自費歯科治療医と保険歯科治療医をかけもちで受診することについて

相談者: ふくさん (42歳:女性)
投稿日時:2009-03-22 09:29:46
いつも色々と参考にさせていただいています。

参考:過去のご相談
助手のいない歯科医・落ち着きのない治療は腕とは関係ないでしょうか
再根管治療で、3Mixという薬での治療しかないと言われた


根管治療のため、自費の医師(マイクロ有り)を探しました。
検査の結果、他にも虫歯のあるが何本かあることが判明しました。(痛みも少しあります。)

先生は、根管治療はもちろん他の虫歯もマイクロで診療されているようです。


ただ私としては経済的な理由により、根管治療以外は、普通の保険医で治療したいと思っています。

先生は恐らくすべて自分で治療するおつもり(口調から)のようでした。

その場合、はっきりと

「普通の虫歯は、他の保険医でします!」

と申し上げても、先生が気を悪くされることはないでしょうか?


少し痛みもあるため、同時に他の歯医者にも通いたいのですが、同時進行で何か問題は発生しますでしょうか?

自費の先生は一部保険を使われていて、保険のダブル使いはできないと聞いたことがあるので心配です。


どうかご意見をお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-03-22 09:48:14
自費根管治療をお願いする先生に、きちんと伝えれば良いと思いますよ。

当院でも自費根管治療のみを希望される方もいらっしゃいますから、希望があればそのようにしております。


ただし、再根管治療などでポストコアが必要な場合については、ポストコアの処置までさせていただいております。

と、いうのもポストコア形成時には、根管治療を行った状況がわかっている歯科医師が行った方が良い場合が多々あるからです。

まずは先生にご相談になることが大事だと思います。


ご参考までに。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-03-22 10:38:40
荒木先生に激しく同意です!!
コアは必ず根管治療の先生にして頂いて下さい。

大学で根管治療の診療室におりました。
コアの形成は補綴科で行うのですが、やはり問題のでることもありましたので、専門医の先生にお願いする方がベターです。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-03-22 10:39:58
>その場合、はっきりと

>「普通の虫歯は、他の保険医でします!」

>と申し上げても、先生が気を悪くされることはないでしょうか?

これは先に言っておいた方がお互いのためだと思いますよ。

私の歯科医院でも抜になるだけ治療に来られ、他の虫歯は保険歯医者さんで治療すると言う方はおられます。


自費の先生は一部保険を使われていて、保険のダブル使いはできないと聞いたことがあるので心配です

根管治療を受けられている歯科医院に保険証を出したのなら、一部保険適応などありませんよ。
ふくさんが保険証を提示して保険で治療を希望された場合、保険で治すのがルールなのですが!?


本当の意味で
「自費の歯科医院」は一切保険が一切使えません。
(検査だけ保険でなどは本当はダメなんですけどね^^;)



早目に自分の考えを伝えることをお伝えした方がいいですよ。

 

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-03-22 15:53:00
こんにちは。
自分的にはすごくタイムリーなんですが・・。

ふくさんのお考えの様に、

根管治療(〜出来れば土台まで)は自費
・それ以外は保険(←他の医院で)

と言うのが、今最高に費用対効果の高い選択だと思いますよ^^



保険を利用すると、みんなで貯めたお金を使っての治療なので当然ですが、本当に様々なルールに縛られてしまいます。

ですので、ひとつの医院で保険も自費も、と選択する場合、合理的でない方法を取らざるを得なくなる場合がとても多いと思います。



例えば根管治療の場合。

1)診査・診断、治療法の相談

2)古い冠・土台の除去

3)根管治療

4)新しい土台の装着

5)新しい冠の装着



と言う流れになるのですが、保険での治療は、医学的に良いとか悪いとかではなく、その流れの整合性が重視されますから、1)が保険なら、その後順番通りにどこかまで進まなくてはなりません。

自費治療は保険の話とは関係ありませんから、存在しないものと考えて、例えば根管治療だけ自費にして、

1)→2)→ →4)→5)

と進むとNGとなります。


 →2)→3)→4)→5)

もダメです。


1)→2)→転院

と、途中で終わるのはOKですし、

1)→転院

もよくある話だと思います。



あとややこしいのは、4)〜5)は一連の処置?と考えて

1)→2)→3)→4)→転院

はOK(転院先ではまた1)→5)になります)ですが、

1)→2)→3)→4)→ 5)だけを同じ医院で自費

はNGです。(自分で書きながらもややこしいですね・・^^;)



要は、保険は保険のルールに則って、それとは別にもうひとつの医院とかけもちした方が、色々すっきりすると思います。



それで後は価値観の話にもなるのですが、1)から5)までを徹底的に自費でやってもらうのがおそらく1番良さそうではあるのですが、そこまでのお金をかけたくない、あるいは価値を感じない場合はありますよね。

そういう場合、自分だったら、圧倒的に前半部分にだけ絞ってお金をかけたいです。

予算に応じて、1)から順番にいけるところまでを自費、

無理な残りは保険(※ふくさんのパターン)というのが理想的だと思います。(※・・が、一施設では、ルール上NG)

現状で比較的すんなりと出来る、

前半保険 後半自費 の組み合わせは、地盤調査〜基礎工事をそこそこにしておいて、外壁だけを金バリ・・みたいな感じで、個人的にはこれはどうなのかなと感じます。

大きな工事の前半(診査〜根管治療・土台)を自費でしっかり、後半は金張りならぬ銀バリ、その他の小さな工事も今回はそこそこにしておいて・・という発想でもいいのではないでしょうか。



・・と言うのが患者さんの立場で考えた場合の話です。



それで実際問題、例えば同じ医院で丁寧な自費診療と、丁寧な保険診療が本当に両立するか、というところが歯科医の立場としては非常に頭の痛いところです。

たぶん熱心な先生は必ずぶつかる問題なのだろうと思いますが。。。



今現在私が歯科医院を建てているのですが、丁寧で良質な自費診療を前提に、マイクロ等の機械や設備を準備していったところ、医療機器への投資が普通の医院の倍、1日で診られる患者さんの数が普通の医院の4分の1ぐらいの構造になってしまいました。

「ました」・・って、うっかりそうなってしまった訳ではないのですが、やっぱりそうなってしまったんですよね^^;



このサイトでは使い古された例えかも知れませんが、料亭をファミレスの様に使っても・・と言う問題が、実際に発生してしまいます。

いつも同じことを書いているのですが、私自身はファミレスも大変よく利用しますし、ファミレスならではの良さが非常にあると思うのですが、同じ施設で両方の良さを両立させようと言うのは、たぶん無理があるのではないかなぁ、と。

最近あらためてそれを感じているところです。



ですのでこれはあくまで個人的な意見ですが、ルール上も医学上も安全上も、自費と保険は施設を変えて賢く使い分けるというのがこれからの新しいスタイルになっていくのではないかなぁと、自分では思っています。

・・と言うか、自分が患者の立場ならそうすると思いますしね。



それを見て担当の先生がどう感じるかは人それぞれなので分かりませんが、やはり後で変な誤解の生じない様、ふくさんの方からは注意深くやりとりをされた方が良いと思いますよ。

他の先生方の仰るとおり、両方の先生に話は通しておくのが本来は筋だと思います。

が、まだまだ一般的な方法ではないのも確かですよね。



分かりにくかったかも知れませんが、参考までにされて下さいね。



個人的には、ふくさんの選択は素晴らしいと思います^^

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ふくさん
返信日時:2009-03-23 08:08:46
荒木、佐藤、井野、渡辺先生、回答、本当にありがとうございました。

渡辺先生、まもなく開業予定でいらっしゃるのですね。おめでとうございます!! 


とりあえず、根管治療だけ自費で・・、というやり方も可能であると知り、本当に安心致しました。

先生には、自分の事情も含め、失礼にならないよう早めにお伝えしたいと思います。


ここのコーナーには本当に助けられています。
ありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ふくさん
返信日時:2009-03-23 08:22:48
すみません、再度質問させてください。


今、少し混乱しているのですが、自費主体でしている先生が、一部の保険で治療をすることは可能でしょうか?
違法にはならないのでしょうか?


例えば、根管治療はマイクロで自費治療をしてもらっている先生に対して・・。

「先生、他の虫歯の歯は、マイクロを使わずに保険で治療してください。」

「了解。じゃあこっちの歯は保険内で治療するよ。」

なんて会話は成り立つのでしょうか??


どうかよろしくお願い致します。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-03-23 10:26:42
まず保険医は自分が保険医となるよう届出をしています。
そして医院も保険診療を行いますという届出をします。

その医院に健康保険証を持参して提示され治療に訪れた方がいれば、これは保険治療の対象になります。
また保険証を提示して受けに来ている方の、保険で治療できるはずの事を保険外でしてはいけない事になっております。

なので自費が主体なのかどうかは関係ありません。


逆に保険医として登録していない先生は、健康保険は取り扱っていないということになります。

まずその先生が健康保険を扱っているのかどうかを聞いてみないと判りません。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-03-23 15:45:20
その主治医が保険の登録をされているのか?
ここがカギですね?

治療可能でしょうが、もしかしたら、同じ先生でも治療の質が変わるかも知れません。
手間や時間に制限がかかりますからあたりまえですけど。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ふくさん
返信日時:2009-03-27 20:02:59
田中先生、佐藤先生
回答ありがとうございました。
(お礼の返信が遅くなり申し訳ございません。)

やはり同じ先生にそういう処置をお願いすること自体、どことなく不自然な感じがしてきました。
(先生からのご提案ならともかく・・。)

きっちりと分けて考えたいと思います。

ありがとうございました。



タイトル 自費歯科治療医と保険歯科治療医をかけもちで受診することについて
質問者 ふくさん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ その他(歯科治療関連)
その他(保険と保険外)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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