メタルコアや部分被覆冠は、歯列矯正を予定している場合には不向き?

相談者: cinemableuさん (35歳:女性)
投稿日時:2009-03-30 09:11:58
よろしくおねがいします。

下顎第二小臼歯根管治療をしなければならならず歯医者様をさがしています。

破折のことを考えるとコアはファイバーコアがいいとうかがいます。

でもファイバーコアはベースはレジンだから吸水してしまい、雑菌などが入ることもあるから、メタルの方がいいという人もおられました。
そうなんですか?


それと、将来矯正をしようと思っているのですが、その場合メタルコアを入れて矯正器具でを押したら、なおさら破折しそうな気がしますが、それは大丈夫なのでしょうか。

クラウンについても、歯をすっぽり覆う形にしないと強度的に危ないと言われる場合と、一部だけ自分の歯を残してオンレーにしてもらえるという場合がありますが、それらのことをうかがったときにはまだ矯正を考えておらず

「矯正するつもりだけど」

ということは申し上げていませんでした。


すっぽりと金歯にするということは、それだけ歯を削るのだから弱くなり破折の危険が高いという意見orすっぽり覆った方が強度が高いと言う意見、矯正すると言う点も加味した場合どちらが大きいのでしょうか。

歯がまるごと金歯になってしまうのは悲しいので、問題がないならオンレーにしたいところですが、のちのち破折の危険が高いなら、とも思います。

3件の質問になってしまいましたが、何卒よろしくお願い申し上げます。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-03-30 09:17:50
矯正と破折の関係のみについて。

矯正の力は極弱いもので、破折の心配は有りません。

コアーのメタルかフアイバーかはこのサイトでも出たことが有ります。
参考にしてください。

私的にはにはフアイバーコアーは使用しない方針です。
大臼歯にはフアイバーコアーは必要有りません。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-03-30 09:33:32
おはようございます

>破折のことを考えるとコアはファイバーコアがいいとうかがいます。

理論的にはそうです。
ファイバーコアは"しなり"を持っているとお考えください。
どんな症例もしなりが必要か?
たとえば、大臼歯にはそんなにしなりは必要ないと思います。
症例に応じてです。


>でもファイバーコアはベースはレジンだから吸水してしまい、雑菌などが入ることもあるから、メタルの方がいいという人もおられました。

レジンがだめと言うならば、虫歯でレジンを使う治療ができなくなります。


>一部だけ自分のを残してオンレーにしてもらえるという場合があります・・・

オンレーは部分被覆冠と言いまして、歯の一部分だけ削らずに残す方法です。
諸説いろいろありまして、長所短所をそれぞれ持ち合わせています。
このタイプは、形成が難しいです。
部分冠の基本形的な形成ができる先生はそう多くはないと思っています。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-03-30 09:46:34
大変良く調べられてお勉強されたことは素晴らしいことであると思います。

しかし、医学的判断に基づかないご自身での処置方針の決定や希望は
どちらかというと、不幸な結果になりかねないので、主治医とする人のご判断に従って下さい。


?『ベースはレジンだから吸水してしまい』 

関係ありません。


?『なおさら破折しそうな気がしますが』

全く問題ありません。


?『どちらが大きいのでしょうか。』

噛み合わせがかかわるので、診察なしで判断は不可能です。
また、矯正希望とのことですが、年齢から考えて、すぐに始められるでのあればいいですが、そうではない、希望や願望レベルならば矯正のときのことはあまり考えなくても問題ありません。


コアの材質の決定に関して、補綴の形態に関して、直接の診察がないと正しい判断やアドバイスは不可能です。


経験値が高く、よく勉強しておられる先生の診察をうけ、ご判断を仰いで下さい。
無事治療が終わりますようご祈念致しております。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-03-30 09:56:27
ファイバーコアがよいか、メタルコアがよいか・・・このあたりはイロイロと意見が分かれるところでもありますが 一つ確かなことは、歯肉縁上に3ミリ以上の歯質が残っており、

「コレくらいが残っていればコアなんて入れなくてもいいじゃない?」

てなケースにはファイバーコアでもいいでしょう。


でも、あまり歯質が残っていないケースではメタルコアがいいでしょうね。

私もメタルコアは嫌いじゃないです。
なぜか。 


メタルコアで歯が折れるなんて殆ど皆無だからです。

松山先生がメタルコアを押すのも恐らくそういうことじゃないでしょうか?

キチンと作られたメタルコアですと、まず歯が折れるなんてことはないです。

できの悪いメタルコアと できのいいファイバーコアを比較するからファイバーが良い と なってしまっているのです。 

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-03-30 10:56:02
>できの悪いメタルコアとできのいいファイバーコアを比較するからファイバーが良いとなってしまっているのです。

激しく同意します。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-03-30 14:12:57
すみません、お言葉を返すようですが、念の為。

メタルコアファイバーコアと一括りで論じる事は、危険ではないでしょうか?

オピアンに代表される根治根充の方法が一世を風靡した後始末として、確かにメタルコアの装着での破折がとても良く見受けられるので、メタルコアがと言う現時点での見解が一般的なのかも知れません。

しかし、大津先生ご自身がオピアンが流行しているその時に、今している連中は歯質を削り過ぎる、とお怒りでした。
私はそのお言葉を直接お聞きしています。

結局、治療全体の中で考えて根管形成、コア形成、装着(接着)、フェルール歯冠歯根比、咬合条件、等々色々絡み合って選択はそれぞれのDRがするもので、そう言うのが積み重なって全体的傾向がやっと掴める程度、と考えていただいた方が安全では、と考えます。

ペリオ、インプラント義歯全ての治療に置いて、そのDRの個人データが優先すると思いますので、先生と話し合って納得するしかないと思われます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: cinemableuさん
返信日時:2009-03-31 02:57:53
松山先生、ありがとうございます。

矯正の力は弱いから、破折は気にしなくていいんですね。
安心しました。

松山先生はメタルコアがいいとお考えなんですね。

大臼歯にはフアイバーコアーは必要有りません。

とのことですが、私の場合第二小臼歯なんですが、どうでしょうか。



松田先生、ありがとうございます。

>大臼歯にはそんなにしなりは必要ないと

ということは、第二小臼歯の私の場合しなりが必要で、ファイバーの方がベターそうなんですね。


レジンがだめと言うならば、虫歯でレジンを使う治療ができなくなります。

けっこう、レジンで補修したところが凹んで来て難儀していたりします。
あの、もしかすると、レジンもやはり自由診療のところだといいのを使っていて磨り減らない、なんてことありますか?


>部分冠の基本形的な形成ができる先生はそう多くはないと思っています

そうなんですね。
なにか、保険から外れてしまって技術が失われつつあるとか読んだ覚えがあります。
ただ、部分冠をしてくれるという先生はいて、

「うちはいい技工士を使っているからこのようなことができるのだ!」

とおっしゃっていました。
それが本当かどうかは分からないですが、本当だとして、部分冠と全体を覆うのでは、やはり強度に大きな違いがあるのでしょうか?
とくに矯正をした場合に。



佐藤先生、ありがとうございます。

?、?、すぱっとご回答ありがとうございます。
?について、矯正は早急にしなければと思っています。

でも、それも診察しないと分からないことなんですね。
矯正については、怖い話しも聞きますから、いいところを捜したいと思っています。
(が、その前にまず、根菅治療ですが)
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: cinemableuさん
返信日時:2009-03-31 03:32:49
タカタ先生、ありがとうございます。

タカタ先生は、メタル推しなんですね。
ファイバーコアについて「レジンの部分が水を含んで細菌が入ったりするマイナス面」という意見については、いかがでしょうか?
そんな話は聞いたことがない感じでしょうか。

ちゃんとクラウンが作られていれば、気にしないでいいものなのか、そのへん分からないものだから、メタルにしておいたほうがいいのか。知りたいです。

メタルコアにすると、もしかして、関連して部分冠より全体を覆う冠してをがっしりつかんで、破折を防ぐようにしたほうがいいとか、ありますでしょうか。


田中先生、ありがとうございます。

田中先生もメタルがいいとお思いなんですね。



松元先生、ありがとうございます。

ちょっと難しい話で私には理解できない言葉も多いですが、要するに、主治医の先生と話し合って決めるべしということですね。
そういうのってすごくよくわかります。
しかしその主治医の先生はどうやって決めたらいいのでしょう?

私は以前、信頼しきっていた主治医の先生といろいろトラブルがあり根の病気になったので(いろいろあると思いますが本当です。詳細は割愛しますが、ラバーダムつかってなかったのは確か。)、今度こそきちんと色々な知識と経験を持った先生に治療していただきたい、そうでなければ怖くてとてもお任せできない。
(また同じ目に遭う!)
というのがあります。

ちょっと前に歯オタのメルマガで「いい病院のさがしかた」のような記事があり参考になりましたが、なかなか、それで選ぶのは難しいものがありました。



ただ、直感的に、妙に信頼感の高い先生がひとりいらっしゃいます。会うと歯の痛みが薄れるような。

でも、メタルコアになるかもしれないし、絶対に全体を覆うクラウンしかしないということで、その二重苦で、踏み切れないでいます。

大学病院保険だし、マイクロスコープは使ってくれなさそうな感じもあります。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: cinemableuさん
返信日時:2009-03-31 03:51:58
申し損ねましたが、部分冠をしてくれるという先生が提示するのは、5分の4冠です。

残りの1面も上のほうは冠になるそうです。それでも残るとうれしいですが。

「全体に冠をかぶせると、その分を削って薄くなるから強度が落ちる。強度のためにはむしろ部分冠がいいのだ。ふちの長さが長く複雑になるから、難しくなるが」

とのことでした。
でも全体を覆った方が強度が強いと言う意見も聞き、それももっともに思われるので、踏み切れません。


松元先生が

>全ての治療に置いて、そのDRの個人データが優先すると思いますので、先生と話し合って納得するしかないと思われます。

とおっしゃるのはよくわかるのですが、(DRってこの文脈の中では患者を表していそうですが、一つ上の文脈の中では歯医者を表していそうですね)それを踏まえたうえで、一応、医学会ではどういうことになっているのだろう?と知りたいのです。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-03-31 06:15:08
cinemableuさまおはようございます。

ずいぶん勉強なさっていて感心いたします。
私はフアイバーコアーを昨年中頃から導入しました。

今まで使ってなかった理由はコア用レジン象牙質の接着性について懐疑的に考えていたからです。

ところが昨年から歯根の垂直破折の接着修復を手がけるようになりその予後観察からスーパーボンドと象牙質の接着強度が十分咬合圧に耐えられることがわかってきました。

このことからファイバーポストをスーパーボンドで根管に接着して未重合の間にその上にコア用レジンをビルドアップするというアイデアに気づきました。

この方法だと象牙質とファイバーコアの接着及びコア用レジンとの接着が一度に解決できるのです。

このようなわけで今は感染の無いクラックの入った症例などには積極的に使っています。

将来矯正治療の計画があるなら唇面のエナメル質が残っている方がブラケットを装着する場合断然有利になります。

したがってエナメル質を残す方向で出来る修復方法を主治医に尋ねてみられてはいかがでしょうか。

参考になさってください。

コア(支台築造) http://yamadashika.jugem.jp/?cid=139

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2009-03-31 06:23:12
>田中先生もメタルがいいとお思いなんですね

いいえ、適材適所だと思っています。
タカタ先生に同意したのは、知識がなければ何でやっても同じ。
知識があって物の特性を知り使えるなら、やはりどちらでやってもお任せして大丈夫。
という意味です。

メタルコアだから歯根破折するのではなく、松元先生のおっしゃっているようにその先生がどれだけ幅広く知識と経験を持っているかに結果が左右されるという事で、結局どちらが良いということよりもこちらの方が重要ですという内容を皆さん書いておられるわけです。

ただこの場において、どれだけの状態でコアを入れるのかは回答者全員判らない部分であるため、ひとつに絞っての見解はいたしかねます。

またどのような状態で保存されるなのか判らないという点で考えると、一般的に考え全体を金属で被覆することに大きな抵抗を感じておられる事は重々承知の上で、4/5冠よりもフルクラウンのほうが安全と考えるべきでしょう。

レジンが吸水するということはクラウンの適合が悪いということにつながりますので問題外です。
余程の長期間を水に浸け続けなければレジンの劣化は起こらないと思います。

今のcinemableuさんはお調べになった事柄の中のよくない部分ばかりを見ていると思います。

どなたも同じです。
そういう部分の方が強調されて書かれますし、読む側もそちらの方が目に付きます。

このために担当医が自信を持ってお勧めできる物すら拒否されてしまっては本末転倒です。

まず先生が見つかったならそこで今一度ご質問され、その中で出た疑問点をご質問いただいたらよいと思いますよ。

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2009-03-31 11:31:29
全ての歯科治療において言える事だと思うのですが、

 医学的に「絶対に間違っている!」と言う処置

と言うのはあります。
しかし、

 「絶対にこの方法で無ければならない」と言う処置

はありません。

長年の実績があるのはメタルコアです。
ファイバーポストコアの実績はまだ数年です。
(国内で最初に発売されたペントロン社のファイバーコアが2005年だったと思います)

ファイバーポストコアに精通された先生であればファイバーコアの適応範囲は広がります。
(ちなみに僕はここ数年メタルコアは一切行っておりません)


僕自身の事を書けば、歯科医師になって10数年ですが、明らかにメタルコアが原因で歯根破折を引き起こしたケースは1ケースも無いと思います。

また、他院さんの処置でレジンコアまたはファイバーコアが原因で歯根破折してきたケースは1ケースもありません。

しかし、メタルコアが原因であろうと思われるケースは多数経験しております。


諸先生方の書かれているように「すべてケースバイケース」だと思いますし、「自分ならこの材料が最も確実だ」と思う材料を選択すると思います。

僕は現在、全てのケースでレジンコアまたはファイバーポストコアです。
しかし、メタルコアそのものは否定していません。
「上手な先生が行えば」メタルコアでも良いと思っています。



 治療の成績=ドクターの技術+材料

ですから、cinemableuさんにとって「妙に信頼感の高い先生」がいらっしゃるのであれば、その先生を信じて治療を進めていくことこそ、cinemableuさんにとって「最良の治療結果が得られる」と思います。

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2009-03-31 14:35:49
あのね。

私は別に メタルを推奨していませんしファイバーポストも推奨していません。

論文やら、偉い先生の意見やら いろんなものを皆さん参考にしながらも、「あれがいい!これがいい!」と翻弄されているのが歯科界です。

そうでは"いけない"と ただ そう言いたいだけなのです。

いろんな理屈を並べて帯冠効果だとか、歯質だとか、いろいろかっこいいことを私どもは言っていますが、最終的には、その歯科医師の経験と勘に頼るのです。

あとは、そのDrを信用できるかどうか ただそれだけです。


私の恩師に言われた言葉があります。


『素人は道具に振り回される
 玄人は道具を使いこなす
 達人は道具を選ばない』


まさにそのとおりだと思います。

材料はあくまで下支えをするものであって、歯科治療の予後を”確実に”決定付けるというわけではありません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: cinemableuさん
返信日時:2009-04-01 07:05:11
山田先生、ありがとうございます。

山田先生は、ファイバーコアをよいとお思いなんですね。
(いえ、今あえて「の方が」という表現は避けました。)

>将来矯正治療の計画があるなら唇面のエナメル質が残っている方がブラケットを装着する場合断然有利になります

すみません、これって、全体を覆うクラウンより、5分の4冠の方がいいかもしれない、という意味に受け取っていいでしょうか?

もしそういう意味ではないのでしたらすみません。
知識がぽちぽちしかないので、理解が遅くて申し訳ありません。
ご回答いただけるとありがたいです。


田中先生、ありがとうございます。

>知識があって物の特性を知り使えるなら、やはりどちらでやってもお任せして大丈夫。という意味です。

そうでしたか。せっかく書き込みいただいたのを誤読してしまい申し訳ありません。

クラウンはやはり全部の方が安全なのですね。


>先生が見つかったならそこで今一度ご質問され

いえ、先生はまだ見つかっていないのです。



タイヨウ先生、ありがとうございます。

ケースバイケースなのですね。
でもタイヨウ先生はファイバーコアでしかなさっていないということは、ファイバーの方をより信頼なさっているということでしょうか。

「上手な先生が行えばメタルコアでも良い」ということは、歯医者さまの腕がわからない現状では、ファイバーの方が安全である確立が高いということになりますよね。


>「自分ならこの材料が最も確実だ」と思う材料を選択すると思います。

そうかもしれませんが、もともとのその歯医者さんの知識や技術に問題があれば、間違った治療方法を選ばれてしまうかもしれません。

そんなことは起こりえないこと――と言えればいいですが、実際はそれは多いというか私が根の先の病気になったのは、まさにそれが原因でした。

ですので、今度こそ本当にいい歯医者さんを探さないといけません。
いい歯医者さんの見分け方は、このサイトを読んでも「不明」としか言いようがなく。

すると、「いい歯医者さんかどうか見極めるためには『適切な治療法』をしてくれるかどうか」で判断するしかありません。


しかし、

「それぞれの先生が自分にとって最も適切な治療法をすると決まっているのだから、患者は治療法についてうんぬんする必要はない」

ということになると、やっぱり話が最初に戻ってしまい…メビウスみたいですね。

「妙に信頼感の高い先生」は、勘でそう思うだけで、客観的に本当にいい先生かどうかは分からないのです。


タカタ先生、ありがとうございます。

>私は別に メタルを推奨していませんしファイバーポストも推奨していません。

誤読してしまい、申し訳ありません。

>メタルコアでが折れるなんて殆ど皆無
>キチンと作られたメタルコアですと、まず歯が折れるなんてことはない
>できの悪いメタルコアとできのいいファイバーコアを比較するからファイバーが良いとなってしまっている

という部分から、メタルコアが否定されている現状に異を唱えていらっしゃるのだと解釈してしまいました。
誤読してご不快にさせてしまったのなら、お詫びいたします。


>あとは、そのDrを信用できるかどうか 

そうですね。
でもとても困っているのは、どうしたら信用できる先生かどうか分かるのだろう?ということなのです。

勘など感情に振り回されるものはだめだし、衛生士さんの性格もある程度参考になるとは思うけど、やはりその人その人の性質だろうし、設備があるからといって、おっしゃる通り「素人は道具に振り回される 達人は道具を選ばない」ということでしょうし。

もちろん院内が不衛生な病院は避けますが、前だってそうやって失敗したのです。

実際に治療されてみなければ分からないですが、治療されたときにはもう遅いですからその手はだめです。

そうなると、
「適切な治療方法を提示してくれるかどうか」で選ぶしかなく、このような質問をするに至ってしまうのです。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: cinemableuさん
返信日時:2009-04-01 07:10:32
話は堂々めぐりになってしまうので、コアに関してはこれ以上追求を避けます。

またも私の読解ちがいでご不快になれた方がおられましたら、申し訳ありません。


コア以外の話で、クラウンに関してもう少しご意見がいただけますと嬉しいです。
矯正を考慮に入れた場合、5分の4冠とフルクラウンとどちらがいいのか。ご意見がうかがいたいです。

これまでのところ回答2で言及だけあり、回答8で(注つきながら)フルクラウンが安全だというご意見、回答7で「エナメル質を残したほうがいい」というご意見(これはクラウンに関する話かどうか、もう一度お尋ね中)、といったところです。


それと、質問が増えてしまうのですが、根管治療をして、コアを入れて、仮歯を入れて矯正をして、矯正が終わってからクラウンを入れるという方法は良い選択でしょうか。
回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2009-04-01 07:33:58
矯正をする際には、クラウンは作り直しになるケースが多いです。
ブラケット接着の問題と、除去時の破折の問題)

よくあるのは矯正中は仮歯にしておいて、矯正後に本格的なクラウンにするという方法です。

ですので、

根管治療をして、コアを入れて、仮歯を入れて矯正をして、矯正が終わってからクラウンを入れるという方法

これは良い方法だと思いますよ。




>5分の4冠とフルクラウンとどちらがいいのか?

これもコアと全く同じ話になってしまいます。

フルクラウンと5分の4冠を比べた場合、5分の4冠のほうが精度を高くすることが困難なため、補綴が得意な歯科医師であれば5分の4冠でも素晴らしいものができると思いますが、一般的にはフルクラウンにしたほうが安定した精度のものができます。



あと、歯科医院選びでご苦労されているようですが、これは正直僕たちでもなかなか分からないところなんです。

この問題を解決するためには、より多くの歯科医師が自ら情報発信を行うということが必要だと思い、いろいろと頑張っていますが、高いハードルがたくさんあってそう簡単にはいかないのが現状です。

それでも、多くの人がより自分に合った歯科医師を見つけ、よりで悩むことがなくなるように活動を続けていきたいと思っていますので、期待していて下さい。

現状ではこれ以上は無理です〜(^^;)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: cinemableuさん
返信日時:2009-04-03 04:27:06
田尾先生、ありがとうございます。

>よくあるのは矯正中は仮歯にしておいて、矯正後に本格的なクラウンにするという方法です。

そうなんですか。
ありがとうございます。その方法でしたいと思います。


>これもコアと全く同じ話になってしまいます。
>一般的にはフルクラウンにしたほうが安定した精度のものができます。

そうですか。
とすると、今思ったのですが、「5分の4冠ができる」とまで言った歯医者さんで、フルクラウンにしてもらうと、一番安全かもしれませんね。
いやできると言っているのに断ったら指図しているみたいで微妙ですが。


>高いハードルがたくさんあってそう簡単にはいかないのが現状です。

そうですか…。

歯医者さん選びは、本当に難しい問題で素人にはまったくどうしていいか分からない状態です。
しかも選び間違えると一生の問題になりかねない(なった)重大問題なのに。


>よりで悩むことがなくなるように活動を続けていきたいと思っていますので
お願いします。
現状唯一の助けとなるのが、歯チャンネルなどネット上の情報です。
(本などで出版するとなると「高いハードル」がより高くなるに違いないので、患者からしてみると、ほかに手段がないのでした。)
回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2009-04-03 06:31:01
>すみません、これって、全体を覆うクラウンより、5分の4冠の方がいいかもしれない、という意味に受け取っていいでしょうか?

どのような状態で歯質がのこっているかわかりませんが敢えて4/5冠にしなくてもいいと思います。
ファイバーコアで支台を作っておいて舌側はレジンのままでもいいと思います。

矯正治療が終ってから補綴方法を考えてもいいかもしれません。

回答 回答13
  • 回答者
回答日時:2009-04-03 09:49:24
>「上手な先生が行えばメタルコアでも良い」ということは、お医者さまの腕がわからない現状では、ファイバーの方が安全である確立が高いということになりますよね。

そうですね。
特に僕みたいな歯科医にとっては‥ね。^_^;

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: cinemableuさん
返信日時:2009-04-04 07:27:52
山田先生、ありがとうございます。

すると、元のお書き込みの

>将来矯正治療の計画があるなら唇面のエナメル質が残っている方がブラケットを装着する場合断然有利になります、

というのはどういう意味だったでしょうか。
「唇面のエナメル質」というのは、どこのことなのか分からなくて困っています。

第二小臼歯の5面ある面のうち、ほっぺの内側にあたる部分の、外側の5分の1面のことじゃないでしょうか。

(もし、そうだとしても「山田先生が言ったから!」とかいって責任をとらせたりしないので、上の書き込みの正しい意味をお教えください。)

「将来矯正するなら、ある面はクラウンをかぶせず、生のエナメル質を残しておくのがよい」という意味に受け取れたんですが、違っていたでしょうか。


>矯正治療が終ってから

それもあるかもしれませんが、一応、コアやクラウンの方向性によって行く歯医者さんが変わってくるので、見通しを考えておきたいのです。

「唇面のエナメル質」というのがどこのことかご教示いただければ幸いです。



タイヨウ先生、ありがとうございます。

やはりファイバーの方がいいんですね。
回答 回答14
  • 回答者
回答日時:2009-04-04 08:08:27
>ほっぺの内側にあたる部分の、外側の5分の1面のことじゃないでしょうか。

そうです、この部分にブラケットをダイレクトボンドで接着するのでエナメル質が残っていないとできません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: cinemableuさん
返信日時:2009-04-06 06:28:40
山田先生、ほんとうにたびたび、ありがとうございます。

フルクラウンをかけてしまってから、矯正、という方法は避けてみようと思いました。


みなさま、長いこと、本当にありがとうございました。



タイトル メタルコアや部分被覆冠は、歯列矯正を予定している場合には不向き?
質問者 cinemableuさん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 支台築造その他
詰め物、インレーその他
クラウン(差し歯・被せ)その他
歯列矯正(矯正歯科)その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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