入り口付近に銀イオンを染みこませる方法で、たまに根尖病巣が消えるときが(ほんの数%)あります。

この方法を『イオン導入』と言います。
イオン導入を行っている歯科医院もメチャクチャ探せば出てきますよ。
かなりマニアックな治療法なので^^;


機械自体の販売が確か終ったような話を聞いたので、治療出来る歯科医院数は限られると思いますが、これも1つの方法だと思います。
 
この前の学会で機械の作り方の話を学会でしていたような^^;

 

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2008-12-07 00:31:01
こんにちは。

そうですね、意見は出尽くしてると思います。
穿通そのものにそこまでこだわる必要はないと思いますが、望みがあるとすれば根管治療の得意な先生による処置でしょうね。

よく誤解されますが、根に薬が入ってないことが根尖病変の直接の原因ではないですからね。



おそらくダメなのかも知れませんが、歯根端切除術は無理でも、意図的再植術なら試せる場合もあります。

ただされる先生は多くありませんし、そう言えば私もこれは経験ありません^^;


こればかりは実際の根の形態や歯質の残存量にもよりますので、ここで判断することは出来ませんが、どうせただ抜くぐらいなら、経験のある先生を探して話だけでも聞いてみると言うのもひとつの方法かも知れませんね。

今の先生も何らかの意見をお持ちかも知れないですね。


根管治療の得意な先生の根管治療も、意図的再植術も自費診療になる場合もあります(医院によってマチマチ)ので、ご予算と併せて調べてみられてはどうでしょう?


お大事にどうぞ。




タイトル 再根管治療。「片方の根が閉塞、貫通しなければ抜歯」と言われた
質問者 みかやんさん
地域 非公開
年齢 38歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療の失敗・再治療
根管治療に関するトラブル
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
根管充填
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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