衛生士として過去に行ったフッ素の量の安全性、中毒量が心配です
相談者:
おすしさん (25歳:女性)
投稿日時:2009-04-06 22:57:32
以前、歯科衛生士をしていた者です。
【過去のご相談】
・歯科麻酔の針が指にささり、患者に使われたことを悔やむ衛生士の友人
フッ素のことで心配なことがあり、質問させていただきます。
以前、1〜2歳児くらいの子供にフッ化ナトリウムを塗布したことがあります。
その子はうがいができず、ふき取ることもできずそのままの状態で帰しました。
その時のフッ素の量が多すぎたような気がし、とても心配です。
学生の頃に悪心嘔吐量や致死量を勉強したことを思い出し、教科書などで調べたのですが、よく理解できません。
「悪心嘔吐発現フッ素量」と「悪心嘔吐発現溶液量」の違いもよく理解できませんでした。
どうしても多めに塗布してしまったような気がし、その子供になにか起こっていないかが気になります。
また、私の勤めていた歯科医院ではメインテナンスの際に、最後にフッ化ナトリウムを塗布し、数分後にうがいをしてもらっていました。
1か月ごとの患者様には1か月ごとにです。
教科書を見ると、フッ化ナトリウムの塗布は年2回となっていました。
こちらも結果的に塗布しすぎなのでしょうか。
勉強不足で申し訳ありません。
回答お願いいたします。
【過去のご相談】
・歯科麻酔の針が指にささり、患者に使われたことを悔やむ衛生士の友人
フッ素のことで心配なことがあり、質問させていただきます。
以前、1〜2歳児くらいの子供にフッ化ナトリウムを塗布したことがあります。
その子はうがいができず、ふき取ることもできずそのままの状態で帰しました。
その時のフッ素の量が多すぎたような気がし、とても心配です。
学生の頃に悪心嘔吐量や致死量を勉強したことを思い出し、教科書などで調べたのですが、よく理解できません。
「悪心嘔吐発現フッ素量」と「悪心嘔吐発現溶液量」の違いもよく理解できませんでした。
どうしても多めに塗布してしまったような気がし、その子供になにか起こっていないかが気になります。
また、私の勤めていた歯科医院ではメインテナンスの際に、最後にフッ化ナトリウムを塗布し、数分後にうがいをしてもらっていました。
1か月ごとの患者様には1か月ごとにです。
教科書を見ると、フッ化ナトリウムの塗布は年2回となっていました。
こちらも結果的に塗布しすぎなのでしょうか。
勉強不足で申し訳ありません。
回答お願いいたします。
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2009-04-07 09:47:05
はい。
ではお答えいたします。(^−^)
フッ化物の急性症状発言閾値は、体重1kgあたり2mgFと言われています。
フッ化物塗布用のゲル1gや綿球に染み込ませるタイプのフッ化物には通常、約9mgのフッ化物が含まれています。
体重10kgの小児(約1歳)の場合、中毒発現閾値は20mgであると計算できますから
20mg > 9mg
となり、十分に安全域であると言えます。
>1か月ごとの患者様には1か月ごとにです。
これは少し回数的には多いかも知れませんが‥。
(多くても3〜6か月に1回くらいがいいですね)
ただ、どんなタイプのフッ素を使用していたかによっても違います。
僕の知っている医院さんでは「家庭用のフッ素ジェル」を塗っていました。(゜o゜)
それって意味ないだろ‥みたいな(笑)。
逆に、それだったら安全は安全ですよね^_^;
ではお答えいたします。(^−^)
フッ化物の急性症状発言閾値は、体重1kgあたり2mgFと言われています。
フッ化物塗布用のゲル1gや綿球に染み込ませるタイプのフッ化物には通常、約9mgのフッ化物が含まれています。
体重10kgの小児(約1歳)の場合、中毒発現閾値は20mgであると計算できますから
20mg > 9mg
となり、十分に安全域であると言えます。
>1か月ごとの患者様には1か月ごとにです。
これは少し回数的には多いかも知れませんが‥。
(多くても3〜6か月に1回くらいがいいですね)
ただ、どんなタイプのフッ素を使用していたかによっても違います。
僕の知っている医院さんでは「家庭用のフッ素ジェル」を塗っていました。(゜o゜)
それって意味ないだろ‥みたいな(笑)。
逆に、それだったら安全は安全ですよね^_^;
相談者からの返信
相談者:
おすしさん
返信日時:2009-04-07 13:00:16
回答2
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2009-04-07 14:02:39
ゴクゴクのませない限り大丈夫です。
全く問題ありません、。
唾液中のカルシウムとあっと言う間にくっついてしまい、無害なフッ化カルシウムに変身してしまいます。
必要以上のフッ素は、体にそう簡単に入り込めない仕組みなんです。
化学の時間に元素の周期表を習いませんでした?
あれは、どれだけ他の物をくっつきやすいか?順なのですが、Fフッ素はかなり前の方で、カルシウムのかなり前なので、二つがあっという間に結びついてしまい、そのまま排泄されるので無用な心配は不要です。
使った量じゃないですから、体に取り込んだ量ですからね。
全く問題ありません、。
唾液中のカルシウムとあっと言う間にくっついてしまい、無害なフッ化カルシウムに変身してしまいます。
必要以上のフッ素は、体にそう簡単に入り込めない仕組みなんです。
化学の時間に元素の周期表を習いませんでした?
あれは、どれだけ他の物をくっつきやすいか?順なのですが、Fフッ素はかなり前の方で、カルシウムのかなり前なので、二つがあっという間に結びついてしまい、そのまま排泄されるので無用な心配は不要です。
使った量じゃないですから、体に取り込んだ量ですからね。
相談者からの返信
相談者:
おすしさん
返信日時:2009-04-07 18:25:05
回答ありがとうございます。
佐藤先生の回答を読みとても安心しました。
何度も聞くようですが、タイヨウ先生が多くてもフッ素塗布は3か月〜6か月に一回がよいと書かれています。
1か月ごとに塗布していた患者さまにも、何も起こっていないのでしょうか。
私のした処置で、誰かが苦しんでいるかもと思うと心配で心配でどうしようもなくなります。
佐藤先生の回答を読みとても安心しました。
何度も聞くようですが、タイヨウ先生が多くてもフッ素塗布は3か月〜6か月に一回がよいと書かれています。
1か月ごとに塗布していた患者さまにも、何も起こっていないのでしょうか。
私のした処置で、誰かが苦しんでいるかもと思うと心配で心配でどうしようもなくなります。
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2009-04-07 18:50:08
>多くてもフッ素塗布は3か月〜6か月に一回がよいと書かれています。
これは再石灰化のサイクルや対費用効果を考えての事であり、フッ化物の毒性ウンヌンと言う事ではありません。
>1か月ごとに塗布していた患者さまにも、何も起こっていないのでしょうか。
これは慢性的なフッ化物の過剰摂取による障害を気にしていると言う事ですよね。
佐藤先生も書かれている通り、基本的には体内へは取り込まれにくく、ほとんどが速やかにおしっことして体外に排泄されてしまいます(残りは汗とか唾液)。
それと、もしかしておすしさんは勘違いされているかもしれませんのでお断りをしておきますが、フッ化物は「毒」ではありませんからね。
体に必要な「微量元素」なのですよ。
(必須元素とまでは言い切れませんが)
ですから、体内に多少残ったとしても「毒」として蓄積されるのではなく「生体に必要な元素」として利用されるのです。
なので、おすしさん自身が気に病む事はありませんよ。
これは再石灰化のサイクルや対費用効果を考えての事であり、フッ化物の毒性ウンヌンと言う事ではありません。
>1か月ごとに塗布していた患者さまにも、何も起こっていないのでしょうか。
これは慢性的なフッ化物の過剰摂取による障害を気にしていると言う事ですよね。
佐藤先生も書かれている通り、基本的には体内へは取り込まれにくく、ほとんどが速やかにおしっことして体外に排泄されてしまいます(残りは汗とか唾液)。
それと、もしかしておすしさんは勘違いされているかもしれませんのでお断りをしておきますが、フッ化物は「毒」ではありませんからね。
体に必要な「微量元素」なのですよ。
(必須元素とまでは言い切れませんが)
ですから、体内に多少残ったとしても「毒」として蓄積されるのではなく「生体に必要な元素」として利用されるのです。
なので、おすしさん自身が気に病む事はありませんよ。
回答4
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2009-04-07 19:04:13
化学物質の中には非常に危険なものもあります、フッ素の化合物でも非常にヤバイものもあります。
(工業的に使用されるもの)
御心配のようなものには、全く問題ありません。
フッ素ジェルのプールで泳いだら、赤く腫れるでしょうが、ジョッキにフッ素ジェルを入れて一気に飲まない限りは安全です。
ジョッキに入れて飲むなら、しょうゆの方がよほど体に害があります。
個人的にはジョッキにはビールです。。。
(工業的に使用されるもの)
御心配のようなものには、全く問題ありません。
フッ素ジェルのプールで泳いだら、赤く腫れるでしょうが、ジョッキにフッ素ジェルを入れて一気に飲まない限りは安全です。
ジョッキに入れて飲むなら、しょうゆの方がよほど体に害があります。
個人的にはジョッキにはビールです。。。
相談者からの返信
相談者:
おすしさん
返信日時:2009-04-07 19:47:33
タイヨウ先生、佐藤先生ありがとうございます。
とても安心しました。
>化学物質の中には非常に危険なものもあります、フッ素の化合物でも非常にヤバイものもあります。
(工業的に使用されるもの)
これはどういうことでしょうか。
頭が悪くて申し訳ありません。
私が心配していることは、大丈夫と思っていいのでしょうか。
とても安心しました。
>化学物質の中には非常に危険なものもあります、フッ素の化合物でも非常にヤバイものもあります。
(工業的に使用されるもの)
これはどういうことでしょうか。
頭が悪くて申し訳ありません。
私が心配していることは、大丈夫と思っていいのでしょうか。
回答5
回答日時:2009-04-08 00:08:23
>化学物質の中には非常に危険なものもあります、フッ素の化合物でも非常にヤバイものもあります。
横レス失礼します。
フッ素、フッ素と総称している中にも色んな物質があり、無害なフッ素化合物もあれば、ヤバイフッ素化合物もありますよ、ということだと思います。
フッ素の毒性を謳ったサイトの多くは、「大量に飲み込んだ場合」を前提に中毒などの話を展開していると思います。
医薬品なので用法用量を守っておくことは大事だと思いますが、タイヨウ先生が書かれたように、あまり神経質にならなくても良いのかな、と思います。
横レス失礼します。
フッ素、フッ素と総称している中にも色んな物質があり、無害なフッ素化合物もあれば、ヤバイフッ素化合物もありますよ、ということだと思います。
フッ素の毒性を謳ったサイトの多くは、「大量に飲み込んだ場合」を前提に中毒などの話を展開していると思います。
医薬品なので用法用量を守っておくことは大事だと思いますが、タイヨウ先生が書かれたように、あまり神経質にならなくても良いのかな、と思います。
回答6
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2009-04-08 00:34:41
例えば、フッ化カルシウムやフッ化第一スズは虫歯予防に効果的なフッ素化合物ですが、フッ化水素は猛毒で、これを間違えて患者さんに使用してしまい死亡させてしまった事例もあるそうです。
歯科医師国家試験でも、
「フッ化物塗布に使用するものはどれか?」
という問題で、フッ化水素を選択したら一発アウトだったと思います(^^;)
歯科医師国家試験でも、
「フッ化物塗布に使用するものはどれか?」
という問題で、フッ化水素を選択したら一発アウトだったと思います(^^;)
回答7
相談者からの返信
相談者:
おすしさん
返信日時:2009-04-08 16:15:16
先生方ありがとうございました。
安心しました。
最初の頃はクリーム状のフッ化物を使っていました。
途中から、リン酸酸性フッ化ナトリウムゲルを使うようになったとおもいます。
1〜2歳児のたっぷり塗った子供も、何も起こっていないということですよね。
何度も何度も申し訳ありません。
田尾先生
教科書にリン酸酸性フッ化ナトリウムゲルの中には、「フッ化水素酸」が入っていると書いてありますが、これは猛毒なのでしょうか。
安心しました。
最初の頃はクリーム状のフッ化物を使っていました。
途中から、リン酸酸性フッ化ナトリウムゲルを使うようになったとおもいます。
1〜2歳児のたっぷり塗った子供も、何も起こっていないということですよね。
何度も何度も申し訳ありません。
田尾先生
教科書にリン酸酸性フッ化ナトリウムゲルの中には、「フッ化水素酸」が入っていると書いてありますが、これは猛毒なのでしょうか。
回答8
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2009-04-08 18:14:03
>教科書にリン酸酸性フッ化ナトリウムゲルの中には、「フッ化水素酸」が入っていると書いてありますが、これは猛毒なのでしょうか。
それ、教科書が間違えているんじゃないですか?
僕はたとえ教科書でも鵜呑みにはしない性格なので…(^^;)
(学生時代もけっこう教科書の間違い、見つけてました)
「リン酸酸性フッ化ナトリウムゲル」というと商品名「フロアーゲル」が有名だと思いますが、添付文書にはフッ化水素酸が入ってるとは書かれていませんね。
http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00012560.pdf
フッ化水素酸がもし皮膚に付くと酷い化学火傷を起こしますから、フロアーゲルに入っているとは考えにくいですね。
でも、僕も商品についてむちゃくちゃ詳しいわけではないので、もしかすると昔はごく少量入ってたとかあるのかもしれませんが、少なくとも人体に害のあるレベルの話ではないと思います。
どうしても気になるのであればメーカーに聞いてみて下さいね。
それ、教科書が間違えているんじゃないですか?
僕はたとえ教科書でも鵜呑みにはしない性格なので…(^^;)
(学生時代もけっこう教科書の間違い、見つけてました)
「リン酸酸性フッ化ナトリウムゲル」というと商品名「フロアーゲル」が有名だと思いますが、添付文書にはフッ化水素酸が入ってるとは書かれていませんね。
http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00012560.pdf
フッ化水素酸がもし皮膚に付くと酷い化学火傷を起こしますから、フロアーゲルに入っているとは考えにくいですね。
でも、僕も商品についてむちゃくちゃ詳しいわけではないので、もしかすると昔はごく少量入ってたとかあるのかもしれませんが、少なくとも人体に害のあるレベルの話ではないと思います。
どうしても気になるのであればメーカーに聞いてみて下さいね。
回答9
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2009-04-08 19:16:00
『教科書にリン酸酸性フッ化ナトリウムゲルの中には、「フッ化水素酸」が入っていると書いてありますが、これは猛毒なのでしょうか。 』
その教科書とはどの本でしょうか?
あなたは学生さん?昔のもの?
誤記があるのであれば訂正依頼を出版社にしなくてはいけませんし、勘違いしやすい表記であれば、その部分の訂正依頼も必要です。
その本の名前と出版社名をお知らせ下さい。
その教科書とはどの本でしょうか?
あなたは学生さん?昔のもの?
誤記があるのであれば訂正依頼を出版社にしなくてはいけませんし、勘違いしやすい表記であれば、その部分の訂正依頼も必要です。
その本の名前と出版社名をお知らせ下さい。
相談者からの返信
相談者:
おすしさん
返信日時:2009-04-08 19:42:07
相談者からの返信
相談者:
おすしさん
返信日時:2009-04-08 22:26:05
タイヨウ先生へ
>フッ化物の急性症状発言閾値は体重1kgあたり2mgFと言われています。
>フッ化物塗布用のゲル1gや綿球に染み込ませるタイプのフッ化物には通常、約9mgのフッ化物が含まれています。
>体重10kgの小児(約1歳)の場合、中毒発現閾値は20mgであると計算できますから
>20mg > 9mg
>となり、十分に安全域であると言えます。
とありますが、
http://www.bee.co.jp/dental/01_02.html
http://www.bee.co.jp/pdf/siryou/8.pdf
これには1g中、フッ化ナトリウムが20mg含まれていると書かれています。
ということは、
20mg = 20mg
となり中毒量となるのでしょうか。
実際にこの商品を使っていたので心配です。
>フッ化物の急性症状発言閾値は体重1kgあたり2mgFと言われています。
>フッ化物塗布用のゲル1gや綿球に染み込ませるタイプのフッ化物には通常、約9mgのフッ化物が含まれています。
>体重10kgの小児(約1歳)の場合、中毒発現閾値は20mgであると計算できますから
>20mg > 9mg
>となり、十分に安全域であると言えます。
とありますが、
http://www.bee.co.jp/dental/01_02.html
http://www.bee.co.jp/pdf/siryou/8.pdf
これには1g中、フッ化ナトリウムが20mg含まれていると書かれています。
ということは、
20mg = 20mg
となり中毒量となるのでしょうか。
実際にこの商品を使っていたので心配です。
回答10
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2009-04-08 23:12:43
フッ化ナトリウム NaFは
Naの原子量23
Fの原子量19
ですから、
フッ化ナトリウム:フッ化物イオン濃度(F-)
= 23+19 : 19
≒ 100 : 45
= 20 : 9
ということになります。
中毒量の2mg/Kgというのは、フッ化物イオン濃度(F-)のことです。
2%NaF というのは1g中に
フッ化ナトリウムが 2% = 20mg
フッ化物イオン(F-)が 約0.9%= 9mg
入っていることになります。
おわかりいただけましたでしょうか?
ちなみに中毒量ですが、こんな見解もあります。
http://www.ne.jp/asahi/sizen/nomimizu/f_doku_1.htm
だとすると安全とは言えませんが、あくまでも液状のものを一気にすべて飲んだ場合を想定してますので、ゲル状のものであれば一気に飲み込めませんし、すべて飲み込むこともないので中毒を起こす可能性は低いと考えられます。
Naの原子量23
Fの原子量19
ですから、
フッ化ナトリウム:フッ化物イオン濃度(F-)
= 23+19 : 19
≒ 100 : 45
= 20 : 9
ということになります。
中毒量の2mg/Kgというのは、フッ化物イオン濃度(F-)のことです。
2%NaF というのは1g中に
フッ化ナトリウムが 2% = 20mg
フッ化物イオン(F-)が 約0.9%= 9mg
入っていることになります。
おわかりいただけましたでしょうか?
ちなみに中毒量ですが、こんな見解もあります。
http://www.ne.jp/asahi/sizen/nomimizu/f_doku_1.htm
だとすると安全とは言えませんが、あくまでも液状のものを一気にすべて飲んだ場合を想定してますので、ゲル状のものであれば一気に飲み込めませんし、すべて飲み込むこともないので中毒を起こす可能性は低いと考えられます。
相談者からの返信
相談者:
おすしさん
返信日時:2009-04-09 15:07:10
森川先生、くわしい説明ありがとうございます。
理解できたような気がいたします。
>ちなみに中毒量ですが、こんな見解もあります。
>http://www.ne.jp/asahi/sizen/nomimizu/f_doku_1.htm
しかし、これを読むと怖くなりました。
中毒量の2mgF/kgよりも少ない0.3mgF/kgなどでも中毒量となるということですよね。
体重10kgの1歳児であれば
3mg < 9mg
となり中毒量となるということですよね。
頭が悪くどう理解してよいのかわかりません。
先生の小児歯科医院では、どれくらいのフッ素を使われていますか?
1歳児くらいのうがいができない子供に、たっぷりとフッ化物を塗布してしまったので心配です。
理解できたような気がいたします。
>ちなみに中毒量ですが、こんな見解もあります。
>http://www.ne.jp/asahi/sizen/nomimizu/f_doku_1.htm
しかし、これを読むと怖くなりました。
中毒量の2mgF/kgよりも少ない0.3mgF/kgなどでも中毒量となるということですよね。
体重10kgの1歳児であれば
3mg < 9mg
となり中毒量となるということですよね。
頭が悪くどう理解してよいのかわかりません。
先生の小児歯科医院では、どれくらいのフッ素を使われていますか?
1歳児くらいのうがいができない子供に、たっぷりとフッ化物を塗布してしまったので心配です。
回答11
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2009-04-09 22:32:29
0.3mgF/kgというのは、洗口用のフッ化物を一気に飲んだ場合の話です。
ゲル状の塗布用フッ化物ですと、トレーにかなりの量が付着してくるため、口腔内に残る量はそれほど多くはないですし、かりに口腔内に残ったとしても徐々に飲み込まれるので、2mgF/kg程度使用しても中毒を起こす可能性はかなり低いと思います。
ただ、ゲル状ではなくフローデンAのように液状のものですと、飲み込むスピードが速いので中毒を起こす可能性はやや高くなることが想像されます。
それから、この急性中毒が起こるのはフッ化物を使用した当日ですので、1〜2時間後に嘔吐等の問題が起きていないのであれば、いまになって心配する必要はないと思います。
(普通、帰宅後に子どもが嘔吐していれば、次回来院時に保護者が伝えてるれるはずですが、心配なら毎回聞くようにするとよいのではないでしょうか。)
ゲル状の塗布用フッ化物ですと、トレーにかなりの量が付着してくるため、口腔内に残る量はそれほど多くはないですし、かりに口腔内に残ったとしても徐々に飲み込まれるので、2mgF/kg程度使用しても中毒を起こす可能性はかなり低いと思います。
ただ、ゲル状ではなくフローデンAのように液状のものですと、飲み込むスピードが速いので中毒を起こす可能性はやや高くなることが想像されます。
それから、この急性中毒が起こるのはフッ化物を使用した当日ですので、1〜2時間後に嘔吐等の問題が起きていないのであれば、いまになって心配する必要はないと思います。
(普通、帰宅後に子どもが嘔吐していれば、次回来院時に保護者が伝えてるれるはずですが、心配なら毎回聞くようにするとよいのではないでしょうか。)
相談者からの返信
相談者:
おすしさん
返信日時:2009-04-10 18:18:12
回答12
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2009-04-10 19:00:09
おすしさんがフッ化物を塗布するのを見ていたわけでもありませんので、フッ化物の量が多すぎて塗布された小児が急性中毒を帰宅後に起こした可能性は完全には否定できません。
ただ、かりに数回の中毒量を超えるフッ化物の塗布があったとしても、救急車で病院に運ばれるような重篤な中毒でない限り、その後、慢性中毒や後遺症といったものは起こりません。
つまり、おすしさんが現役でないのなら安心してよいと思いますし、現役の衛生士さんなら安心できない(つねに注意が必要な)はずです。
ただ、かりに数回の中毒量を超えるフッ化物の塗布があったとしても、救急車で病院に運ばれるような重篤な中毒でない限り、その後、慢性中毒や後遺症といったものは起こりません。
つまり、おすしさんが現役でないのなら安心してよいと思いますし、現役の衛生士さんなら安心できない(つねに注意が必要な)はずです。
回答13
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2009-04-10 19:14:27
赤ちゃんの中毒よりも、お母さんの心配病の方が心配です。
すでに必要十分な時間が経過しているので、赤ちゃんに実質上の影響があると思えません。
心配無用、本件終了。
すでに必要十分な時間が経過しているので、赤ちゃんに実質上の影響があると思えません。
心配無用、本件終了。
相談者からの返信
回答14
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2009-04-11 01:38:49
これまでの回答の中に、おすしさんのご質問に対してネット上で可能な限りの回答は全て書かれていると思いますので、申し訳ございませんが本件はこれで解決とさせて頂きます。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
タイトル | 衛生士として過去に行ったフッ素の量の安全性、中毒量が心配です |
---|---|
質問者 | おすしさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 25歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
フッ素 その他(その他) 子供の虫歯予防 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。